英雄派(マジ) ちょっと変わったギャラハッドを添えて 作:静かなるモアイ
ホロライブ事務所。後日、魔虚羅とハトタウロス、そしてフブラというマスコットキャラクターが頑張って直して、元と通りに活躍を開始した。
「あれ?サーゼクスちゃん?」
「やあ、セラフォルー。仕事で東京に来たから差し入れだ。先輩のライバーさんと一緒に食べてくれ」
そんなホロライブ事務所に、仕事で近くに来ていた悪魔国首相のサーゼクス・グレモリーが差し入れを持ってきてくれた。
「悪魔のお兄さん!!いただきます!!」
「君は大空スバルさんだったね。ところで、私が恐くないのかな?」
「いや、全然!!」
サーゼクスとしては自分の事が恐くないと言われて、少し嬉しくなった。サーゼクスがいくらイケメンで、優しいと言われても人種は悪魔。キリスト教からはもちろん、世間一般からはヴィランのような扱いを受ける。
悪魔は人を惑わして、誘惑して堕落させる存在。世間一般かやはそう認識されており、反対に神の使徒である天使はキリスト教の国々でヒーローのように扱われており、ミカエルの評価は高い。更に、アザゼルはフットワークの軽さのためにか、各国の首脳陣と顔が聞くこともあり、そこまでヴィランのようには思われていないそうだ。
神秘の秘匿がなくなったこの現代、サーゼクスはどんなに善行を重ねようが……悪魔だ、今まで裏側のことを知らなかった人々からすれば悪でしか見えないのだ、ステレオタイプの弊害と言えるだろう。その為か、世間からの評価は低いだろう。
「セラフォルー……君の人種は公表されていない。だから、君は此処でアイドルとして、人々を笑顔にするんだ」
「サーゼクスちゃん?どうしたのよ……急に。てか、今はサミットじゃないの!?なんで日本に居るのよ、ラスベガスに居るんじゃないの!?」
今は神話サミットの真っ只中、神々が降臨した国々の首脳陣と神々はラスベガスに集まり、そこで世界初の神話サミットを繰り広げている。
アメリカからはアメリカ大統領、ミカエルとアザゼル。
イタリアからはイタリア首相とゼウス(笑)。
北欧諸国からは各々の首脳陣、そしてオーディンとその息子であるヴァーザル。
中国からは国家首席、須弥山のリーダーである帝釈天。
などなどの神様と首脳陣が沢山参加しており、他には現代では信仰が失われた神々までもが、その国の人々と共に集まっていたのだ。
だが、どうしてサーゼクスは此処に居るのだろうか?
「悪魔は……招待されなかったんだ。世間からはヴィランのように扱われているからさ、なんとか潔白を証明しないといけないからね。これからが大変さ」
力なく笑い、サーゼクスは時間が迫っているのか、事務所を出て仕事に向かっていった。
一方のラスベガス。
眠らない欲望と賭け事の街、ラスベガス。そこでは神々がカジノを楽しんだり、美味しい食事に舌鼓を鳴らしていた。そして、舌鼓が終わったあとはホテルの会議室に移り、事前に決められた予定どおりの会合を行う。
前から様々な神話同士で手を取り合うことが決められており、三大勢力(悪魔は世間一般からヴィラン認定されてるので、決定権なし)、北欧神話、ギリシャ神話などの有名処は手を組むことを決めているのだ。
「我々、アメリカ合衆国は堕天使アザゼル、天使長ミカエルの名の元に神話連合の加入を宣言します」
「我々、北欧諸国は北欧神話主神オーディンの名の元に神話連合に加入します」
「我々、イタリアは主神ゼウスの名の元に神話連合に加入します」
神話連合。それは同盟を組んで、国連のように組織としての結びつきを強めた神話の連合である。
三大勢力の天使と堕天使をリーダーとして、その下に様々な神話が加入して共に世界の平和や人間の管理を行うのだ。
「よし、それでは今後の目的だな。先ずは禍の団の対策についてだな……」
禍の団。それはアザゼルが最近存在を突き止めた裏側のはみ出し物で構成されたテロリストの集団であり、各々……様々な目的で動いている。神器を宿している者、異能を宿した人外などなど、様々だ。その戦力はすさまじく、1つの神話さえ凌駕しており、三大勢力や多くの神話が手を組まないと倒せない存在とされている。
と言うのは……建前である。実はこの禍の団……4年ほど前から存在しており、アザゼルは昔からこの禍の団を知っていた。禍の団はサタナエルという最上級堕天使が産み出した物であり、日本で悪さをしようとしたが……ギャーさんが派遣したエレイシア、ごじろくじEUの部長、ベルさん、エンマチルドレンの長男の手で崩壊した。4年程前に粉砕したが、アザゼルはその事を秘匿しており……しぶとく禍の団は生き残っていた。
「うむ……だが、勝算はあるのかの?今、神話連合が保有する神滅具は……」
「あいにくと、当代は保有してね。教会に一応居るが、埋葬機関は言うことを聞かないから、実質無しだ」
オーディンの言葉に対してアザゼルは後頭部をかきながら、告げる。だが……
「俺達は新たな力を手に入れた。先ず、人工神滅具の開発と安定化に成功した。あとは量産だな……これは個人的に繋がりがあるリアス・グレモリーとソーナ・シトリーの眷属にテスターに成ってもらう。
そして……人工神滅具だけじゃない。魔獣創造の歴代の亡骸を研究して新たな力を開発した。これは種族関係なく、宿すことが出来る!!」
そう、アザゼルは後付けの神滅具……人工神滅具の開発と安定化に成功。これは乳神が御都合主義のリソースをアザゼルに分け与えた為だろう、そしてもう1つ……新たな力をアザゼルは開発した。
「それは聖遺物……一先ずそう呼んでいる。魔獣創造の亡骸をいじくりまわし、身体に新たな異能を植え付けるナノマシンを開発した。しかも、これは俺達で選んだ存在しか異能を与えることはないから敵に奪われることはない」
アザゼルが新たに聖遺物と呼ぶことにしたそれは、魔獣創造の亡骸を用いて開発したナノマシン。それを使うことで、選んだ人物に新たな異能を与えることが出来るのだ。例えば、選んだ人物に神器に似た力を与えたり、漫画やアニメに出てくる超能力や個性を与えることも出来るのだ。
「それは神にも使えるのか?」
「ああ、可能だ。これで……俺達は世界を救える!!」
高らかにアザゼルは叫ぶ。しかし、天界や堕天使にも禍の団の内通者がいるというズブズブ関係であり……お陰で大惨事になるが、気にしてはいけないだろう。
「例えば?」
「呪術廻戦の術式、ワンピースの悪魔の実とか様々だよ。デメリットは無しだ!!」
アザゼルからの言葉を受けて、神々は勝ち誇った笑みを浮かべる。
「人間を管理するか……管理だと?管理だと!?何様だ……」
ギャーさんはスマホのニュースで、サミットのことをみて舌打ちをならした。神話サミットで、アザゼル達は神話連合を結成、そして世界の平和を守り……人間を管理することを宣言。
「人間は物じゃない。個人として、今を一生懸命生きているんだよ。明日なんて何が起きるか分からない、不安もある、だが希望もある。明日を迎えるため、今を全力で生きてるんだよ」
スマホを仕舞い、ギャーさんは前をみる。そこでは一誠が大の字で倒れていた。
「社長!!スパルタ過ぎますよ!!」
ギャーさんは一誠の修行を行っており、一誠は急成長のためか……ベルさんから譲渡で負荷をあげられている。
「事態が変わった。本当なら……お前は自衛できる程度で良くて、人として幸せに過ごしてもらいたかった。誰かと結婚して、幸せに家庭を築いて貰いたかった……神秘の危険な側面なんて関わらずにな。
でも、それはもう許されなくなってきた。俺達のミスだ」
ギャーさんはそう告げ、木刀を構える。
「神々が人間を物扱いした。日本以外じゃ、人間は人外より下になってしまう。いや、奴らが日本でも勢いを広げたら…………すまない、俺達がもっと奴らのようにデカデカと出ていて自分の存在を大きくアピールしたら違ったかもしれない」
「だから……お前を強くする。せめて、お前の周りだけでもお前が護れるように」
「社長?」
「極めろ……なにか1つでも。誰でも与えられた手札で勝負するしかない、それを活かすのも殺すのも当人次第。
極めた究極の1は絶対に、お前を裏切らない。そうだな……」
「倍加は勿論だが、譲渡を極めろ。発想力、想像力を高めろ、考えるのを止めるな。俺の考えが正しければ、譲渡は無限の可能性がある。解釈を広げろ!!」
ギャーさんはそう告げ、踏み込んだ。
「で……出来ませんよ!!」
「やる前から決めるな!!お前が思ってる以上に、人間は可能性に満ちている。俺はそれを……前世を合わせた数百年見てきた!!」
英雄派(マジ)結成の少し前の修行風景だった。
兵藤一誠、赤龍女帝エルシャ以来となる、譲渡をメインに戦うサポート特化赤龍帝の始まりであった。
アザゼル「これで……俺達が主役に」
ギャーさん「人間なめるなよ」
ところで……エンマチルドレン長男いつ出るの?その内、最強のぶっ壊れだけど(笑)
戦闘と日常、どちらを多くする?
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戦闘シーンを多くして
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日常シーン必要だろ?
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甘えるな、ライバーは配信だ