グリザイアの教室   作:光と闇の竜

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13話 ストーカー事件、完

 

 『おはよう、春寺くん。もし起こしちゃってたらごめんね。ちょっと相談に乗ってくれないかな?』

 

 目が覚めると一之瀬からそんなメッセージが届いていた。問題ないとメッセージを送ればすぐに返信が来て、それから何度かやり取りを交わした後俺は一之瀬との待ち合わせ場所であるロビーまで降りてきていた。まだ登校するには早いこともあって人通りはない。せいぜいが運動系の部活に所属していて朝からランニングに励む生徒がたまに通るぐらいのものだ。

 

 「あ、おはよう!朝早くからごめんね、どうしても相談したいことがあって……」

 

 一之瀬はすでに制服に身を包んでおり、日頃から目覚めが早いことを窺わせる。クラスで自発的に学級委員を決めようと提案してそのまま委員長に選ばれるだけはある。規則正しい生活を送っていいるのだろう。

 

 「別に構わないさ。一之瀬には散々世話になってるし、友達だからな」

 

 Dクラスの惨状に嘆いていた俺達に声をかけてくれた恩を俺と綾小路は絶対に忘れないよ……。なんでも言ってくれ。お前の頼みなら全身全霊で応えよう。

 

 「ありがとう。それで早速なんだけど……春寺くんって女の子に告白されたことってある?」

 

 お、っと……これは……予想外の質問が飛んできたな……。

 

 ひとまず過去を振り返ってみよう。画商を営むショタコンテロリストであるオスロに俺を売り渡す両親、女装させられ愛玩動物のように扱われる日々。オスロの私邸を訪れ俺と雄二に目を付けてケツを掘ろうとしてきたおっさんを雄二と一緒に無我夢中で処理してなんとかケツの穴を守れたかと思えば、その光景を見て目を輝かせたオスロによって途端に始まる潜入工作と暗殺のスパルタ教育。オスロの私邸に乗り込んできた麻子に助けられてバルデラ家に引き取られるも精神をぶっ壊されていたおかげで迷惑をかけまくった毎日。後遺症で弱った麻子の代わりを務めようとする雄二に付いていく形で渡米して、「学校」で教育と実践を済ませた後に帰国してライセンス取得。「I-9019」として工作活動を行う日々。

 

 ……うん。女の子に告白されるような人生は送ってないな!

 

 「ちょっと……覚えがありませんね……」

 

 告白されるような魅力のないクソ野郎ですみません。

 

 「変な意図はないの!ちょっと気になっただけだからね!私達の年齢なら全然おかしいことじゃないから!」

 

 目に見えて落ち込む俺を見て慌てて慰めの言葉を口にする一之瀬だが、それがまた俺の傷をえぐる。ちくしょう。いいさ、俺の青春はちょっと遅れてるだけだから。それをするためにこの学校に来たんだ。……嘘です、義両親に言われなきゃ高校に行こうとも思いませんでした。この学校を楽しもうと思えたのは入学初日に綾小路と出会えたからです。

 

 「まあ俺の話はいい。それより、そんなことを聞くってことは告白でもされたのか?」

 「ん?あー……まあ、そう、なるのかなぁ」

 「歯切れが悪いな」

 「正確には今日の放課後、告白されるというか。これ見てくれる?」

 「手紙、いやラブレターか。いいのか?」

 「うん。送り主とかは書いてないしね。それに誰かに話したりしないでしょ」

 「それはもちろん」

 

 ふむふむ、まあ普通のラブレターだな。入学してから気になっていた、最近思いに気が付きました。金曜、つまり今日だが16時に体育館裏で会いたいという内容で締めくくられている。気になるのは一之瀬へのラブレターなのにハートのシールが貼られていることと書かれている文字がどうにも女の子っぽい可愛さに溢れていることだが、まあそれは他人がとやかく言うことじゃない。押し付けない限り恋愛は自由だからな。

 

 「まあなんとなく事情は察したが、俺にどうして欲しいんだ?一応言っておくが、彼氏のフリをして欲しいという話なら、一之瀬の頼みといえど聞けないぞ。勇気を出してこの手紙を出したであろう相手に失礼だからな」

 「う。でもじゃあどうしたら……。私こんなの初めてだし」

 「そんだけ可愛いのにか?」

 「にゃ!?いやいや、全然そんなことないよ。告白されるなんて生まれて初めてだよ!」

 

 たぶん櫛田が聞いていたら助走つけて殴りかかってくるぞ。猫被ってる間は絶対にないけど。一之瀬程の超美少女の謙遜とか嫌味でしかない。ただしそれを嫌味に感じさせないのが一之瀬という女だ。これを天然でやるのが一之瀬であり、狙ってやるのが櫛田だ。どっちの方が凄いかは人によるか。

 

 「告白されたことはないが、女性との付き合いはそれなりにしてきた俺に言わせてもらえば、子どもだろうが大人だろうが向けられた想いにはちゃんと向き合った方がいい。告白してきたってことは傷つく覚悟もしてるってことだ。それを告白された側が傷つきたくないからって嘘を付くのはあまりよくないことだと俺は思う」

 

 まあ告白されたいわけじゃないのになんでこっちが気を遣わないといけないんだって意見の人もいるだろうけど、一之瀬の性格を考えればこう言った方がいいだろう。

 

 「……うん。そっか、そうだよね。きっと時間をかけてこの手紙を書いてくれたんだもんね。私が逃げちゃ駄目だ。想いに応えられないとしても、ちゃんとありのままの私でそれを伝えないと!ありがとね春寺くん、ちゃんと返事するよ!」

 「ああ。断る側もそれなりにキツいもんだ。何かあったら遠慮なく頼ってくれ。遊びでも電話でも付き合うから」

 「うん!……それにしても春寺くん、告白されたことないとかいう割にはなんか女慣れしてそうじゃない。もしかして女たらしなのかな?」

 「いやいや、姉みたいな人がいるだけだ。その人から色々と教授されたんだよ」

 「ホントかな~?うりうり、正直に言った方が身のためだぞ」

 

 酒飲みながらダル絡みしてきて女の扱いについてぐちぐち言ってくるんだ。そういうところも含めてJBという女なのだが。それと一之瀬、つんつんしてくるんじゃない。男との距離感をもっと考えろ。いい匂いがするやら、なんか柔らかい感触がするやら朝から非常によろしくない。この学校に来て以来一度もそういうことしてないから理性が勝つかちょっとわからんぞ。

 

 

 

 

 

 放課後、俺と綾小路はもはやルーティンとなったポイントを賭けてのお遊びをボードゲーム部を始めとしたいくつかの部と楽しんだ。俺達が賭け事してる間に一之瀬はちゃんと告白に向き合ったことだろう。現在の所持プライベートポイントは俺が50万、綾小路は55万ぐらいだ。

 

 どこかでドカンと増やしておきたいところだが今のところいい考えは思いつかない。茶柱をいつでも担任から外せるぐらいのポイントは蓄えておきたいし、なんとこの学校、退学すらもポイントを払えば取り消せる。2000万ポイントと馬鹿みたいな量が必要だがこれはかなりの利点だ。その意味でもAクラスを目指す意味はある、ただ茶柱に綾小路を利用させるつもりはない。Aクラスを目指すのはあくまで俺達の自由意志によるものでなければならないからだ。

 

 須藤と池にもAクラスを目指すという話をしてみるか。須藤はこの学校でバスケを続けるため、池はモテるために真面目に勉強に取り組み始めている。須藤もそうだが特に池の変わりっぷりがすごい。

 

 この前の「本当に女の子にモテたいのなら普段の態度を改めることもそうだが勉強も大事だぞ。忌々しいだろうが平田を見てみろ。あいつは中間テストでも女の子に囲まれて勉強を教えてたろ?池、平田よりも勉強ができるようになればあそこにいるのはお前だ」というアドバイスが効いているのかもな。

 

 理由は何だっていい、何かに取り組み続けるというその姿勢が大事だ。本当に続けることができれば池が本当にモテることもありえなくはない。勉強会で関わりをもってわかったことだが、須藤と池は勉強に苦手意識があるから授業態度が悪かっただけでそれ以外のところでは基本的にいい奴だ。多少乱暴だったりお調子者なのは個性の範囲だろう。須藤はもう態度を改めたしな。今のところ山内はどうしようもないが、あいつが望むようであればいくらか手は貸してやるつもりだ。軍隊式教練を叩きこめばあの性根も多少はマシになるだろうがただのクラスメイトの山内に強制させる権利もないし意味もない。ひとまずは須藤と池に頼まれた定期的な勉強会の計画を作るところからだな。須藤は部活もあるし週2,3回がいい塩梅だろう。

 

 「遅い」

 

 そんなことを考えながら部屋に帰った俺を出迎えたのは俺のベッドに足を組んで腰かけていた櫛田だった。ナイス太もも。

 

 いやいやそうじゃない。俺は扉を閉めて部屋番号を確認する。間違いなく俺の部屋であり、部屋のカードキーも俺の手に握られている。つまりここに入れるのはマスターキーを持っている管理人を除けば俺だけのはずなのだ。だから櫛田がこの部屋にいるはずがない。さっきのは幻覚に違いない。深呼吸をした俺はもう一度部屋の扉を開ける。

 

 「何してるの?話あるんだからさっさと入って」

 

 やはり、俺のベッドに腰かける櫛田がいた。

 

 「なんで俺の部屋にいるんだ。そもそもどうやって入った?」

 「これ使っただけだよ?」

 

 櫛田がひらひらと振るのは一枚のカードキー。そこには俺の部屋番号が刻まれていた。

 

 「まさか合鍵か?どうやって作ったんだ」

 「もしかして知らないの?ポイント払えば普通に作れるよ」

 

 櫛田の口から恐ろしい事実が知らされた。つまりなにか。ポイントを払えば俺の部屋には侵入し放題ということか?それは非常によろしくない。後で俺に無断で作れないように頼んでおかないと。何重にも隠してはいるが俺の部屋にはいくつか人に見られると危ないものがある。もちろん危ないのは見つけてしまった人間の安全だ。命まではいかなくとも口封じは必要になる。

 

 「この学校の倫理観に突っ込みたいことは山ほどあるが、とりあえず鍵返してくれ」

 「やだ。だって私のポイントで作ったものだし」

 「じゃあその分のポイント払うから」

 「やだ♪」

 「この女……」

 

 可愛い笑顔しやがって。男が全員その笑顔に騙されると思うなよ。今回はその笑顔と太ももに免じて引き下がってやるだけだ。

 

 「心配しなくてもそう何度も春寺くんの部屋に来るつもりもないし。せいぜいストレスが溜まってどうしようもなくなった時ぐらいかな。発散に付き合ってくれるんだよね?」

 

 ちょっとその言い方いかがわしいな。

 

 「まあ友達だからな。前みたいに屋上でやってるとそのうち俺以外にも見つかるだろうし、それよりはマシか」

 「うんうん、わかってくれてなにより。それで春寺くんにお願いしたいことがあるんだけど……」

 

 そういえば話があるって言ってたな。

 

 「うちのクラスの佐倉さんって知ってる?」

 「ああ」

 

 一番胸が大きいからな。推定Iカップのとんでもない女だ。本当に同じ一年生か疑いたくなる。

 

 「私って皆と友達になりたいって言ってるじゃない?だから佐倉さんとも仲良くなろうと思って前から話しかけてたんだけど、イマイチ仲良くなれてないんだよね」

 「まあクラスでも猫背な上に俯きがちだしな。人見知りなんだろう、あまりガツガツいくと逆効果なんじゃないか?」

 「別にただの人見知りならここまで苦労してないよ。そういう人とも仲良くなってきたんだし。でも春寺くんのいう通りでもあるからここ最近はちょっとアプローチ変えてたの。グループに誘うんじゃなくて私が佐倉さんに寄り添うというか、とにかく彼女が話しやすい雰囲気を作ることにしたんだ」

 「ほう」

 「佐倉さんは確かに引っ込み思案だけど内心では友達を欲しがってる。これは私の経験上ほぼ間違いない。だからまずは佐倉さんの話しやすい話題を見つけようと思って観察してたんだけど、佐倉さんカメラが趣味みたい」

 

  相変わらず凄いな。いくら人気者になりたいからってここまでできる人間はそういない。その一点において俺は櫛田に尊敬の念を抱いている。多種多様な性格の人間と適切な距離感を保つというのは非常に難しい。

 

 「で、まあカメラきっかけにそこそこ仲良くなったんだけど」

 「やるじゃないか」

 「まあね。それはよかったんだけど、佐倉さんからちょっと相談されたの」

 「それが俺に頼みたいことにつながるわけか」

 「そう。佐倉さんのデジカメってこの学校にある家電量販店で買ったみたいなものなんだけど、その時の店員がちょっと気持ち悪かったらしいの。佐倉さんみたいな子がそこまで言うってことはたぶん相当なんだと思う。このままだともしデジカメが壊れたりしても修理に出せないから困るって言ってた。だから春寺くんにはもしそういう事態になった時に私と一緒に佐倉さんに付いて行ってあげてほしいの」

 「まあそれぐらいなら構わんが……本題は?」

 「……へぇ。やっぱり春寺くんって頭回るみたいだね」

 「これぐらいちょっと考えたらわかるだろ」

 

 そんな頼みならわざわざ俺の部屋にくる必要なんてないし、デジカメが壊れてしまってからでも遅くない。何か内密の話があると考えるのは当然だ。

 

 「春寺くんって口は堅いほう?」

 「自分で言っても信用できないだろうが、まあそうだな」

 「んー……、んー……」

 

 櫛田はまだ悩んでいたようだが俺の手を借りたいというのは本当のことなのだろう。結局は佐倉に関する内緒話を俺に打ち明けた。

 

 「実は、佐倉さんストーカーに悩まされてるみたいなの」

 「何?……それ、俺に話してよかったのか?」

 

 その話が本当なら、佐倉はきっと何度も自分に話しかけてくれた櫛田にだけ勇気を出して打ち明けたはずだ。それを俺に話すというのは櫛田の築き上げてきた信用を損なう行為だ。

 

 「よくないけど、佐倉さんの身に危険が迫ってるならそれどころじゃないでしょ。これ見て」

 「……これが何か関係あるのか?」

 

 櫛田の携帯を覗き込む。そこには雫というグラビアアイドルのブログが表示されていた。グラビアアイドルだけあってかなり可愛い上にスタイルも申し分ない。それこそ佐倉にも劣らない大きさの胸……ん?

 

 「これ、もしかして佐倉か?」

 

 メガネはかけていないし髪型も違うが顔の輪郭は間違いなく佐倉だ。

 

 「凄い、この写真だけでわかるんだ」

 「まあ骨格とか輪郭が同じだからな。……待て、変な意味じゃないから距離を取るな。職業柄そういうのを見分ける訓練を積んでるんだ」

 「前から思ってたけど、春寺くんもそれなりの訳アリだよね。Dクラスに入れられてるわけだし。一体何者なの?」

 「それはお互い様だな。櫛田がDクラスの理由を教えてくれたら俺も話そう。中学時代に何かあったんじゃないか?」

 「うーん……それを教えるにはまだ好感度が足りないかな?」

 「それは残念だ」

 「まあいいや。見てほしいのはここなの」

 

 櫛田が携帯を操作すると3か月ほど前の書き込みが表示される。そして櫛田が指差したのはとあるファンの書き込みだ。

 

 『運命って言葉を信じる?僕は信じるよ。これからはずっと一緒だね』

 

 「これだけじゃないよ」

 

 『いつも君を近くに感じるよ』

 『目が合ったことに気づいた?僕は気づいたよ』

 

 きっしょ。まず出てきたのはそんな感想だ。見ているだけで鳥肌が立ちそうだ。

 

 「この書き込みをしているのがさっき出てきた気持ち悪い店員ってことか?」

 「佐倉さんが言うにはね。これだけじゃなくて、不気味な手紙もたくさん送られてるみたい。佐倉さん、涙も流してすごく怯えながら打ち明けてくれたの。本当は話しちゃいけないんだろうけど、佐倉さんに何かあってからじゃ遅いと思って……」

 

 この言葉はおそらく本心なのだろう。櫛田は確かに性悪だし堀北のことをなぜか蛇蝎のごとく嫌っている上に性悪だが、佐倉に対してそこまでの感情を向けてはいない。一之瀬のことも普通に友達だと思っているようだし、そう考えると佐倉を心配して俺に相談してきたのもおかしくない。話を聞いた限りだと佐倉はどう考えても櫛田の敵になれるようなタイプじゃないからな。

 

 「櫛田の言いたいことはわかった。大事にしたくないと佐倉に言われたから俺に何とかして欲しいってところなんだろうが……」

 「うん。春寺くん、頭いいし何かいいアイデア思いつかないかな?」

 「素直に話した方がいいな。それが一番確実だ」

 「でも佐倉さんは目立ちたくないって……それに、警察に打ち明けても動きが遅いってよくテレビでもやってるじゃない?」

 「その通りだ。だから話すのは学校にだ。それなら佐倉の望み通り大事にせずに済む可能性は高い」

 「どういうこと?」

 

 まず政府の運営する学校の敷地内で、学校が認めた企業に所属する人間が生徒にストーカー行為を働いている。これがもう学校にとってよろしくない。万が一襲われたなんてことになったら最悪だ。警察沙汰は間違いないし佐倉の家族も彼女を愛しているなら猛抗議するし学校を訴えるだろう。佐倉の所属する芸能事務所も当然黙っちゃいない。事務所にとっちゃ佐倉はこれから大きな金を産むかもしれない金の卵だ。ニュースになるだろうし、それを見た世論の反発も受ける。この学校が現内閣総理大臣の主導で作られたのは有名な話だし内閣支持率にも影響する。そして何より野党に付け入る隙を与えることになる。だから学校がこのことを知ったら間違いなく表沙汰にはしたくないはずだ。被害者である佐倉が大事にしたくないと言い出せば喜んで乗ってくるだろう。適当な理由を付けてその店員を学校から追い出し、企業に命じて監視させるぐらいのことはしてくれるはずだし、そう要求すればいい。そんなことを櫛田に嚙み砕いて説明する。

 

 「そっか。それなら佐倉さんも安心できそうだね」

 「ただ、問題は佐倉が学校に打ち明けられるかどうかだな」

 「そこは私が何とか説得してみるよ。同じ女の子としても、友達としてもこんなの放っておけないし」

 「ついでに口止め料としてプライベートポイント踏んだくってやれ。手紙が届いているんなら寮の杜撰な管理体制とかも指摘してやればかなりの額を巻き上げられると思うぞ。貰えるものは貰っておくべきだ」

 

 

 

 後日、櫛田からは無事に解決したとの報告が寄せられた。あいつマジで凄いな、交渉役に向いてるんじゃないか?綾小路と合わせてちょっと本気でスカウト考えるべきかもしれない。




内心では友達欲しがってる佐倉の心を開かせるなんてクラス崩壊させるほどの秘密を手に入れた実績のある櫛田さんにかかればちょろいちょろい。
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