英雄派(マジ) ちょっと変わったギャラハッドを添えて 作:静かなるモアイ
第666拘束機関。一部の神器に備えられた神器のリミッター。本来なら解放は出来ず、解放するためには神様(笑)が生前に超絶厳重に仕掛けた神器の壁を突破する必要がある。神器の壁事態は全ての神器に存在するが、神様(笑)はそれをミカエル達に告げる前に死んでしまったので、その存在を知っているのは実際に壁を突破した数名の人物、そしてその数名から話を聞いたことがある人物だけだ。
絶霧や魔獣創造のように、権能を与える異能系の神器を宿している場合は壁を突破すると神器が肉体と霊器に溶け込んで人間を超える。赤龍帝の籠手や黄昏の聖槍のように実体化したり、なにかが封印されている代物は壁を突破した時に1度だけ選択するそうだ……
『人として生きるか、人を超えて神器に応じた存在になるか』
と決断を迫られる。人として生きる場合は、人間のままであり、人を辞める場合は神器に応じた種族となり……神器に封印された存在は次代に受け継がれる。
ベルザードは人として生きることを選択し、死ぬまでドライグ(ツッコミ)と共に過ごした。七夜緋人は人間を辞めることを選択し、龍人と変わり……ドライグは次代に受け継がれた。
「第一防衛ライン突破!!いや、第二防衛ラインから最終防衛ラインまで突破されました!!」
まずい、まずい、まずい!!アザゼルの脳裏に数百年前の地獄が浮かび上がる。たった1人の男 ベルザード・レーヴェンシュタインの手で三大勢力がかつて滅ぼされそうになったことを。
どうしてベルザードが生きている?なぜ、今来た?いや、詮索は後だ。今はなにが何でもベルザードを追い返さなければ滅ぼされる!!
「よお……来たぜ」
アザゼルの自室の壁が吹き飛び、破壊者が現れた。
その鎧は赤龍帝の籠手の禁手と呼ばれる赤龍帝の鎧ではなく、一言で言えば破壊者であった。壁を突破し、666拘束機関を解除して発動する鎧は宿り主によって姿を変えると言われており、ベルザードの鎧は秩序さえも破壊する化身だ。
太股等の一部は生物的要素を持つ有機的なデザインをしており、背中から豪腕を思わせる翼腕が存在する。腰にはキャノン砲があり、指先はベルザードの近接戦闘を補佐するように鋭利に成っていた。
「ベルザード……どうしてお前が生きている?」
「なに、お前達から直接話を聞きに来た。謝らないぜ?先に、日本人を殺したのはそっちだからな」
「コカビエルを差し向けたのはどうしてかな?」
そこに仮面ライダーブラックRXが現れた。仮面ライダーブラックRX、仮面ライダーブラックの進化系であり、昭和どころか仮面ライダー全体を見回しても最強と言えるかもしれない伝説。
特撮の世界の住人であるが、どうして此処に居るのだろうか?
「お前は誰だ……」
「私は南光太郎。今は総理大臣だよ」
RXは総理と名乗った。そう、総理大臣はまさかの仮面ライダーだったのだ。では、どうして仮面ライダーが実在するのだろうか?
「埋葬機関のメレムくんが秋葉原を歩いてるとき、誰かが仮面ライダーが実在すれば良いのにと願った。
メレムくんの力は他者の願望の具現化……うっかり力を使ったメレムくんのお陰で私は現実化した」
そう、この総理大臣は秋葉原を歩いていた、死徒27祖のお陰で爆誕したのだ。
「あれはコカビエルの独断だ!!」
「では、日本人を拉致したり暗殺するのも部下の責任かな?それとも世界のためかな?」
「世界のためなら、俺が此処でお前を殺す」
アザゼルは世界を守るため、神器持ちの人間を味方に入れたり、暗殺したり色々してきた。
はい、世界のためです……なんて言えばベルさんのグーパンで死ぬので、意地でも言えない!!
「ベルザード……世界の破壊者を……お前はどうするつもりだ?」
「俺達の質問に答えろよ。そうだな、今は多くの人々に笑顔で居て欲しいな。
だが、その笑顔を……お前が世界のためなんて理由で奪うなら、俺はお前達を滅ぼす」
アザゼル、顔面蒼白でマジで大ピンチ!!
「よし、ならば聖書と日本国で首脳会議を開こうか。そこで全て話したまえ、話さなかったら……我々は神秘を公にする!!
公にすれば神器を隠す必要はないし、君達も暗殺が出来ないのだからな!!」
「やめろ!!」
果たして、アザゼルの運命は!?なお、1週間後。
首相官邸。
「いきなり、すまないねギャラハッドくん」
ギャーさんは南総理大臣に、呼び出しをくらっていた。呼び出されたそこでは、総理大臣の他にライザー・フェニックスこと子安さんも居たのだ。
「子安さんも?」
「子安さん……いや、ライザー・フェニックスは今日から日本人としての戸籍を与える。彼は訳あって、亡命となるんだ」
子安さん、日本国に亡命。何故なら……
「悪魔が日本に対して、眷属献上の強制を出します。反対した魔王サーゼクス・ルシファーは両親を人質にされ、拘束されました。今は大王派が実権を握ってます」
悪魔が日本に対して実質の国民を寄越せと言ってきたのだ。
と言うのも、今までの総理大臣は三大勢力にペコペコと頭を下げており、悪魔に国民を沢山差し出したり……租界として町を献上したりと沢山やって来たのだ。
「つまり、穏健派閥だった魔王サーゼクスを失脚させ、日本を再び植民地ね。わかった、魔王サーゼクスを救出して大王派を滅ぼそう」
「市民は何も知りません……市民も助けてください!!」
悪魔社会は一般人と貴族の格差が余りにも酷すぎる。一般人は永久的と言える寿命全てを貧しくも使い、貴族……特に絶大な権力を持つ大王派などは庶民や転生悪魔を奴隷のように使い潰すのだ。
「任せておけ、将来のリスナー達だしな!!」
「と言う訳で、今から悪魔をコテンパンにします」
では、此処で悪魔をコテンパンにするメンバーを紹介しよう。
ギャーさんは確定。
「先制攻撃と市民の避難はやったぞ」
先ずはエンマ企画部長。彼は伝説のポケモン パルキアの力で市民を避難させ、更にはトリコに出てきた最臭兵器ドドリアンボムを悪魔領土の重要拠点にばら蒔き、敵に絶大なダメージを与えた。
「報酬はもらったからね。頑張りますか」
続いて完全に日本の観光をしていた七夜緋人。5分前まで、ヴァーリ、モルガン、フランちゃん、ゼノヴィアとイリナと共に秋葉原等を観光。ポケセン巡り、VTuberとのコラボショップを巡り、円安の日本を大満喫!!
報酬はごじろくじプロダクションのチャンネルに、ゲスト出演!!
「よし、殴るか」
指をバキバキと鳴らすベルさん。ヤル気MAXである。
「私達は魔王サーゼクスの救助ですね!」
「俺は探知されないからな……結界もすり抜けできる」
魔王サーゼクスの救出は探知や結界をすり抜けるサイラオーグ、気配を消せる沖田さんである。
「あと……ホロライブプロダクションから助っ人が来るって聞いてな……」
「「「ホロライブ、戦える人居たっけ!?」」」
ホロライブ、ぶっちゃけ清楚(笑)や最早……芸人顔負けのバラエティー路線さえも凌駕するごじろくじプロダクションと違って、アイドル的路線を行く世界最大規模の超大手VTuber事務所である。傘下組織として、男子アイドル路線のホロスターズもある。年商はライバー1人当たり三億円以上らしい。
「いやプロデューサーらしい」
「プロデューサー?」
その時だった。
「お待たせしました。会議が長引いてしまって……」
黒髪の爽やかそうな青年がやって来た。青年の背丈は185センチ程であり、結構大きい。肉体も引き締められており、スーツ越しでも鍛えているのが分かる。
顔立ちは日本人ではなく、ドイツ人だろうか?
「俺はこう言う者です」
その名刺には『ホロライブプロダクション プロデューサー エルド・クロニクル』と記されていた。
「エルド・クロニクル?ああ、そう言うことか」
その名前を聞いた七夜先生は何処か納得した。
「ギャラハッド社長。どうしてウチのヴァーリが歴代最強と呼ばれていないのか、それは彼が居たからです」
「彼は旧ドイツ軍の神秘部門部隊 黒円卓のNo.2 白龍皇帝、つまり史上最強の白龍皇です」
ホロライブのプロデューサーは歴代最強の白龍皇であった。
「特技は当たり一面や対象を半減でフリーズドライしたり、半減の応用でブラックホール産み出したり、半減で無下限術式の防御を再現したりですね。あと、魔剣グラム触れますよ」
2時間後。
「「「結局、神器使わなかったな」」」
「俺は使いまくったぜ!!」
エンマ企画部長以外、神器使わず大王派を鎮圧成功!!
エルド「いや、ホロも芸人気質なところ有るからね?」
次回、2時間の悲劇!!
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