スリザリンをイメージアップしたい。できなきゃマズい   作:がん・ばる男

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3話 ホグワーツ特急

 

「アンタレス坊ちゃま、ホグワーツにて何かお変わりがございますればすぐ、このクリーチャーめにお知らせください!クリーチャーは坊ちゃまのお帰りをお屋敷でお待ちしております!」

 

「ああ。もちろんだよクリーチャー。僕にとって君は家族だ。僕も休暇で帰るのを楽しみにしているよ」

 

「ああ…!そんな、坊ちゃま…!クリーチャーにはもったいないお言葉でございます…!旦那様、奥様!アンタレスお坊ちゃまは、こんなにも!こんなにも…!」

 

「フフ、泣かないでよクリーチャー。そろそろ時間のようだから、僕は行くね」

 

「はい…!このクリーチャー、坊ちゃまのお帰りをお待ちしております!ホグワーツでもどうかお元気で…!」

 

「うん!じゃあね、クリーチャー!」

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、なんとかコンパートメントに入れたか」

 

 いやマジで舐めてた。俺がクリーチャーと感動的な別れをしていたら、他の子供らがもうギュウギュウに列車に詰まってた。どうにかこうにか中に入れたものの、もう一歩も動きたくない。

 

コンコン!

 

 誰だろう?ドラコ達かな?

 

「はい、なんでしょう?」

 

 あ、俺は一人の時はこんな口調だけど、一人でも他の人がいるときは余所行きの口調に変えてる。クリーチャーとかドラコは例外だけど。

 

「や、やあ。他のコンパートメントはいっぱいで… ここ、僕らも入っていい?」

 

 …おいおいハリーじゃねぇか!ロンのとこ行けよ!…ん?後ろにロンいるな…

…もしかして俺がいるここが、元々ロンがいるとこだったのか…? なるほど…

 

「うん、勿論さ。荷物は上にやってしまうかい?」

 

 ここは親切にいく作戦だ!第一印象はマジで大事だ…!

 

「うん…!ありがとう!」「ありがとう!」

 

「フフ、いいって。それよりも君たち、わざわざ手で上にやらなくてもいいだろうに」

 

「どういうこと?」

 

 フッ、ここで華麗にできる奴アピールだぜ!

 

「僕たちは魔法使いだ。杖とこの身があれば、なんだってできる。そうだろう?」

 

 俺は顔の良さを前面に出した微笑みを浮かべて【ウィンガーディアム・レヴィオーサ】で荷物を浮かせた。

 

「わ…!すごい!」

 

「君、もう無言呪文使えるの!?それ、パーシーだってまだできないよ!」

 

「ありがとう。ほら、車内販売が来た。お菓子でも食べながら自己紹介と行こうじゃないか」

 

 

 

 

 

「へぇ、じゃあ君があのハリー・ポッターなのか」

 

「ねぇねぇ!じゃあ本当にあるの!?おでこの傷!」

 

「う、うん。あるよ、ほら」

 

「スッゲー!」

 

「さて、ハリーの次は僕かな。僕はアンタレス・デネブ・ブラック。アンタレスでもブラックでも好きに呼んで。よろしくね」

 

「よろしく、アンタレス!」

 

「次は僕だね!僕はロン・ウィーズリー!よろしく!二人とも、寮はどこがいい?僕は家族全員グリフィンドールだからきっとグリフィンドールだ!」

 

 おおう、寮の話題はマズ…くないのか!まだ!このあとドラコがやらかさなければまだ何とかなるはず!

 

 …スネイプ教授は、うん。あとで考えよう。

 

「そうだね。ウィーズリーと言えば魔法界でも随一のグリフィンドール系列の名門だ。それにポッターも魔法薬学の名門で、代々グリフィンドールだ。二人とも、グリフィンドールじゃないかな」

 

 まぁこれは賭け値なしの事実だしな。二人とも名家の坊ちゃんだ。

 

「そうなの!?僕、自分の家どころか魔法界について何も知らないんんだ。おばさん、マグルに育てられてたから…」

 

「僕だって魔法はまだ全然使えないぜ?ハリーなら大丈夫だって」

 

「そうさ。マグル生まれの生徒だってたくさんいるし、初歩的なことから始めていくだろうね。それに、ハリーのご両親はグリフィンドールの主席だったし、ロンのお父上は魔法省の官僚。ウィーズリー夫人も在学中は素晴らしい成績だったらしいじゃないか」

 

「おったまげー!アンタレス、君よくそんなこと知ってるな!ママの成績なんてなんで知ってるんだい?」

 

「フフ、ロン。僕らは親戚なのを知ってるかい?君のおばあ様はブラック家の出身だったんだ。それにポッター家にも何代か前にブラックの人間が嫁いだらしいし、遠いけどハリーも親戚さ」

 

 これもマジだよ。ポッター家はブラック家と結婚を許されるほどの名家だったし、ウィーズリーは聖28一族だ。大体どっかで血縁関係があるんだ。

 

マーリンの髭!(マジかよ!)君たち、宿題で行き詰ったら助け合おう。僕ら、親戚だろう?」

 

「「ハッハッハ!!」」 「それ最高だよロン!」 「あぁ。何かあれば親戚(・・)の僕らがいるさ」

 

 これ最高のスタートだろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコンコン!!

 

「なんだろう?」

 

「車内販売じゃない?」

 

「さぁ?とりあえず開けてあげようか」

 

 ドラコまじでやらかさないでくれ頼む!

 

「ねぇ!あなたたち、ネビルのカエル見なかった?」

 

 あれ、ハーマイオニーが来るのが先だっけ?まぁ、カエルくらい【アクシオ】で探せるだろう。ハーマイオニーのポイントも稼いでおくか。

 

「カエルか…見てないな。ロン、ハリー、君たちは見たかい?」

 

「「いいや、見てない」」

 

「息ぴったりだね…申し訳ないけど僕らは見ていないんだミス…?」

 

「あらごめんなさい、グレンジャーよ。ハーマイオニー・グレンジャー。」

 

「ありがとうミスグレンジャー。僕はアンタレス・ブラック。ところで、君が良ければここにカエルを呼んでしまうけど、構わないかい?」

 

「ハーマイオニーでいいわ。それより、あなたもう魔法が使えるの!?見てもいいかしら?あ、でも未成年が魔法を使うのは違法のはずよ?」

 

「フフ、この列車内では許されているから大丈夫。見学も大丈夫だよ。【アクシオ|来い】ネビルのカエル!」

 

 ヒューーーン!

 

「さて、ミスグレンジャー。この子で間違いないだろうか?」

 

 俺の手の平に載ってるヒキガエルは多分トレバーだろう。ま、一応確認はするが。

 

「【アクシオ】って魔法は教科書に載ってなかったわ!アンタレス、あなたもうそんなに予習してるの!?」

 

「ありがとうハーマイオニー。予習は他にすることがなかったからね。家で練習してたんだ」

 

「そうだったのね…私は両親がマグルだから家で練習できないのよ。だから教科書で予習したんだけど…」

 

「ハーマイオニーはマグル生まれだったのか。僕はてっきり魔法薬の第一人者のオズワルド・グレンジャー氏の縁者だとばかり思っていたよ。」

 

「魔法界にもグレンジャーっていう名前の家があるのね!なんだか魔法薬の授業が楽しみになってきたわ!」

 

「フフ、僕もさ」

 

「あ、僕はロン!ロン・ウィーズリー!よろしく!」

 

「僕はハリー・ポッター。よろしくね!」

 

「あっ、ごめんなさい。すっかり忘れちゃってたわ。ハーマイオニー・グレンジャーよ!よろしく!」

 

「因みに、そこにいるハリーは【スリーク・イージーの直毛薬】や、数々の魔法薬を開発したフリーモント・ポッター氏のお孫さん。そしてロンのお兄さんはドラゴンキーパーをやっているらしい。二人ともいい奴さ。ぜひ僕ら共々、仲良くしてくれるとうれしいな」

 

 原作とは違ってハーマイオニーともギスギスしていない…!なんて、なんて平和なんだ…!!

 

 

 あ、ネビルにヒキガエル返すの忘れてた。

 

 





 オズワルド・グレンジャーは捏造です。ハリーもロンも名家出身で、魔法界でも有名でハーマイオニーだけ疎外感感じてそうだなって思ったのが一つ。

 でもハーマイオニーは「流石グレンジャーだね」って褒められてもあんまり喜ばなさそう、「流石ハーマイオニーだね」って褒められる方が笑顔になりそうって解釈で、同じ苗字の人がいるらしいよでとどめました。

お気に召さなかったら申し訳ない。
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