英雄派(マジ) ちょっと変わったギャラハッドを添えて 作:静かなるモアイ
ギャーさん「自分達の配信、収録、イベント、めっちゃ多忙だぞ」
『触れば逮捕!!獄中で点呼!!』
1、2、3、4、ごめんなさーい!!
『ごめんなさいがきこえなーい!』
えぇぇー!?
『粛清!!ショタ神、レクイエム!!』
「アウトォォオオ!!!なんでかしらないけど、叫ばずにはいられない!!」
8月のある日のこと。ごじろくじプロダクションの収録スタジオは様々ある。バーチャル技術を用いて、VTuberとしてのVモデルを用いた映像撮影スタジオだったり、神秘公事件からごじろくじ所属やホロライブのアイドル達のように、Vモデルとリアルが同じタレント達が実写映像を撮影するスタジオだったり様々ある。
だが、今の御時世はVTuberでもオリジナルソングを出したり、カバー曲を出したりしている。特にこのYouTubeが広く浸透した世の中では、CDやレコードとして販売しなくても音楽配信なども出来るのだ。そのこともあり、YouTubeを少し調べれば歌が上手なVTuberから歌い手のYouTuberが曲を配信している。
もちろん、ごじろくじ所属のタレント達もそうであり、ごじろくじEU所属の怪盗少女ジャンヌ・ダルクは何枚もの楽曲を出しており、色彩はミリオンセラーを達成した。
『粛清!!まこビーム!!』
『まこー!!』*1
「いや、まこビームってなんだよぉぉ!!」
そんな収録スタジオでジーニアスは夏休みの宿題を読書感想文と自由研究以外、3日で終らせて*2夏休みを満喫しつつ、新曲の収録を行っていた。もちろん、ツッコミで一誠も来ているのだ。
『終末の日、救済の炎。哀れなショタコン、序でにロリコンを浄化する光…それこそがまこビームなのである』*3
『まこビーム!!』
粛清!!ショタ神レクイエム!!好評配信中!!
「でっ?どうだった、楽曲収録の見学は?勉強になったか」
「曲が曲のためにツッコミしかなかったわ!!」
ジーニアスの収録を終えた一誠はカフェテリアで、我らが社長ギャーさんと話をしていた。ギャーさんはNGO英雄派の仕事や普段通りの社長業務もあり、ノートパソコンのコンソールを操作しながらアイスコーヒーを飲んでいる。
「音楽をやりたくなったら、何時でも言えよ。レコーディング設備は一通り整ってるし、俺じゃなくても受付スタッフやケイ先生……げふん、副社長にもな」
「先輩方みたいに巧く歌えませんよ…俺」
とは言え、一誠は少し前までVTuberになるなんて考えなかったパンピーであり、カラオケでそこそこ歌える程度の歌唱力しかない。ごじろくじの先輩ライバーさん(歌ってみた配信を良くする人達)や有名どころではホロライブの星街すいせいのように歌も凄く上手くない。
「ボイスレッスンも受けれるから、興味が出たらやれば良い。無理強いはしないさ……しかし、お前も先輩になるかもな」
そういうギャーさん視線の先、パソコンの画面にはPDFで送られてきた履歴書が何枚か記されていた。
「アヴィ・アモン 人種 悪魔 性別 女性。志望動機、最強の剣士が居ると聞いて。今年で15歳の駒王中学3年生。特技はそこそこ剣が使えます、悪魔の力は使えません……サイラオーグと同じで天与呪縛か?
遠野秋葉 人種 一応人間 性別 女性。志望動機、財閥が解体されて*4働きながら暮らせると聞いて……遠野?ああ、そう言うことか。
姫島朱乃 人種 堕天使と人間のハーフ。女性。志望動機混血の子供達でも頑張れて、アイドルになることを…輝けることを証明したい。
ライバー希望者で、書類審査を突破したのはこれだけだな」
ライバー希望者で書類審査を突破した勇敢な少女達。この少女達はこの後に控える面接を突破し、バーチャルタレントスクールで学んでライバーデビュー出来る可能性が出てきたのだ。
「結構少ないんですね」
「書類審査でも色々と調べるからな。コンプライアンスにアウトなヤツも履歴書に送ってくるしな」
ギャーさんは思い返す。ごじろくじが軌道に乗り出して、エレイシアがシエルとしてデビューしたばかりの頃。応募前から結構良い感じに活動しており、fpsゲームの実況歴がある希望者が応募してくれたのだ。早速面接を受けて、希望者のポテンシャルを理解したギャーさん。
『ケイ先生。念のため、この人の深堀をしてみよう』
『そうだな』
と、調べてみれば出るわ出るわ……未成年飲酒強要、女性への身体目的での接触、コンプライアンスにアウトなTwitterの投稿などなど。このままでは女性タレントが被害に合うと判断したギャーさんとケイ先生は問答無用に、その希望者を落とした。
「あれ以来、事前調査は大事だな…と理解した」
「大変ですね」
「履歴書は倍率800倍程で来るからな……マジで大変だ」
VTuberになりたい若者、配信者はめちゃくちゃ多い。今はVTuber飽和時代と言っても良い程で、大手~弱小事務所に所属するVTuberだけでも数えるのが大変な程であり、個人勢も含めるともっと沢山だ。
しかし、YouTuberには夢があり、売れれば一気に沢山の金がはいる。動画収益、グッズ販売、印税などなど沢山である。だが、売れるのは極一握りであり、大手でも登録者が10万~20万のVTuberだっている程だ。
「あっ!!社長さん!!お疲れさまです!!」
ふと、ギャーさんと一誠に誰かが声をかけてきた。その人物は一誠と同じ制服……つまり駒王学園の制服を着ていたことから、一誠と同じ学校に通っているのだ。
「匙か。研修の調子はどうだ?Vモデルは出来てるぞ」
彼は匙元士朗。祖父と幼い弟妹と共に暮らしてる苦学生であり、両親を事故で亡くしている。一誠のデビュー後に履歴書を送り、狭き門をクリアしたのだ。因みに、インドの神話に語られる邪神ヴリトラの魂を分割して封印された神器を宿してるとか。
「はい!!バッチリです!!」
「これが、お前のモデルな」
ギャーさんはそのVモデルを匙に見せた、それはバットマンのヴィラン、ジョーカーを彷彿させるピエロであった。
「Vネームは匙・力一だ。実写に出るときは、化粧しろよ」
「「ピエロじゃねぇぇぇか!!」」
「息ピッタリだな!!じゃあ、舞元と合わせてトリオ組んでくれ!!」
一方のアザゼル。
「どうですか、アザゼル」
「バラキエルが退職しやがった。それは良い、アイツの退職は決まってた……妻子をギャラハッドのヤツに救われたことも有るだろうしな」
アザゼルとミカエルは神話連合として、禍の団と懸命に戦っていた。久遠寺因幡のケツパイルバンカー以来、ウォシュレットとボラギノールが手放せなく成ったが、気にしてはいけない。
「そっちはどうだ?」
「ええ、ヴァスコ・ストラーダがリアス・グレモリーの協力者に成りましたよ。新たに新造したオリジナルのデュランダルを越えた聖剣、デュランダルⅡを託しましたしね」
ヴァスコ・ストラーダ…その名前を聞いたアザゼルは笑みを浮かべる。ヴァスコ・ストラーダとは、埋葬機関以外では史上最強のエクソシストと呼ばれており、あの英雄ローランを超越した人材として語られる老兵である。その強さは円卓の騎士に匹敵、凌駕する可能性もある。
「あの小僧が来てくれたか、これは心強い!!ストラーダに、人工神滅具やギフトの異能を付与出来れば…ギャラハッドを超えれるな!!」
最強の人間の一角が入ったこともあり、神話連合の勢いは強まっていく。
だが、アザゼルは知らない。第二魔法の担い手曰くの原作と同じく、禍の団と繋がっている裏切者が堕天使と天使に居ており、アザゼルの開発した人工神器や異能のギフトを与える聖遺物の力、魔獣創造の遺伝子が禍の団に横流しにされていることを。
ジュニアD×Dが早く出てたら、どうなってたの?
ジーニアスきゅんが駒王に入学して、オカ剣とオカ研の胃が散る。
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