生活水準が向上した人類の拠点。だが、生活水準以上に性活水準の方が遙かに向上した。趣味と実益を兼ねた創作でリリーとイベリスが頑張った結果だ。コロニーでは周囲の目があったが、ここでは全てから解放される。
その過程で彼と彼女達との仲も飛躍的に向上する。
「ダンナ様。人類って実はどうしようもない程、愚かだったりしないか?」
「そんなの周知の事実じゃありませんか。ですが、新人類の方々もあまり人の事を言えないと思います。多少無理ができる肉体だからって、ハードSMプレイにド嵌まり、各種イメージプレーを楽しむ人も居ましたよね」
彼は、レイヴンの方をみて言った。レイヴンも心当たりがありすぎて、これに対しては言い返す事が出来ない。彼女の知識レベルは、基本と正道の性知識のみだ。少し道が外れた事など思いつく事もない。
そこに人類の叡智が加われば、マンネリ化した性活が激変する。
「まぁ、いいんじゃないレイヴン。私は人類と新人類が手を取り合えると信じられるようになったよ。イベリスだって同じ気持ちだよ」
「そうですね、確かに人類は私達に必要な存在でした」
百合の間に本当に挟まりに来ない男性は、一定以上の信頼を得ていた。彼のお陰で、リリーとイベリスの関係は、進みまくった。それこそ、コロニーの中でそこまで進んだ関係を持つ者が居ないレベルだ。
「それは、何よりです……ですが~、ネイティブの皆様が集めた資財をもう少し大事に使って貰えませんか?勿論、掃除、洗濯の自動化。農業用ドローン作成など助かっております。しかし、大人の玩具(意味深)に対する消費量がちょっと……」
「「……」」
目をそらす百合の二人。
実に良く出来た新人類だと思って彼は許した。早く彼女達の元気な姿をマザースフィアに見せてあげたいと本気で思っている。
「そういえば、マザースフィアとのコンタクトを取るための準備は進んでいるのか?ダンナ様も一応は気にしていたが」
レイヴンの発言に、リリーが一瞬、えっという顔をしている。彼女は、ここでの性活が楽しすぎて任務の事を後回しにしていた。当初は確かに覚えていた。だが、自由に出来る開発環境、身の危険が無い安全地帯、性的な恋人、食事も提供される。これ以上無いほど充実した環境に身を置いており、忘れていた。
正確に言えば、長い寿命を持つ新人類だ。多少、優先度を下げても良いと後回しにしていた。
「もしかして、忘れてないでしょうね?貴方達からの交信が無ければ、第六空挺部隊や第七空挺部隊が送り込まれるかも知れません。同胞を死地に晒してどうするんですか」
「と、当然ソッチも進んでいるよ。ネイティブ達がたまに集めてくる資財の中にドローンがいるんだ。それを分析したところ砂漠地帯に自我を確立したAIドローンがいる事が分かったんだ。しかも、マザースフィアにハッキングをしかける施設を持っているみたいなんだよ」
リリーは、自前でも同じような施設は作れるが時間と資財の問題から、ある物を奪おうと提案する。確かに理想的な答えだ……それがもっと早く伝えられていれば。
「へぇ~、そんな情報があったんですね。でも、伝えるのが遅すぎるので罰ゲームです。イベリスさん、例のプログラムは出来ておりますか?」
「当然です、人類様。このNT-Dゴーグルを装着すれば、脳にハッキングをかけて恋人がNTRされる様子を見せ付けられます」
イベリスは、人類を尊敬しており様付けだ。
人類の叡智から生み出されたニュータイプ・デバイス。通称、
L月E日
砂漠地帯にいるという自我を取得したAIドローンに会いに行くことになった。正直、行くつもりは全く無かったが、マザースフィアさんとの対話の可能性がある為、渋々承諾した。
移動に際し、ネイティブ達に性的に食われる事を警戒して近寄らなくなったアダムさんのテトラポッドを借りようとしたが、お断りされてしまった。ネイティブの愉快な仲間達も一緒に乗せたいといったら絶対に駄目だと言われる。
その為、リリーとイベリスが廃品から作り上げた新車で大移動だ。
本当に彼女達は有能で、材料さえ有れば何でも作れるのが素晴らしい。道の問題があるため、ホバー機能も有る素晴らしい移動拠点だ。
J月#日
砂漠を移動中にNT-Dの使い心地をリリーに聞いてみたら、最低だけど最高だよって言葉を貰う事ができました。この事で彼女は少しは人類を見直した。病気にもなる、怪我もする、メモリー移植で新しい身体に交換できない、深海の水圧にも耐えられない、宇宙空間で生存できない、食事を必要とする、老化する といった欠点が満載の人類でも価値はあると。
想像の分野において、新人類の遙か先を進んでいる事を認めさせる事に成功する。
でもさ、最近ではネイティブ達でも利用できるNT-Dシステムを開発しているとかで、アバドンさん、ギガスさん達が謎のデバイスを装着している。一体、どんな映像を見ているか、知りたくない。
しかし、結果的に見れば順調だ。新人類の技術で作られたシステムなら、レイヴンにも有効だろう。万が一の場合には、アダムに全ての責任を取らせる。それが、エルダーネイティブという立場だ。
Y月(日
砂漠で自我を確立したAIドローンと会う前に、アダムがドローンを介して接触してきた。私に、テトラポッドを貸さないのに今更のご登場だ。しかも、相手の要求はエルダーネイティブの存在は黙っていて欲しいとの事。
まぁ、言わないで欲しいなら構わないが代わりに何かくれるのかと聞いたら、軌道エレベーターに関する情報が貰えた。ソコには、機械と融合したネイティブもいると。映像を見せて貰ったが、実に男のロマンが分かっているネイティブだ。
機械と融合出来るネイティブが存在しているなら、女性型のロボットと融合する奴は必ず現れたはず。仮に居なくても、こちらにはコロニーが誇る変態技術者と変態ハッカーがいる。作って貰えば良い。
正直言えば、新人類と機械融合型ネイティブinメイドロボだと、人類視点から言わせて貰えば、ほぼ同じ存在だ。
O月%日
砂漠で、自我を確立したAIドローン…D1G-g2rと接触した。私は、彼と会った瞬間に思い出したよ。楽園追放という映像作品で似たような存在達がいたなと。フロム製、Nitroプラスが融合した世界かと思ってしまう。
楽園追放も終末世界で、尻が素晴らしいヒロインがいたなと。内容も大体似ている気もしてきた。
D1G-g2rは、人類に興味を持ってくれた。当然、私も興味津々だ。人類を遙かに越える演算能力を持つのに何故人類の考えを理解したいのかなど。新人類、自我を確立したAIまで出てきたら人類は勝てるはずもないと改めて実感する。
マザースフィアさんがいるコロニーへの通信は、準備や天候の関係で三日後らしい。運が良ければ、私も話せるらしいので期待するばかりだ。お前が送り込んだ娘達は、こんなドスケベになっていると報告したら、どんな顔をするのだろうか。
リアルが忙しく投稿が不定期で申し訳ありません。
イブさんも早くご登場願いたいですよね。
アダムさんが本当に頑張って、原作通り進めてくれるはず。