「おいーっす」
「うぉ?!」
「あん? 何だおめー」
「どっから……って黒霧さんに送られ来た奴か」
「おめーも火関係の個性なのか?」
適当に集まってる人の所に来たら予想外の反応されちった。
「そんなとこ」
「あー、早くガキこねぇかな。暇すぎるぜ」
「おりゃ女が良いな」
「俺は肉が焼けりゃそれでいいや」
「どうせならメスのがいいだろーが」
「焼く前に味見位はさせろよ」
ゲラゲラ笑う奴ら、うーん、こりゃOUTですわ。
「必殺」
「あん?」
「おじさん当身」
「ゲフッ」
「んなっ⁉」「テメェ!」「何しやがる!」
全身が燃える奴、一部に火が集まるやつ、周囲の火を操る奴。
何かしょぼっ……。
「スペちゃーん、一か所潰して来たけど敵だったぞ」
「え、マジですか?」
「まじまじ、一応転がして来たけど」
「不味いですね、もう直ぐ生徒達が来るのに……後どれくらい居ますか?」
「ん-、今もちょこちょこ反応増えてるかな。輸送中って感じ?」
「そうですか……では私は駐車場まで移動して先輩が来たら直ぐに引き返す様にします」
「okok、ほんじゃおじさんココで確認するから」
「……今更ですが本当に大丈夫ですか?」
「まー大体平気やろ」
「無理はしないで下さいね」
折りたたみ式の椅子に座って飯の続きをする事15分。本来であれば授業が開始して数分といった時間になると広場に黒いモヤが広がり人がぞろぞろ出て来た。
「あ?」
「可笑しいですね、先日頂いたカリキュラムでは生徒、教師と共にオールマイトが居るはずですが」
「どこだよ……折角こんなに大衆引き連れて来たのに……ああ"?」
何か不健康そうなのが出て来たなー。
「ああ"あ"あ"あ"! いらいらする! 黒霧! ガキは何処だ! せめてガキを皆殺しにして鬱憤を晴らさせろ!」
「困りました。今居るのはアソコの男性位です」
「あ"あ"? 何だアイツ」
「この場に居るという事は教師……つまりプロヒーローのはずですが……私も知りません」
「はー……お前も知らないってんなら木っ端ヒーローなんだろ。取りあえず捕まえて喋らそう、脳無、捕まえろ」
なんかモヤモヤの人とお手手マンが喋ったと思ったら黒マッチョが跳んで来た。
「土がおにぎりにかかるじゃねーか、こっちくんな」
チョップで二人の所へ叩き返す。
「は?」「!?」
残ってるおにぎりを全部口に放り込む。おかかと梅と昆布……旨い。ソレ等をがっつり味わってからお茶で流し込んで水筒を絞める。
「さてと、ほんじゃまーやるか」
◆◆◆◆◆
気になる事があるので丁寧に一人ずつ殴って失神させる。内臓に衝撃与えてるからめっちゃ苦しいだろうけどそこは授業料って事で。
「何なんだよ、平和の象徴は居ねぇ上に訳が分からない奴にやられ過ぎ……何だよこのクソゲーは!」
「死柄木、落ち着いてください」
「黙れ黒霧! 脳無! 何時まで倒れてるつもりだ! あの男を殺せ!」
お手手マンの掛け声で再び飛んでくる黒マッチョ。速度はまぁまぁ、重さもそこそこ。
黒マッチョを適当にあしらいつつ他のをどんどん失神させて残りはモヤとお手手と黒マッチョだけにする。
「なーんか単調だなぁオメー」
身体の芯に打撃を数発撃ちこんでも動けるっつーことは無理矢理動く個性? うーん何じゃろか。
「はははっ! 脳無にいくら攻撃しても無駄だ! そいつはショック吸収の個性! 幾ら殴っても効かないのさ!」
「ほーん? ほなコレで」
【トラベラー】から昔作ったオモチャを出す。
空気を切裂く独特の音と共に黒マッチョの手足がバラバラになって崩れる。
「はぁ?」
「うーん、やっぱリボルケインというよりライトセイバーだなこりゃ」
「お前……ヒーローじゃないのか? ヴィランとは言え手足切り落とすとか頭イカレてんじゃねぇの?」
「……別におじさんヒーローなんて名乗った事無いし」
変な空気が流れる。
「はぁ??? じゃあお前は何なんだよ」
「雇われ教師だが?」
何かぷるぷる震えてら。
「……脳無ー‼‼‼‼ 起き上がってソイツを殺せー‼‼‼‼」
「死柄木弔、落ち着いて」
「これが落ち着いてられるか! ラスボス倒す気で来たらモブ相手に脳無がやられてるんだぞ! オールマイトやる為に来たのにモブにやられるとかクソゲー過ぎるだろうがっ‼‼‼‼」
「何かすまんなぁ」
取りあえず謝っとこう。ついでに起き上がろうとする黒マッチョの手足をバラしとく。
「お前もオマエで謝るな‼‼ っていうかノータイムで脳無の手足を切ってるんじゃねぇ!」
「いやー再生するのは触った感じで分かってたから、後何十回か切ったら再生も止まるから丁度いいかなーって」
「クソサイコパス野郎がぁ……何でこんなのが向こうに居るんだよ……お前はコッチ側じゃないと変だろうが!」
「いやー、照れるぜ」
「褒めてねーーー‼‼‼‼」
「落ち着いて、死柄木」
情緒が不安定だな。カルシウム取ってる? にぼし食うか?
お手手マンが首掻きむしってる。モヤに抑えられなきゃ首血だらけでは?
それはそうといい加減手足を落とすのも怠くなってきたから足から黒マッチョのエネルギーを吸い上げる。よし、再生止まったね。
「あ、そうだお手手マン」
「誰がお手手マンだぁ!!」
「(自覚はあるのですね、死柄木)」
「主犯はおめー? それともソッチのモヤ死体?」
「……」
「こいつは俺の駒だ」
「ふーん、他の奴も含めて輸送したのはそっちのモヤだよなぁ」
そう言いながら一歩でお手手マンの横に移動、からのお手手マンの顔に付いてる手を剥ぎ取って顔を見る。
「……は?」
「不健康やのぅ。20超えてるのか?」
「返せ‼‼‼‼」
ひょいと避ける。
「返せ、返せ! 返せ!! 返せえええええ‼‼‼」
避ける、避ける、避ける、大きく避ける。
「おとうさんを、返せええええええええええええええええ‼‼‼‼‼」
両手を地面に叩きつけたかと思えば地面が崩れていく。その崩れはおじさんに向かって進んで来るの更に後ろへ下がる。
と思ったら後ろにモヤで回り込まれた。
「死ね」
「お断りどす」
身体を捻りお手手マンの手を避けつつシュート! 超☆エキサイティング‼‼‼
モヤの出入口で盛大に血を流しながら失神するお手手マン。
「ギャアアアア‼‼‼‼」
「死柄木!」
「何か知らんけどこの手は大事なモンかぁ。……じゃあおじさんが預かってあげよう」
「ふっざけるな!」
「本気の嫌がらせをさせたらメンドクサイ男No1! それがおじさんだ!」
そう言って【トラベラー】に手を仕舞う。
「という訳でコレは没収」
「ウギイイイイイイイイ‼‼‼‼‼‼‼」
「死柄木、一度撤退しましょう」
「あ"あ"?! おとうさんを取り返すまで戻れるかよ‼‼‼」
「こちらに脳無が居ない以上、あの男に対応出来ません。そして時間的にも他のプロヒーローが来ます」
「クッソがあああああ‼‼‼‼‼‼ おいテメー!」
「あん?」
「おとうさんを大事に持ってろ! 雑に扱ってみろ、お前の親族含めて全員殺してやる」
「あー、天涯孤独人間の生い先短いじじいだからそーいうの居ない」
「「「…………」」」
「くぁwせdrftgyふじこlp;@‼‼‼‼‼‼‼」
「死柄木! 戻りますよ!」
「あっはっはっはっは‼‼‼‼‼‼」
黒マッチョ:
モヤ:アレは何だ。
お手手マン:お父さん、お父さん、おとうさん、おとうさんおとうさん……