今、この学校はシャドウガーデン(偽)を名乗るテロリストに襲われている。そしてシャドウ事シドがわざとテロリストからの攻撃で深い傷を負ったことに対してはさすがにキレた。シドが死ぬとアルファたちは確実に悲しむ。俺は彼女たちのそんな顔は見たくないから今後こんなことはないようにとしっかりくぎを刺しておいた。
「やっぱ見るなら屋上だよな」
「陰の実力者感がより際立つよね」
まさにその通りだ。今の現状を軽く伝えると人質の生徒は大講堂に集められ駆け付けた騎士団は魔力阻害のおかげで突入には踏み切れていない。つまり、俺らが何をしようとも自由。ああ、すばらしい。
「ただ、美的センスがない!」
「どうした、急に叫んで」
「トキも思わない?真昼間からあんな黒い格好して、黒い服を着るなら夜でしょ!」
「まぁわからんくもないがかといって夜に来たら生徒がいなくて盛り上がりに欠けるし、私服なんかで来られるよりはマシだろ」
「そうだけどさ、やっぱりしっくりこないんだよね」
「まぁひとまず俺らが突入するのは夜だな。それまでこの現状を保って欲しいところだが」
「そこなんだよね。この魔力阻害がなくなったら騎士団が入ってきて陰の実力者ごっこなんてできないし」
「そうなったら入り口付近の気温を下げて入れなくしておこう」
「流石トキ、やっぱ頼りになるね」
「こんなおいしいシチュエーション逃すわけにはいかないだろ」
「やっぱ夜になるまで暇だしここからスナイパーごっこでもしようよ」
「よし、勝った方は夜ご飯おごりな」
「いいね。今日は祝賀会だよ。あ、トキ時間停止使ってずるしないでよ」
「もちろん。正々堂々だ。制限時間は5分でどうだ。倒しすぎると夜の分がなくなるし」
「了解。この金貨が地面に落ちたらスタートね」
そして、俺とシドの戦いの火ぶたは切られた。
5分後
「シド、5分経ったな。結果は?」
「まずはトキから言ってよ」
「俺は13人だった。最初の方はいたんだけど後半から全く人がいなくなってたんだよな」
「今回は僕の勝ちみたいだ」
「何人なんだよ」
「32人」
「なんでそんなに多いんだよ!」
「まぁ運ってやつだよね。そんなわけでトキ夜ご飯よろしくね」
クッソ、今回ばかりは完全な敗北だ。それにしてもこいつのドヤ顔腹立つな!
ん?今、向こうの校舎の窓を見ていたらなんか見知った姿が。
「なぁシド」
「ん?いまさらなしなんて言わないよね」
「言わねぇよ。それよりあれ見ろ」
「あれはーシェリーだよね」
「だよな」
「何してるんだろ。僕の直感がメインシナリオの進行を告げている」
「普通に逃げ遅れただけかもだぞ。まぁひとまずはできる限り援護しよう」
「じゃあ行きますか」
俺らは早速シェリーを援護しに行くことにした。どうやって行くか?そんなの屋上から飛び降りに決まってるだろ!
シドはそのまま落ちていったが、俺は後ろに倒れる形で落ちていった。
♢♢♢♢
・・・・やばい。シェリーちゃんやばいよ。危機感というものが全くない!。俺とシドがいなかったらどうしたんだろうか。
しかも今、階段に足を滑らせ落ちてるし。
「はぁ全くUn ange est passé par là.(天使が通る)」
そして時は停止する。軽く説明すると、今のはフランス語で天使が通るという意味だ。なんでもフランスでは天使が通ると周りが沈黙するとのこと。周りが沈黙してたらそれはもう時間が止まってるってことで。
階段から落ちているシェリーを支えてから時を動かす。
「きゃ」
「大丈夫?」
「・・・・あっ、トキ君。ありがとうございます」
「気にしなくていいよ」
「あ、それにシド君も・・・・その怪我・・・・」
「あー大丈夫大丈夫」
なーにが大丈夫だよ。俺が治療しなかったらかなりまずかったはずなのにな。まぁそれより今は
『言いたいことが山ほどある!』
「まず、独り言はやめようとか」
「考え事をしながら歩くのはやめましょうとか」
「足元には注意しようとか」
「でも、まずは」
『スリッパを脱ごう!』
♢♢♢♢
さて、俺らは今シェリーの目的地である副学園長の部屋にいる。強欲の瞳というアーティファクトについての説明を聞いた。それが今回、魔力を阻害しているものだとか。そしてこのアーティファクトは迷惑なことにためた魔力を一気に開放してしまうらしい。そしたらあたり一面ドッカンだ。
「それで今シェリーが持ってるアーティファクトで強欲の瞳が制御できると」
「はい、そうなんですがアーティファクトの調整に必要な道具を研究室に置いてきてしまって」
「なるほど、じゃあ俺が取ってくるよ」
「僕でもいいけど?」
「けが人はおとなしくしてなさいな」
おいおい、あからさまに不満そうな顔をするなよ。自ら怪我しに行ったお前が悪い。いや、別にもう回復してるだろうけど見た目が見た目だからな。
「じゃあ、トキ君お願いします。これが必要な道具です」
「了解。じゃあ少し待っててね」
早速、副学園長室を出て研究室へと向かったわけだが、道中であった怪しい人たちはもれなく始末している。
別に時を止めるほどでもない。もはや作業だ。
そんなこんなで始末してたら、他の連中とは着ている服が違うやつがいた。こういうのは大抵強かったりする。せっかくなので少し楽しむために手加減して一撃入れる。
「!!目に追えない速さ、自己加速のアーティファクトかよ」
何言ってるんだこいつ?今のも見えなかったのか、ならそこまで楽しめそうにないな。始末しよう。
「なら、網だ!何をしたかわかるか、網だ!網にかかった瞬間俺は気づける」
!!!!!!!!!!!!
「とうとう姿を見せたな!いくらアーティファクトでもこの網はくぐり向けられないと分かったか!」
「フ、フフハハハハハハハハハハーーーーーーーーッ」
網、通れば気づかれる、つまりこれは結界!結界と言えば皆さんお分かりハイエロファントの結界!
つまり、こいつは花京院!いや、それだと本物の花京院に失礼すぎるから闇落ち花京院としておこう。知らない人のために説明しよう花京院とはDIOの時間停止によって真っ先にやられたキャラクターだ。見ていた当時はかなり衝撃的だったのを覚えている。
そして、今!俺にもDIO様ポジションをやれと天が告げている!
「どうした、越えられない壁に直面しておかしくなったか」
「間抜けが、知るがいいザ・ワールドの真の能力はまさに世界を支配する能力だということを!」
『ザ・ワールド』
真正面から手で網を引き裂きながら闇落ち花京院の前に行く。
「これがザ・ワールドだ。最も時間の止まっているお前には見えもせず感じもしないだろうがな。死ねぇい!闇落ち花京院!」
そう言い、闇落ち花京院の腹を突き破る。
「お前は自分が死んだことにすら気づいていない。何が起こったのかもわかるはずがない」
そして時は動き出し闇落ち花京院は壁まで吹き飛ばされた。
「最後のエメラルドスプラッシュはないか。所詮偽物だな」
さて、必要な道具を取って戻るか。
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七陰列伝や番外編みたいな話を入れるか?
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もちろん、入れる
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いらん