イチャイチャは私には書くには難しすぎた。なので短め
曇らせは最後のEXかなぁ……
1.5話
「カフェオレ 焼きりんご 大好きさ ルルルル トマトも食べたい ハンバーグもいい ふ〜!」
「かのん、今日やけにご機嫌ね」
「そう?」
いつもなら憂鬱な学校の日の朝、私は目覚まし時計がなる三十分前に起き、いつものルーティンを済ませた。そして、いつもより時間をかけてメイクをし、着替え下に降りた。
「お姉ちゃん、彼氏出来たらしいよ」
「なんで知ってるの?!」
妹のありあが嬉しそうに言った。
家族には絶対弄られるから私は言わないようにしていた。なのになんで。
「昨日お姉ちゃんが部屋で千砂都さんと電話してるの丸聞こえだったし」
「嘘!?」
確かに声が大きくなってしまっていた記憶はある。
「あらー?そうなの?かのん。お母さんとしてはやっとかって感じがするわね。」
「ほら、お姉ちゃん奥手だから」
「ありあ、うるさい」
私は家族に弄られながら朝ごはんをゆっくりと食べた。今日は何をするにも楽しい。
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時間になって、外に出ると最近私の恋人になった彼がいた。
「おはよ!凪」
「ん、おはよ」
そして、私はもう1人に挨拶をしようとして気付いた。
「あれ?ちーちゃんは?」
ちーちゃんがいなかった。私は何も聞いていないため、何かあったのだろうか。
「あぁ、千砂都は少し遅れるってさ。先に行っていいって。」
「えへへ、なら二人きり……だね」
勇気を振り絞り手を繋いでみる。そして指を絡ませた。
「夢みたい」
「僕もだよ」
そして私たちは互いに笑いあう。ただそれだけでとてつもなく幸せな気持ちになった。
「昨日さ、色々君としたい事とか行きたい所考えてたんだよね」
私はまとめていた携帯のメモ帳の画面を見せた。
彼は興味深そうに一つ一つ時間をかけて眺めていた。
「沢山あるね、一年じゃ足りないかも」
「当たり前じゃん、ずっと一緒にいるんだもん」
「偶にかのんって恥ずかしい事言うよね」
「……重かった?」
自分はきっとどちらかというと愛が深い方だと思っている。
嫉妬もしてしまうかもしれない。
でも彼に嫌われるような事はしたくはなかった。
「いや、楽しみにしてくれてるのが分かって嬉しい。これを少しづつして言って、全部達成していこう」
「それは無理かも、一つ達成したら次にやりたい事が二つ以上増えるから」
「無くなるまで付き合ってあげるよ、いや、なくなったら僕が付き合わせるかも」
2.5話
「何してたの?」
付き合って次の日、彼は遅くまでやらないといけない事があったようで、私とは大分遅れて私の家に帰ってきた。
私は目の前に珈琲を1杯私が入れたものを置いた。
一緒に帰れないのは嫌だったし、何をやっていたのかがとても気になった。
何度聴いても「仕事があるんだ」としか教えてくれなかったし、残ろうとしても「きっと帰るのは遅くなるよ、僕は心配だし、明るい内に帰った方がいい」としか言わなかった。
結ヶ丘は女子高だし、もしかして……と嫌な方にどうしても考えてしまう。
「みんなのMVを出すだけまでに作っておきたかったんだ。定期的にアップすることで人気の維持とか新規の人たちの獲得も見込めるしね」
そういって彼は作成したものを見せてくれた。
「そういや、千砂都もいたよ」
思い出したかの様に彼は言った。
「何話したの?」
「別に大した事じゃないよ」
「大した事じゃないかは私が決めるから、言ってよ。言えないことなの?」
「ただの世間話だよ。かのんの事好きかどうかとか、今日の反省だったり」
私はじっと目を見る。幼馴染だから彼が嘘をつく時の癖は良く分かっている。しかし今は出ていない。嘘ではないのだろう。
「そういえば、家に来てって言われたけど、何か用事でもあったの?」
話に区切りを付けるように珈琲を一口飲み、それから彼は不思議そうに聞いた。
「何?用がなくちゃ一緒に居ちゃいけないの?」
私は彼を咎めるように彼を見た。
「そんな訳じゃないけど、どうしたんだろうって思っただけだよ」
「私が一緒に居たかっただけ……だから」
そして気まずい間が訪れた。
私も彼も恥ずかしそうに顔を赤らめて見つめあってる。
「我儘言ってもいい?」
慎重に尋ねる様に私は言った。
「もちろん」
「君がもしかしたら他の女の子と……って心配になったから抱きしめて」
ん!と私は手を広げた。私を不安にさせたのだ。このくらいしてほしい。
恥ずかしくなって目をつぶるとふわりと近距離から彼の匂いがした。
彼はぎゅっと私を抱きしめた。
彼の服を介して、心臓の鼓動が全身で感じ取れた。
ドクドクドクと早いリズムで刻んでいた。
きっと彼は緊張しているのだろう。
そして、恐らく私も。
これは私の心臓の鼓動なのか彼の鼓動なのか暫くすると分からなくなった。
「好き、好き、好き……」
気がつくと、そんな言葉が私の口から漏れていた。
更に私は離れないようにぎゅっと強く抱きしめる。
そして、決められてたかのように二人の目が会うと、キスをした。
初めてのキスは私の入れた珈琲の味だった。
気がつくと机の上の珈琲は冷めてしまったけれど、また入れ直せばいいだけの話だ。彼とはずっと一緒にいるのだから。
先輩に彼女が出来たらしいを誰にしようかなって迷ってる。