俺の名は佐藤リョウマ…未練がましい男だ…。
俺には弟がいる…アニメとかそんなのが大好きでヘタレで甘えん坊なバカな弟…。
俺が居ないとすぐにぐずり出すしょうがない奴だ…だけど…
俺はそんな弟を残して死んじまった…。
今でも覚えている…腹に突き刺さる刃物の感触…それが何度も何度も突き刺されて…全身から力が抜けていくあの感覚…。
体が震えて、寒くて寒くてたまらなかった…この苦しみから早く解放されたい…そう願ったほどだ…。
そして最期に頭を過ったのは親父にお袋…そしてカズマの顔だった…。
そして俺は死んだ…。
そのあとはどこかアホっぽい女から色々説明を受けて転生した。
特典とかは適当に選んだ…我ながらナイスな選択だと思う…だって持ち運びが便利だ。
そんな事より…俺は死後こうして新しい世界で生活している…そしていつの日か…何年先でもいい…あいつなら死んだらここに…この世界にくると思って…駆け出しの街に拠点を築いている。
まあ…会えるとしても何十年と先だろうが…年老いたカズマと酒でも飲みながらあいつの人生を聞きたい…。
さて、そろそろアクセルだな…一ヶ月ぶりくらいか?ちょっと今回は報酬はいいとしても期間の長いクエストだったからなぁ…確か南のダンジョンを根城にしているドラゴンの群れの討伐…だったな…。
しっかしあのガキ…自分に酔いやがって…別に嫌ってはいないが少し礼儀ってのを教えてやりたいところだ…。
そうこうしているうちに門に到着する。
俺に気づいた門番がこちらに駆け寄ってくる。
「リョウマさん!クエストお疲れ様です!」
「どうでしたか!?ドラゴンの群れを蹴散らしたんですか!?」
「おいおい!リョウマさんだぞ!?あったりまえじゃないか!」
うるさい連中だ…。
「おい、こっちは疲れてんだよ…騒がしくしてんじゃねぇよ…」
「「すっすみません!」」
「いや、そんなピシッとしなくても…まあいいや…」
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街に入るといろんな奴らから声をかけられる…まあ冒険者やってるから遠出なんかしたらよくある光景か…多分…。
「あっ!リョウマさん!」
「リョウマさーーん!おかえりなさーい!今からギルド?後で私も行くねー!」
「おっ!旦那じゃないですか!お戻りだったんですか!!」
「あら!リョウマちゃん!今度うちの店にでも寄っとくれや!サービスするよ!」
遠出していただけでやかましい連中だ…でもここの人らはいい人達ばっかりだ…心の底からそう思う…。
自覚していることではあるんだが…どうにも治せない俺の口の悪さがある…それでも普通に話してくれるここの人たちは優しい…だけど…。
「ん?」
少し気になる屋台を見つけて目を向けるとそこの店員と目が合ってしまった。
「きゃっ!め、目がっ」
「はぁ…」
そう…ここの人たちは優しいが…多分俺は…怖がられている…。
「(リョウマさんと目が合っちゃった!か、かっこいいよぉ〜!ドキドキしちゃう…っ!)」
ーアクセルのギルドー
ギルドに着いてすぐさま受付へと向かう。
「おい、ルナいるか?」
受付台に腕を置き呼び出しベルを押す。
すると「はーい!」っと言う声と共に少々目のやり場に困る格好の美女がやってくる。
「…おい…前にも言ったがその格好はどうにかならんのか…」
「えっ、あっ!リョウマさん!ドラゴンの群れの討伐クエストもう終わられたんですか!?」
「あぁ…ちょうど一昨日終わった」
「一ヶ月でどうこうなる数じゃないでしょう…いくら貴方とミツルギさんと言えど…」
今回のクエストは本来王都のギルドで出されていたクエストだったのだがメンバーがたらずこっちにまで話が来たそうだ…
「そこそこだったぞ…そんなことより、さっさとクエスト終了の資料に判子を押してくれ…」
「わ、わかりました!少々お待ち下さい!あっ!どうせなら何か食べて行きますか?」
そういえば腹も減ったな…前回の戦闘の後十分食ったと思ったが…
「なら、カエルの唐揚げ5人前と特大のシュワシュワを頼む。」
「はーい!」
よし…後は席にでも座って待つとするか…。
辺りを見渡すと時間帯もあってか人が徐々にに増えてきた。
俺と同じくクエスト帰りの冒険者達にただの呑んだっくれにその他諸々の…って…ん?
奥の席に何やら見覚えのある青い髪の女がいた…。
新入りか?いや…でもなんだ…?見覚えって言うか…あのアホっぽい女にそっくり…
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ーカズマ視点ー
「ね、ねぇカズマ?」
「…なんだよ」
目の前の駄女神が目をパチパチさせながら話しかけてきた。
「今日のご飯…もしかして…これだけ…??」
俺たちの目の前にあるのは半人前のサラダが2皿…しかもドレッシング無し…
「…そうだ…」
するとアクアは大粒の涙を浮かべながら叫ぶ
「ぬぁぁんでよぉぉぉぉ!!あんまり私たちでも行けるクエストないから日々バイトで頑張っているのに!その1日の終わりのご飯がこれぇぇ!??」
その言葉を聞いた途端カチンときた。
「黙れよこのクソビッチがっ!!大体こうなったのはお前が飲み代をツケなんかにするからだろうが!!その結果ツケ払ったらこれしか買えなかったんだよ!!わかったら黙って食えっ!!」
「いやよぉぉ!私!私女神なのにっ!!こんなのおかしいぃ!!甘やかして!!もっと私を甘やかしてよぉ!!シュワシュワが飲みたいのぉぉぉぉぉ!!」
バカと言い争いをしているとこちらに近づいてくる人が…うわっ!騒ぎすぎてクレームか!?
「おい…そこの青いの…」
どうやらお叱りを今から食うらしい…食うならおいしいご飯の方がいいのにっ!くぅ!って…あれ?この人…どこかで…
「青いのって何よっ!!あんた!!私を知らないの!?女神であるこの私をっ!!?ってあんたはっ!!!?」
「…やっぱりお前か…転生させた女神の…」
嘘…だろ…?
この人…この人は…
「ん?そこのお前、俺の顔になに…か……は?」
向こうも俺に気がついた…。
「に…兄…ちゃん?」
「カズ…マか?」
そこに居たのは死んでしまって…心から会いたいと願っていた兄だった…。
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「兄ちゃんっ!!兄ちゃぁぁぁぁんっ!!」
カズマは人目なんか一切気にせず最愛の兄との再開に涙を流し、力一杯抱きしめていた。
「か…カズマ…!てめぇ…大きく…なりやがって…っ」
震える声でカズマを抱きしめ返すリョウマ…。
「ずっとっ!!ずっと会いたかったぁっ!!俺っ…!俺ぇぇっ!」
「この泣き虫めっ…相変わらずじゃねぇか…!」
「ちょ、ちょっと!どう言う事なのぉ?!置いてかないでよぉ!」
アクアが耐え切れず2人の間に入った。
「あ、あぁ…すまんアクア…」グスッ
「全く…で?説明してちょうだい?」
鼻を啜りながらカズマは説明をし始める…
兄がいて、兄が昔通り魔に殺された事…一通り説明が終わると
「なるほどね…でもまさかあのサトウリョウマがカズマのお兄さんだとはねぇ…」
「あのサトウリョウマ…?アクア…そういえば兄ちゃんのこと知ってたっぽいけど…あのお前が一々送った人の事覚えてたのか?」
「失礼ねっ!ってか送った人の事なんてほとんど覚えてないわ!でも彼は天界でもすごい有名なの…」
「この駄女神…送った人の事把握してないのかよ…」
「リョウマと言えば、今まで扱える人間が誰1人いなかった、ってかもはや使いづら過ぎてハズレアイテムなんて言われてるアイテムを自由自在に使いこなして今1番人類最強と言われてる男なのよ」
「ええええっ!!?すげぇや!!さっすが兄ちゃん!!」
目をキラキラさせながら兄の顔をみるカズマ。
そんな視線に少し気恥ずかしさを覚えるリョウマは…
「…言い過ぎだ…俺は別にそこまでじゃない…やれる事をやってるだけだ…」
少し顔を赤らめながら目を逸らした…
「すげぇ…なんか強者しか言わないセリフを…!」
「と言うかカズマ…てめぇ飯そんだけか…?あぁ?」
リョウマは机に置かれている半人前のサラダを指さす。
「あ、あっはっは…こ、これは…」
「(あっ!そうだわっ!)カズマったら酷いの!!聞いてよリョウマさぁん!お金が無いからって明日も重労働なのにこれで過ごせって言うのよ!!」
「こ、このクソビッチっ!なに人に罪を擦りつけようとしてんだ!?そもそも金がないのは!!」
「っち…しゃーねぇな…おいっ!!ルナっ!」
現状を把握するとリョウマは大声でルナを呼ぶ
「注文変更だ!唐揚げを8人前、シュワシュワを二つ追加だ!」
ルナの声は聞こえないが厨房からサムズアップだけ見えたのでおそらく注文は通ったであろう…。
「えっ…いいのかよ兄ちゃん!」
「シュワシュワも飲めるのぉ!?」
2人ともよっぽどお腹が空いていたのかよだれを垂らしながらリョウマを見つめていた。
「ふん…せっかく会えたってのにくたばられちまったら気分悪いだけだっ!それに目の前でんなもん食われてちゃ身内として恥ずかしい…ただそれだけ…それだかだかんな!」
「へへっ」
兄の口は悪いがこう言った優しさをまた感じられてなんだが嬉しいカズマであった…。
ヒロインどうしましょう?(申し訳ない!めぐみんはカズマのヒロインとさせてもらいます!)
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アクア
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ウィズ
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ダクネス
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ルナ
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ゆんゆん
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サキュバス
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エリス(クリス)
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もういっそのことハーレム