お兄ちゃんに祝福を   作:パピオン大王

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面倒ごとは立て続けに

 

「おっかしいぃからぁ!!こんなのどうすればいいのぉー!」

 

 

あのベルディア戦から1週間後、ギルドでアクアが叫び声を上げていた。

 

どうやら、ベルディアが根城を築いたせいもありその他のモンスターが寄りつかなくなり高難易度のクエストしか現在ギルドでは募集してないだとか。

 

 

「確かにこれは死活問題だな、どうだろうか?ここはこの一撃熊の討伐など!」

 

 

「おいダクネス、今お前の趣味はどうでもいいさっさとそれを戻してこい」

 

 

 

カズマパーティー御一行はいつも通りの様子。

 

 

「はぁ、ですがクエストができないとなると困りますね、こんな時リョウマが居てくれれば…」

 

 

「…兄ちゃん。」

 

 

そう、それはちょうど1週間前のこと…。

 

 

「サトウリョウマ!サトウリョウマはいるかーー!」

 

 

ギルドはちょうどベルディアを倒したことにより大盛り上がりの真っ最中だった。

 

 

そこに突如、メガネをかけた美女…検察官のセナが警備兵を連れてやってきたのだ。

 

 

「あ?んだよ、俺がサトウリョウマだ、誰だテメェら」

 

 

「私は検察官のセナと申します、あなたには現在国家反逆罪の疑いがかけられています、直ぐにご同行を」

 

 

 

「「「「「はぁっ!!??」」」」

 

 

 

 

「貴方が行ったのは今まで誰もなしえなかった2名連続の魔王軍幹部の討伐…ですがそれはあまりにも突然過ぎます…そんなに都合よく倒される物でしょうか?貴方が裏で糸を引いて我々を陥れようとしてるのではないですか?」

 

 

 

 

「ちょ、ちょっと待ってくれよ!!兄ちゃんがそんなことするわけないだろ!?」

 

 

 

「そうですよ!!私達の仲間を侮辱するのは許しませんよ!!」

 

 

「誰の命令で来たのかは知らないが、益々はいそうですかと仲間を売るつもりは私たちにはないっ!」

 

 

 

「彼を絶対連れて行かせるもんですか!!それにただお国がお金払うの渋ってるだけなんじゃないの!!?」

 

 

 

仲間が魔王軍関係者だと疑われて反論するがセナも折れるつもりは全くなく。

 

 

「あなた達がパーティーメンバーですか、お気持ちはわかりますが、これは決定事項なのです、取り調べにて無実を証明できればすぐにでも解放します、もしそれでも邪魔をする様でしたら…わかりますね?」

 

 

 

「っ!!この!!権力を振りかざしやがって!!兄ちゃ「おい、カズマ黙れ」に、兄ちゃん?!」

 

 

 

「わーったよ、着いていけばいいんだろ?おら、ワッパでもなんでもかけて連れてきゃいいさ」

 

 

 

「素直でよろしい、では手錠を」

 

 

ガチャリと腕に手錠を掛けられ連行されるリョウマ、その姿を見て

 

アクアが泣きじゃくる。

 

 

「リョウマァァ〜!!私ィ待ってるからっ!あなたの帰りをずっとぉ!待ってるから!!妻として!!待ってるからぁ!!」

 

 

 

「えっご結婚されてたんですか?」

 

 

「あいつの妄想だ。」

 

 

 

そして現在に至る。

 

 

 

 

「あっ!カズマ!!いいのあったわよ!!」

 

 

 

彼女がクエスト探しに夢中なのは少しでも多く稼いでリョウマにプレゼントがしたいからだそう。

 

 

 

そしてアクアが提示したクエストというのが

 

 

 

「湖の浄化クエスト?おー、ん?でもこれ…」

 

 

 

難易度がかなりあり、しかもレンタルで巨大な檻を使わないといけないようだ。

 

確実にモンスターに襲われるのを防止する為だろう。

 

 

「これ絶対モンスターが出るだろ?大丈夫なのか?」

 

 

「へへん!大丈夫よっ!これで大儲けしてリョウマに素敵なプレゼントを買ってあげるの!!いつもお世話になってるしね!」

 

 

果たしてどうなるのかは…皆さんは…お分かりですね?

 

 

 

 

またまた時を遡ること4日前

 

 

 

リョウマは檻の中でただじっと待っていた。

 

あれから2日、ここで待っていろと言われて2日が経った。

 

 

飯は最低限の硬いパンを半分を二食…。

 

 

かなり劣悪な環境だった。

 

 

「うぐっ…」

 

 

ブレスレットが少し体に食い込む。

 

 

腹が減った、飯をよこさなきゃお前を喰らう。

 

 

そう言ってるように思えた。

 

 

 

「少し待てねぇのか…」

 

 

 

 

「おい、取り調べだ、出ろ」

 

やっとこさ取り調べだ…

 

 

ーこのすばー

 

 

「では、まず初めにここで話したこと全て記録を取ります、この魔道具は嘘に反応しますのでくれぐれも嘘を付かないように、では名前と出身地からどうぞ」

 

 

 

「…サトウリョウマ、出身は日本だ。」

 

 

 

「嘘は無し、聞いたことのない国ですがまあいいでしょう、あなたは高レベルに達しているのにも関わらず、アクセルの街に留まってる…その理由はなんですか?」

 

 

 

「駆け出しの冒険者の弟がいる、そいつが一人前になるまでそばに居てやりたいからだ…」

 

 

 

 

「…ずいぶんと家族思いなんですね、では次です、立て続けに魔王軍幹部を討伐しましたがこれは貴方が裏で糸を引いたのですか?」

 

 

 

「いいえ、元々受けてたクエストでたまたま遭遇して討伐したのとアクセルに戻るとあのデュラハンがいた、それで討伐した」

 

 

 

 

「嘘は…一つも付いてない?え、じゃあ本当にただ討伐しただけなのですか?」

 

 

 

 

「その魔道具がイカれてなきゃな?試しに嘘の一つでも言ってやろうか?」

 

 

 

「…お願いします」

 

 

 

「俺はあんたらを好ましく思っている。」

 

 

 

チーーーン

 

 

 

 

「っ…わかりました…もう結構です、大変失礼しました。」

 

 

 

 

「なに、俺は元々テメェらみてぇなお堅い奴等が苦手なだけだ、融通がきかねぇからな?」

 

 

 

「…我々が融通を通してしまえばそれこそ司法は終わりです。」

 

 

 

「ほーん、まっ疑いが晴れたんならそれでいい…とっとと解放してくれ」

 

 

 

「それは出来ません。」

 

 

 

解放されると思ってた矢先、思ってもみない答えが帰ってきて唖然とする。

 

 

それと同時に怒りも沸々と湧いてくる。

 

 

 

「…そりゃあ、一体どう言う了見だ?あ?テメェ…ことと次第によっちゃあ」

 

 

 

「こ、これは規則なので!あと4日は居てもらいます、書類が王都に届くまで待っててください!!」

 

 

 

「ちっ…そう言う所だよ…お宅らが気に入らないのは…それじゃあ飯をせめてマシにしてくれ、それくらいなら可能だろ?国を救ってやってんだ、多少の我が儘は通させてくれるよな?」

 

 

 

「え、まあ可能ですが…食事だけでいいのですか?」

 

リョウマは自分の特典であるブレスレットを見せて

 

「ああ、俺にはそれで十分だ、このブレスレットは特別性のアイテムでな?その場で臨機応変に姿形を変えて戦えるアイテムだ、ただしデメリットがある、まともな食事を取らないと俺がこいつの食事になっちまうってことだ…そろそろギリギリなんだとっとと飯を持ってこい」

 

 

 

「えっ!?そ、それは!!急いで食事の準備を!!」

 

 

 

 

「(よし、これで喰われずに済むな…あー、あいつら大丈夫かぁ?俺がいなくなって頓珍漢な目にあってなきゃいいけど…特にアクアは心配だ)」

 

 

 

そんな心配をしていたリョウマだが…

 

 

ー時は戻り四日後ー

 

 

 

「…なあ、アクア?そろそろ街に着いたから檻から出たらどうだ?」

 

 

 

「嫌よ、外の世界は危険なの…私は出ないわ、ここで暮らすの」

 

 

アクアは今回のクエストで心に傷を合ったようだ。

 

 

「うぅ、街の人たちからの視線が痛いですね…」

 

 

「ぐ、ぐふふ!こ、これも案外、悪くないなっ!」

 

 

「黙ってろおっぱいっ!!おい!アクア!!いい加減にしてくれっ!また俺の変な噂が生まれちまう!!」

 

 

 

ワニ型のモンスターに襲われながら湖を浄化したアクアだったがあまりの恐怖に檻の外を極端に怖がるようになってしまった。

 

 

このままではクエストは成功しても肝心の檻からアクアが出てこなければ報奨金を受け取れない。

 

 

などと考えていたら、青い鎧の青年が声をかける。

 

 

 

「アクア様!?貴女は女神アクア様ですよねっ!!?」

 

 

「…おい、アクア?知り合いか?」

 

突然現れた男に戸惑うカズマ達、すると青い鎧の青年、ミツルギは

 

檻を無理やりこじ開けアクアをそこから出そうとした。

 

 

「おい!どこの誰かは知らないが私の仲間に勝手に触るな!」

 

 

勝手な行動をされた事、アクアを連れ去ろうとした事に腹を立てるダクネス。

 

「い、いや!、僕は!」

 

 

「知り合いにしてはアクアの反応がない気がします」

 

 

 

「あ、アクア様!僕です!ミツルギです!水の女神のアクア様!?」

 

 

 

水の女神と言う単語でアクアの目に輝きが戻る。

 

「そうよ、女神!女神じゃない!私は女神!何をクヨクヨしてたのかしら…ってどちら様?」

 

 

「えっ!?僕です!ミツルギキョウヤです!貴方に魔剣グラムをいただいてこの世界に送っていただいた!」

 

 

「ん〜?あっ!居たわね!そんな人も!ごめんさな〜い?大勢を送ったせいで一人一人覚えきれないのよぉ」

 

 

 

「は、はぁ、なるほど…ところでアクア様はなぜこの中に?」

 

 

 

「あ、それは…」

 

 

 

そこでアクアはなぜ自分がこの世界にいるのかをミツルギに話し始めた。

 

 

カズマに転生特典として連れてこられたことも、自身は今馬小屋で生活してある事、お金がなくてやったの思いで探したクエストで心に傷をおってこの中に入ってた事を。

 

 

「なんですって!?そんな!!女神様を特典に…!!君!!名前は!?」

 

 

 

「え、さ、佐藤カズマ…冒険者やってます…」

 

 

職業を聞いた途端、ミツルギはカズマを睨みつける。

 

 

「みた感じ、他はクルセイダーにアークウィザード、そしてアクア様はアークプリーストかな…君1人最弱職の冒険者で恥ずかしいとは思わないのか?それにアクア様を馬小屋で寝泊まりさせてるようだけどどんな神経してるんだい!?」

 

 

 

内心カズマは(言いたい放題言いやがって…こいつどうせ強いチートもらって対して努力もせず適当に敵を倒してきたんだろうなぁ、それに比べて自分の兄は同じく特典を貰っているがそれを血が滲むほどの努力で使いこなしてデメリットともちゃんと向き合ってる兄になら説教されてもいいのだが、なんでこんなやつに説教されなきゃいかんのだ)と思っていた。

 

 

 

ある程度カズマに説教し終わったミツルギはダクネスとめぐみんに声をかける。

 

「君たち?大変だったろう?これからは僕と共に来ないか?最高の武器も買ってあげよう!」

 

 

 

「…なんですかこの人は気持ち悪い」

 

 

「何故だろう、攻めるより受ける方が好きな私だがこいつだけは無性に殴ってやりたい。」

 

 

どうやら引き抜きは失敗のようだ。

 

 

「ま、誰もあんたのパーティーには入らないってよ、それじゃ」

 

 

「まって!サトウカズマ!!」

 

 

ミツルギは納得出来ず、カズマの前に立ちはだかる、愛しのアクアを救う為(笑)

 

 

「どうだろうか?ここは一つ勝負と行かないかい?」

 

 

「断る、俺に勝ち目が見えない」

 

 

「逃げるのか?」

 

 

「いいや、これは逃げじゃない、無視だよ」

 

 

 

「減らない口だな…ならば力ずくで!」

 

 

ミツルギが痺れを切らしてカズマに勝負を仕掛けようとした時、ミツルギの肩に誰かが手を置いた。

 

 

「誰って!君は!!」

 

 

「よぉ坊ちゃん、うちの弟になんか用か?あん?」

 

 

弟がいじめられてると勘違いしたブチギレお兄ちゃんだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




さて、ミツルギさん…お疲れ様です。

ヒロインどうしましょう?(申し訳ない!めぐみんはカズマのヒロインとさせてもらいます!)

  • アクア
  • ウィズ
  • ダクネス
  • ルナ
  • ゆんゆん
  • サキュバス
  • エリス(クリス)
  • もういっそのことハーレム
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