続・ポケモン廃人、知らん地方に転移した。【完結】   作:タク@DMP

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第46話:ヨロコビノウタ

 ※※※

 

 

 箸休めに紹介しよう。”スワンプマン”という思考実験がある。

 ある不幸な男が、沼地の近くで雷に打たれ即死してしまった。

 しかし、雷によって沼は化学反応を起こし、死んだ男と全く同じ記憶を持つ瓜二つな男を生み出してしまった。

 その死んだ男と全く同じ姿の全く同じ記憶を持つ”スワンプマン”は、オリジナルと同じルーティーンで朝の支度をし、コーヒーを同じように飲み、そして同じように周囲の人に接する。

 周囲の誰もが彼が”スワンプマン”とは気づかない。

 そして──コピーである”スワンプマン”ですらも、自らが複製品であることに気付かない。

 では、問おう。このオリジナルと”スワンプマン”は果たして同一人物と言えるのか──

 

 

 

「あー、健康診断ダリぃなぁ……ガーディ、いってくるよ」

「わんわんっ」

「しばらく留守にするよ。ガーディを頼む」

「ああ、いっておいで」

 

 

 

 ──マーニャの各地では定期的に健康診断が行われる。

 公団の管理する住民名簿から無作為に受診者が選ばれ、人間ドックのように何日間かかけて泊まりで行われる。

 質素な服に着替えた受診者たちは、スタッフたちの案内で公団の施設に連れられ、最初の検診を受ける事になる。

 

「この健康診断では最初に、メディカルポッドに入っていただき、血糖値、血圧、体脂肪率を計測いたします」

「はえー、かがくのちからってすげー」

「では、ポッドの中に入ってください」

 

 係員の案内を受け、受診者たちはポッドの中に入っていく。硝子張りの丸っこいカプセルには背もたれがあり、リラックスした姿勢で検診を受ける事が出来るというものだ。

 人々が入ると、ガコンと音を立ててカプセルが閉まった。ガチャンと鍵もかかり、こうなるともう中から出る事は出来ない。

 

 

 

 そう、決して二度と、中から出ることは出来ない。

 

「……全被験者、ポッドの中に入りました!」

「……よし」

 

 別室でカプセルを管理している公団職員は腕時計の時間を確認。全員がポッドの中に入ったことを確認すると頷いた。

 そして、まるで食肉でも処理するかのように平然と言ってのける。

 

 

 

「──全てのポッド内に()()()を充満させろ」

「ハッ」

 

 

 

 スイッチが押される。

 ポッド内に極めて麻酔性の高いガスが充満。

 受診者──否、犠牲者たちは皆、何も感じることなくスッと眠りに落ちる。そのまま全員が致死性の高い毒ガスにより、綺麗な身体のまま安らかな永遠の眠りにつく。

 閉鎖された施設の中で行われたこの大量殺戮は誰にも知られる事無く行われる──マーニャそのものを牛耳るワームホール公団以外は。

 

「──今日だけで50人か。マーニャがクローン塗れになる日も近いな」

「記憶転写完了、全員問題ありません」

「よし──全員の死体を回収しろ。クローン製造に取りかかれ」

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「あり? 健康診断、もう終わったんだっけか」

「お疲れ様でした。また起こしくださいね?」

 

 

 

 ポッドの中で()()()()受診者たちは、何も分からないまま帰っていく。

 寝たまま数日が経過していたことに違和感を感じつつも、メディカルポッドの中で一通り健康診断が行われたことを説明され、納得したまま帰路につく。

 そしてまた、人間ドックに行く前の日常に戻っていく。同じルーティーンで職場に行き、同じように家族と話し、同じようにポケモンと接する。

 

 彼らは知らない。知る由も無い。

 

 自分がクローンであることを。そして──自分の元になったオリジナルは既に死んでいることを。

 

 何も知らないまま、彼らはオリジナルと全く同じ記憶のまま同じ行動を取り、同じ言動で違和感なく社会に戻っていく。

 

 まるで──思考実験のスワンプマンのように。

 

 

 

 ただ一つ、スワンプマンと違うのは──彼らの生殺与奪はコチョウが握っており、彼らは管理されていることだ。

 

 

 

「グルルルルルル……!!」

「おいおい、ガーディどうしたんだよ。折角帰ってきたのに、何で唸る……?」

「前まであんなにお前に懐いてたのにな……」

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「……何だあのバケモノ……!?」

「プテラ……!? で、でも、羽毛が生えているし、大きいし……!?」

 

 震えた声でプテラを指差すレモン。

 その姿は、一般的によく知られる爬虫類然とした姿とは大きく異なるものだ。

 

「──冥土の土産に教えて差し上げましょう♪ ……REXは遺伝子合成によって生まれた、究極生物。伝説のポケモンすら凌駕する戦闘兵器なのです!」

「何が戦闘兵器だッ!! こんな悪趣味なモンがあって堪るか!! 神にでもなったつもりか、テメェらは!!」

「あははっ! コチョウ様は、生態系を管理する神になられるお方です。……貴方達はむしろ喜ぶべきですよ。」

 

 ぱちぱち、と手を叩いたユリ。

 プテラはふわふわとホバークラフトのように宙に浮きあがると、甲高い咆哮をその場に轟かせた。

 逃げることなど出来はしない。元より戦うしか選択肢はない。

 

「クソ、やるしかねえ……!! レモン、死にたくなけりゃ戦うっきゃねえぞ!!」

「……ッ」

 

 絶望的な状況の中、ラズがボールを握って前に出る。

 レモンもまた、同様にボールを構えるのだった。

 グレンアルマ、そしてピカチュウが飛び出し、強大なるREXに立ち向かう。

 しかし、プテラから放たれる歪かつ圧倒的な覇気を前に、二匹は戦う前から立ち竦んでしまうのだった。

 

「やるしか、ないですのね──!!」

「──グレンアルマ、防壁展開だサポートしろ(”リフレクター”)!!」

「ッ……ピカチュウ、”アイアンテール”でプテラに強襲を──」

「遅すぎる」

 

 ふわり、とプテラはその巨体に見合わぬ速度で、一瞬にして彼らの目の前から消え去る。

 気が付けば、プテラは高い高い天井に飛び上がっており、そして──後ろ足から噴出される冷気で加速。

 そのままグレンアルマ目掛けて急降下するのだった。

 衝撃が彼らを襲う。レモンもラズも、そして軽い身体のピカチュウも吹き飛ばされてしまうのだった。

 後に残るのは、獲物を地面に押さえつけるプテラのみ。

 

 

 

【──プテラの ジェットウイング!!】

 

 

 

 結果、壁を展開し切る前にグレンアルマはプテラに捕らえられてしまう結果となった。

 

「な、速すぎる──!!」

「全く見えなかった……!! でもっ!! ピカチュウ、反撃なさい!!」

 

 だが、ピカチュウも速い。既に尻尾を鋼鉄のように硬化させており、背後から襲い掛かる──が。

 

「プテラ、”ふいうち”ですっ♪」

 

 またもやプテラの姿が上空へと消えた。

 攻撃対象がいきなり消えて、勢いを殺しきれなかったピカチュウは、そのまま”アイアンテール”をグレンアルマにぶつけてしまう。

 そうして縺れ合った二匹に対し、再びプテラは急降下。今度は二匹が同時に叩き潰される結果となった。

 

「な、何だ今のは──速すぎて見えなかった……ッ!?」

「ごめんなさい、ラズ……!!」

「気をしっかり持てや!! テメェがそんなんじゃあ、ピカチュウが可哀想だろが!!」

「ッ……!」

 

 ──レモンは、箱入りお嬢様ではあるものの──他者の追随を許さない強さを持っていた。

 ポケモンバトルの腕は言うまでもがな、本人も幼少期から鍛えたフィジカルにより大抵の事は腕っぷしで何とかすることはできる。

 だが──実際の命の危機に瀕したことは無い上に、こうして悪意を直接的に向けられる事も彼女は無かった。

 彼女は、周囲から愛されたまま強くなり、そしてチャンピオンにまで上り詰めた。

 相棒を失う事も無く、周囲にも恵まれた幸福な少女。何一つ欠けるものが無い、完璧な少女。

 

 

 

 ──それこそが、この世界線に生まれたレモン・シトラスの脆さであり、不幸であった。

 

 

 

 命の危機に瀕した事が無い故に、こうしていざという時に覚悟を決めきることができない。

 相棒を失う辛さを知らないが故に、自分の判断の遅れが命取りになる事を知らない。

 

「ッ……しっかりして、ピカチュウ!! 払い除けなさい!!」

 

 ピカチュウは力任せに尻尾を振り切り、プテラを吹っ飛ばす。

 その巨体に見合わない程に──プテラは軽い。さながら高速飛行の為に極限まで軽量化されたジェット機のようだ。

 そうでもしなければ、噴射機構があるとはいえ4メートル近くの巨体が飛び回れるはずがない。

 

「あっははははは! 愚かしくも抵抗してくれるとは。まだまだ私を喜ばせて下さるのですね──!」

 

 悦に入った笑い声が辺りに響く。

 撥ね飛ばされたプテラだったが、ジェット噴射で再び態勢を立て直し、すぐさまグレンアルマに向かって行く。

 

「”アイススピナー”ですっ!! プテラ!!」

 

 ぐるぐると回転しながらの突撃。 

 だが、加速中に音速をぶっちぎったプテラはそのまま姿を消し──グレンアルマ目掛けて急加速する。

 しかし、此処までの戦いでプテラの最大の強みが直線状態での加速だと理解しているラズは、グレンアルマに命じ正面からの迎撃を試みる。

 

「ナメんじゃねえ!! 動きが直線的過ぎて話にならねえよ!! ”パワージェム”だ!!」

 

 音速よりも、光の方がはるかに速い。

 プテラが加速する前からチャージをしていたグレンアルマは、その進行方向を予測して閃光を”置いた”。

 飛んで火に入る夏の虫。正面から突っ込んできたプテラは、弱点の攻撃を受けて墜落する──はずだった。

 

 

 

 パワージェムは虚空を射抜く。射線上にプテラは居なかった。

 

 

 

 そして、次の瞬間にはプテラはグレンアルマを地面に捻じ伏せ、めり込ませていた。

 全身に氷を纏わせ、ドリルのように穿孔させる動き。

 

 

 

「おっと、流石REX──防護プロトコルを展開した床をもへしゃげさせるとは。喜ばしいですね♪」

 

 

 

 あれだけの速度で加速して、攻撃を避ける事が出来るはずがない、とラズは踏んでいた。

 しかし、実際の所はプテラに”パワージェム”がぶつかった様子はない。そればかりか閃光は向こうの壁に直撃し、焦がしている。

 一方のプテラは、その勢い全部を乗せてグレンアルマを叩きのめしていた。

 

「ね、狙いは正確だったはずだ──!!」

「ふふっ、マッスグマとプテラを一緒にしないでほしいですね。プテラは高速で移動する都合、人間のそれを遥かに上回る速度での脳処理が可能。加速中、目の前に脅威が迫っていると分かれば──ジェット噴射で軌道を変えるくらい容易い」

「馬鹿言え!! コンマ何秒だと思ってやがる──!?」

「──貴方達凡人の0.01秒と、プテラの0.01秒が等価値とは思わないことです♪ ……その0.01秒の中で出来る事が多いのは立派な強みでしょう?」

「ラズッ!!」

 

 ピカチュウが拳に電撃を溜めてプテラに肉薄する。

 しかし、接近するピカチュウ目掛けてプテラはぐりん、と首を向けると口から冷気を帯びたブレスを噴き出させる。

 

 

 

「”こごえるかぜ”です、プテラ!!」

 

 

 

 一瞬でピカチュウの身体の周りには霜が降っていき、動きが一気に重くなる。

 そうなればもう、プテラの良い餌食だ。翼の一撃でピカチュウは地面に叩き落とされてしまった。

 

「グレンアルマにトドメを刺しなさい、プテラ!! ”ジェットウイング”!!」

 

 その巨大な大顎でグレンアルマを空中に連れ去るプテラ。

 そして、そのままジェットで急加速し──地面にたたきつける。 

 豪奢な宝石の鎧が砕け散り、抵抗しようと腕を伸ばしたグレンアルマだったが──そのまま力を失い、倒れてしまうのだった。

 更にプテラの首はラズとレモンの方を向くと──”こごえるかぜ”を浴びせる。

 ラズは何も考えず、すぐさまレモンを突き飛ばした。

 冷気は襲い掛かり、彼の身体を足元から氷漬けにしていく。

 

「ラズ!!」

 

 地面に突き飛ばされたレモンが彼の名前を呼んだ時にはもう遅かった。

 彼の身体は一瞬で氷漬けにされてしまう。

 

 

 

「レモン──戦え!! お前は……一番……ナンバーワンだ──ッ!!」

 

 

 

 その口が塞がれてしまうのに時間はかからなかった。

 後に残るのは──ラズの形をした氷の像だけだ。

 

「そ、そんな、ラズ……!!」

「──これで1人。ですが大丈夫。まだ息はあります。助けられますよ、ふふふふふっ!!」

「どうして、どうしてこんなひどいことを……!!」

「ひどいこと? ひどいことですか? これが」

 

 くすくす、と悪辣に笑いながらユリは返答した。

 

「……貴方達はクローンに作り替えられますが……元の記憶を持ったまま、何も知らぬまま元の場所へ帰されるのです」

「は……? 貴女は一体何を言って──」

「つまり、貴女達はコチョウ様の為に、全ての生態系を管理するための礎になれるのですよ」

「管理──!? コチョウさんは一体何を──」

 

 

 

『すべての人類、そして生態系の管理。それこそが私の目指すところだ』

 

 

 

 何処からともなく声が聞こえた。

 さっきの対談の時よりもノイズは薄れており、聞き取りやすい。

 だがそれ故に──レモンは突きつけられる。コチョウが理解のできないもの、決して分かり合えないものであることが。

 

『レモン・シトラス……お前の父と私は古くからの付き合いだが、あいつは私の計画の事は無論知らない。だが──私はずっと、優れた才覚を持つお前が欲しいと思っていた』

「私が……!?」

『私の計画には障害が多いんでね……力で総てを捻じ伏せるものが必要だ。何も知らずマーニャにやってきたお前は、好都合だった』

 

 言葉を失い、レモンは立ち尽くす。

 

『……いずれこの地方だけじゃない。全世界の人類、そしてポケモンがクローンに置き換わる。遅かれ早かれ、な。クローンは私の思い通りに動く駒だ』

「……ラズも、私も、クローンにするつもりなのですね」

『お前達だけじゃない。そこで無力にも横たわるポケモン達も、だ』

 

 力尽きたグレンアルマ。そして、氷によって自由に身動きが取れないピカチュウ。

 それだけではない。今ボールの中に居る他の手持ち達も──このままではクローンになる。

 自分が動かなければ、この場の全員の命が危ない。

 その事実をレモンは突きつけられた時──口が開いていた。

 

 

 

「ピカチュウ、”ボルテッカー”」

「ッ!?」

 

 

 

 音速のジェットを超える神速。

 雷鳴が、プテラを撃ち落とす。

 ユリは思わず腕で目を覆い隠す。

 ”こごえるかぜ”で素早さが下がっているはずなのに──ピカチュウの速度はこの時、プテラを一瞬だけ上回った。

 

「……貴方達は、最低です」

 

 レモンの顔を見た。

 右の目に、一瞬だけ黒い紫電が迸った気がした。

 ピカチュウの身体にも、絶え間なく電気が駆けまわり続けている。

 ぴくり、とユリの眉が動く。

 他者を怒鳴りつけたりしないレモンが──誰に対しても柔和に接する彼女が、激昂した瞬間だった。

 信頼していた相手が自らの命を狙っている事に恐怖は勿論覚えている。だがそれ以上に、命を何とも思わない数々の所業を前に、怒りが隠せなかった。

 

「言わせておけば……他者の命を勝手に弄り、あまつさえポケモンを兵器呼ばわり? 私、堪忍袋の緒が切れましたわ」

「ふふ、許してほしい等と言った覚えはありませんが」

「──天が貴女達を見逃すならば、私が天に代わって雷を落として差し上げます」

 

 ピカチュウは自らの全身に電気を駆け巡らせ、筋肉を限界まで活性化させていた。

 一時的にしか使えないが──これにより、能力は飛躍的に上昇する。そして──怒りに加え、グレンアルマが倒れたことで周囲に気を遣わなくて良くなり、ふたりのリミッターは外れていた。

 ピカチュウは強い。だが、その溢れ出す電気は他の誰もかもを傷つけてしまう。

 それ故に、1人で戦っている時が最もその力を発揮できる。

 

「……御覚悟は、良いですかッ!!」

「びがびーが!!」

「……面白い! ですが結果は変わりません! 私を喜ばせてくださいっ!!」

 

(……そうだ、それで良い、レモン……!!)

 

 氷漬けになりながらも、辛うじて意識が残っていたラズは口にこそ出来なかったが彼女を鼓舞する。

 

(俺が惚れた女は、誰よりも気高く、強く、そして──)

 

「──プテラ!! ”ジェットウイング”ですッ!!」

 

 後ろ足から冷気を放出させたプテラは一気にピカチュウにぶつかっていく。

 だが、電気を限界まで駆け巡らせたピカチュウは、文字通りプテラに喰らいつき、ぶつかり合う寸前でその背中に”かみなりパンチ”を叩き込む。

 

「ッ……!」

「──”ボルテッカー”ッ!!」

 

 そうして怯んだ一瞬の間に、落雷の如きタックルで追撃。

 プテラは甲高い悲鳴を上げる。マウントを取り続け、自分の速度に追いつけない相手を一方的に攻撃することに長けたプテラだが──真っ向からの殴り合いは得意ではない。

 態勢が崩れたが、そこから立て直す事すら出来ず、ピカチュウの攻撃を受け続けることになる。

 

(そうだ……結局、俺もシャインも、レモンには勝てなかった……)

 

 確かに箱入りお嬢様で修羅場などとはとんと縁は無かった。

 だが、それでも鍛え上げてきた実力は本物だ。ラズは知っている。ずっとレモンの傍に居て、あのピカチュウの恐ろしさを間近で味わって来たからだ。

 本気を出した彼女は──強い。

 

「……これは喜ばしくないですね……もっと弱くなってから出直してきなさいッ!!」

 

 対するプテラも、ジェット加速により、ピカチュウから距離を取ろうとするが、その前に尻尾を掴まれてしまう。電気によって活性化した筋肉は、プテラを軽々と投げ飛ばせるほどにまで発達していた。

 

 

 

「もう一発──トドメの”ボルテッカー”ッ!!」

 

 

 

 まさに、光の弓矢の如し。 

 地面にたたきつけられたプテラに、落雷が落ちる。

 此処までの戦闘でピカチュウは傷だらけ、更に”ボルテッカー”と筋力強化の反動で息も絶え絶えではあったが完全に形勢は逆転した。背中に乗られたまま、プテラは沈黙するのだった。

 

 

 

(やった……この勝負……レモンの勝ちだッ!!)

作者の作風に期待するものは?(良ければ感想欄でも教えて下さい)

  • ラブコメ、純愛
  • 戦闘シーン
  • シリアス、曇らせ
  • ギャグ、コメディ
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