「こんにちわ、ゆっくり霊夢だよ」
「こんにちわ、ゆっくり魔理沙だぜ」
「今日は前回に続いて日本軍の食事情について解説していこうと思うぜ」
「宜しくお願いするわ」
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「軍隊が食べる食事というのは、大きく分けて二種類に分けられる。一つは基地や駐屯地で食べる食事と、もう一つは戦場で食べる簡易的な食事だ」
「何が違うの?」
「戦争と言っても常に最前線で戦っている訳じゃない。駐屯地に居たり、基地にいたり、そう言う場合は3食をちゃんと作って食べるんだ」
「この場合、補給が届いていれば問題無く食事を摂ることが出来る。だが戦地ではそうもいかない。戦いながら食べられる、携行食や簡易食が必要とされる。火を起こして調理しようものなら敵の攻撃に晒されるからな」
「こういう、分かり易く言うとレーションというやつは戦場で必要なカロリー、栄養素を十分に補給することが可能で、出来れば美味しいと言うのが望ましい。食事の味やクオリティと言うのは士気に直結するからな」
「なるほど、確かにそうね。不味いご飯を食べながら戦えって言われてもやる気なんて起きないわ」
「そこで各国はレーションについての研究をしていた。有名なのは米軍のレーションだ。Aレーションから始まりDレーション、Kレーションまである。Dレーションの不味さは折り紙付きで米軍兵士からの評判は最悪、士気にも関わった。現代の米軍のレーションはどちらかというと不味い方に分類される」
「よく米軍のレーションは不味いって言われるけど、なんでなの?」
「それは米軍のレーションの扱いによるものだ。米軍にとって食事とは例え前線だろうとなんだろうと、調理した食事を出すものであり、レーションは言わば間食、おやつの様な扱いを受けているからだ」
「なるほどね」
「他の国で言うと、イタリア軍やフランス軍はかなり美味しいレーションであり、現代でも流石美食の国というような出来だ。私も食べたことがあるが、あのクオリティなら店に出されていても不思議じゃない。フランス軍やイタリア軍にはワイン専用のジェリカンがあったり、レーションにワインが付属しているぐらいだ。レパートリーもかなり豊富で、戦場と言う過酷な環境下でも食事という楽しみを提供し、尚且つ飽きさせないという努力が感じられる」
「凄く美味しそうね」
「ドイツ軍は昔からあんまり美味しいという話を聞いたことはない。というより国民性故なのかあんまり食事に執着しないようで、第二次大戦中のドイツ軍のレーションは中身が他の国のモノに比べると明らかに劣っている」
「1943年頃から支給され始めた戦闘用レーションの中身はビスケット、キャンディ、缶入りチョコレート、タバコ、あとは詳細は分からなかったが炭水化物系はジャガイモから作られた何かが入っていた場合もある、と言った具合だ。他にビタミン剤もあったようだ」
「では日本軍がどうだったのか、というとかなり力をいれて戦闘糧食という形で研究開発が行われ、前線部隊などに配給されている」
「日本軍の規定によれば階級、職務の如何に問わず各人それぞれが携行すること、と記されている」
「へー、結構上位階級者は下の階級の人間に世話させたりするもんだと思ってたけど違うのね」
「日本軍が主戦場としていたのは太平洋の島々や本土から遠く離れた地域だ。そこには海路空路陸路問わずして、現代も変わらず往々にして補給が寸断される危険性がある。だから自分の飯は自分で持って管理しろ、というわけだ」
「自分の飯は自分で責任もって運べってことね」
「日本軍の戦闘糧食は、味もそこそこ良く、必要なカロリーや栄養素も確保されていた」
「意外とこの辺に力を入れいていたのが海軍だ」
「何で海軍が?」
「海軍には陸戦隊と言う名の地上戦闘部隊が存在する。彼らの為にレーションを開発する必要があったんだ。陸軍は陸軍で開発していたが、まぁ別にどっちのレーションがどっちに渡っても問題は無いし別々に開発されたりしていたぜ。ただ、海軍レーションは陸軍の兵士に人気だったようで配給があると大喜びになったそうだ」
「へー」
「陸軍兵士の携行食糧は、主食として精米1日分900g、乾パン1日分700グラム、缶詰3食分210グラム、金平糖20グラム、食塩30グラム、飲料水2Lとされていたぜ」
「これら食料とは別に、マッチ30本、煙草が一日6本、火を起こして調理する為の固形燃料を携行していたぜ」
「固形燃料って、どんなの?」
「色々と種類はあったらしいんだが、代表的なものでいうとおがくずを固めて成形したものや、練炭、成形木炭があった。それとは別に分隊用にアルコールやメタノール系燃料にゲル化剤(酢酸カルシウムまたは脂肪酸ナトリウム)を添加したものがあったらしい」
「なんで分隊用のモノが別にあったの?」
「火を付けるのが簡単だからだ。マッチの火を付けて、そこに練炭や成形木炭を入れれば簡単に火を付けることが出来る。火を起こすっていうのはどうしても個人差で美味い下手が出てしまうものだ。だからそう言ったことを無くすために海軍のほうで開発されたらしい。それを陸軍が一緒になって生産して配給していたようだ」
「当時の日本って燃料事情が厳しいってイメージがあったけどそうでもないのね」
「まぁ、少なくともこういったものを生産したり、工場を十分に稼働させたりするぐらいの余裕はあった。流石に一個人単位で車をバンバン運転したり、って程の余裕は無かったようだけどな」
「これとは別に、最前線で戦いながら食べる戦闘糧食があった。色々とあって、圧搾口糧、小型乾パン、軍糧精、携帯粉味噌、携帯味醤、携帯スープ、携帯甘酒。簡易携帯副食、熱量食などだ」
「まずは圧搾口糧だ」
「これは爆弾アラレと呼ばれた玄米と丸麦をペレット状に圧縮したものを主食として3つ、圧搾でんぶ3個、圧搾鰹節、圧搾梅干し1個、圧搾砂糖1個が入れられたものだ。これらはカロリーメイトみたいなものらしい。厚紙箱にパラフィン紙で包まれていれられたり、缶詰に入れられたりして送られていたそうだ」
「味はお世辞にも良い物とは言えず、評判はあんまりだったらしく、偶に副食として缶詰が3つ付いてきていたそうで、缶詰の方が遥かに美味しかったと書いている手記が多い」
「大きさは長さ8.4cm、奥行き3.8cm、高さ4.4cm。内容物の一つあたりの大きさは縦4.4cm、奥行き3.8cm、幅は8.4mm。これが一食分だ。戦地ではこれは10個纏めたものが基本的には支給されていたぜ」
「この大きさで一食分なら携帯性はかなり高いんじゃない?」
「そうだな。雑嚢でも背嚢でも、何処にでも入れられる。携帯性は高かったが、味があんまり良くないってんで不評ではあったんだけどな」
「とは言っても、ひと箱で一日分の食事を賄えるってのはかなり大きい。行軍のときなんかは各人がそれぞれ携帯していた飯盒の中に米を入れていたりしたが、どうしても水を使って炊く必要があるし、炊く場合は火を使わなければならないから、煙や火で敵に察知されてしまう可能性だってある。そんなわけで日本軍内ではどうにかして火を起こさずに米を炊いたり、温かい食事を作ることが出来ないかというのを研究していたぜ」
「まぁ、冷たいご飯より、温かいご飯のほうが嬉しいものね」
「この研究を熱心に行っていたのは、実は陸軍じゃなくて海軍だったんだ」
「え?普通なら陸軍が主導してやるもんじゃないの?」
「当時陸軍は日中戦争、太平洋戦争の二つを戦っていて物資的にも人員的にも余裕が無かったんだ。だが海軍は割と余裕があったってのと陸戦隊を組織していたっていうのがあって、陸戦隊編成時点で人員と予算、物資を割いてレーションなどの開発研究は進めていたんだ」
「このレーションの研究開発には、全国各地から腕利きの料理人や医者、科学者といった様々な分野の人間を集めて進められていたんだ」
「なんでそんなに?普通料理人がいれば良いと思うんだけど」
「霊夢、レーションは何に入ってる?」
「何かしらの容器に入ってるわね。……あっ、そういうこと」
「そうだ。海軍はただ単に内容物となる食事の開発研究だけじゃなくて、それらを入れる容器や栄養素なども同時に研究していたんだ」
「確かに偏った食事は日常生活でも悪影響を与えるし、戦場じゃ猶更かもしれないわ」
「だから、兵士が消費する一日のカロリーを陸戦隊や陸軍部隊から人手を借りて詳細に調べ上げた後に医者が一日にどれだけのカロリーを摂取する必要があるのかを算出したんだ。それを元に料理人が医者と共同してレシピ開発を行い、別の科学者が新型容器の開発を行う、という形をとっていたんだ」
「味が良く、戦闘行動や行軍を行った場合に兵士の体重が減っていないことを目指して開発がスタートした」
「この開発に携わったのは、帝国ホテルを始めとした各有名ホテルや料亭に声を掛けて応じた料理人13名、そして医者が5名、科学者14名の総勢32名の開発チームだ。調べれば名前は出て来るので、各々調べてみてほしい」
「まず最初に完成したのは料理だった。2種類がまず開発された」
「一つ目の内容物は主食として白米、筑前煮、豚肉の生姜焼き、コンソメスープ。それに蜜柑、梨のシロップ漬けだ」
「二つ目は鶏肉と牛蒡の炊き込みご飯、煮魚、味噌汁、ぜんざいだ」
「それぞれの内容量はご飯300g、おかず1つ150g、汁物100g、デザート50gとなっていた」
「あら、凄く美味しそうじゃない。それに量も十分だろうし」
「確かに出来立てなら美味しいだろうしお腹一杯になるだろうな」
「出来立て、ってことは缶詰にしたら問題が起きたって事?」
「あぁ。1938年1月にこの2種類はそれぞれ1万食づつが発注、生産されて実地テストとして演習中の海軍第1特別陸戦隊と海軍第3特別陸戦隊に支給された」
「この2個陸戦隊は北海道で演習中だったんだ。1月の北海道は冬真っ只中、気温も昼夜関係無くマイナス気温になるぐらいだ」
「そんな状況なら、せめて食事だけでも温かいものを食べたいわよね」
「だろ?だけどそうはならなかったんだ」
「どういうこと?」
「まずそもそも、缶詰の内容物である食事が凍ってしまっていたんだ。だからそもそも食べることが出来なかったと言う報告が相次いだんだ」
「あー、なるほどそういうことね」
「開発チームは極寒地域での食事を完全に想定していなかったんだ。だから中身が凍ってしまって、そのままじゃどうやっても食べられず、結局食べる為に火を起こさなければならず、一部の部隊や兵士はその灯りが見つかって戦死判定を受けたりする自体すら発生してしまった」
「そうなると陸戦隊指揮官はもうカンカンに怒って、開発チームのところに乗り込んでいく事態にまで発展し、結局当時少将だった山田少将が頭を下げて手打ちになったんだ」
「あちゃー、まぁ、そりゃ当然よね」
「結果、開発チームは内容物の味に問題無し、ただし凍結防止などの性能は明らかに不足とした」
「でも、流石に食べ物に不凍液を混ぜるわけにも行かないし、どうするの?」
「確かにその通りで、ここで凍らせるのを防ぐ、では無く火を使わずに温められるようにしようと発想を変えたんだ。ここで科学者チームがある重要な発明をするんだ」
「重要な発明?」
「後々、世界中の軍隊で採用されることになるものだ」
「科学者チームはどうにかして火を起こさないで温める方法を探している内に、石灰に水を加えると発熱することを利用できないか、と考えたぜ」
「確か今の非常食とかには結構採用されてるやつね」
「その通りだ。これを応用すれば、石灰に水を加えるだけで火を使わないで簡単に温かい料理を食べられると考えた科学者チームは、あの手この手で50~60度程度にまで料理を温められることを目指した」
「最終的に石灰では無く、アルミニウム粉末と少量の鉄と少量の食塩を含む方法が発見されたぜ。反応を開始させるために少量の水が加えられ、反応が進むと水は沸騰して、その沸騰した水でレーションを温められる、というものだ」
「確かに革新的ね。これさえあればどんな場所でもどんな時でも温かい食事を食べられるものね」
「戦略物資である鉄とアルミニウムを少量とは言え使うことに難色は示されたものの、最終的には陸戦隊用の少数生産でいいということで、数を用意する必要が無いことから認められている」
「この技術が出来たおかげでどんなものでも温かい状態で食べられることになり、この技術が開発された1939年2月に内容物10種類とともに再び実地テストを受けることになる」
「一回目の実地テストと同様、冬の北海道で演習中の陸戦隊に配給されて行われた。この演習は2週間の長期間演習だったが、三食ランダムで10種類を全部配布し、兵達の反応や性能を当初陸戦隊側はまた同じことが起きるのではないかと危惧して難色を示したが、命令なので渋々受け取って使い方の説明を受けた」
「結果はどうだったの?」
「問題無く機能し、火を使わずにレーションが温められると大好評に終わったんだ」
「演習後に全員の体重と体調を図ったところ、マイナス1kgにまで体重減少が抑えられたこと、健康被害等も特に認められなかったことから、カロリーや内容量も十分と判断された」
「海軍上層部は、貴重な石油を使うビニールの使用に難色を示したが、性能が良かったことから1939年12月16日に陸戦隊向けとして戦闘糧食1型甲として正式採用されることになる」
「南方の気温が高い地域向けに、これを使わない缶詰型も戦闘糧食1型乙として採用されており、部隊からは味も良く量も十分ということで好評だったぜ」
「二年ぐらいの開発期間でよくもまぁこれだけのモノを開発したわよね」
「この戦闘糧食1型甲乙は、陸軍の目にも止まり、陸軍側でも採用されている」
「最終的に海軍は、陸戦隊用の戦闘糧食1型の内容物を以下のように定めた」
・米300g
・おかず1つ目 150g
・おかず2つ目 150g
・汁物 100g
・デザート 50g
・ビタミン剤
・たばこ 5本
・マッチ 7本
・酒 50g(夕食分のみ、歩哨、弾薬庫警備等の夜間任務がある場合は配給無し)
「種類は全部で10種類となり、後々10種類が追加されて合計20種類のバリエーション豊富なものとなった」
「食事はこうなったが、食事以外の娯楽品の配給も定められていた」
「海軍は陸戦隊に対して戦場では1週間辺りマッチ49本、たばこ35本、酒350gが配給されていたぜ」
「戦場での娯楽なんて数少ないし、そのうちの幾つかが食事、たばこ、お酒ぐらいだものね」
「だから、一日辺り5本のたばこと、50gの酒を配給していたんだ」
「陸軍のものは戦闘糧食1型と、最初に説明したものの主に2つがあった。これに海軍が戦闘糧食1型をどうしても不良品などの関係で温められない場合に備えて開発した、メタノールにゲル化剤を加えた固形燃料が各人に一日2つ配給されていたぜ」
「敵との戦闘の可能性が薄い地域などでの行軍の時はこの固形燃料を用いて火を起こし、薪などに火を付けて調理する方式を採っていたぜ」
「陸戦隊は敵地への上陸など、行軍を行う可能性が低い。だから一応念の為に備蓄はされていたけど、実戦でマトモに配給されて使用されたのはインパール作戦ぐらいだ」
「一応インパール作戦以外だと、大陸戦線で陸軍の支援を行っていた砲兵隊や輜重大隊、衛生中隊、工兵中隊では固形燃料を使用したりしている」
「この固形燃料は基本、どんな時でも着火して火を起こすことができた為、かなり重宝していたらしい」
「陸軍はこれら配給品に加えて、各小隊に煮炊き用に一日辺り薪9kg、木炭或いは石炭を18kg配給されていたぜ」
「この配給された薪に関して面白い話が一つある。当時海軍中将だった山田大将は、体罰を問題視していたんだ」
「戦前海軍と言えば体罰、体罰って言われるもんね」
「実際、幼年学校の生徒や艦艇乗組員が上官や先輩からの体罰を受けて重症を負ったり、死んでしまう場合もあったんだ。それを問題視した山田大将は正式にこれを違法行為とし、体罰に頻繁に用いられた、各艦艇にあった精神注入棒を全て陸軍向けの薪として無償提供しているんだ」
「これも結構な量だったようで、業者側からも収入が無くなるとか抗議を受けたが、そんなもん造るよりもっと役に立つ別のものを作れ、と一蹴しつつ別の仕事を紹介している」
「今じゃ企業と軍の癒着ととられるような行為だがな」
「へ~」
「だから兵卒や下士官からすると、キツイ体罰を禁止してくれたってことで人気は高かったんだな」
「これら戦闘糧食1型は陸戦隊が投入された戦闘には必ず姿があり、陸戦隊の腹を満たしたぜ」
「一番最初に陸戦隊が本分を発揮したハワイ攻略作戦では、上陸以降ハワイ諸島での戦闘中に配給されて胃袋を満たしている。サイズが一日分でもそれなりに小さく、輸送船1隻で大量に運び込むことが出来た。陸軍にも余剰分が配給されている」
「次に日の目を浴びたのはソロモン・ニューギニア方面での戦いだ。この戦いでは温暖地域向けの戦闘糧食1型乙が使用されている」
「ソロモン・ニューギニアの戦いはお互いに、どちらが如何にして補給を安定的に続けられるかって戦いでもあったから、戦闘糧食1型は凄く重宝したでしょうね」
「と思うだろ?だがそうもいかなかったんだ」
「え?どういうこと?」
「必要量に対して生産量が足りなかったんだよ」
「どういうこと?陸軍でも生産してたんでしょ?」
「生産はしていたが、大陸戦線やビルマ戦線にも送らなければならなかったために、戦闘糧食1型乙をどれだけ生産しても足りなかったんだよ」
「ガ島の戦いでは数多くの戦闘糧食1型が送り込まれている。とは言ってもラッセル諸島沖海戦で護衛艦隊に守られた輸送船団が壊滅したことで、積荷だった戦闘糧食1型乙は大部分が海没してしまい、届いた量は少なかった」
「それでもガ島将兵の胃袋を十分に満たしたのは間違いない」
「続いてインパール作戦だ。この作戦は陸海軍共同作戦だったのは知っての通りだが、海軍は補給線の貧弱さを危惧して空輸による物資輸送を大規模に行っている。特にインパール市街地へ立て籠もっての防衛戦では連日100tを超える各種物資を送り込んでおり、容積が小さい戦闘糧食1型乙は一度の輸送で大量に運ぶことが出来た」
「陸路でもトラックやハーフトラックに積まれて運ばれ、大いに貢献しているぜ」
「最後にビアク島での戦いだ」
「この戦いはマリアナ諸島での戦いの前哨戦ともいえる戦いで、結局米軍は戦略目標だった飛行場を使用可能状態にすることが出来なかった戦いだ。
「この戦いでも戦闘糧食1型乙は陸軍部隊に大量に送り込まれており、フィリピンを経由し、ダバオからニューギニア島の第14軍に送られた戦闘糧食1型乙を始めとした物資は大発動艇を用いてビアク島に送り込まれている」
「こうして戦闘糧食1型甲、乙は日中、太平洋戦争での戦地で戦う将兵達の胃袋を支え、陰ながらも大きな貢献を残した」
「戦後、戦闘糧食1型はアジア地域の独立戦争時などにアジア諸国に送られ、欧米による植民地支配を終焉に導いた独立戦争にも、食事という面から大きな貢献をしている」
「今日の解説はここまでだ。どうだったかな?」
「「ご視聴、ありがとうございました」」