主人公情報をつけ足しておくと、常識のある中二病です。
影野と再開してからしばらくたった。それにしても驚いた、影野の正体が、あのシド・カゲノーだったとは。世間というのはこうも狭いものなんだと実感させられた。
あいつと再開してからは日々盗賊狩りを行っている。シドは前世と同じようにスタイリッシュ・盗賊スレイヤーなんてダサい名前で活動しているが、本人はかっこいいと思っているから特には何も言わない。俺は今まで通り仮面は被っているが特に名前も決めずトキして活動している。それにしてもあいつにはいろいろなところに付き合わされた。森の中から雪の中、大変だったが楽しかったしいい経験ができた。ただ、一つ問題があるとしたら、あいつは目の前にけが人がいたとしても治療してそのまま放置していくのでそのあとは俺一人で安全なところまで連れていくことになった。
そして今日も今日とて盗賊狩りに行く。
「やっほートキ」
「よ、シド」
「トキ、僕はついに完成させたんだ」
「何をだ?」
「見てて」
そういうとシドは早着替えをして、黒のボディースーツを着ていた。
「どう?かっこいいでしょ」
「ああ、めちゃくちゃかっこいい」
こいつのセンスは正直疑うとこがあった。例えば、スタイリッシュ・盗賊スレイヤーとかだ。でもこのスーツに関してはすごくかっこいい。俺の中二心かくすぐられる。
「俺にもそれくれよ」
「いいよ、約束だし」
「約束?」
「前に時間停止の理論聞く代わりに魔力伝導率が99パーセントの武器教えてあげるって言ったじゃん。これはその一環。その名もスライムボディスーツ」
早速シドからスライムボディースーツをもらう。
「おお、かっこいい!」
「似合ってるじゃん。早速こいつの試運転もかねて盗賊狩りに行こうか」
♢♢♢♢
「ヒャッハー!!てめぇらの金目のモノを出せ!!」
「もうこれだとどっちが盗賊かわからないな」
「な、なんだこのチビたち」
ま、さすがに盗賊が盗賊にあっている事態に混乱しているようだ。
「そうだ、トキ今日は時間停止使わないでよ。今日はこいつの試運転なんだから」
「わかってるよ」
そう言ってさっきシドからもらったスライムソードを使いながら戦っていく。それにしてもこいつはすごいまるで自分の手足のように動く。伸びたり曲がったりなど変幻自在である。それでいて攻撃力も十分。
「シド、こいつはすごいぞ」
そういってシドの方を見るとシドはわざと切られて、スライムボディスーツの耐久力を試していた。それを見ると、切られても何んともないことから生半可な攻撃では傷一つつかないことを物語っていた。それからシドは相手を切り刻み今日の盗賊狩りも終わった。
「このスライム凄いでしょ」
「ああ、想像以上だ」
「じゃ、早速戦利品でもあさりますか」
俺とシドは早速戦利品を頂くため馬車をあさる。そこには檻みたいなものがあり何かと思って見てみたら、肉の塊だった。
「まさかこんなものが出てくるなんて。これはいわゆる悪魔憑きってやつか?」
前、本で見た悪魔憑きの情報とかなり似ている。それにしても気になる点がある。
「この魔力の波長かなり乱れているが、もとをたどると人間みたいな波長をしているな」
「トキー何か見つかった?こっちは豊作だよ」
シドは満面の笑みを浮かべながら近づいてくる。
「それは何より。こっちはこんなものを見つけた」
俺の後ろにある檻を見せた。
「これは、悪魔憑きかな。初めて見たよ。でもこの波長魔力暴走かな?」
「俺もそう思う」
どうやら俺の考えとシドの考えは同じのようだ。
「トキならこれ治せる?」
「一日あれば余裕だ。時間停止のときの魔力操作と比べれば朝飯前だ」
「トキちょっとこっち来て」
「なんだよ」
「これはチャンスだと思うんだよね。その悪魔憑きを治してあげる代わりに陰の実力者ごっこに付き合ってもらう。名案だと思わない?」
うーん。正直ありだとは思う。いつもこいつは助けてはそのまま放置が基本である。そのたびに俺が安全なところだったり元の家に帰したりしている。それがまた遠いこともあって正直大変なのだ。だから、こいつの陰の実力者ごっこに付き合わせる以上最低限の生活保護はしてくれるだろう。
「お前が、しっかりと面倒見るならいいぞ」
「分かってる分かってる」
本当に分かっているかどうか不安ではある。ま、おそらく俺が面倒を見ることになるのは何となくわかる。
「じゃ、早速設定を考えなきゃね」
「ちょっと待ってくれ。あの悪魔憑きが殺されないように安全なところに運んでくる」
「待ってるねー」
早速、悪魔憑きを檻から出して近くにあった倉庫まで運び込む。
「明日には必ず直してあげるからそれまで少し待っていて欲しい」
そう言って悪魔憑きの元を離れシドのもとに向かう。
♢♢♢♢
昨日は夜通しで設定を考えていた。朝には戻らないとまずいのでいったん日が昇り始めたら解散したが、昨晩はかなり盛り上がった。前世も合わせれば30歳を超えているが、いくつになってもこういう設定を考えるのは面白い。今日は昼間のうちから行動するらしく、昨日の倉庫に集合になっている。
「じゃあ、トキお願い」
「任せておけ」
悪魔憑きに手を触れて魔力の波長をもとに戻していく。やはり時間停止の操作と比べればはるかに簡単である。初めてだから少し時間はかかりそうではあるが、1時間もあれば元通りになる。
1時間後
「よし、できた」
何とか魔力の波長をつかみ治すことができた。治した瞬間あの肉塊から、美人な金髪エルフが出てきた。さすがにこれには驚きである。
「よし、トキ打ち合わせ通りに」
「了解した」
ついに金髪エルフが目を覚ます。
「目が覚めたみたいだな」
シドが早速目を覚ましたエルフに声をかける。目を覚ました金髪エルフは今の現状に戸惑っているようだ。
「私の体・・・・うそ」
「君を蝕んでいる呪いは解けた。君はもう自由だ」
「あなたが私を助けてくれたの?それに呪いって?」
「君を助けたのは我が相棒だ。その呪いについても彼が説明してくれる」
俺は予定通り、昨日練りに練ったセリフを言う
「呪いというのは君たち英雄の子孫にかけられた呪いだ。驚くのも無理はない。だが君もよく知っているだろう。経典にある3人の英雄が魔人ディアボロスを倒し世界を救ったという話を」
やっぱりこういうのはキャラ作りが大切だからどんなキャラでいこうかと思ったが、やはりここはDIO見たいなカリスマ溢れる感じでいこう。
「でもあれはお伽話じゃ」
「だが、それは本当にあったことだ。魔人は死の間際に3人の英雄に呪いをかけた。それがディアボロスの呪い。君を悪魔憑きにしていたものの正体だ」
ここでシドにまたバトンタッチをする。
「だが、何者かが歴史を捻じ曲げ君たちを悪魔憑きと蔑まれる存在にした。その黒幕は」
『ディアボロス教団』
ここは一番の見せ場だから二人同時に。少し単純かなって思ったけど、これ以上にいいやつが思いつかなかった。
「奴らの目的は魔人ディアボロスの復活を目論むものだ。奴らは決して表舞台には出てこない。我らの使命は陰ながら奴らの使命を阻止すること」
そして俺らはスライムボディスーツに早着替えをしながら名乗る。
「我が名はシャドウ。影に潜み影を駆る者。そしてこちらが我が相棒」
「我はクロノス。時を刻み、時を支配する者」
き、決まったー!心の中でシド、改めシャドウとハイタッチをする。
「シャドウに、クロノス」
そしてまた俺のセリフだ。
「英雄の子よ。これから困難な道のりになるだろう。それでも我らとともに歩む覚悟はできているか?」
「病、いえ呪いに犯されたあの日私は全てを失いました。醜く腐り落ちる私を救ってくれたのはあなたたちです。あなたたちが望むならこの命をかけましょう。罪人には死の制裁を」
「なら、我らについてくるが良い。クロノス、彼女にも例のものを」
「よかろう」
俺はエルフの女の子に手を伸ばしてスライムボディスーツを着せる。
「敵はおそらく強大な権力者などだ。真実を知らずに操られている人たちも大勢いる」
「でも、立ち塞がる者に容赦はできない。他の英雄の子孫を探して保護する必要もあるわね。組織の拡張と並行して拠点の確保やそのための資金の調達も」
(おい、どうすんだよシド。彼女かなり本気だぞ。これ全部出まかせでしたなんてもう言える雰囲気じゃないぞ)
(まぁ、その辺の盗賊をディアボロス教団って言っておけばいいでしょ)
(どうなっても知らないからな)
(その時はトキに任せるよ)
(結局俺任せかよ)
(それより、肝心な組織の発表だよ)
「我らの組織の名前はシャドウガーデン。君はアルファと名乗れ」
(ふっ、決まった見たいな顔してんじゃねぇよ)
(え?何か問題あった?組織名にやっぱ不満あった?そうだよね、トキの要素入ってないもんね。今から考え直す?)
(いや、そこじゃないわ!エルフの名前だよ。なんだよアルファって次もし来たらベータってか。安直すぎんだろ!)
(でも、気に入っているみたいだよ)
エルフの方を見てみると小声でアルファ、アルファと呟きなんとも喜んでるみたいだった。
(じゃ僕はディアボロス教団候補を探してくるからあとよろしく)
(ちょ、待て!行っちゃったよ。結局俺に丸投げか。こっからどうしよう)
時間停止する時に言う技名今の所今までに使った2つしか知らなくて、他に時間停止の技があったら教えてください。
トキとシドの今の強さ関係
単純な武力
シド>>トキ
魔力操作
トキ>>>>シド
七陰列伝や番外編みたいな話を入れるか?
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もちろん、入れる
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いらん