クトゥルフ神話リプレイ「知を孕む母よ」 作:東北のカーゴイル
西村はススキに慰められたあと、引き続き実験動物室の他の者を探索しつづけていた。西村は部屋の周囲を見ながら言った。
「それにしても・・・あの水槽の中絶対に嫌な予感がするんですけど、、、。」
部屋から入ってからずっと水槽の中は紅く染まった水に満ちており、その水面には一人の水面の中に顔が突っ込んでいるらしく、その水面がバシャバシャと激しい水音をたてて波打っていたことから、かなり大きな生物が暴れまわっているのではと推測できている。
「…絶対にその人が五体満足ではいないだろうね。」
ススキさんはそういった。・・・絶対にそうだろうなぁ。生きていたら何かしら悲鳴は浴びているだろうし、覚悟は決めて置かないとな。
「そう考えていれば、ある程度のショックは緩和できるかもしれませんね、どの道脱出の目
印は目処が立っていませんし・・・」
「...そうですね、、、いくしかないですよね。」
二人は水槽の中を見たその中には、腹を異様に膨らました巨大なアロワナが、中で暴れ狂っていた。大きさが軽く1m以上あるそれは、水槽に頭を浸してしまっている研究員の顔面の肉をむしり取り、喰らっているのだ。その大半の肉が削がれ骨が見えるほどに乱暴に食い散らかされた彼の、目玉のない暗い眼窩が、助けを求めるようにこちらを覗き込んでいるような気がした。
(SAN値チェック1/1D3)
(ススキSAN値50>83失敗→1D3/2)
(西川 SAN値83>23成功)
ススキSAN値50→48 西川SAN値83→82
二人は人の死体という非常に悍ましい者を見てしまった。まず無事ではないだろうと確信してはいたが、それでも辛いものは非常に辛かった。
「…分かってはいました。しかしそれでも少し酷いです。」
西村はそう発言した、現在進行系で人肉を貪っているアロワナを見ると、ここが非現実的なところにいると痛感してしまう。
「うぅ・・・スゥ〜〜ハァーーすみません、しっかりと見ましょうか。」
ススキさんはかなりのショックを受けていたが、それでも二人が詳細を調べようとするのは変わらなそうだ。
「…それにしても、もしできるのであれば、、、水槽の中を調べるのなら手を直接入れないほうがいいと思います。明らかに人を食べていると考えれば、私達を襲ってもおかしくないと思うのですが...西村さんは何か案はありますかね?」
そう言われたとき西村は手術室の隅に落ちていた。弱い毒の入った小瓶を思い出した。その小瓶は西村の生物的な知識から、水生生物相手なら十分な致死性を持つ毒であると西村は知ってている。
「そういえばなんですが・・・」
西村はそう言いつつその小瓶をだし、ススキに詳細な説明をした。
「・・・と言う事で、安全に水槽のなかを探すのであれば、この小瓶の液体を水槽の中に入れた方がいいと思います。...大丈夫ですよね。」
「...仕方がないと思うな...どのみちこのアロワナさんは私達を襲ってもおかしくないし、、、」
「...わかりました。では水槽の中に入れますね。」
そうして西村は毒を水に入れれば苦しそうにもがいたのち絶命した。そして研究員のポケットの中を調べると、他のすべての動物の檻の鍵と実験室のカードキーを見つけた。取り敢えずこれで他の部屋も探索できそうだ。
「取り敢えず、これで実験室には入れそうですね。・・・念のためアロワナも解剖します?もしかしたら、そのアロワナの中に研究員が使っている、貴重品があるかもしれませんし...」
彼がそう提案するものもススキさんはこう反発した・・・
「…そr…そうは言ってもさっき凄惨な死体をみた直後にもう一回、人肉をみるのは・・・」
彼女はそう辛そうにいった。先程ススキさんがみた凄惨な光景はまだかなり強く残っているようだ。
「そうですよね、ま、まぁ取り敢えずこの部屋以外にも見にいきませんか?せっかく他の部屋のカードキーが見つかったので・・・」
そう彼が提案すると彼女が頷いたので部屋をあとにしようとした。部屋の扉に手を掛ける瞬間後ろから声がした
???「おいおいおい、それはないじゃん二人たち他の事も調べてくれよ。」
二人は思わず背を振り返った。同時に彼は気づかなかったが彼女は何か懐かしいものを見た顔を浮かべていた。
見ていただきありがとうございます。・・・それにしてもキャラクター事に口調を変えるというのが全くうまく行きません、ホントにこういうとき文才が欲しいと痛感してしまいます。ではぜひ来週もお楽しみにしていてください。よければ評価や感想を書いてくれるとありがたいです。ではではーー