あと、前回メッセージボックスについて教えてくださった方本当に助かりました。改めてありがとうございます!
ベアトリクスと会った後アルファに会いに行ったのだがアルファはあいにく不在だったので俺が来たことを伝えてもらって翌日改めていくことにした。
「アルファ、おじゃまするぞ」
「いらっしゃい、クロノス。ごめんなさい、昨日わざわざ来てもらったのに」
「気にしないでいいよ。なんも連絡入れずに来た俺が悪かったからな」
「そう言ってくれると助かるわ。それでどうしたの?」
「ああ、実はアルファの親族らしき人物と遭遇したんだ。おそらく叔母にあたる人物。彼女は君を探してるみたいだったから、一応話しておこうかと思って」
「そう・・・・」
しばらく沈黙が続いたが再びアルファが口を開いた。
「あなたは、どうしたらいいと思う?私はあなたに救われてシャドウガーデンに入った時、今までの私は死んでアルファとして生まれ変わったと思ってるわ。だからあなたに決めて欲しいの」
「過去っていうのは簡単に消えるものじゃない。俺はアルファがどうしたいかだと思う。二人で会うのが不安って言うなら俺も付き添ってもいいからさ。しばらく考えてみてよ」
「わかったわ」
「アルファは叔母にあたるベアトリクスさんとは面識はあるの?」
「母から話は聞いたことはあるけどそこまでの面識はないわ」
「なるほどね」
「そう言えば私も聞きたいことがあったの」
「なんだ?」
「ローズ・オリアナ件についてあなたはどうするつもり?」
「その件か。確か黒幕は」
「ドエム・ケツハットよ」
「・・・・ごめん。もう一回言って」
「ドエム・ケツハットよ」
ちょ、ドエム。ケツハットって名前やばすぎだろ。ドエムという名前の時点で面白かったがフルネームやばすぎる。アルファがいなかったら爆笑してたな。にしてもアルファが真顔でこの変態じみた名前言ってるのも面白いな。
「俺が動かずともシャドウが動くだろ。ローズはシャドウのお気に入りのようだしな」
「そう、彼が動くのね」
とは言ってるが、あいつ自身が考えて動くことはないだろうからいつもの陰の実力者ごっこしてたら助けちゃったという展開になると思う。まぁもしそうならなかったら俺が動くが。
「アルファ、ローズをシャドウガーデンに勧誘する気か?」
「さすがね。彼女の実力はなかなかだしこれからの成長も見込める。このままいけば彼女にも入ってもらうつもりよ。いけない?」
「いや、ただ聞いただけだ」
「それより今日は時間ある?」
「特にこれといった予定はないけど」
「今日は私も予定がないの・・・・予定がないの」
残念ながら俺は鈍感主人公ではないのでな。しっかりとイベントは回収する。
「そうだな、ここ最近全然一緒に入れなかったし一緒に出掛けたりするか」
「!いいわよ。1時間後にまた来てくれる?ちゃんと準備するから」
「わかった。じゃあまた1時間後な」
♢♢♢♢
アルファと1日デートした翌日ついに本戦が始まろうとしている。
「シド、ジミナとアンネローゼとかいうやつの試合のオッズやばいぞ」
「だよね!誰も僕が勝つと思ってない。しかもトーナメント表を見ると2回戦で当たるのはアイリス王女間違いなく1回戦よりもオッズは上がるね。じゃあトキ任せるよ」
「おう、任せておけ」
シドと別れを告げ俺は自分に用意されている特別席に行く。なんでこの席が用意されているのか。それは学校で俺が主席だからだ。最近不安なのは大会とかなんもも出てないけど大丈夫なのかということ。まぁそしたら実力でわからせるので問題なし。この世は弱肉強食。
この特別席はメイドに頼めば無償で朝食とかを用意してくれるので快適に試合を観戦することができる。今もフレンチトーストとココアをたしなみながら試合開始を待っている。え?こういうのはコーヒーだろって?あいにく俺はコーヒーが飲めない。甘いココア最高!
「そう言えばトキ君はブシン祭に出場されてなかったと思うのですが何か理由があるんですか?」
そう話しかけてきたのは俺の席の一つとなりにいる、アイリス王女だ。一つ席が空いているから話しかけられないと思ったが彼女にとってこのくらいの距離はなんともないようだ。
「ええ、俺はまだ出場すべきではないと思って」
ここで本音なんて言えるはずもないから、違和感のない理由を言わないとな。
「そうなのですか?トキ君の実力はすさまじいと妹、アレクシアからも聞いていたので」
「アレクシアからアイリス王女にどのように伝わっているかはわかりませんがそのように思っていただけて光栄ですね。でも、俺は出場するなら優勝しか考えていないので今回はまだ優勝できるビジョンが浮かばないだから出場しなかっただけです」
「そうなのですね。トキさんが出場するトキを楽しみにしてます」
「その時もしもアイリス王女が相手になったとしても勝つのは俺ですから」
「そうなると余計に楽しみになってきますね。あの、トキ君もしよければ私の騎士団に入っては貰えないでしょうか?」
「先ほども言ったように俺はまだ未熟です。ブシン祭で堂々と優勝できた時はこちらから入団をお願いしますよ」
「そう言うことならわかりました。アレクシアもこのような婚約者を見つけられて幸せですね」
「あははーそうですねー」
婚約者(仮)なのでそのうち別れます。
「あ、トキじゃん。トキもここにいたんだ」
声を掛けられて振り向くとモブがいた。
「これはこれはモブのシド君じゃないか。モブはこんなところ来ないぞ」
「知ってるよ。僕も来たくて来たんじゃないから。姉さんに無理やり渡されて」
「なるほど」
「僕の席、トキの隣だと思うけど間違ってるよね」
シドにチケットを渡されて俺も確認してみる。
「うん。間違ってないな。頑張れ」
「終わった。僕のモブライフ」
というのも今の席順は俺、空席、アイリス王女、となっている。俺の隣であるからシドがこの空席に入ることになる。つまりアイリス王女の隣、モブとしては避けたいところなんだろうな。
「トキさん、そちらの方は?」
「あーこいつはシド・カゲノ―クレアの弟ですよ。クレアに自分の試合をよく見ておけと言われたみたいです」
「そうなのですね」
「俺はちょっと席を外すので」
「ちょ、待って・・・・」
その言葉を無視して歩き続ける。日々の恨みだ。せいぜい王女と話すという非モブライフを味わうといい。
廊下を歩いているとみ知った顔が歩いてきた。
「トキ」
「ベアちゃんじゃん」
こう呼んだのに理由なんてない。なんとなくだ。
「ベアちゃん?」
「ベアトリクスってちょっと長いから親しみを込めたあだ名。嫌だった?」
「別に。初めて呼ばれたからちょっと戸惑った。これからはベアちゃんでいい。私もあだ名で呼びたい。何かある?」
「トキって2文字だからわざわざあだ名じゃなくても」
「じゃあトッキ―で」
「むしろ長くなってるのだが」
「トッキー私に似ているエルフの件どうなった?」
どうやらトッキーで決定のようだ。
「昨日聞いてみたよ。彼女自身悩んでるみたい。久しぶりに身内似合うからどう接していいかわからないんだと思う。もう少し待ってもらえる?」
「わかった」
「じゃ、俺は行くからまたね」
「またね、トッキー」
ベアちゃんと別れ再び特別席に戻ったらなぜかシドの席にドエムが座ってたから空いているちょっと離れた席に座ることにした。ドエムなー声はすげーイケボでDIO様の部下の一人にすごく似てるんだけど名前がどうもあれで近づきたくない。
そしてほどなくして本戦が始まり、ジミナとアンネローゼの戦いが始まった。アンネローゼの試合も予選ほど早くは終わらなかったがジミナの勝利となった。
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ちなみに今回は既にあと3話分くらいのストックはあるのでお楽しみに。今日もう1話投稿するかも・・・・
七陰列伝や番外編みたいな話を入れるか?
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もちろん、入れる
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いらん