そこには2つの命があった、1つはどうやっても勝てっこない、そう思わせるほどの命、もう1つはその脅威に歯向かう命が。
「おいおい、クソドラゴン?あの時と比べて弱くなっちまったか?」
「ガアアアアアアアアアアアア!!」
悠斗がドラゴンを挑発する、ドラゴンは‘’言葉”を理解しているため目の前のハエを殺そうとしっぽを使い、ブレスを吐き、引っ掻き攻撃もする。
だが!そのどれも一切合切が悠斗に回避される!では、何故悠斗はこの攻撃を回避できるのか。それは、皆の為であった。
生徒の為ならば命さえ捨ててしまえる。そんな男だからこそこの世界で生きていた生徒の為に。この男は立っているだからこそ!ドラゴンの攻撃を全部回避できる程、集中していた!全ては生徒の為、ドラゴンを殺す為に!
「おいおいおいおい、マジかよそりゃダメだろクソがっ!」
ドラゴンは鬱陶しかった、だからこそこの目の前の‘’餌”を殺す。その後に食ってしまおう今までと同じように。
そして……そして。
ドラゴンから極大のブレスが放たれた!その威力は絶大そのもの。空気を歪み、地面を壊し、生物の命を終わらせる最強の攻撃。この攻撃をまじかで見た悠斗は。
(ははっ、ほんとにバケモンだなこいつこんな奴にどうやったら勝てるんだよ……)
そして、ブレスは放たれた。悠斗を巻き添いにして……。
(……ここは、どこだ?一体どうなった?)
そこは部屋だった、全部の壁が真っ白で真ん中に椅子が対面になるように2つあるだけの。何も無い部屋だった。
(はぁ、もしかしなくても死んだんかなぁ。……救えなかったかみんなを悔しいな。確かに死んだら独りだ)
とある漫画のキャラのセリフを思い出している時、声が聞こえた。
[悠斗お疲れ様]
「は?え?なんで……先生?」
[うん、私だよ悠斗。ここまで良く頑張ったね]
ここまで聞いて悠斗は先生に向かって走り、抱きしめた。自分の親友をもう、絶対死なせないために
「んでぇ?どこなんだここ?真っ白い部屋だけど……」
[ここはね、簡単に言ってしまえば夢の中。私達はここにいるけどここにいない。あるのは魂だけだね]
「なるほどなぁ……つまりそれほどの攻撃だったってことか」
[そゆことだね。さて、時間が無いから悠斗聞いてくれないか?]
「あぁ元よりそのつもりだ!」
[私は悠斗の力を‘’ギャグの力”であるとずっと思っていた]
「あれ?俺もそうだと思ってたんだけど、違う……のか?」
[うん、実はね]
そう、先生は実は悠斗を転生させた神と会っている。そこで聞いた悠斗の本当の力を。
[悠斗君の力は、考えたことをそのまま力にする。それが君の力だ。]
「……なるほど、けどなんで俺はギャグなんだ?」
[それはこの世界がギャグすぎて悠斗がそれに適応しちゃったんじゃないかなーって]
「あぁ、つまり。皆のおかげって事か」
[そういう事だね!……悠斗もし諦めるならこことは違う別の世界に……]
「先生!それは禁句だ。確かに俺は‘’ブルアカ”が好きだ。けどなぁ!それ以上にここで一緒に生きてきた皆が好きなんだよ!」
アビドス、ゲヘナ、トリニティ、ミレニアム、アリウス、生徒会、他の自治区の子達とは話したことないけど、みんなみんないい子達だ。だから俺は。
「……ありがとな先生、俺のこと気遣ってくれて。けど、やるしかないんだ。‘’ハッピーエンド”を見たいから!」
[うん、わかった!もしかしたら辛くて苦しい戦いになるかもしれない。だけど、悠斗なら私の親友ならきっと行けるさ!]
「おう!!」
[行ってらっしゃい悠斗] 「行ってきます先生」
ドラゴンは酔っていた、この世界の全ての生命体を殺したという事実に。そしてもしかしたら自分を殺せるかもしれない男を殺せたことに!
さて、さっき殺したやつの死体でも食べに行こうか。まぁ食べれるだけの肉が残っていればなぁ!?などと思い近付こうと上まで上げてた顔を下に下げた。そして……
「よぉ、久しぶり」
「グラララ」(まじか)
「大まじ!元気ピンピンだよ!」
「グオオオ!」(反転術式!)
「正……解!」
「先生にギャグじゃないなんて言われた時、想像はできたが理解は出来なかった!ずっとギャグとして使ってた力だからなぁ!」
「けど!死の淵で掴んだ、能力の全容!その圧倒的なまでの力!あぁ、これこそが俺が求めていた力だった!ギャグとかお笑いとかこの際どうだっていい!この力に目覚めれたのはほんとに奇跡だあぁ、最高だこんな気分はじ-」
グオオオオ(こいつ、ハイになってやがる)
「ドラゴン!お前の敗因はさっきのクソデカブレスを俺と出会った時すぐに使わなかったこと!俺の大切な生徒を殺したことだ!」
「グララララララララララ」(敗因?勝負はまだまだこれからだろ)
「そうかぁ、そうかなぁ?、そうかもなぁ!!!!!!」
血が舞う!まるで踊り子のように!
「グオオオオオオオオ!!!!」
「ははっ!上げてけよクソドラゴン!ここをてめぇの墓場にしてやる!虚式……紫!」
「グオオオオオオオオ!!!!!!!」
その一撃は最強そのもの!ドラゴンの体に風穴を開けた!だが!
「ぐはッ!のやろぉ!!」
悠斗の体はもうボロボロであった!立っているのもおかしいほどその体は傷だらけだ!
(やばいな、殺しきれねぇかもどうすれば……とりあえずこれだ)
「フォールンダウン!!」
「グガガガガガ!!」
(うっし効いてるなこのまま畳み掛け!なっ!)
「グラアアアアアアアアアアアア」
「がはっ!なんであの一撃食らってブレス出せんだよアホかよこいつ。ふぅ……これで次の一撃で勝負が決まる!」
「グラアア」
(思えば一瞬だったな、閃光のような瞬きしたら一瞬で終わってたようなそんな物語だった。目を閉じれば確かに思い浮かぶ顔。ホシノ、ユメ)
「終わりにしてやるよクソドラゴン!こいつで終いだ!!!!」
「グオオオオオオオオ!!!!」
悠斗は手に神秘、恐怖、呪力、魔力、神力、その全てを篭めた!
対してドラゴンも負けじと己にある全ての魔力をこのブレスに篭める!
2つの命が一斉に動きだした!!
「グオオオオオオオオ!!!!」
悠斗「うおおおおおおおおおおおお!!!」
最初は拮抗していた!だが!
(くっ!まじい!俺の全てを込めても負けるとか勘弁してくれよ!)
悠斗「俺は負けられねぇんだよ!失った生徒の為に!親友の為に!俺の、俺の大切な夢と星の為に!」
悠斗「俺は負けられねぇんだああああああああぁぁぁ!!!」
???「そうだ、そうだよ悠斗負けちゃダメだよ」
悠斗「この、この声は!」
???「うへぇ、悠斗君何だかとっても面白そうなことしてるね!じゃあ!」
ユメ、ホシノ『私達が力を貸すよ!』
手が届かなかった星に、手が届いたはずの夢に。背中を押された。
ユウト、ユメ、ホシノ『これで、最後だああああぁああああああ!!』
「グガアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
そして……ドラゴンは消えていった。跡形もなく本当にここにいたのか?そう思える程。
残ったのは壊れた世界と悠斗だけであった
(ありがとう、ユメ先輩。ありがとう、ホシノ)
あ、次で終わりです。あと、1年くらい待っててください
キャラの喋ってる時なんですけど。いつもみたいに間があった方がいいですか?それとも今回みたいに繋げて喋らせた方がいいですか?
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間がある方が読みやすいぞ!
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繋げて喋らそう。
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この際さぁ〜どっちもやっちゃわね?
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君がやりたいようにやればいいさ。