乳首から魔貫光殺砲が出せたらロマンチックビーム   作:ミスターポポティンティン

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エピローグ


終わりと、始まりと始まり

 

「ギャルのパンt」

 

「俺を天才にしろーーーーーーー!! ありとあらゆる面でだ!! 出来る限り最高の天才に俺をしてくれぇーーーーーーーーーっ!! 頼むぅぅぅうっ、シェンロオオオオン!!」

 

「……よかろう」

 

 東のエリアを支配した貫気(つらぬき)連合は、一旦、征服の歩みを止め、内政と情報収集にその力を使った。そこで引っかかった情報と、タイツからの話を元に、最高のタイミングで原作介入を行った。

 

「だ、誰だ!?」

 

「空を飛んでいる……!?」

 

「エ、エビチリじゃないか!!? スーパースターだぞ? 撮影か!?」

 

「エビチリだと!? ヤバイぞ! 貫気(つらぬき)連合の影の総裁だ! メッチャ表に出てくるけど!」

 

 神龍がその役目を終え、ドラゴンボールが飛び散る。

 

 その内の一つを、舞空術で回収しつつ、夜空に包まれ狂ったように高笑う。

 

「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

 成功だ! 天才だ! これを思いついた時点で天才だったが、それを超えた……超天才だ!!

 

「わかる! 今ならわかるぞ! この世の真理が! 正解なんて無いのがわかる!!」

 

 好き勝手やるのが唯一の道だとわかる。この世界は驚異が多すぎる。高確率で滅ぶ。人々は常に死にまくるが、ドラゴンボールでは1回しか生き返ることが出来ない。ほぼ助ける(すべ)はない。

 

「そして俺はこのままでは地獄行きだ…………あれ?」

 

 どうしてこうなった……のかは今は重要ではない。こじんまりとやっていたら駄目だ。大金持ちだが善行という意味では、とんでもない負債を抱えている。原作もグチャグチャだ。

 

 超好き勝手やって最大級の成果をあげるしかない……! なんか最近こんな感じで破滅した秘書がいた気がするが……俺は天才だ! 自信がスーパースターだ! 賭けに勝ってみせる!!

 

「どーせ、この世界で普通に生きている奴らは、死んでも善人として天国に行くだけだ。普通に生きること……それ自体が普通に善行。その善行を積まない俺のような人間が出来る最大の善行は、ただ熱く生きることだけ……!」

 

 天才の頭脳がそう断言している。

 

 先をずっと見据えていた。どうして良いか本当にわからなかった。人々を殺しまくる敵や、その関係者が次々と現れては、味方になる。戦士達の成長にも繋がる。子孫すら産まれる。

 

 特に、どうしたら魔神ブウに勝てるのかずっと悩んでいた。あいつは初期の段階で人類のほぼ全てを虐殺する……! あれで、ドラゴンボールで生き返られる1回は終了なんだ。

 

 結局、ドラゴンボールで生き返られるから、大丈夫……なんてことはない……命は1つだ。

 

 そして、他の脅威が炸裂すれば、即座に人類は終了だ。覚えていない映画などもある。

 

 悩みに悩んだ末に、とりあえずは、不意打ちと、気の圧縮による威力の向上が第1だと考え……なぜか乳首から魔貫光殺砲を出すことに青春を費やしていた……!

 

 その結果、序盤の敵である桃白白と相打ちになって死にかけた……!

 

 あいつ絶対原作より強いけど、それでも、もう自分の馬鹿さに辟易して、天才になってみたのだが…………ビックリした。

 

 俺は滅茶苦茶馬鹿だったし、(うつむ)き、やさぐれてはいたが……まったく間違っていなかった!

 

 まさに元から天才だったんだ。結局、シンプルなことだったんだ。何も問題なかったんだ。

 

 まあ、ヤクザを燃料にキャンプファイヤーやって、キャッキャしてた事とか以外はね……。

 

 

 夜空の向こうに、やりたいことも、行きたいところも、いくらでもある。熱があって体が動くなら何も問題はない。ただ気を高めて、それらに向かってかっ飛んで行くだけだ。

 

 また、夏が始まった。

 

「高く飛ぼう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2ヶ月後。16の夏の終わり。宇宙。

 

 俺を乗せた宇宙船『ロマンチック』は、無事に空の彼方へとあがった。

 

 この船は、自身の気をも燃料に出来るハイブリット型であり、元はタイツの紹介で出会った宇宙人……ジャコの物をベースにして、改良に改良を重ねた末に出来た物だ。

 

 ヤクザに特許は関係ない。彼からは更に、ヤードラット星の座標も入手……今回の目的地だ。

 

「喜ばしくも悲しい事実として、地球人は殺し合いには向いていない…………生身ではね」

 

 地球人は戦闘民族ではない。しかし、前世も、今生も、兵器開発などは……得意だ。

 

 天才になった後、特に力を入れたのが科学技術。

 

 まずは、人造人間である自分のメンテナンス。その結果自分の改造は、延命のため……人並みの寿命を生きるためのものだということがわかった……。ドクターゲロとも、多少……話しをした。

 

 しかしながら、それは世には出ないこと。

 

 なので話を戻すと、そのメンテナンスの結果、戦闘力が大幅に上昇した……が、現状では、フリーザにすらまったく届いていないのだろう。17号や18号レベルなど、夢のまた夢。

 

 そこに到達するには、ただのメンナンスでは無理な上、どうしても実験がいる。数々の人体実験が……。成長期の子供を使うことも不可欠だろう。

 

 自身の倫理観は別にして、その方向は、完全に切り捨てる。

 

 理由は複数あるが……例えば、完全機械の16号が、人体ベースの17号などより上の強さであったこと。そして、そういった純粋な科学技術なら協力を仰げること……本物の天才であるブルマやブリーフ博士に。

 

 今はまだ信頼が足りない。タイツを通じて懐柔しようとしているが、ブルマはまだ俺にキレている。まあ、願いを掠め取ったあげく、幽閉され、殺されそうなのを放って、飛んでいったからね。

 

 天才だって、その頭を使わないのなら、頭空っぽなのと一緒。

 

 あの後、祝杯として朝まで飲み続けた。なんか原稿が終わったらしいタイツも、ド深夜から参加した。その流れで、原作通りに助かるかは不確定だと、助けに行ったのだが……そりゃ遅過ぎる。

 

 その上、ヤムチャとのフラグを折ってしまった。

 

 あいつ俺のファンだったらしく、デレッデレッで……。一緒にいても緊張されない女の子との関係は、開始3秒で終わりを迎えた。踊りだした直後に。タイツは、指を差して大爆笑だった。

 

 まあ、根本的に、善良な人達は、兵器開発には乗り気ではないんだ。少しずつだ。何もかも。

 

「まずは、バッテリーの設置だな……」

 

 悟空が習ったヤードラットの瞬間移動は、気を頼りに行なわれる。また、自身だけじゃなく、触れている生物や物も一緒に運べる。

 

 この宇宙船にも使われているバッテリー……自身の気を凝縮して保存しておけるそれらを、星々や、それこそ宇宙空間にバラまいてでも設置することに成功すれば、宇宙が俺の庭になる。

 

 時間が経つと気が抜けていってしまったり、このままでは、スカウターで検知されたりと、様々な問題もあるが、上手くいけば、ありとあらゆることで、革命を起こせる。

 

 天才の力で作る食品や、芸能活動などを売りにした独自の交易も行えるだろう。

 

 せっかくあらゆる方面で、天才になったんだ。色々とやってみたい。

 

 なにより熱く生きることに躊躇いがなくなったんだ。やってみたいじゃない……やってやる。

 

 武術だって諦めてなんかいない。修行の天才でもあるんだ。科学方面とはいえ、天才のブルマやゲロはあそこまでの高みにまで行った。元は神に貰った才能とはいえ、鍛えた先は無限大だ。

 

「1段1段の階段のような丁度いい難易度(高さ)の試練さえあれば、どこまでも登っていける。この広い宇宙で、ありとあらゆる挑戦をすれば、試練になんて、いくらでもぶつかる。その中から、特に面白いものを選んで……駆け上がって行くだけだ」

 

 宇宙船のメインルーム。長いコートを無駄に羽織って、流れ行く宇宙を眺める。

 

「浮足立って、気がついたら高く、高く宇宙(ソラ)をかっ飛んでいるぐらい……とびっきり熱くて、面白いものを選んでな……!」

 

 約1年後。17の夏。

 

 エビチリは、宇宙でもヤクザの元締めにまで堕ちていた。

 

「締められるヤクザがいるせいで、俺のような、かわいそうな元締めが生まれてしまう……!」

 

 天才だからといって、どうにもならないことは沢山ある。やらかすことも多い。特に面白いものにだけフォーカスし、頭に夢を詰め込みまくって、ノリで生きている人間なら、なおさらだ。

 

 敵ヤクザを燃料に使ったキャンプファイヤーとリンボーダンス大会は、味方の士気を大いに下げることとなった。『天に登れない悪党共のための浮かれた火葬』は広い宇宙でも理解されなかった。『せっかくエロい格好で参加したのに……』と、ショゲる天才は大馬鹿でもある。

 

 それでも、エビチリなら大丈夫だ。

 

 現在、宇宙船は、撃墜されかかってるが大丈夫だ。

 

 敵の巨大宇宙船。そこから出撃された敵戦闘機部隊の猛攻により、ブースターの一部が破損。

 

 エビチリの宇宙船は、ノリで主砲が付けられた以外は、戦闘用ではない。回避すら困難だ。

 

 生身で宇宙空間に出て戦うしかない。気弾をあちこちにバラまいては、それを頼りに瞬間移動。敵機を撃墜しては、バッテリーの気を頼りに自機に戻っての呼吸。それらを繰り返す。

 

「踏み潰せないぐらいの試練が、ちょうど良い踏み台(ステップアップ)……! より優れた『ロマンチック B』 を開発しよう。へへ、こんなヤバいときだってのに、オラ、ムラムラしてきたぞ!」

 

 残る敵は、巨大な本船のみ。宇宙船に乗ったまま瞬間移動し、その背後を取る。

 

 彼女が完全に忘れている事実……封印された魔神ブウが地球のどこかにず〜と放置されていることなども含め、あらゆる困難や失敗が、この先も彼女を襲っていく……それでも、ヘッチャラだ。

 

 この先もずっと、宇宙で1番胸を熱くして……ひたすら貫いていくのだろう。

 

 彼女の道を。巨大な敵を。熱い……ロマンを。

 

「主砲発射! ロマンチック……ビィィィイッーーーーーーーム!!!」

 

『ズォビッ』、『ギャルルル…』、『ズボ』と、どこまでも、どこまでも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 乳首から魔貫光殺砲を出せたらロマンチックビーム 完

 

 

 

 

 

 




お、終わったっーーー! 読者の皆、オラを褒めてくれぇーーーーーっ!
天に手をかざして、エネルギーを! オラの乳首にエネルギーを分けてくれぇーーー!
元気乳首ビンビンだぁぁああああーーーーーーーーー!!!










ハイ……ごめんなさい。

よく天才主人公は書けないと聞きますが、それを遥かに上回る大馬鹿ならイケるのでは?
そんなわけで、天才エンド&原作開始 + プロローグ終了&本編開始……?

実は続きも、そこそこ書いてあって、ネタも残してあるのですが……とりあえずは完結で。

ガッーっと書ける時に書いて、良い区切りか、完全な締めにまで行けたら、また会いましょう。
特に気に入ったネタだけを、番外編として……とかでもいいかも。

ある日、タイピングによって、自分で自分を笑わすことが出来るなんてことを大発見して……
小説っぽくすれば、形として残しておけるし……あわよくば他人を笑わすことも……!? てね。

笑えたのかな……?

自分は読み返してドン引きですわ……!

でも、やっぱ結構笑っちゃうwww

ここまで読んでくれてありがとう! 鳥山先生ありがとう! バイチャ!




*こっそり2話のあとがきに、『ズボ』を追加。

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