時を止める実力者になりたくて   作:Mr.不器用

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温かい目で見ていただけると嬉しいです。


似た男も転生する

 初めまして、俺の名前は時崎 刻無(ときさき きざむ)ごく普通の高校生だ。

 

 いきなりだが、質問しよう。漫画や、アニメにおいて最も最強の力は何か?それは簡単、時間停止の能力だ。時間停止の能力は相手の動きを完全に止め自分だけ動ける中確実に相手を倒すことのできる最強の力だ。

 

 俺はそんな力にあこがれを抱いた。ジョジョのDIO様や東方の十六夜咲夜、代表的なキャラはこんな感じだろ。でもそんなことはこの現実ではできるはずがない。大体の時間停止能力は超能力だとか超スピードで引き起こされているものだ。超能力なんて身につくはずがないし、時間を超えられるスピードになんて鍛えて到達できるはずがない。だから、俺の夢は早くの挫折を味わうことになった。

 

 しかし、俺はある作品に出合った。皆さんはご存じだろうか?炎炎ノ消防隊という作品を。そこに出てくる、主人公の弟である、象日下部は、時間停止の能力を使うことができる。そのからくりは熱膨張で引き起こされたものである。

 

 時間停止をあきらめかけていた俺だが、熱膨張を起こすことなら少し希望が見えてきた。俺はそこから、物理を極めた。どのようにしたら時間停止まで持って行けるかどうかを。それと同時に体を鍛えた。本来、時間停止の中を行動するのは無理だと物理を学んでいくうえで理解してしまった。だが、そこは根性で何とかするしかないのでひたすらに体を鍛えたりいろいろなところに通ったりした。

 

 空手、剣道、合気道、武術だけにはとどまらず茶道、生け花文化的な面もしっかりたしなんだ。そこで、なぜだか知らないが俺が行く先々に影野 実という地味なクラスメートがいつもいた。学校では話したことがなかったのだが、あまりに行きつく先々であるので声をかけてみたところ彼は陰の実力者を目指しているらしい。それからは、意気投合していろんな話をしたりしたものだ。

 

 そこから俺は研究に研究を重ね、理論上では時間停止ができることを証明したのだが、その装置を作ることができない。あと一手ですべてがかみ合うのだが、その肝心の一手が見つからない。そのことを心の友である影野に相談してみた。

 

「やっぱり魔力だよ!」

 

「魔力?そんなものがあるとは思えないんだが」

 

 物理を研究している以上魔力なんて言う不確かなものに頼るのはなんかいやだ。

 

「いいから探しに行くよ」

 

 そこからしばらくして魔力を探しに行くと影野に連れられて山の中に来ている。

 

 

「魔力!魔力!魔力!」

 

 今俺の友人は岩に頭を打ち付けながら、魔力魔力といっている。これにはさすがの俺も引かざる負えない。

 

「トキもやって早く!」

 

 やりたくはないのだが、あいつの目がマジなので仕方なくやる。

 

「魔力。魔力。魔力」

 

 

 あー頭痛い。

 

「トキあの光は。魔力魔力魔力ー」

 

「おい待て、それ絶対に違うやつだ!」

 

 狂ったかのように走る友人を止めるために全力で走るが間に合わない!

 

 

 俺もそのまま止まることができずに仲良く二人でトラックにひかれた。

 

 

♢♢♢♢

「元気な男の子が生まれましたよ」

 

 医者のような人がそう言ったのを聞いて俺は目が覚めた。

 

 俺は死んだはずなのになんで生きているのだろうか?それに体が思うように動かせないし言葉を発することもできない。自分の体を見て察する。あ、これ転生ってやつだ。あのとき俺はトラックにひかれて死んだ。でもなぜだか知らないが転生することとなった。俺が転生したってことは俺の狂った友人も転生しているのだろうか?さっきから体に流れていると感じる謎の力おそらく魔力なのだろうか。これからしばらくはこの魔力について研究する必要があるらしい。もし魔力が時間停止をする最後の一ピースになってくれるならこの転生は無駄でなかったと思えるかもしれない。

 

「おい、さっきから泣かないぞ」

 

「もしかして何か病気なのかしら?」

 

 あ、やべって思ったのでひとまず泣くことにする。

 

「おぎゃあおぎゃあおぎゃー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七陰列伝や番外編みたいな話を入れるか?

  • もちろん、入れる
  • いらん
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