"光る赤子"から始まった超常社会。
今や世界総人口の七割が持つ異能…『個性』を使って罪を犯す
「お母さん!!私も姉ちゃんみたいなヒーローになる!!」
「うおー!!」
"ヒーローになる"ソファーの上で高らかに宣言した私とその肩に乗った弟を母さんが嬉しそうな表情で抱き上げてきた。
「おお!ティノもヒーローになりたいのか!お母さんは応援してるぞー!」
「ねーねー私はー!?」
「もちろん鰐子も応援してるぞー!」
私がヒーローを志すのはオールマイトのデビュー動画に影響された事も否定できない…が!一番の理由はもちろん!
家の玄関が開く音が聞こえた瞬間、私とティノは走り出していた。
「ただいまー!帰って来…「姉ちゃんが帰って来たぁぁーー!!」「りゅーきゅー!!」うわっ!鰐子!ティノ!走っちゃダメでしょ!」
「「はーい!!」」
そう!私達の姉ちゃん!ドラグーンヒーロー「リューキュー」!
個性「ドラゴン」でどんな
というわけで今日も…
「姉ちゃん勝負しよーー!!」
「はいはい…危ない攻撃は禁止だからね」
「おねーちゃんずるいー!!」
駄々をこねるティノを母さんに預けた後、私と姉ちゃんはいつも通りの勝負を始めた。
数時間後…
勝負の余波で穴だらけになった砂浜を姉ちゃんと一緒に均していると、姉ちゃんが話しかけてきた。
「…鰐子」
「なーに姉ちゃん?」
「あなたは確かに強い、そこは自信を持っていいわ。
だけどね…ヒーローは強いだけじゃ人を救えない。私だってこれまでに救えなかった人がいる。
痛い思いもたくさんするし、心無い言葉を言われることだってある。
…それでもヒーローになりたい?」
「……っ」
心配そうに私を見つめる姉ちゃんに息を呑む。
そう、ヒーローは命の危機と隣合わせの過酷な仕事…そんなのわかってる。
だけど私は…!
「どんなことがあっても必ず立ち上がって前に進む!それがヒーローでしょ!」
「…そうよね!よく言った!」
「私は姉ちゃんを超える最高のヒーローになる!…んだから姉ちゃんはもっともーっと最強になって、オールマイトよりも最強になってね!」
「あ…あはは…頑張る…」
「もっと大きな声で!」
「が…頑張るぞー!」
「おおおーー!!」
数年後…私は巨大な校舎の前で上を見上げた。
「ここが…ヒーロー養成の名門、雄英高校!!」
やっとここまでやってきた…だけど!ここはあくまでも通過点!私の目指すヒーローはずっと先で走り続けている!
でもまずは…
(ここで!最強になる!)
主人公「竜間 鰐子(たつま わにこ)」の家族
母「竜間 翼(つばさ)」個性:竜翼(異形型)
父「竜間 ディーノ 」個性:恐竜(発動型)
姉「竜間 龍子(りゅうこ)」個性:ドラゴン(発動型)
弟「竜間 ティノ」個性:ドラゴン(異形型)