乳首から魔貫光殺砲が出せたらロマンチックビーム 作:ミスターポポティンティン
舞空術教えてくれてありがとうとか言いながらスクーターで飛んでったアレとかね……。
お仕事完了。無事、ヤクザの本部を壊滅させた。酒が美味い!
まあ、気配をゼロに出来たやつがいたらわからないけど、おそらく全員ご臨終となった。
鶴仙流が悪いよ。鶴仙流が。相手を無力化する流派じゃないんだよね。ヤクザ相手に半端は出来ないしね……。
それにしても、なんかこう、思っていたのと違った。用心棒的な……桃白白に次ぐ、世界2位の殺し屋とか、それこそ原作キャラがいるパターンかと思ってたが、そんなことなかった。
ようするに必殺技を……チクビン波を撃つような相手がいなかった。
先生、お願いしますって感じの、ヤクザお抱えの強敵と一騎打ちとなって、苦戦しつつも、最後、危ないところで、チクビン波で大逆転! ……みたいなことを想像してたのだが、最後までそんな奴は現れなかった。
代わりに忍者や侍とかが多くいて、そいつらが集団戦を仕掛けてきて……かなり勉強になったし、苦戦もして、熱い戦いを繰り広げたのだが、やはりなんか不完全燃焼って感じがする。
だから俺の乳首は、戦いの後だと言うのに、風にさらされていない。布に包まれ温かいままだ。
撮影されていて、乳首を晒したくなかったとは言え、やはり不完全燃焼…………あ!?
「ヤッベ!! 家燃やしてくるの忘れた!!」
どうしよう……戻るか?
あと、これは、どうでもいいけどチ○ポ置いてきちゃったことも思い出した。
あれは、
「あ〜、どうしよっかなぁ〜…………戻るのは……ないだろ?」
そもそも家を燃やす目的は、ハガレンのノリで、燃える家をバックにキリッて感じで旅立とうって決めたからで…………駄目だろ? 決意を胸に、鋭い眼光で旅立ったエルリック兄弟が、ヤバイ! 家燃やすの忘れてきた! ってすぐ戻っちゃ駄目だろ?
それで家燃やして、再び旅立つ時、キリッとした顔してたらコントじゃん。
そもそも俺が今この街を、ウイスキーを片手にブラブラと歩いているという状態がおかしい。一仕事終わった〜っと何も考えずに外に出てきてしまったのだ。
せっかく5台のドローンで撮影されているんだから、盛大な炎を高々とあげたかった。燃えている屋敷をバックに、細めた目を
そして、昨日から本当ずっとだが、家を燃やす口になっているんだよな〜。昨晩ウインナーとか焼いて酒飲みまくったけど、それじゃーやっぱ駄目なんだよ………………う〜ん……うん?
「ここ…………で、……いいか?」
見上げた先には○○組と書かれた看板を掲げた別のヤクザの屋敷。
ここはヤクザの聖地。
街そのものがヤクザの食べ放題店みたいなものだ。
満たされるその時までいくらでも焼いて食らえばいい。
もう、常連となって連日通おう。今度こそ、チ○ポで突っ込んでこよう。
俺か街のどちらかが
『ヤクザの聖地をキャンプファイヤー 〜ヤクザ VS 殺し屋少女の(ほぼ)ノンフィクション抗争〜』
作家タイツ過去最大のベストセラー!!
9割ほど事実に基づいて描かれた小説でありながら、その内容は、殺し屋の元で修行を積んだ少女がヤクザの聖地を幾度も襲撃し続け、遂には壊滅させるという前代未聞のもの!
作者であるタイツは、宇宙をテーマにしたSFを非常に説得力、リアリティをもって描写することで知られた生粋のSF作家。そんな彼女が、今回、新ジャンルに挑戦し、スマッシュヒット!
綿密な取材が実を結び、歴史に名を刻むこととなった。
そして、早くも映画化決定!! 実際の映像がふんだんに使われるらしいそれも要チェックだ!
この小説、及び映画の大ヒットにより、エビチリの名は世界に轟くこととなった。