勇者パーティを追放された俺はその通りだと思った。   作:テムテムLvMAX

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生成Aiで良いなら画像を用意しようかな、別にいらんかな、見た目をそこまで描写してないしええか、手間やし


見覚えあるなぁ……(白目)

 ソムニ王への報告が済んだ後、我々は城塞都市のギルドへ足を運んだ。目的? もちろん一つだ

 

 

「私は勇者フレイ、このギルドにアレクという男がいるか調べて欲しい」

 

「え? えっ?」

 

「……フレイ、再三言っているがなぜ調べる必要があるか話してやれ、大事な所だぞ」

 

 

 しまった、またディオス兄上に叱られてしまった。と言うかこの職員さっきから固まって動かないのだがどうした? 何を気にして固まっているのだ? 

 

 

「……恐らくフレイ様が本物かどうか測りかねているのでしょう、証拠になり得るものをお見せになってはどうですか?」

 

「メスキス殿の言う通りだな、性急に過ぎた。勇者たる力の一片をお見せしよう」

 

 

 唯一無二の力を振るう勇者と言う存在を語るならば、この魔法を差し置いて語るモノ無しとまで言われる象徴的な力。

 それは光だ、勇者のみ光の魔法を操ることが出来る、その光は神が天から注ぐ太陽と同等のもの。

 

 

「光あれ」

 

 

 手を上げ魔力を集中し、邪悪を滅ぼし魔を照らす光の球体を顕現させた。小さな太陽と言っても過言ではないだろう。

 

 

「お、おおっ!? まさにこれは勇者様の証! ええっとちょっと待っててください! 今お調べいたしますぅー!」

 

 

 良かった、ギルドの方に理解してもらえたようだ。

 さてアレクの性格上まずはギルドに来るはずだ、ギルドで生計を立てつつ安定した生活を送りたいと以前聞いたことがあるからな、そして彼の故郷からも飛行魔法なら7日あればここを往復できる立地の良さ、ならばここに拠点も構えるだろう。よって彼はここから離れることは無いはずだ。

 

 

「うむそう思うと少し安心か……」

 

「だが待てフレイ、アレクの性格は兎も角生まれついた運命も考慮しないと駄目だぞ」

 

 

 確かにアレクはよく問題に巻き込まれるタイプだった、事ある毎にアレクが騒動に巻き込まれその度に我々が一丸となって解決するのが、お決まりのパターンになっている……そう思えば巻き込まれやすいアレクが定住せず彷徨うことも視野に入れて置かねばならないか……

 

 

「お待たせしました! 勇者様!」

 

「あったか!?」

 

「はい、確かに。アレク様はほんの最近ギルドに登録されていました」

 

 

 思わず私は無言で腰の位置で拳を握り締めた、読み通りアレクがギルドに登録していた。つまりここで待っていれば必ず会えると言うこと。我々も一週間はこの城塞都市で疲れを癒やしてから次の目的地へ行く予定、それまでに誤解を解いてパーティに入ってもらわねばならない

 

 会いさえすれば誤解は解ける、うん

 

 

 

 

 

 ★

 

 

 

 

 

 

 アレクです、これからギルドに行って仕事をこなそうと思います。どんな仕事が待っているのか楽しみですね

 

 

「じゃあ行ってくるよ」

 

「いってらっしゃい」

 

 

 リーナちゃんかわいいなぁ……ちっちゃいのに受付頑張ってるんだもんなぁ……マーサさんが可愛がるのも無理ないよねー

 

 

 朝から看板娘のリーナちゃんに癒やさて気分は絶好調、鼻歌を歌いながらギルドへ向かった。

 

 なんか人が多いぞぉ!? 

 

 ギルドの周りが人で溢れ返っている、なんだこの群衆はどこから何をしに来たんだ……ギルドのイベント? 百人二百人の話じゃないぞ、千人は集まってるんじゃないか? 

 

 

「これじゃ中へ入れないな……」

 

「おい、お前さんも勇者様を見に来たのか?」

 

「はぁ? 勇者様ぁ?」

 

 

 なんで? フレイ様もギルドに加入するのか? 勇者がギルドに依頼することなんて無いだろうに……うーんわからん、俺を探しに来た? いやいやまさか、俺だったら別れたメンバーと顔合わせるとか気不味いから探さないよ

 

 となると……情報か? ギルドには人が集まるからそれ目当てだろうな

 

 

「まぁいいや、勇者様に俺は用事無いからな、ギルドで初仕事なんだよ俺は」

 

「ほぉそうかい、滅多にお目にかかれない勇者様に興味ないってかい……変わりもんだね」

 

 

 うるせぇやい、こちとらパーティに居たんだぞ? フレイ様のお顔は本人が居なくても完璧な似顔絵書けるくらいには覚えてるんだよ

 

 人混みの中をなんとか掻き分けてギルドの中へ入り、比較的人が少なかった受付カウンター前に抜け出せた。

 

 

「お、シーちゃん」

 

「あっアレクさん……!」

 

 

 ものすごいびっくりされた。

 おかしいな俺まだ何もしてないよ? 

 

 

「あの……今勇者様御一行が来てて、アレクさんを探してるみたいですよ」

 

「……はぁ?」

 

「何かしました? アレクさん」

 

 

 何もしてないよ……何も出来なかったからクビになったっつーの。俺探してここに来たってことは……

 

 

「え? 俺消される?」

 

「そこまでのことをしたんですか!?」

 

「やってない……よ?」

 

 

 わ、分からない! 何が原因で俺を探しているのかまるきりさっぱり分からない! 予想出来ぬ! 

 

 

「と、兎に角勇者様と面会されてみては?」

 

「いやちょっと訳アリで顔合わせづらいんですよね」

 

「ホントに何もやってませんよね……?」

 

「やってないよ、うん、やってない筈……」

 

 

 心なしかシーちゃんの目線がどんどんおかしな人間を軽蔑するような鋭いものに……不味いな好みの女性からそんな視線向けられると凹む

 

 あっ、まさか俺を探している理由ってあれか? 

 

 俺がまだ入って間もない頃に神から授けられた神秘の武器、聖剣を誤って圧し折っちゃった事か!!! 

 いやでもアレは許してもらえたし……ハッ!? 俺がパーティを抜けたから修理費を弁償しろってことか! ま、不味いぞ手持ち無いぞ……しかも物凄い金額だった気が……

 

 血の気が引いてきた……

 

 

「えと……うん、会ってくるよ」

 

「勇者様は二階の部屋に居られるので、そこまで案内しますね」

 

 

 やべーっ! やっべーマジで部屋入った瞬間に土下座して稼げる様になるまで待ってもらわないとな……

 

 胃がキリキリしてきた……うぅぅ……

 




フレイ(アレクにちゃんとごめんなさいして伝えないと!)

アレク(フレイ様にちゃんと土下座して慈悲を乞わねば…死ぬ)
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