乳首から魔貫光殺砲が出せたらロマンチックビーム 作:ミスターポポティンティン
うずくまる天津飯を見おろす。口が三日月型に自然とつり上がっていくのを感じる。
女にキモいと罵られたぐらいで、膝をついちまうレスバ雑魚♥雑魚♥男が殺し屋とか片腹痛いぜ。
いや、そういうパターンもあるよな? なんというか、俺がその気になったらお前なんか簡単に殺してしまえるんだぞ……! 的なことを、心で叫んでるやつが、そのうちにガチでやっちまうみたいな……。
そう考えれば、こうして若い時にドン引いてやることで正気にかえしてやった美少女とかマジで救いの女神だな。天界の住人を目指していたら気がついたら神になっちまったってか?
俺の野郎、常に俺の想定の一歩先を行きやがる。俺がナンバーワンだっ、エビチリ!!
「チャオズのことを考えるなら……なんなら武道みたいな暴力なんて卒業してしまってもいい。とりあえずは、肉体系の仕事を模索してみるとかどうだ? 例えば農業とか? 意外とお前達にあってると思うぞ?」
なんかそんな原作後の話を聞いたことがある気もするし……。と、女神様のありがたいお告げにより更に徳を稼ぎつつ、金品を詰め込む作業に戻る。
「くっ、ま、待て、そもそも、エビチリ! お前は結局何をしている? 泥棒だろ! その手に持っているのは鶴仙人様が大切にしていた数億ゼニーはするという宝石じゃないか!」
「……全然違う。3つも目があるくせに全部節穴か? よく視てみろ」
左手に持った宝石を、天津飯の顔の前に持っていく。奴の3つの目全部が、その宝石の輝きに目を奪われる。
ゴォンッ!! 右ストレートが決まったぜ!! 打ち下ろしの右……チョッピングライトだ!
白目をむいて、グッタリと完全に気絶する天津飯。
いや…………アレだけどさ。でも、こんな手に引っかかるやつに殺し屋は無理だろ……。
人は結局、どんなに優れていても……それこそ、こいつみたいに目が人より多いという明確なアドバンテージがあろうが、石ころの輝きごときにその目を奪われちまうんだ。
少なくても大切な奴がいるなら、カタギの道があってるよ。その輝きにこそ目を向けろってね。
フッ、と良い女風に笑うが、よく考えると、ここで天津飯が改心すると原作に問題が出るな。
でも天津飯って、なんか役に立ったことあったけ…………?
いや、あれだ、太陽拳だ。数々の場面で、みんなの命を救ってきた太陽拳を披露してくれないと地球と人類がヤバい……まあ、セルとかも使ってきたけどさ。
あとブウ編でチラっと出た時に
思い出した。あの一撃で、天津飯が死ななかったことが前世の子供の頃に不自然に感じたんだよな。戦闘力の格差的にその一撃で即死だろって。
天津飯なんぞが死んでるシーンとかあの場面でいらないから仕方がないんだけどさ。
うん、でも、今とは違って少しは約に立つ存在だったかもな?
せっかく犯人に仕立てあげてやろうと思ったのに使えねーな。ぺっ!(股間へ)
まあ、こいつに罪をなすりつける算段とかついてなかったし……上手くいっても、さすがに俺が被せた濡れ衣で誰かが殺されるとか楽しくないしな……ツバで濡らすぐらいで勘弁してやろう。
この濡れた天津飯のズボンの股間ぐらいは物事を面白くしたいものだ。
しかし、これで俺は今後、命を狙われる可能性が高い。鶴仙人か、下手したら桃白白……つまり、最強の殺し屋からだ。
人類のためにそんなことを受け入れられる人間とか俺以外にいるか? 人間を余裕で超えている。超(スーパー)な存在だ。原作前にしてすでにスーパーエビチリ! …………なんか微妙か? ベジータのあのセンスっぽいな……じゃあ駄目だ。
えっと、俺は………だ、だから女神だ。そう、女神エビチリ!
宝石だって爺さんに所有されるよりも女神の元へ渡りたいに決まっている。俺が宝石なら絶対にそうだ。なればこれも善行。コツコツと徳を積み重ねよう。
そう考えると、天津飯の貯金も女神の元へ来たいだろう。忘れずに回収してやらなければな。フハハハハハハハハ!
ぺっ!(ご褒美)