梶尾「どうしてXIGのメカはコンテナ型なんだ?」   作:Mak

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梶尾「どうしてXIGのメカはコンテナ型なんだ?」

「突然どうしたんです?梶尾さんらしくない」

 

とある昼下がり、太平洋の赤道上の上空に浮かぶ巨大空中母艦 「エリアル・ベース」の食堂で昼食をとっていたXIG隊員である高山我夢ではあったがあまりにも突飛な質問には答えられず、戸惑い気味にそう返答するのが精一杯だった

 

それというのも彼に質問を投げかけてきたのは同じくXIGの隊員でありXIGが誇る空軍部隊の一つ、チームライトニングのリーダーである梶尾克美であったからだ。

 

 

今でこそこうして一緒に食事をとることもある程度までに打ち解けてはいるが、彼は本来プライドとエリート意識の高い近寄りがたい人物なのだ。

それと同時にパイロットとしての使命感に人一倍篤い男でもあった。

 

 

そんな彼が彼の所属する組織が運用し、自らが操縦するメカニックに対して疑問を持ち、あまつさえそれを自分(我夢)にこういう形で質問してくることに我夢は衝撃を覚えずにはいられなかったのだ。

 

 

 

「昨日大河原が突然そんなことを言い出してだな…。 いつもならそんなことを考える暇があるなら訓練に励めと言うんだがそれ以来どうしても気になってしまった」

 

 

大河原とはチームライトニングのメンバーの一人であり梶尾の部下である。

口が軽い男ではあるのだが同時に自分が感じた疑問を素直に言える男でもあり、梶尾自身もそのことを煩わしく思う時もあるが同時に未知なる敵を相手取る仕事の都合上そういった面が役立つ時もあると評価していた。

とはいえ、大河原がそのことを知れば調子に乗ることは理解しているため明言するつもりはないのだが…。

 

 

 

「自分でも調べてはみたが、初めてあの機体を受領したときに受けた説明以上の理由は見つけられなかった。 …自分の命を預ける機体だ、可能な限り疑問や不信感は払拭しておきたい」

 

 

パイロットは自身が搭乗する機体に対しても深い理解と知識が必要である。

機体を自身の手足のごとく扱うためには飛行原理はもちろんのこと、機体毎の特徴も把握しなければならないのだ。

そういった努力から生まれた自信と機体に対する信頼へと繋がり彼らは十全と空を翔けることが出来るのである。

 

だが其れが一度、それが例え直接飛行性能の諸元*1に関係ないことであろうとも、ひとたび疑念が生じてしまうことは彼らにとっては命取りに成りかねない。

疑念の払拭は彼にとっても組織にとっても急務なのだ。

 

 

 

「それで僕に…。 分かりました! 僕で良ければ説明します! ではまず…」

 

「まず?」

 

「ほら、梶尾さんも早く食べて! ラーメンがのびちゃいますよ?」

 

 

 

こうしてXIGが誇るメカ、通称コンテナビークルに関する講義が始まるのであった。

 

果たしてウルトラシリーズでも随一のリアリティを誇る「ウルトラマンガイア」の防衛隊、XIGのメカニックがなぜコンテナに変形するという突然の非現実な設定なのか…その真相に迫る!

 

 

 

 

*1
スペックのこと




この作品を読んだ方は恐らく最新作であるウルトラマンブレーザーも視聴されたのではないかと思いますが、ブレーザーにコンテナビークルの一つであるシーガルファントップが出たのにはお気づきでしょうか?

ガイアではたったの1話だけの活躍なのにあそこまで盛り上がれるのはあの唯一無二の形状と如何にガイアがユニークな作品なのかの証明なのかもしれません

そこで改めてウルトラマンガイアを見直した結果、メタ的にはおもちゃ屋の都合であるあのコンテナに変形するのにも実は科学的な根拠があるのではないかと思い執筆しました

数話かけて完成させようと考えておりますが、是非とも皆さんのご意見もお聞きしたいので感想もよろしくお願いします
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