喰種を幸せにする人間 作:干支
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久びさに東京喰種を見てみるか
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やはり面白い
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ならば書こう!二次創作を!
朝、目が覚める。
寝起きのこの時間が一日で最も憂鬱な時間だ。眠気がまだ体に残っていてこのままベッドに横になっていたい。
しかし、そんなことを言っててもやることはある。グダグダしててもただイタズラに時間が過ぎていくだけ。
うめき声が口からこぼれ落ちながら、のそのそとベッドから這い出て……そのまま頭から地面にゴツン。
「……いだい……」
寝ぼけ眼で呟くいつもの朝。
リビングに来ればいつものようにトースターにパンをセットしてテレビをつける。仲の良いお隣さんのおすすめのコーヒーも淹れて朝食の準備はおしまい。
パンが焼ける間に着替えをすまそう。
しまうこともせずにリビングにハンガーでかけてある衣服を手に取り重い体に鞭打って着替え。
そして、足がもつれてまたもや頭からゴツン。
「……いだい……」
これも朝の試練。もはや慣れた日常だ。
そんなことをしてると"チン"と音が鳴りパンが焼けたようだ。
早速手に取りジャムをつけずにパクリ。この素材の味が美味いんだなぁ。
そのままコーヒーを飲めば……まだ眠いな。
そんな眠い目で眺めるテレビ。
『昨夜未明───男性の死体が───捜査官は喰種の犯行とみて──』
連日同じような内容の報道にあくびが出る。
朝食をぺろりと平らげ、さて今から大学だ。
鍵も持って荷物も持って、いざ家を出る。
すると同時に自分の住むマンションの一室、その隣の扉も開いてそこから1人の女性が出てきた。
「おや、今から大学かな?」
「おはよーざいやーす」
セットしてないぼさっとした長い翡翠色の髪に眠そうな目の彼女は"高槻泉"。有名な作家さんだ。
「相変わらず眠そうだねえ」
「高槻さんも隈酷いっすよ」
「あははー、昨日も徹夜で執筆してたからさ」
「今から買い物で?」
「コーヒーがきれてしまってね。買い出しだよ」
「んじゃ自分の分も頼んでいいすかね?お金は後で渡すんで」
「えー、自分で買いなよ。なんなら君が大学帰りに買ってくるとか」
「……今、金欠で」
「それ、私にお金払う気ないじゃん」
ふっ、バレてしまったな。
高槻さんのジト目が突き刺さる。
俺もそろそろバイトしなきゃ。親からの仕送りで生活してるがこのままだとクズ大学生になりそうだ。
「ま、そろそろ自分は行きますんで」
「はいはい、行ってらっしゃーい」
手を振る彼女に手を振り返し、そのまま踵を返してエレベーターに向かう。
それにしても、高槻さん今日は一段と"臭ってた"な。
……徹夜、ね。寝不足かあ。まあお風呂にはちゃんと入った方がいいが、女の人にそんな指摘したらあとが怖い。
「──錦君や、俺の分のノートも取っておいてくれないかね?」
「黙れ、起きろ、自分でやれ」
大学に来たものの眠気には勝てん。
隣に座る大学からの付き合いの友人、"西尾錦"君に頼んでみるが断られてしまった。冷たい奴め。そんなんだから彼女が出来な……いや、確かいたっけ?
……やばい、殺意の波動に目覚めそうだ。
「夜更かししてるからだろうが。自業自得だ」
そう言ってメガネのブリッジ部分を指でクイッと上げる。
そんなことしても賢くは見えないのになぜ眼鏡をかけてるやつはみんなこういう動きをするのだろうか?かっこいいと思ってるのだろうか。
もしかして、それやれば女の子にモテるようになるのか?俺も伊達メガネ買わなきゃ。
「……また変なこと考えてるだろお前」
「え?なんで分かった?以心伝心?いや、相思相愛?」
「きっしょ、死ねや」
(´・ω・`)
暴言はよくないと思ゆ。やめよ?そういうの。心が傷つくよ。
「……また研究かよ」
「まあね。もう少しでひと段落着きそうだから急ぎ足で」
「それで講義中に寝てちゃ世話ねえだろうが。……はあ、寝てろ、ったく」
「………え?」
「俺のノートは別に見やすくねえからな」
「……これが…!ツンデレ…!?」
「殺すぞ」
……ぴえん。
殺される前に寝よ。
「…………チッ」
意識が落ちる直前、横から舌打ちが聞こえた。
大学も終わると今度は行きつけの喫茶店に向かう。
「よっすー爺さん死んだかー?」
「ははは、まだまだ長生きするよ。今日もよく来たね」
温厚そうな、穏やかなお爺ちゃんマスター"芳村さん"。
暇な時に来てはこうして会話をする仲だ。
そして、いま俺が大学で研究している"内容"を知ってる数少ない人物だ。
「大学は楽しいかい?」
「ま、そっすねー。いつも通り穏やかに平和に過ごしてますよ」
「穏やかに平和に、か。それはいいことだね」
「そーいや、今日"トーカ"ちゃんは?」
「まだこの時間は学校だよ。大学と高校は違うから」
「そっかー。いじると面白いからいい暇つぶしになるのに」
トーカ。"霧嶋董香"。
この喫茶店、"あんていく"の店員の一人。
普段は猫をかぶってるが、その実中身は毒舌な女子高生。ただイジるとたのしい。あと可愛い。我が癒しでもある。
「コーヒーは飲むかい?」
「あ、じゃあ頼んます。あと腹減ってるんでガッツリ食えるもんもお願いできます?」
「オムライスとかはどうかな?」
「じゃあそれで」
ここの料理は……まあ、普通だ。ぶっちゃけね。ただコーヒーが絶品。なんか美味いんだよなあ。
……コーヒーとオムライスって合うのか?
昼間の客が少ない時間帯。窓から外を見れば行き交う人達。うーん、今日も平和だなあ。
マンションに帰り鍵を開ける。
そのまま中に入ろうとしたら隣の部屋の扉が開いた。
「あ、帰ってきた」
「帰ってきました」
「コーヒー買ってきてあげたよ。泣いて喜べー」
「うわぁい、さすが有名作家さんだあ。有能だなあ」
「すごく嫌味にしか聞こえないなあ、それ」
手渡しで渡されるブツを貰う。
「今日も楽しかったかな?」
「いつも通りの日常っすよ」
「そうか。それはいい事じゃないか」
「全くもってその通り」
「……ふっ、じゃ、私はこれから仕事だから」
「あいあいさー、頑張ってくらさいねー。あ、コーヒーどうも。お金は出世払いで」
「やっぱり払う気ないじゃん」
ヘッと笑って扉が閉まる。
さて、俺も中へと入り、早速コーヒーを淹れよう。
その後、パソコンを起動。
今日も夜更かししながらやることやりますか。
これが、"日暮トシ"という"人間"の平和な日常である。
衝動とノリと勢いだけで描き始めたから設定があやふやという。