乳首から魔貫光殺砲が出せたらロマンチックビーム   作:ミスターポポティンティン

7 / 23
現在書いているノリと違って、こんなセリフ長かったっけ? とかなる。



マッハパンチ

 心臓がとんでもない跳ね方をしているが、なんとか平静を装う。

 

「びっくりしたぁ……どうしたの? そんなところで気配なんて消しちゃって?」

 

「気配を消して師が入るなといった部屋に侵入し、ゴソゴソとやっているのはお前だ。もう一度聞くぞ、エビチリ……そこでいったい何をしている?」

 

 ……ヤバイな。徳を積みかねるのが楽しくって、普通に鼻歌かましてしまっていた。どうしよう? いやまて、これはむしろチャンスか?

 

 犯人が向こうからやってきたようなもんだ。 毎日毎日辛い修行を課す師匠から金を奪い、あげく家に火を放って逃げ出した極悪人が目の前に現れてくれたってわけだ。

 

 言葉にしてみるとなんて悪いやつなんだ! 兄弟子とはいえ許せん! 成敗してくれよう。

 

 とはいえ流石に殺してやろうとは思わない。そして、殺し無しだと、かなり苦戦するだろう。もとからそういう戦いは苦手なんだが、鶴仙流に師事して、雑魚相手以外は更に悪化した気がする。

 

 そして、チャオズに加勢に来られたら最悪だ。あいつの超能力はまだそこそこ効く……腹痛に(さいな)まれたあげく、ケツからきたねえ花火を咲かせることになったら、それは大敗北だ。

 

 その場合は絶対に2人とも殺す。家にもガチで火を放つ。尊厳は命よりも重い。

 

 近くにチャオズの気配はないが、あまりドタバタするのはよろしくない。

 

 ここは平和的にいこう。

 

 鶴仙人流に来る前と違い今の俺は、スタイルもよく、普通に美少女だ。こんな俺としか、今まで女とろくに接して来てないようなハゲに、現在、上半身スポブラだけの俺が口喧嘩で負けるはずがないのだ。 

 

 音速のジャブを食らわしてやる。

 

「なあ、聞けよ。天津飯。お前…………いつまで上半身裸で……フフッこの俺様の夢は世界最強の殺し屋だぜ、とか言ってるんだ?」

 

「なっ! 何?!」

 

 クリーンヒットだ!! 左! 左! 左!

 

「チャオズはあの年齢だ。超能力も使えて……リアルでスパイファミリーの幼女状態でもある。こじらせちまうのもわかるさ。でも、お前は…………駄目だろ? な? 駄目だとは思わないか? ワンチャン、チャオズはお前に気をつかって、合わしてあげているまであるぞ? どう思う?」

 

「ス、スパイファミリー? な、何が、どう思うだ!? 俺達はそのために長い間苦しい修行に耐えてきたんだぞ! そして着実に強くなっている! 天下無双は俺達、鶴仙流の目の前だ!」

 

「……お前の天下無双の基準は、鶴仙人様の基準だ。世間から武天老師と讃えられ、神の眷属からも認められた亀仙人があの人のコンプレックスで憧れだ。今でも強いんだろうが……とっくの昔に隠居している爺さんだ。鶴仙人様がどうしてもと言うなら探し出して、倒してやってもいいが…………天下一武道会をはじめ、武道系の大会などいくらでもある。表の舞台で金も名声も勝ち取れるんだ。なぜお前は殺し屋なんぞになろうとしているんだ?」

 

「鶴仙流は殺しの流派だ! よりによって貴様がそれを言うのか、エビチリ! 甘っちょろい考えで師を馬鹿にしやがって! 覚悟は出来ているんだろうな!」

 

 眼前に掲げ握りしめた拳で今にもぶん殴ってきそうだ……。口論の果てに手を出そうとか最低な……そのデコの目玉の奥にちゃんと脳みそつまってるのか?

 

 反撃しにくいところを突つきまくってやろう! ラッシュラッシュ!

 

「少しはチャオズのことを考えてやれといってるんだ! 鶴仙人様はな……世界を救った高名な武闘家の弟子だ……でも、弟と一緒に堕ちちまった! チャオズを抱えてそこにお前も堕ちていくのか?! 抱えて登っていくのがお前の役割じゃないのか?!!」

 

 詰め寄る俺の胸を意識して、当たらないように避けながら、どんどん反り返っていく天津飯。いや、お前そこまでウブだっけ? スポブラ効果か?

 

「最強を証明したかったら、とりあえず天下一を名乗っている大会にでも出ろ! 一方的に狩りに行く殺し屋に、最強もクソもねーんだよ!」

 

 油汗をかきながら、もう倒れそうなほど仰け反っている天津飯に向かい口撃を浴びせ続ける。 

 

「常識を学べ! チャオズにも学ばせるんだ! いったいいつまで上半身裸でいるんだ! たまに服を着たと思ったら片乳丸出しのスタイルで……なんだお前? 乳首から、どどん波でも出したいのか? とんだ変態野郎だな!!! 何考えて生きているんだ!!!?」

 

「な!?」

 

「前から思ってたが……キモいぞ」

 

!!?

 

 

 右ストレーが決まったぜ!! 畳み掛けろ! ラッシュ! ラッシュ! ラッシュ!

 

 

「変態!! 変態!! 変態!! 変態!!」

 

「お、おま」

 

「気持ち悪い! 気持ち悪い! 気持ち悪い! 生理的に無理! 生理的に無理!! 無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理、ホント、無理!!! キッッッモイ!!!」

 

「ぁ……おぅっ……、…………」

 

 

 カンカンカンカーーン! 脳内にゴングの音が響き渡る。

 

 イヤッッフーーーーーーーー! 最高にハイってやつだアアアアアアハハハハ

 

 ハゲ頭を抱えながら、まるでリンボーダンスを失敗したように崩れ落ちる天津飯。

 

 さすが美少女! さすがオリ主! SEKKYO 最強! 

 

 仕方がないんだ天津飯。俺も男の記憶があるし、一緒に住んでる美少女に、元ネタも知らず、こんなん言われたら、くっそムカツクか、普通に病むほど精神グチャるのはわかるが、当たり前の優先順位なんだ。

 

 

 美少女の尊厳 > 半裸男の命 > 半裸男の尊厳

 

 

 当たり前だろ?

 

 まあ、上半身裸がキモいのは本当だから……。男の乳首って見たくなくても、なんか視線が吸い寄せられてイラっとするぜ。背の高さ的にもお前の乳首、俺の目の前にくるしよ……!

 

 

 

 




TM の WHITE BREATH の PV 、あれだけアホなことをずっとやっていて、曲も歌声も良いのに、それでも乳首だよね?


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。