『幻想幽波紋』   作:ディオ・フランドー(ル)

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『幻想幽波紋』 1話 幻想入門

紫:「皆さんこんにちは〜!」

承太郎:「やかましいッ!ぶちのめされてぇのかッ!」

藍:「貴様!これ以上紫様に無礼な態度をとるな!」

橙:「そーだそーだ、ゆかりしゃまにそんな言葉を聞くな〜!」

藍:「…ん?」

紫:「まあ、これから本題!こちらのジョジョこと承太郎が、お母さんが大っ好きだった頃のはなs」

承太郎:「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

紫:「にゃああああああああああ!」

藍:「紫様ッ!」

橙:「ゆかりしゃま〜!」

承太郎:「静かに寝てろッ!…、ハァ、やれやれだぜ…、で、今回の話ってぇのは…」

 

とある妖怪、八雲紫により、時間軸と世界の境界がいじられた。

19世紀末、1938年、1989年、1999年、2001年の世界にいるジョースターの血統、ましてやその仲間や宿敵までも、全員が異世界の全く同じ時の中に集まる。

『異世界』、名を改め、『幻想郷』。

最後の楽園。

そこで起こった、『異変』の記録である。

 

〜19世紀末〜

 

船の中で今にも爆発に巻き込まれそうな瀕死のジョナサンとディオ。

ジョナサンは、最後にディオの頭を優しく、それでも力強く抱きしめていた。

ディオ:「ッ!?」

ジョナサン:「ディオ…君の言うように、僕らはやはり二人で一人だったのかもしれないな…、奇妙な友情すら感じるよ…、今、二人の運命は完全に一つになった…、そして、船の爆発で消える…」

エリナ:(ジョナサン…)

ジョナサン:「しあ…わせ…に…、エリナ…」

 

ドグオォッ!

 

エリナ:「うっ…!」

ディオ:「離せッ、ジョジョーッ!離すんだ、考え直せジョジョーッ!…お前にも永遠をやろうではないかッ!その傷も治す、エリナと永遠を生きられるぞ、ジョジョーッ!」

ジョナサン:「…」

ディオ:「…ジョジョッ!?」

ジョナサン:「…」

ディオ:「こ…こいつ…、死んでいる…」

 

この時、船の爆発まで、わずか3秒ほどだった。

しかし、この後の爆発の跡をどんなに探しても、二人の体の欠片は一切見つからなかった。

二人は既に『そこには居なかった』のだ。

 

〜1938年〜

 

ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターは究極生命体と化したカーズと最後の決戦をしていた。

ジョセフの持つ赤石に、カーズの強烈な波紋が通り、その波紋は火山をマグマまで深々と貫いた。

そのエネルギーは一気に噴火活動を起こし、ジョセフとカーズを噴火で一気に頂点に押し上げた。

 

カーズ:「グルルルルルリリィ…!」

ジョセフ:「グッ…!」

カーズ:「こ…これは…!確かに凄まじいパワーッ!…しかしッ!このカーズが噴火ごときで消し飛ぶとでも思ったか、ジョジョーッ!」

ジョセフ:「ッ!」

カーズ:「鳥に変身して逃れてやるッ!」

ジョセフ:「なッ!?」

カーズ:「永遠にさよならだよ、ジョジョーッ!」

 

ヒュゥゥー…

 

ドズゥッ!

 

カーズ:「ゴォ…!?」

ジョセフ:「ッ!さすが地球のエネルギーッ!俺の腕をここまで吹き飛ばしたかーッ!」

カーズ:「グ…ゴ…」

ジョセフ:「そうカーズッ!貴様は、『これも計算のうちかジョジョ!?』というッ!」

カーズ:「これも計算のう…」

 

この一瞬が、ジョセフの手に気を取られた一瞬がッ!カーズの運命を分けたッ!

 

ヒュウウウウウッ!

 

避けられるはずの下からの灼弾岩に、更に押し上げられたッ!

 

ボゴォッ!

 

ドズッ!

 

ドガッ!

 

カーズ:「ぬうううおああッ!?…これも計算のうちか、ジョジョーッ!?」

ジョセフ:「当たり前だぜーッ!このジョジョは、何から何まで計算ずくだぜーッ!」

 

ボゴッ!

 

ドゴァァッ!

 

ドゴォォッ!

 

カーズ:「ギィィィィィエアァァァァァァッ!!」

ジョセフ:(…本当は違うけど、カーズが悔しがるならこう言ってやるぜ!)

 

しかし、地球の力を持ってしても、カーズを殺すことはできない。

しかしッ!地球はカーズを、大気圏外に追放したッ!

 

カーズ:「グルルルルルルルルリリイイイイイイイイイイイ!!…宇宙空間だとッ!?…フンッ!」

 

ガチャンッ!

 

プシュウゥゥーッ

 

カーズ:「体内から空気を噴出させて、その圧力抵抗で軌道を変え、地球へ戻ってやるわ!」

 

…ピキ…

 

パシ…

 

パキ…

 

カーズ:「…な…!?」

 

ピキッ…パキッ…ピキィィィン!

 

カーズ:「グ…グゥゥアァァァァァァッ!?…だ、駄目か…!…こ…凍る…!…空気が凍ってしまう…!外に出ると、凍ってしまうッ!軌道を変えられん…、『戻れん』ッ!ヌゥオアァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

 

カーズは、二度と地球には戻れなかった。

しかし、地球には、である。

カーズは8時間後、地球からも、『宇宙空間』からもいなくなった。

 

ジョセフは、火山で押し上げられた岩盤と共に落下しつつあった。

しかし、岩盤の上に…、ジョセフの姿はなかった。

 

〜1989年〜

 

100年前とは違う、『幽波紋』を持ったDIOと承太郎は、最終決戦をしていた。

ロードローラーから逃れた承太郎に、一気にDIOは追い詰められた。

 

DIO:「ハァ…、ハァ…」

承太郎:「お前に対する慈悲の気持ちは全くねぇ、てめぇをかわいそうとは全く思わねぇ…、しかし、このままおめぇをなぶって始末するってぇやり方は、俺自身の心に後味のよくねぇものを残すぜ」

DIO:「クッ…」

承太郎:「その脚が治癒するまで何秒かかる?3秒か?4秒か?治ったと同時にスタープラチナをてめぇに叩き込む…、かかってきなッ!」

DIO:「ッ!」

承太郎:「西部劇のガンマン風に言うと…、『ぬきな、どっちが素早いか試してみようぜ』、というやつだぜ」

DIO:(こ…コケにしやがって…!…しかし…、しかし承太郎ッ、この土壇場に来て、やはりお前は人間だ…!ごく短い時の流れでしか生きない人間の考え方をする…!後味のよくないものを残すとか、人生に悔いを残さないだとか、便所のネズミのクソにも匹敵するそのくだらない者の考え方が命取りよ…!このDIOにはそれはない、あるのはシンプルな、たった一つの思想だけだ…!たった一つ…、勝利して支配するッ!それだけよ…、それだけが満足感よッ!)

承太郎:「…」

DIO:「過程や…方法なぞ…、どうでもよいのだーッ!」

 

ビシィィィィャァァッ!

 

ビチャッ!

 

承太郎:「グッ!」

DIO:「どうだーッ!この血の目つぶしはーッ!勝った!死ねぇいッ!」

 

ズギュンッ!

 

承太郎:「オオオオオラァァァァァッ!」

 

ドゴォォォォォッ!

 

……

 

…ビキッ!

 

承太郎:「グッ…」

DIO:「フン…」

 

…バガッ!

 

DIO:「なッ!?」

 

…バガッ!

 

バキッ!

 

DIO:「グッ…、ヌウゥゥゥゥァァァッ!なァァァァァァにィィィィィッ!ば…馬鹿な…!このDIOが…!…このDIOがァァァァァァァァァァァァァッ!」

 

承太郎は、終わったと思った。

しかしッ!DIOの体は突然光りだし、突如その場から消えたッ!

 

承太郎:「何ッ!?」

 

勿論、砕けっ散ったのではない、その場から、『完全に』消えたのだ。

承太郎は、訳が分からなかった。

しかし30秒ほど考え、行動を切り替えた。

重症の仲間がいるのだ。

しかし花京院は、ジョセフは、ポルナレフは、アヴドゥルは、イギーは…、どこにも居なかった。

花京院がいたはずの貯水タンクは、大きく凹んだ状態が丸見えになったまま、もぬけの殻だった。

他の仲間がいたはずの場所にも、何もなかった。

 

承太郎:(…もう病院に運ばれたのか…?)

 

そう考えるしかなかった。

それ以上は考えられなかった。

いや、考えたくはなかった。

 

承太郎はとにかく、近くの病院に行ったが、仲間は居なかった。

なぜなら、すでに承太郎の仲間は『この世界にいない』のである。

 

さらに承太郎は、病院から出て…来なかった。

病院の中の誰一人として、承太郎が『謎の穴に引きずり込まれていく』のを見た者は居なかった。

 

〜1999年〜

 

ジョセフの息子、東方仗助は、杜王町に潜む殺人鬼『吉良吉影』を追い詰めていた。

仗助が自分の身を犠牲にしてつくった有利な立場を、無駄にするまいと承太郎は急ぐ。

 

ダダダダダダダダ…

 

承太郎:(奴まで距離はまだ遠い…、今時を止めても間に合わない…!)

吉良:「どうした、時を止めてみろッ!もっと私を追い詰めるがいいッ!きっとそのギリギリさが、再びバイツァ・ダイトを発動させるのだッ!」

仗助:「承太郎さん時を止めろッ!キラークイーンのスイッチを押させるなーッ!」

吉良:「いいや限界だッ、押すね、今だッ!」

 

グババン!

 

ズドンッ…

 

吉良:「ぬおッ!?」

ACT3:「射程距離5メートルに達しました!S・H・I・T!」

吉良:「ぐッ…うう…うぅッ…ぐうあぁぁあぁぁぁッ!このクソカスどもがァーッ!」

承太郎:「『スタープラチナ ザ・ワールド』ッ!」

 

ドォーーーーーン

 

承太郎:「康一くん…、君は本当に頼もしいやつだ、この町に来て君と知り合えて本当によかったと思っている、…そして…やれやれ、間に合ったぜ」

 

ズギュゥンッ!

 

承太郎:「オラァッ!」

 

ドゴォォァッ!

 

承太郎:「スゥ……、オォッ!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」

 

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

 

承太郎:「…時は動き出す」

 

ブゥン…

 

吉良:「ウギィィアアアアアアアアアアッ!…、あッ…がッ…」

仗助・億泰:「「ッ!」」

仗助:「や…やったッ!」

早人:「間に合ったぞッ!」

 

ドサァァッ

 

吉良:「…キラー…クイーン…、スイッチを…押す…んだ…、そうすれば…、バイツァ・ダストは発動するんだ…、スイッチを…」

 

ブゥゥゥゥゥゥゥ…

 

仗助:「ッ!?」

救急隊:「おいッ!早く救急車を止めろッ!倒れている人がいるぞッ!」

 

誰もが想像していない展開だった。

しかし、更に予想外の事態が起こった。

吉良の体が突如光だし、その場から消えたのだ。

承太郎は、覚えていた。10年前の事を…。

あの吉良と同じようにDIOが消えたことを…。

しかし承太郎は、それ以降の記憶がなかった。

何故かは分からない。

どんなに記憶を探っても『一切覚えていない』のだ。

 

承太郎:「クッ…一体何なんだ…!」

仗助:「ッ!承太郎さんッ!皆ッ!すぐにこの場から離れろーッ!」

 

上空10m程だろうか、と仗助は思った。

…『穴』だ。

10年前に承太郎を引きずり込んだのと同じ…奥に沢山目が見える…、あの『穴』が出現した。

承太郎は思い出した。病院で突然穴に落とされた事を…、時間が経って、気づけば神社の前にいた事を。

しかしそれ以上は思い出せなかった。

そして、上空の穴は形が妙だった。

救急隊員や早人を避けるように、広がっていたのだ。

それがとんでもない速度で落ちてきた。

時を止めることも逃げる余裕もなく、全員に覆い被さった。

そして、『穴』も承太郎たちも消えた。

 

〜2001年〜

 

ジョナサンや承太郎の宿敵であるDIOの息子、ジョルノ・ジョバァーナは、ギャングのボスを始末するため、矢の争奪戦をしていた。ポルナレフから受け取った矢を手にしたのはジョルノだった。

矢を貫き、ジョルノのスタンドの姿は変化した。

しかしディアボロの予知には、自身が勝利する姿が見えていた。

 

ディアボロ:「ジョルノ・ジョバァーナッ!貴様には死んだことを後悔する時間をも、与えんッ!『キングクリムゾン』ッ!」

 

ドバァァァァァンッ

 

ディアボロ:「全ての時間は消し飛ぶッ!やはり、帝王はこのディアボロだァーッ!」

 

ビシャァァッ

 

ディアボロ:「時よ、再始動しろーッ!」

 

…………

 

ディアボロ:「なッ…なぜだ…、なぜ時が再始動しない…!?」

 

…ァァャシビッ

 

ディアボロ:(何ィーッ!?こ…これはッ!?…消し飛ばした時間が逆行しているッ!?)

鎮魂歌:『これが、「レクイエム」、だ』

ディアボロ:「ッ!?」

鎮魂歌:『確かにお前が見ているものは、お前自身の能力が作り出した真実だ、だがその真実に到達することは「決して」ないッ!』

 

ンァァァァァバドッ…

 

ディアボロ:「ジョルノ・ジョバァーナッ!貴様には死んだことを後悔する時間をも、与えんッ!」

      (な…何を言っているのだ…?俺は…、俺は…!始めから何もしていないッ!)

 

ブゥゥン…

 

ディアボロ:「ッ…」

鎮魂歌『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!』

 

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!

 

ディアボロ:「ウゴォアァァァァァァァァーッ!」

 

ヒュウウウゥゥ…

 

バッシャアァァアーン!

 

ジョルノのレクイエムは、ディアボロに打ち勝った。

ローマも、イタリアも、世界も元通りになった。

しかし、この世界ではもう戻ってこないものもある。

かけがえのない仲間がジョルノにはいるのだ。

でももう戻ってくることはないのだ。

 

しかし…、『会えない訳ではない』。

ジョルノは、そのことをずっと考えていた。

そんな時、ジョルノたちの足元に突如『穴』が出現した。

 

ミスタ:「ジョルノーッ!落ちるぞーッ!」

トリッシュ:「ジョルノッ!」

ジョルノ:「何ッ!?」

 

ジョルノ達は、矢と共にその穴に落ちた。

 

ーーーーー

 

ディアボロ:(…なん…とか…、生き…てる…ぞ…!)

 

ガシッ!

 

ディアボロ:(早…く…、この場から…逃げなく…ては…!)

 

ドズッ!

 

ディアボロ:「…?」

      (今の音は…何だ…?)

麻薬接種者:「おッおめぇぇぇぇッ!どうせッおッ俺の飯をうッうッ奪いにきたんだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」

 

ディアボロは、下を見た。

自分の腹からは、悍ましい程の量の血が出ていた。

 

ディアボロ:「う…お…あ…うおぉぉぉあぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

ドサァァッ

 

ディアボロ:「誰…かッ……うぐあぁぁあああぁぁぁぁあぁぁああぁああぁあああぁぁぁぁッ!!」

 

ディアボロは、次の瞬間…森の中に居た。

場所は、ディアボロには分からなかった。

少なくとも、自分はスタンド攻撃を受けているということのみが分かっていた。

 

現在、能力を持った人物が幻想郷に大量に迷い込んだことになった。

 

承太郎:「…というわけだ」

紫:「いちち…、ここからは、それが原因で制御不能な異変が起こったことよ」

 

To Be Continued.




あまり早くはできないと思いますが、頑張って次の作品も作ります!
呉字・脱字などありましたらコメント欄で教えてください。
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