無職転生オリキャラ妄想 ~異世界少女は頑張ります!~   作:af

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青少年期 ベガリット大陸編 ~ 青年期 ザノバ編

ギースからの知らせで兄たちがベガリット大陸へ赴く中、ラズリィは妹たちと同様にシャリーアにてお留守番。

居残り組の中では最大の戦力が自分という事で、兄からは「決して無理はするな、怖いと思ったらすぐ逃げていい。責任は全部自分がとるから魔術も気にせずぶっ放せ」というお言葉を頂き、自分が妹たちを守るんだと奮起。

 

しかし相変わらず男の人は怖いし正面切ってまともに戦闘した事もないので、クリフの勧めもあって結界魔術を真剣に勉強するようになる。目標は、最低限聖級の結界魔術を無詠唱で扱えるようになること!

基本四属性と違って詠唱がないので苦心しつつも、大天才クリフ先輩のサポートもあって徐々に無詠唱で結界魔術を扱えるようになり、また魔法大学では出来る限りノルンにくっついているようになった。

あまり研究室にきてくれなくなったため、ナナホシは少し寂しそうである。

 

またルーデウスが不在の為夜にシルフィとお話しする機会が多くなり、ちょっとギクシャクしていた関係性がだいぶと滑らかになった。

ブエナ村にいたころの昔話に花を咲かせ、転移事件後のシルフィの軌跡をきいたり(ラズリィはあまり語ることがない)、アリエル王女の性癖を知って衝撃を受けたり、ルーデウスとの出会いから結婚までの話を興味津々に聞いたりして、だいぶと距離が縮まった。

前と違って、今は遠慮なく抱き着いて寝ている。

 

 

そんな感じで穏やかに過ごしていたら、ゼニスを連れた兄が帰還し、パウロの死が告げられる。

ラズリィにとっては一番大切なのは兄であるためルーデウスやノルンほどショックは受けなかったのと、紛争地帯にいた経験から人はあっさりと死ぬんだってことを痛感しているため比較的動揺は少なく、その後のロキシーの紹介時にノルンが荒れた時はシルフィに代わってラズリィが抑えた。

 

ロキシーの事は兄から話だけは死ぬほど聞かされていたため、家族内ではロキシーが嫁に来ることを一番喜んだ。

そして落ち込み気味な家族を元気づけるためにも、アイシャの愚痴にはいつも以上にうんうんと頷き、ノルンの事は自分じゃ手に負えないと思いクリフ先輩を頼り、ゼニスには暇を見れば抱き着いた。

ゼニスが心神喪失したことは残念だが、抱きしめてると時々頭をなでてくれるし、五体満足で生きているしで、ラズリィ的には十二分に幸せである。

ただ、そのことを兄達に言ったら泣かれてしまった。

 

ただでさえ家族全員がSAN値が低い中のロキシー嫁入り事件で、家族の軋轢を無くそうと奔走したラズリィは兄からとても褒めてもらえた。とてもうれしい。

あと、ロキシーはちょっと想像とは違った。もっとすべてを知り尽くした女神のような人だと思ってたけど、接してみると普通の女の子だった。

でも、魔術好きが増えただけでもうれしいし、なにより最近身長が伸びないのが悩みだったところに小柄なロキシーが現れて、勝手にめちゃくちゃ仲間意識をもっている。

 

ロキシーもルーデウス家の中でも最も純粋に自分を受け入れてくれたことに対する深い感謝と、在りし日のルディを彷彿とさせる愛らしい姿もあり、一瞬でラズリィが大好きになった。名前の語感がミグルド族っぽいのもポイント高い!

ルーデウスとのピロートークではラズリィがいかに可愛いかという話題が鉄板ネタになりつつある。家族の前では依怙贔屓はよくないからね。バレバレだし、多分誰も気にしてないと思うけど。

 

あと、超ビックイベントとして、シルフィの出産があった。

産まれてきた第一子はかわいらしい女の子で、名前はルーシー。

年の離れた妹が出来たみたいでラズリィはとても嬉しかった。

 

魔法大学でのラズリィの様子は平常運転に戻り、最近は魔方陣への理解が深まったこともあってナナホシの研究室に入りびたりになって、最近寂しかったナナホシの機嫌が急上昇。

しかし研究が絶好調なのと反比例して体調が悪化しており、しかもそれを心配するラズリィまでルーデウスが帰ってきてからというもの体がだるいのが続く。

お互い不調なのはわかっていつつもそれには触れないようにして、支えあうようにして研究に没頭し、ついにナナホシが第四段階の帰還魔方陣を完成させ、空中要塞へ行くことに。

 

この頃には流石に家族にも不調なのがバレてお留守番するように言われるものの、ナナホシが心配なのもあって無理を言ってついていく。

けど、ペルギウスが怖すぎてトラウマを刺激されて吐いて倒れちゃって、不憫に思ったペルギウスが精霊に診察させると、もっと根本的なところに問題があることが発覚。

 

ラズリィは最近、アイシャやノルンに比べて自分の身体の成長が遅い事を気にしてた。

家族や医者に相談はしたものの、過去の経験から少し成長が遅れているだけだろうと言われておりあまり心配はしてなかった。

でも先日生理が来て、それから急速に体調が悪化していくのを実感して、やっぱり問題なんじゃと思いつつ、でも前に見てもらった時何も言われなかったから、変に心配かけたくないなと治癒と解毒の魔術を多用してだましだまし生活してた。

 

そしてペルギウスによる精霊診断の結果、不調の原因は二つ。

一つは、やはりというべきか、過剰な肉体の破壊・再生の繰り返し。

そしてもう一つは、その身に宿す膨大な魔力。

 

ペルギウス曰く、長耳族は人族であるにもかからわず一〇〇〇年を超える非常に長い寿命を持つらしい。

しかし、なぜ寿命の短い人族にあって例外的にそんな長命でいられるのか。

ペルギウス本人もどうせ悪趣味な語り部の法螺だろうと思っていた逸話に、長耳族誕生の話がある。

それは、太古の昔の人族国家で行われたおぞましい魔術の実験。

不老長寿を欲する傲慢な王の元行われた研究では、肉体を傷つけて修復するという事を繰り返せば肉体が老化という機能を忘れてしまうのではないかという仮説の元、奴隷を使ってひたすら拷問と治癒を繰り返した。

すると一部の人間は実際に肉体が老化しなくなり、度重なる拷問で幾度となく耳を引きちぎられた結果、耳が長くなってしまった。

これが長耳族誕生の裏話である、という昔話である。

 

にわかには信じがたいものの、実際にラズリィの見た目は救出当時からほとんど変わっていない。

そして運の悪いことに、それは未だ肉体が成長途中、そして魔力量もまた成長途中の段階である。

肉体が成長しないだけなら、そこまで悪い影響はないだろうが、魔力が際限なく増加するとなると話は別だ。

兄と同様にラプラス因子をもっているとはいえ、その肉体が受け入れられる魔力量には限度がある。

際限なく増加する魔力の負荷に、肉体が耐えきれなくなるのは時間の問題だった。

 

さらに問題を悪化させたのが、ラズリィ自身の意志である。

自分もはやくみんなのように成長したい、という意志と膨大な魔力、無詠唱魔術を使える天性の魔術師としての才能が無理やり肉体を成長させようとして、肉体が壊れつつある。

 

昏倒して未だ目を覚まさない少女の抱えるあまりにも悲劇的な運命に全員が沈黙。

ルーデウスが縋るように言った「治療法は……」という言葉に、ペルギウスはにべもなく「知らぬ。治療はおろか、延命すら難しいであろう」と答え、ラズリィの不調に真っ先に気づいていたナナホシは泣き出してしまう。

しかも、泣きながら血を吐くものだからシルフィが慌てて治癒をかけると、症状が悪化してナナホシまで昏倒。

こちらも治療法が失われて久しいドライン病という難病と診察されて、ルーデウス一行は絶望に叩き落される。

 

でも、目を覚まして事情を聴いたラズリィはむしろ楽観してて、「そっか。私が成長するの諦めればよかったんだ」と、なーんだって心底安心したように言うから、ルーデウス達の情緒が破壊されてしまう。

ラズリィは、奴隷時代に「諦めて受け入れる」という処世術を自然と身に着けていたため、別にそう悲観的にはなっていない。

 

一方でナナホシの方が実は症状が重く、帰れないという絶望と自分を慕ってくれた幼い少女が自分のせいで苦しんでいる現実にメンタルをやられて、目を覚ましても人形のようになってる。

そこにルーデウスを引き連れたラズリィが突入して、私は心配しなくても大丈夫だしナナホシのせいじゃない、ドライン病もルー兄が絶対に治してくれるよと抱きしめてあやす。

ルーデウスとナナホシが日本語でなにかやりとりをしてナナホシが落ち着いたのを確認すると、ラズリィはナナホシを膝枕してあげて、助け出されたときにエリスさんって人にこうしてもらえて本当に嬉しかったんだぁと頭をなでてあげると、ナナホシが腰にしがみついて泣いてしまい、泣きつかれて寝落ちする。

 

そして、ナナホシのことは私に任せて!とルーデウスを魔大陸へと送り出して、毎日ずっとナナホシと一緒にシルヴァリルさんのお世話になりながら同じベッドで寝て、いろんなお話をする。

日本での生活の事、召喚魔術の事、ブエナ村での生活の事、魔法大学の事、ルーデウス邸での出来事、辛かった事、嬉しかった事、楽しかった事、悲しかった事。

 

その後ルーデウスがなんとかソーカス茶を手に入れてナナホシが元気になり、ラズリィも力なく抱きしめて二人で快方を喜ぶと共に必死な目でナナホシがラズリィにもソーカス茶を飲ませようとして止められたり。

(※流石にラズリィの魔力量だとソーカス茶で排出されるよりも自然回復の方が早い)

絶対に助けるから!!と帰還魔方陣の研究をほっぽりだしてラズリィの治療の研究を始めようとするナナホシをラズリィが必死になって説得して止めさせたり。

三日に一回は通うからとルーデウス邸に帰るラズリィを未練がましく見送るナナホシと約束をしたりなんかして、無事お家に帰還。

既に事情は聴いているアイシャとノルンとリーリャによって、再開直後のころのように介護が始まりそうなところをなんとか押しとどめたものの、魔法大学は休学にして自宅療養となった。

 

治療方針は、根本治療を目指しつつ、当面は対症療法として催眠魔術による成長意欲の消失と魔術の使用制限による魔力量増加の抑制が基本方針。

しかし肝心の催眠魔術は失伝してると言っても過言ではない中、ペルギウスが言った「ヌカ族という魔族が得意だったはずだが……今でも生き残っているかは知らん」というヒントを得て、ギースを呼び出すことに。

 

意外なほどすぐに見つかり、さっそく催眠魔術を教えてもらうことに。

当初は、大人になりたいという意志を抑え込めれば解決すると思っていたが、話はそう単純ではない。

問題なのは、生理が来たと同時に症状が急速に悪化した事。生理とはすなわち、女になるという事である。

いうなれば、女性としての幸せを求める意思が邪魔をしていると言っても過言ではない。

これを抑圧してしまうと、ラズリィは恋愛もできないし好きな異性と愛し合う事も子をもうけることもできなくなる。

 

周りは「そんなのはあんまりだ。もっと別の方法があるはず」というが、ラズリィは別に何も問題ない。

正直、もう男とやるのなんて二度とごめんだし、好きな異性がいるわけでもない。兄は好きだが、そういうアレではないし。

ということで、周りの反対を押し切って女性としての成長をも無くしてしまうようにと自分に強い催眠魔術をかけた結果、身体の不調も元通りになった。

ただ、最近はかなり表情豊かだったラズリィは、少し元のぼやっとした雰囲気に戻ってしまった。記憶はそのままで、性格だけ変わってしまったかのような変化。

翌日ルーデウスを伴ってラズリィがナナホシに会いに行くと、それから三日間家に帰してもらえなかった。ルーデウス家の面々も気持ちの整理をつけるためにはちょうど良かった。

 

 

思う所は有れど何とかラズリィの症状も落ち着き、一安心となったところで、例の日記が出現した。

 

 

日記によると、ロキシーが魔石病にかかってから発症するまでの期間に、ラズリィは魔法大学へ通う道中で誘拐されてしまい、パニックを起こした上に魔力を暴走させる薬を飲まされて肉体を損傷。

ルーデウス達が助け出したころには意識を無くしており、治療のために手を尽くしても一向に良くならず、一度だけ意識がもどり「ルー兄……みんな……ごめんなさい」と言い残して、それが遺言となり帰らぬ人に。

皆がラズリィの事でいっぱいいっぱいになってる間に魔石病が進行することでロキシーの病気の発覚が遅れ、あとは原作通りになってしまうという内容。

 

そこからは対龍神戦へと移行し、ナナホシもこのままじゃラズリィが悲惨な最期を迎えると言われて原作より前向きに協力、ラズリィは今まで作った魔石コレクションを提供して魔導鎧の強化の一助となる。

決戦では無断で付いて来てルーデウスのサポートとしてルーデウス以上にはちゃめちゃな魔術をぶっ放してからさっさと王級結界術で引っ込んで隠れたら、いつの間にか自分たちが龍神の配下になっててきょとんとしてた。

なお、ラズリィはその身に宿す膨大過ぎる魔力量とルーデウスの妹補正があるためか龍神の呪いはあまり効いていない。ただ単純に怖い顔のでっかい男の人が怖くて震えており、龍神視点だと呪いのせいにしか見えない。

 

ラズリィは救出時にエリスに膝枕された時点でエリスに対する好感度は滅茶苦茶高く、またロキシーの時と同様に家になじめるようにとの気遣いもあって、エリスが家に来てからはかなりべったりしている。久しぶりに膝枕してもらったら、むっちむちの太ももが気持ち良すぎて最高だった。ルー兄の嫁になれなかったら私の嫁にしようと心に誓うほど。

エリスとしてもノルンやアイシャとは違って結構長い期間一緒に旅をした仲でもあるので、家の中だとともすればルーデウス以上に気を許せる相手なのもあり、ラズリィの存在はかなり心の余裕に繋がっている。基本ラズリィがどこにひっついてきても無言で支えてあげている。

なお、はやく思う存分エリスに甘えたいラズリィが「ルー兄と結婚しないの…?」とエリスに発破をかけた結果、その場でエリスが急にルーデウスに決闘を申し込み、あっさりと結婚が決まった。

その日の晩に行われた嫁女子会でラズリィの身体の事について聞いたらしく、翌日の昼過ぎに会ったら「ラズリィはちっちゃくてかわいいと思うわ!」と言われた。良くわかんないけど褒められたのでうれしかった。

 

そんでもって次の日。龍神からの手紙が来て、オルステッドの事を唯一そんなに怖がっていなかったラズリィを抱えて(朝が早くて舟をこいでいる)指定された場所に行くと、何故かエリスが付いてきていて。

三人でオルステッドに会うと、まずヒトガミについてなんやかんや聞いた後、未だに寝ぼけているラズリィを起こして魔力増加による肉体への負荷について相談する。

ラズリィは起こされた当初は目の前にいかつい三白眼の巨漢がいてビビり散らかすが、恐る恐るぺたぺたと体を触って様子を確かめると、割と安心してあまり怯えなくなった。

そんで調子に乗ってオルステッドにおんぶしてもらいながらルーデウスがラズリィの体質について説明して相談をすると、難しい顔でうなった龍神がラズリィをじっと観察し、次会った時に魔力を抑制する魔道具などいくつか使えそうなものを見繕ってくると約束する。

 

その後守護聖獣の召喚があったり、ラズリィがたくさん魔道具を貰ってフル装備になったり(本人曰く体感的には何も変わらないらしいが)、クリフたちが呪いの研究と並行して龍神からもらった魔道具を元にラズリィの体質改善に役立つ魔道具の研究に励んだり、ナナホシに定期的に抱き枕にされてストレス発散に使われたりしてたら、いつの間にかルーデウス達がアリエル王女と一緒にアスラ王国にいくことに。

今回もお留守番という事で、番犬ラズリィちゃんになって再び自宅警備に精を出すものの、今回はロキシーに加えて聖獣様ことレオもいるため、気づけば暇と持て余してゼニスの膝の上で初級魔術を使った魔力運用の練習をちまちましてた。あとはクリフやザノバのもとで研究にも協力してる。

最近の趣味はルーシーに言葉を教えること。兄は二歳の時には既に本を読み初級魔術を独学で学んでいたそうなので、そろそろ魔術を教える準備をし始めてもいい頃合いなのかもしれない…ジュリに後で相談しよう。

 

長いようで短い出張を終え、家族は誰一人欠けることなく無事に帰ってきた。ギレーヌさんは向こうに残ったらしい。もう少し色々エリスの話を聞いとけばよかった……。

戦いから帰ってきた彼らを出迎えるのは、何度経験してもやっぱり緊張する。人は簡単に死ぬ、どんなに強くても運が悪いと死んでしまう。戦場というのはそういう場所なのだから。

アイシャやノルンはそういうのがあまりピンときていないらしく、心配しすぎだと言われるが……こればかりは、二人に同意は出来ない。その点ロキシーはきちんとわかってくれたので、よく彼女に相談をしていた。

 

 

何はともあれ、そこから一年半ほどは特に大きな戦いなどはなく、ちょくちょくルー兄とエリスが出かけては数日~数週間で帰ってくる日々が続いた。

そしてその間、大きな出来事がいくつか。

 

まずはロキシーの出産。元気な女の子が生まれた。とてもかわいい。

次に魔道具の改良。新作魔道具が完成する度に、魔術練習への制限が緩和されて、とても嬉しかった。

最期に、オルステッド先生による魔術講座。これを受け、ルー兄の監視のもと行った修行により、基本四属性すべてで帝級、治癒と解毒と結界が王級、神撃が聖級まで使えるようになった。自分で言うのもなんだが、なかなかのものではないだろうか。

神級も多分、やろうと思えば出来るのだろう。ただ肉体がそれに耐えられるか怪しいので、使わないが。

 

 

そうこうしてたらエリスも妊娠し、子だくさんだなぁと思っていたら兄は今度はザノバさんとどこかにいくらしい。しかも直前になってロキシーも付いていくことになった。じゃあ私も!と便乗しようとしたら家族全員から反対された……果たして練習して鍛えられた魔術の腕を振るう日は来るのだろうか。別に趣味でやってることだから良いんだけど……。

 

出立直前のララの異様な泣き声が頭から離れず、ジュリと不安を共有しながらもんもんとする時間を過ごし、帰ってきたらザノバを驚かせようと二人で大スケールの超精密ラノア魔法大学レプリカを作っていたら、あっという間に時間が過ぎて三人が帰ってきた。三人とも無事で何より。レプリカは後日大学内で飾られることになった。

帰ってきたルーデウスとロキシーからカロン砦防衛の話を聞いて、私が行ってたら全部レジストして全軍まとめて凍らせらせたのに……といじけていたら、二人から微妙な目で見られた。これでも、転移直後の時期は戦場でブイブイ言わせていたのだ。指示通りに人を焼くだけのロボットだったけど。

もちろん、あの頃の話題を出すと空気が凍るから口には出さないけどね。

 

なんにせよ、家族は無事どころかエリスが男の子を生んで一人増え、ナナホシは順調に研究が進んで、クリフとザノバもやりたい事をやってオルステッドの呪いがマシになったりと成果をだして、生活は順調そのものといった感じに進んだ。

もうアイシャもノルンもすっかりお姉さんになって、一人だけ取り残されたような寂しさは感じるものの、まぁ仕方ない。それに見た目が変わらない仲間はシルフィもロキシーもナナホシもいるから、別段孤独ってわけでもない。

魔術の方は、正直そろそろ学ぶことがなくなってきた。これ以上は、自分で研究して開拓していく他ないのだろう。せめて自分の身にまとう魔道具は自分で開発したものにすべきだろうか……でも私、あんまり頭が良くないんだよなぁ……。

最近は日記に記述があった重力魔法の再現を試みてるけど、あまりうまくいっていない。せめて一目見ることが出来れば、と思わずにはいられない。

後は最近、兄の魔導鎧を参考に私専用の鎧の開発をお願いしてる。こちらは運動性能は最低限に防御力特化、目標はオルステッド様の手刀でも切れない耐久性能だ。ふふん、これでもお留守番にはさせないよ。

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