先ほどの騒動から10分ほど立つと、机の上に注文の品が揃った。
いただきますっと皆んなで口を揃えて言うとジャッキをすぐさま持ち…
「「かんぱーーいっ!!」」
「おう…乾杯…。」
他愛もない雑談なんかをしているとカズマが一つ質問をする。
「ハムっ!ムグムグ…ゴクンッってところで兄ちゃんはここ来て相当長いって事なのか?」
「ん?あー…まあそこそこだな…」
「そうだ!兄ちゃんの転生特典の事教えてくれよ!」
「…まあいいか…俺のはこれだよ…おら」
そう言うとリョウマは左腕を前に出し無限の進化(インフィニティエボリューション)を見せる。
「腕輪…?」
「カズマさぁん?これ、ぱっと見は大したことないように見えるけどはっきり言って使いこなせるようになれば激ヤバなアイテムなんだから」
「そこのアホ子の言う通り「アホ子っ!!?」こいつは初めっから何でもかんでも出来るやつじゃなかった…初めはただ光るだけだ。」
「え?そんだけ?」
「あぁ、それだけだ…」
「じゃあ兄ちゃんはどうやって…」
「難しいことじゃねぇよ…ただ使える様にならなきゃ死ぬ…それだけの話だ…こいつは進化をする…絶えず…永遠に…ただしそうなるにはそう言った状況が必要無ならないといけないし、突如使えるようになった力を臨機応変に使いこなさないといけない…」
「うわぁ…これっていわゆる努力系かぁ…」
するとリョウマは何か言いたげにモゴモゴしだす…。
「兄ちゃん?」
「あと…これにはとある欠点があるんだ…」
「欠点って…これ以上に何があるんだよ?努力しないといけないとか臨機応変に対応しないといけないの他に…」
「あー…あれかしら」
アクアだけその欠点に気がついたら模様だ…
「…必殺技名を叫ばないといけないんだ…これをつけた途端これの使い方は大体わかった…元々持ち運びに便利そうだと思っただけでたいして深く聞いてなかったんだ…これがなんなのかすら…」
「そ、それは…」
カズマは思った…必殺技を叫びながら戦うなんてロマンの塊だ…だが少し遅れてこうも思った…兄はそう言うジャンルはあまり通っておらず、ましてや年齢は21…それは…つまり…
「つまりリョウマはいい歳こいて必殺技名を叫ぶのが恥ずかしくてたまらないってわけね?」
アクアが包み隠さず言い放つ。
「……あぁ。」
「うぉおいっ!!アクア!!いくらなんでも言い方ってのがあんだろ!?」
「えー?でも珍しい事じゃないわよ?今時の転生者ってカズマみたいにアニメとかそんなのとは無縁の生活の人だって参加したらしてるんだから…」
「はーっ!?陽キャがこっち側に来たら俺らの唯一のスペースが無くなんだろーが!」
「しょうがないじゃない!どこも人手不足なんだから!でもあまりそういう子は長生きできないのよ…ってかそもそも生き残ってもすぐに冒険者辞めちゃうし…異世界あるある的なのがわからないみたいよ?」
「えっ…それだと兄ちゃんも…」
チラッとリョウマの方をみると
「ゴキュゴキュゴキュゴキュ…ぷっはぁ…俺はカズマが異世界ってのはどんなのかってどハマりした時俺に話しかけてきたろ?それを覚えてただけた」
アホみたいにデカいジャッキのシュワシュワを飲み干していた。
「いや、その言葉はすっごく嬉しいし、俺との会話を覚えててくれたことに感激したいんだけども…兄ちゃん…にしても早過ぎはしませんかね?!しかもカエルの唐揚げもあと少ししかないし!!どんだけ食うの!!?」
「あっ、そうそう俺の特典消費エネルギーがすげえから人の何倍以上も食わないといけないんだ…」
「このアイテムそれも厄介なのよねぇ…下手に食べなかったらアイテムに生命力を食べられてなくなったら肉体も食べられちゃうんだから」
淡々とした顔で衝撃の新事実をカズマに教えるリョウマとアクア…。
するとカズマはワナワナと震えはじめ…
「とんでもねえデメリットあんじゃん!!?必殺技叫ばないといけない!?そんなのよりもっとやばいことじゃないかよ!!」
「…カズマ…てめえ……そんなにハッキリと自分の意見を言えるようになったんだな…偉いぞ」
微笑みながらリョウマはカズマを撫でくりまわす…。
「って兄ちゃん!!ちょっ!は、恥ずかしいって!こんなんで誤魔化されて…ってお、お兄様!?弟は恥ずかしゅうございますぅぅぅっ!」
顔を真っ赤にして叫ぶカズマ…。
口ではこう言っても内心は撫でられて結構嬉しかったりする。
「プークスクス!カズマったらお兄ちゃんに撫でられて照れてるのかしら?お子様ねぇー!プー!クスクス!」
「おい、アホ子…」
一通り撫で終わるとリョウマはアクアに話をふる
「あ、アホ子って!アクアって呼んでよ!!私女神様なんですけど!?」
「…アホ子…テメェがなんでここにいるのかは知らねえ…だがカズマの事を頼んでもいいか?正直ずっと俺がそばに入れるわけじゃない…こいつもいずれ一人でやってけるようになる…そうなるまででもいい…どうかこいつの良い友人であってくれないか?」
真っ直ぐな瞳でアクアを見つめるリョウマ。
その目には女神であるアクアの何かを動かした…。
純粋な愛…家族を思う彼の愛…。
「…まあ?いいわよ…それくらい…リョウマって口は悪いけど家族思いな…って言うか!そうなってもらわないと私が困るんですけど!!私!お宅の弟さんに特典として連れてこられただけなんですけどぉ!?」
「と、特典?」
リョウマはカズマの方をみるとカズマは目を逸らす…。
「え、えっとぉ…」
「なるほど…女神を特典にか…カズマテメェ…頭いいじゃねぇか」
意外!怒られなかった。
「で、でもよ兄ちゃん!連れてきたはいいけどこいつちっとも役に立たないんだよ!!戦闘どころかすげえのは宴会芸ばかりだしよ!」
「カズマ!私の宴会芸にケチつける気!!?」
「…はぁ…テメェらずいぶんと楽しくやってたみたいだな…」
「「楽しくないっ!!」」
その後さらに何杯か注文してアクアもカズマもこれ以上ないってくらいベロベロに酔っ払った。
そして…
「おえええええっ!!」
「ぐかー!ぐかー!」
「…飲ませすぎたな…」
爆睡するカズマ…ぶちまけるアクアの背中をさすりながらぼやくリョウマであった…。
「ご、ごへんなざいっ!」
涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃになったとても女神とは思えないアクアがリョウマに謝罪をする。
「ちっ…全部出したか?」
「ズズッ…えぇ…で、でもまだお酒がにゅけなぁい…」
フラフラなアクアを見てまたもやため息を吐くリョウマ…。
ここから彼らが止まっている馬小屋までは距離がある…このまま帰らせるにはかなり不安だ…そこで…
「はぁ…モード…揺籠…。」
そう言うと彼のブレスレットが光だしブレスレットからツルのようなのが伸びてきた。
そのツルは形を徐々に変え彼の背後でハンモックのようなのが完成した。
「これは本来採取系クエストでしか使わんが…しゃーない…」
またツルを伸ばし寝ているカズマをハンモックに優しく乗せる。
「このままテメェらを運ぶ…近いから今回は宿に泊まれ…金なら出してやる…」
「ほえぇ…このアイテムこんなことまでできるんだぁ…ってうぉっとと!」
「おっと!」
千鳥足でふらついたアクアを抱き抱え体制を戻すようにリョウマは自分の元に引き寄せる。
「ったく…危なかっしくて見てられねぇな…ヨイショっと」
「ふえ?」
そう言うとアクアを持ち上げ歩き出す…そう…いわゆるお姫様抱っこでだ…。
「ちょ、ちょっと!恥ずかしいじゃない!!」
「我慢しろアホ子…怪我でもされたら飲ませた俺が気分悪いだけだ…」
「あー!またアホ子って言った!」
「うるせえ…カズマが起きちまう」
「このブラコン冒険者ぁぁぁぁっ!」
モード揺籠
籠型、ハンモック型など、素材の採取や人命の救助なんかに役に立つ形態。
ほぼ使用者に重量感を与えないし、消費エネルギーもかなり少ない形態でもある。
ヒロインどうしましょう?(申し訳ない!めぐみんはカズマのヒロインとさせてもらいます!)
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アクア
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ウィズ
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ダクネス
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ルナ
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ゆんゆん
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サキュバス
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エリス(クリス)
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もういっそのことハーレム