【転生者】青く透き通るGTA世界に祝福を・31【まだ増える?】
889:実力派センセイ
皆! イズナちゃんが部活に入ってお友達出来たんだって! これ写真ね
[画像]
(イズナと白黒まだらのツインテールの少女*1、大柄なロングヘアの少女*2が揃ってポーズを取ってる画像)
890:名無しの転生者
おお、ついに忍術研究部三人揃ったか。いやぁみちぅ*3とツクヨも驚いたろうな、ニンジャフリークの同好会にマジモンのフィジカル強者のNINJA*4が入部してくるんだもん
891:名無しの転生者
イズナって忍術(物理)やるぐらいフィジカルお化けだもんな……*5
その上で確かシャーレ上位陣の直弟子ぐらいの立ち位置だろ? 割とマジメに百鬼夜行でも上位の強さ誇ってそう
892:囚人キング
いやぁ、イズナちゃん可愛いし子犬みたいだしスポンジみたいに教えた事覚えるしで楽しくなっちゃってちょっと鍛えすぎちゃったよね
今現在アオちゃんぐらいあるんじゃないかな、強さ。*6小太刀で真空仏陀斬り撃てちゃうしねあの子……
893:墓守の狩人
神秘無しのフィジカルだけなら私より上よあの子
神秘ありの最大出力なら私が上回ってるし、狩り道具フル活用での全力の殺し合いなら多分私が勝つけど
894:名無しの転生者
鍛えすぎィーッ!?
895:写輪眼
それにあいつ神秘の使い方も覚えてきてはいるからな……いや、写輪眼ねーから千鳥は無理だろ*7と思って螺旋丸*8教えたら覚えちまって笑ったよな
[画像]
(ウリエとイズナが掌の上に乱回転するエネルギー塊を生み出している画像)
896:名無しの転生者
写輪眼ネキは写輪眼ネキで何してんの!?!?!?!?
897:実力派センセイ
ごめん……なんか出来そうかなって教えたら自力で旋空使っちゃってる……多分囚人ちゃんが真空仏陀斬り教えたって言ってたからその要領で体得しちゃったみたい……
[画像]
(先生が旋空弧月を撃って見せた後、イズナも同じようにして小太刀を振ると遠距離にあった廃車が真っ二つになる)
898:オール・フォー・オール
あー、多分これ神秘を用いてNARUTOのチャクラ刀みたいな感じで神秘の刀身を形成して、それを瞬間的に伸ばす事でぶった切ってますね
これをうまく解析すれば神秘対応型トリガーの研究も進みそうですねえ
899:名無しの転生者
先生まで何してんの……まあそりゃ子犬みたいに自分を慕ってくる才能ある子なんて鍛えたくなるだろうけどさあ
900:名無しの転生者
でもそれをするっと会得しちゃうイズナちゃんも才能マンよね……何でこんな逸材が唐突にPOPしたんだか
901:名無しの転生者
所で先生方、イズナちゃんが忍術研究部に入ったって事はイベント案件ですが?*9
902:名無しの転生者
あ、そうか。不忍ノ心*10始まるのか。忍術研究部がシャーレに来て部活の正式認可への推薦書描いてほしいってとこから始まるんだよな
んで、そこに百鬼夜行の生徒会、陰陽部の子が来て、そこから色々あって先生が頼み込んで部活を正式に認可する代わりにイベント運営に協力を、となる
903:実力派センセイ
あっ
904:名無しの転生者
おっと?
905:名無しの転生者
これは先生、やったな?
俺は怒らないから何やったのか白状しなさい
906:実力派センセイ
それが……その……ミチルちゃんに推薦状書いて! って頼まれた時、すぐにそこにいたから囚人ちゃんにその辺確認したあと、百花繚乱とお祭り運営委員会*11とシャーレの連名で保証書出してもらって……
ちょうどそこに陰陽部のカホちゃんが来たからその辺りトントン拍子で進んで、もう正式認可されちゃってます……
あ、でも! それはそれとしてイベント運営に協力してほしいって依頼があったから実績作りにミチルちゃん達を推挙したから大体筋書き通りだよね!?
907:名無しの転生者
……これは?
908:名無しの転生者
ギリギリセーフ……ですかねえ? まあ一応イベント運営として参加する流れには持ってったわけだし……
そも、原作の流れ通りに進める気はあんまないっしょ? それが後々に影響してくるとかならまだしも
909:写輪眼
一応ここで忍術研究部が頑張ったのが最終編とか百花繚乱編に繋がって来るから必要ではあるんだがな……まあ、今回は良いけどもうちょっと早く教えてくれ先生……
ま、イベント当日は俺を含む万魔殿も行くから何とかリカバリーはできると思うが……うーん、イブキ*12が泣きそうな目に会うというのを知ってて放置するというのはな……
一応忍術研究部との交流で我慢してくれるというのは分かってんだけどよ
910:名無しの転生者
あ、写輪眼ネキも一応イブキちゃんの事は可愛がってんのね
そういやイブキちゃんの教育に悪い、みたいなこと前に言ってたか
911:写輪眼
ま、俺に取っちゃ可愛い妹分みたいなもんだしよ、俺もなんやかんやあってゲヘナに来たもんだから、ちっとは重ねて見ちまうとこはあんだよな
……まあ、悪いようにはならねえ! 割り切るぜ! あと割と真面目に一歩間違うとゲヘナと百鬼夜行の全面戦争になるからな今回
912:名無しの転生者
ほんとにね……そういえば今回ニヤがニヤニヤ教授を名乗って魑魅一座そそのかすけど、陰陽部で言うチセ的立ち位置なのにイブキに何かあったらどう責任取るつもりだったんだろうな
というかニヤニヤ教授の名前自体騙ってただけだし。というか後で本人出て来たよな、七囚人の脱走手引きしたゆるふわクソガキ
913:にゃんこ大線路
あ、そうなんですか?
914:名無しの転生者
うん、そうなんだよね。今回の一件、裏でニヤが糸引いてんだけど、どうもシャーレの実力を見たいからってやってる事なんだよな
915:囚人キング
……もう片角、行っとこうかな?*13
916:名無しの転生者
やめよう??????
気持ちはわかるが
917:写輪眼
ま、なんかあったら全面戦争よ。策士ぶってるカスは一遍シメとかねえとまたやるからな*14
いずれニヤニヤ教授(本物)もシメとかねえとな
918:実力派センセイ
やめようね!? ほんとやめようね!?*15
919:名無しの転生者
でもさ先生、今回のイベント参加幹部、この2人になりそうよ?
がんばって手綱握ってね★
920:実力派センセイ
ら、ライダーちゃんよりはまだ……っ!
921:名無しの転生者
先生からも狂犬扱いされて草
922:名無しの転生者
つうかアビドスコンビが半ば制御不能なんよな
ライダーネキは話す価値無しと判断したら即暴だし、AFAネキはそれこそ嫌いな相手はあらゆる手段を使って潰す容赦のなさもあるしな、アビドス編MVPではあるが
923:G級ライダー
会話で収めるラインを越えたらもう実力行使しかないのでは?
924:オール・フォー・オール
私は別に異常者であるという自覚はありますし、排除すべき相手を排除しないのは私にとって害悪ですからねえ
というか、実際の所露見してないだけで大分カマしてますよ私。カイザーは最高のタイミングで泥引っ被せて最底辺に叩き落すためにこの間まで引っ張りましたが
925:名無しの転生者
うーんこの
926:名無しの転生者
外道とは言わないまでもどっちもトリガー軽いんだよね、まあ重い軽いで言うと先生含めてシャーレ幹部の半分ぐらいトリガー軽いけどさ
927:墓守の狩人
トリガーの軽重で言うならキヴォトス全体そうじゃない?
928:名無しの転生者
それはそう
929:聖剣の保安室長
痛い目に合わせないと学習しねえアホにも問題あると思うんだわ*16
930:名無しの転生者
それもそう
931:名無しの転生者
まあとりあえずトリガー云々は置いておくにせよ、写輪眼ネキと囚人ネキは出来るだけ大人しくしててくれよ?
少なくともみちぅとイブキちゃんが仲良くなるという事は必要なんだから
932:実力派センセイ
あんまりこういう原作の流れを守るために見過ごすって事は嫌いなんだけどねぇ……
話聞くとミチルちゃんの自己肯定感を育てるためにもあそこで頑張らせるのは必要だよね……うーん……
933:名無しの転生者
気持ちはわからんでもないけど、少なくともイブキちゃんとみちぅが仲良くなるのは助けないとなぁ……
934:写輪眼
一応その辺は俺が了承してるって事で抑えてくれ。俺も正直承服しきれちゃおらんが……ま、そこは考えもあるしな
935:名無しの転生者
それなら……いいのか?
936:囚人キング
百鬼夜行の治安を預かるものとして思う所はあるけれど、一応できる限り努力はするよ
937:実力派センセイ
心配だなぁ……
938:名無しの転生者
ほんと頑張ってね先生……
|
|
|
|
|
|
その後、カホの案内により百鬼夜行は陰陽部に訪問した先生とフミ、ウリエ、そして忍術研究部の三人。
先生がカホと話している横では、何やらどんよりとした空気を纏った少女が一人いた。
「ああぁ……何か気が付いたら部活として正式に登録されちゃってるぅ……! これ保留とかしてもらえないかなぁ……!?」
「いやなんで自分から推薦出してくれとか言っといてそんな事言ってんだよ」
百鬼夜行連合学院・陰陽部にて。とんとん拍子で部活動の正式承認が終わってしまい、予想外の展開に泡を吹く白黒まだらのツインテールにタヌキの耳と尻尾をつけた少女。
彼女こそがイズナが入部した非公認部活『忍術研究部』部長、三年の千鳥ミチルであった。その傍らで呆れながらツッコミを入れるウリエ。
経緯は掲示板で語った通り、ミチルが部活動承認の推薦を出してほしい! と言い出した所、その場に居合わせたフミによりまず第1の保証、そしてその場で先生に恩義のあるお祭り運営委員会部長のシズコに連絡を取り第二の保証。
最終的に百花繚乱の部活でこそないが連邦生徒会の実働部隊と言っていいシャーレからの保証もされたことにより、部活動承認に必要な他の部活3つからの保証書が揃ってしまう。
そこまでならミチルが申請を出すのを遅らせればよい話だったのだが、間が良いのか悪いのか、百鬼夜行の生徒会に相当する陰陽部の副部長、桑上カホがシャーレに来訪。
そこでじゃあ今出せばいいね! とばかりに先生がカホに話を持ち掛け、書類もそろっていたのでその場で手続きが済んでしまう。
そうして、まさかそんな展開になるとは露ほども思っていなかったミチルは泡を吹く羽目になったのである。
「だ、だって! 部活作っておいてなんだけど、動画なんて閲覧数2ケタだし、たまに馬鹿にされたりもするし……(バチィン)あいたぁ!?」
シャーレに来た時の地震に満ち溢れた顔とは裏腹のしょぼんとした顔をしてうじうじとしだしたミチルの額に、ウリエのデコピンが炸裂する。
ただのデコピンと笑うなかれ、ウリエは素の腕力でライオットシールドを発泡スチロールの如く貫通する。当然手加減しているが、その腕力のデコピンである。ウリエより頭一つ小さいミチルの体は、3メートルは軽く吹っ飛んだ。
ミチルが額をさすりながら立ち上がるのを見届けてウリエはフンと鼻を鳴らすと、腕組みをしてミチルを睨む。
「おい千鳥、てめえ、もしかして『忍者なんてフィクションの存在だから』なんて理由でそんな態度してんだったら今度は拳で殴るぜ?」
「ウリエちゃん、流石にウリエちゃんのグーパンは死人出るからやめようね!?」
「う、ウリエ師匠! 流石に師匠でもそれはさせるわけには!」「ぶ、部長をいじめないでください……っ!」
明らかにデコピンした音ではない爆音に思わず振り返った先生と、拳を振りかぶったウリエを見てミチルとの間に入るイズナと大柄な少女、もう1人の部員、大野ツクヨ。
その様子に硬直した金髪の少女、カホと先生に『構わず続けろ』と手で示し、ウリエは大きくため息をついてから拳を降ろし、改めて腕組みをする。
「あらためて名乗っとくぜ、俺はゲヘナ学園万魔殿議員、蓮常寺ウリエ。千鳥、てめーと同じ三年よ。んでよ、千鳥。おめーはそこの2人をどう思ってる?」
「え? ツクヨと……イズナ? そ、そりゃあ、大事な後輩で部員だよ! その為にも正式な部活になりたいなって思ってたけど……あんないきなりとんとん拍子で進むと思わないじゃん!?」
「それは俺もそう思う」「イズナも正直びっくりしました!」「私も……正直、はい」
ミチルのもっともらしい叫びに思わず頷くウリエ・イズナ・ツクヨ、そして他の面々。ウリエは右から左に何かを移動させるジェスチャーをした後、改めて口を開く。
「正直まだ実感わいてねえ、ってのはまあ分からんでもねえがな。現実は受け入れとけ。あと他人の厚意は素直に受けるもんだ。
おめーの動画は俺も見た。まあグダグダで段取りも悪ぃが、熱意は伝わって来たぜ。そこの桑上も活動実績として認めちゃいるんだ、問題はねえだろ」
「で、でも……」
すっかりしょんぼりモードに入ったミチルにウリエはもう1つ溜息をつき、イズナとツクヨ越しに指を突き付ける。
その指から、そしてその射貫くような眼差しに、ミチルはびくりと肩を震わせるが、ここで退いてはならない、そんな直感と共に、辛うじてその場に踏みとどまる。
「久田から聞いてるかもしれねえが、俺はそいつに戦い方を教えててな。師匠何て呼ばれちゃいるが……だからこそ、千鳥、てめえには一目置いてんだ。
そいつはお気楽なバカに見えるが……その志はマジモンだ。この銃弾飛び交うキヴォトスで、マジで忍者やろうとしてる。
そんなそいつが部長と慕うんだ、てめえがビビリなのは見て分かるが、それでも肝心なとこで退く事だけはしねえ、そう言う奴だって睨んでる。現に今、てめえは踏みとどまった」
そう言って、ウリエは足に力を籠め――――――次の瞬間、ミチルの目の前に立っていた。
先生やフミ、ウリエの薫陶を受け彼女らに迫る実力を持っているイズナにすら見えない、ウリエの本気の動きだった。
「俺に睨まれて踏みとどまれるクソ度胸は大したもんだ。それに、よく考えて見ろ。てめえの
「は……はい! 私、こんな体格ですけど……部長はそれでもいいって言ってくれて、部にスカウトしてくれました! そんな部長が、私は大好きです!」
「イズナもです! 確かにたまにしょんぼりしてる時もありますけど……部長は私にとって忍としての先達で、憧れの先輩ですから!」
「……だとよ。だからこそ、おめーにしょぼくれてる暇なんてもんはねえんだ。
虚勢でも何でもいい、ドンと胸張って前向いてろ。後輩2人に慕われてんのも、部活がトントン拍子に正式承認されたのも、てめえが積み重ねた結果ってやつじゃねえか?
推薦は俺らのコネだったにしてもよ、てめえの活動を桑上はしっかり認識して、それを実績として認めてる。それは間違いなく、千鳥、てめえの功績ってやつだ」
ウリエはそう言ってにやりと笑い、ミチルの頭をぽんぽんと撫でる。
「てめえが自分を
「……やだ!」
ミチルは、我知らず叫んでいた。顔を上げ、ウリエを真っ向から見返す。少し前まで身体が竦むほど恐ろしいと思えたその視線が、今はそれ程には怖いと思わない。
怖いには怖いが、それでも、ウリエの言葉には反論せねばならない。そんな気がしてならなかった。
「それは、やだよ! イズナもツクヨも、とってもいい子だもん! そんな2人に見劣りしない立派な先輩に、私はなる!」
「出来んのかよ? さっきまで軽くにらんだ程度でビビってたタヌキがよ?」
「わかんない! わかんないけど……やるって、やってやるって今決めた! まっすぐ自分の言葉は曲げない、それが私の忍道ってやつだから!」
ミチルの言葉に、ウリエの口角が吊り上がる。元々
元々、ウリエはブルーアーカイブ原作を知っている。その上で千鳥ミチルという少女がどういう人間かは知っていたが、想定以上だった。
今もぷるぷると震えている。真っ向から睨み返しているが、その顔はやや青くなってもいる。本気ではないにせよウリエの殺気を向けられているのだから、元々臆病な性分だろうミチルには無理からぬことだ。
だが、その足は半歩とて下がってはいない。怯え、竦み、震えながらも、その瞳はウリエの目を真っ向から見返しているのだ。
「……そうかい。ま、予想以上のもんが見れたからよしとするか。その心がけ、忘れんじゃねえぞ」
ウリエはミチルの頭をくしゃくしゃと撫でながらもウリエはさっきまでの殺気を滲ませた睨み顔を、竹を割ったようなカラッとした笑顔へと変える。
「気に入った。お前らには今度の交流会、
「はぁ、まあ、構いませんが。陰陽部の生徒でもありませんし……」
「あ、そっか、考えがあるってのはそれかぁ。……まあ、それならいいかな? イズナちゃん達がいればイブキちゃんも安心だよね」
戸惑いながらも了承するカホと、得心が言ったように手を打つ先生。そう、流れで連れてこられた忍術研究部は知らぬことだが、これがカホがシャーレを訪れた理由であった。
陰陽部部長、天地ニヤが中心となり、ゲヘナ学園万魔殿の面々を観光地の1つ『渦巻映画村』へと招待する、という話が進んでいたのだ。
そこでは陰陽部の誇る公演『和楽姫』が行われるのだが……自由と混沌を愛するゲヘナ学園の事である、公演中に何があるか分かったものではない、というのがカホの言だった。
万が一、億が一にもそれでウリエの後輩にして万魔殿全員から溺愛されている少女、『丹花イブキ』が怪我でもしようものなら、議長であるマコト他多数は確実に暴走する。
そうなれば掲示板でウリエが言っていた通り、百鬼夜行-ゲヘナ間の全面戦争に発展する恐れすらあるのだ。実際はウリエが全員叩きのめして止めることになるのだろうが。
とは言えそうならないに越したことはなく、それ故ウリエは忍術研究部を雇い、交流会の間イブキの護衛と面倒を見てほしい、と頼むのであった。
「あ、イブキ殿ですね! 大丈夫です部長、イブキ殿はとっても愛らしくて良い子なのですよ!」
「そういやイズナはシャーレの当番でイロハに連れられてきたときに会ってたな。ま、ゲヘナ生にゃあ珍しい、本当に良い子だからよ、よろしく頼まぁ」
「え、あ、うん……」
戸惑いつつも了承するミチル。イズナがスマホの画面を見せて来るが、そこにはウリエの膝に乗った、金髪の可愛らしい少女が満面の笑みを浮かべていた。
「それに……タダとは言わねえさ。後でイズナと一緒にシャーレに来いよ。
言うなり、ウリエは両手の人差し指と中指を立て、右手を縦、左手を横にして印を組み……直後、軽い破裂音と共にウリエが三人に分裂した。そう、まるで分身の術のように。*17
「ぶ、分身の術!? すっご……まるで『かまぼこ突風伝』*18みたい……」
「イズナは俺程じゃねえが使えてるし、お前らにも素質はあると睨んでる。そんなわけだ、よろしく頼むぜ」
「うん、やる! 頑張る!」
目を輝かせてはしゃぐミチル、良かったですねと抱き上げるツクヨ、部長ならできます! とニコニコ顔のイズナ。
そんな3人を見ながら、ウリエは不意に何かを思い出したように宙を見つめ、ミチルに語り掛ける。
「……そういやぁよ、千鳥。お前、忍者はフィクションの存在だからみんなから馬鹿にされる、とか言ってたよな」
「ふぇ!? あ、うん……実際、言われたことあるし……」
困ったように頭を掻くミチルだったが、ウリエはそれを聞いて大げさにため息を吐き、半眼でミチルを見遣りながらも口を開いた。
「……言いたいやつには言わせとけ。第一な、『フィットネス落語部』だの『クロレラ観察部』だのよりはよっぽど真っ当に部活動してんだろ、
そのウリエの呟きに、その場にいる全員が思わず頷いたのだという。
なお、その後の話であるが。
どこかで話していたのか、
そしてその後シャーレでウリエの忍術講習会が開かれ、ミチルを始めとする忍術研究部は大喜びだったのだという。
なお、交流会当日、原作知識から予想されていた『魑魅一座・気まぐれ流』の妨害は起こらず、交流会はイブキが姫役を務める事となった『和楽姫』の公演を含め大成功のうちに終わった。
また、その後先生が百花繚乱の部室を訪れた際、大勢の魑魅一座がお白洲に並べられて順次牢に運ばれている様を見る事となったが、交流会との関係は不明である。
そんなわけで32話でした。ウリエがいる以上イブキに手が及ぶ事にはならないだろうな……とか考えてたらこんな話になりました。丁度良くこいつ忍術使えるし……
□解説
・先生
今回割と蚊帳の外だった先生。イズナ魔改造の主犯の1人。
・ウリエ
イズナ魔改造の主犯の1人。
『イブキと忍術研究部を仲良くさせたい』『でもイブキを泣かせるような真似はしたくない』
という思いからフミと共謀した万魔殿の金庫番。
なんだかんだと名誉忍術研究部みたいになってたまに動画にも出るようになった。
・フミ
実は裏でニヤをガン詰めして気まぐれ流の情報を語らせてた。
その後交流会の裏で気まぐれ流を全員摘発して何も起こらないことにした。
・ミチル
マジモンのNINJAへの道を進み始めたたぬき。
元々火遁は使えてたから素質はあるはず……
イブキの護衛件お世話役として映画村を案内してイブキ大喜び、忍者のお姉ちゃんたちとしてお友達になった。
実はこれでウリエとタメである。
・イズナ
なんかしれっと魔改造されてたヒャッキヤコー・ニンジャフォックス。
イオリとタイマンできる位には強くなってる。
・ツクヨ
個人的には一番ヘキに刺さってるフレミッシュジャイアント(兎の品種名)。
今回あんまり出番なかったけどいずれメイン回出したいな……
忍従的には幻術に適性があるだろうからやっぱり素質はあると思う。