スリザリンをイメージアップしたい。できなきゃマズい 作:がん・ばる男
急ですが一気に進みます。
ホグワーツに着いた俺は、早速行動を起こすことに決めた。組み分けの後、すぐにだ。
「アボット・ハンナ!」
…いよいよ組み分けが始まった。俺はブラックだからB。すぐ俺の番になる…
「ブラック・アンタレス!」
「ブラックだって?」
「シリウス・ブラックの親戚だ!」
「あれが最後のブラックか…」
これらの反応は妥当だろう。俺だって、ロンがシリウスのことで俺を警戒するんじゃないかと思っていたが、彼はまだ知らなかっただけらしいしな。
でも俺は、ブラック家の名誉を晴らしたい。なによりヴォルデモートの野郎から、マルフォイ家を救うんだ…!
【フム、君は英知に富み、身近な人を愛する傾向にある… しかしそれらの何より勇気がある… 君には2つの選択肢がある。グリフィンドールか、スリザリンか。君はどちらがいいのかね?】
【僕が望むは真の友。そして、僕の愛するマルフォイ家の救済だ。それを成し遂げるためなら、なんだってする。帽子よ。偉大なるグリフィンドールに作られし誇り高き帽子よ。僕に示してくれ】
【そうか…近年稀にみる、誇り高き純血の貴公子よ。君にあう寮は…!「スリザリン!!!」…ここを除いて、他にあるまいて】
「あなたに敬意と感謝を、帽子」
そういって俺は、スリザリンの席と、教職員の席に向かって、完璧な一礼をした。
「ブラック、マルフォイ、7年間よろしく。僕はセオドール・ノット。聖28一族のノット家出身だ。」
「あぁ。こちらこそよろしく頼むよ、ノット。僕はドラコ・マルフォイ。同じく聖28一族だ」
「そうだね。ノットは名門だ。授業でも期待している。僕はアンタレス・ブラック。仲良くやろう」
本当は今すぐにでもマクゴナガル教授のところに行ってペティグリューをフン縛ってやりたい…!俺はそのために絵画の先祖たちと
「それと、ドラコ、ノット。僕は今から、魔法界を揺るがす事実を、ダンブルドア校長と、マクゴナガル教授、それからスネイプ教授に知らせなくてはならない。同じ聖28一族の誇り高き純血の同胞と見込んで君たちに話す。着いてきてくれるだろうか…?」
これは布石だ。ノットとドラコ、そして僕に連帯感を生まれさせ、スリザリンを掌握する。そしてゆくゆくはスリザリンのイメージアップを図る。そしてその過程でペティグリューの野郎を捕まえ、闇の帝王復活を阻止、ないし遅らせたい…!
「…それは本当のことかい?僕は君を知らないから冗談ならそういってほしいが…」
「いいや、アンタレスはこんなしょうもない冗談は言わない。アンタレス。本当なんだな?」
あぁ、ドラコ…!君はいつも僕を助けてくれる…!
「ああ!これは、まさしく一大事だ。今すぐにでも、行動に起こしたい!」
「…わかった。本当にそうなら、ノット家として、捨て置いてはおけない。行こう、マルフォイ、ブラック」
「「あぁ!」」
コンコン!!
「なんだね?吾輩はもう眠りにつくように言ったはずだが?」
まずはスネイプ教授だ。寮監である彼ならマクゴナガル教授にも校長にも、話を通してくれるだろう。
「スネイプ教授。本当に大事なお話で来ました。これは魔法界を揺るがす事態に発展する可能性がある。そして、一刻を争うことでもあるのです!」
「ほう?なぜ入学初日にそんなことを知っているのかわからんが、話してみたまえ」
「はい。我が家の屋敷しもべであるクリーチャーは、かつて、レギュラス・ブラックに使えていました。そんな折、クリーチャーは彼から、ピーター・ペティグリューが存命で、いまだに闇の帝王に仕えていると聞いたそうなのです。それを調べるために、僕は家の絵画の先祖たちと、この魔法道具、【アキネーター】を作りました。詳しい説明は省きますが、YESかNOで答える質問に答えてくれます。それを使い、ペティグリューは生きてこのホグワーツに紛れ込んでいることを突き止めたのです!」
「なんだと…?ペティグリューが生きている、だと?なぜだ、ヤツは10年前にブラックに殺された筈だ…」
「いえ、我が従兄弟叔父であるシリウス・ブラックは冤罪だったのです!それを証明するためにも、どうか、どうかお力をお貸しください!」
「…その前にこの魔法道具の効力を確かめる。【ベアゾール石はヤギの胃から見つかるのは正しいか】」
【YES】
「…吾輩、セブルス・スネイプはホグワーツの教授か】
【YES】
「…リリー・ポッターは、生きているか】
【NO】
「…良かろう。ついてきたまえ。マルフォイ、ノット!至急グリフィンドール寮に行って、マクゴナガル教授を校長室に連れてきたまえ。ブラックは吾輩と共に来い!」
「はい!」「「は、はい!」」
「それで、一体何の用じゃセブルス?儂だけじゃなくマクゴナガル教授も同席しろとは…」
「それはブラックが説明します。ブラック、説明して差し上げろ」
「はい。先ほどスネイプ教授には申し上げましたが、ピーター・ペティグリューは生きています。そしてホグワーツにいる!」
「なんじゃと?」
「そ、そんなはずはありません!彼は10年前、殺されたのですから!」
「それが違うのです、教授!ヤツはー!
俺はさっきと同じ説明をした。彼らは真剣に聞いてくれた。
「なるほどのう…」
「…えぇ、確かにこの羊皮紙は性格のようです。ウィーズリーをよんで、ネズミを持ってこさせましょう」
「いいや、マクゴナガル先生。儂らが行くほうがよかろう。ミスターマルフォイ、ミスターノット。得難い情報じゃった。君たちには、追って連絡する。今日はもう帰りなさい」
「し、しかし!」
「校長に二度も言わせるのではない。2人とも、もう帰りたまえ。吾輩は自分の寮生に減点したくはない」
「はい、教授…」
「アンタレス、しっかりな」
「ああ…!二人とも、ありがとう。この埋め合わせは必ず」
「ミスターウィーズリー、ミスターポッター。ちょいと良いかね?」
「うーん… え!?ダンブルドア先生!?」
「な、なんでここに!?」
「すまんのう。ちょっと確かめたいことがあるのじゃよ。ミスターウィーズリー、君のネズミを貸してくれるかね?」
「は、はい…どうぞ?」
「ありがとう。ミネルバ、セブルス。逃がすでないぞ?」
「勿論です」
「…その通りです」
多分スネイプ教授はブチ切れてる。移動中も話しかけるどころか、顔が怖すぎて直視できなかった。
「よし。321で行くぞ…3、2、1…!」
ダンブルドア校長は眠っているネズミに呪文をかけた。するとそこには…
「まさか、本当に!!」
「貴様は…!じゃあ、貴様が!!」
「何たることじゃ… 気分はどうだね、ピーター?どうやら、君にも話を聞かなければならんらしい」
薄汚れたみすぼらしい格好の裏切り者、ピーター・ペティグリューがいた。