○○○○は、女性用のほぼ裸と言っても良いくらいの水着を前にして数時間微動だにせずにいた。
事の発端は、ムスコ♂が首相官邸で親族と忘年会をしていたときの写真が週刊誌に流失した不祥事である。
ムスコ♂は更迭し、退職金なども辞退させ地下牢にブチ込み悶絶調教したがマスコミや野党からの追及は止まず、ほとぼりが冷めるまで新宿調教センターで監禁することにした。
批判の矛先は自分自身に向けられたが、◯◯◯◯党・◯◯幹事長からの「総理自身が謝罪の公開うまぴょい伝説をする事で事態を収めてはどうか」という提案を受け、これまで鬼の首を取ったように騒いでいたマスコミや野党も沈静化しつつある。
執務室には〇〇が前任者である○○○と、◯ygamesから届けられた衣装の数々を前にして謝罪うまぴょいライブの打ち合わせをしていた。
ウマ娘になってから女性用の下着や服を着ることに抵抗は無くなっていたものの、アイドルやアニメキャラクターのコスプレ紛いの格好をすることに元々男であった◯◯にはハードルが高く、相談相手として外相時代から付き合いのあり、自身と同様にウマ娘となっていた◯◯◯に相談という名の愚痴を聞いてもらっていたのである。
「私がムスコ♂の尻拭いで、アイドル紛いの事をやる羽目になるとは、思ってもいませんでした。ムスコ♂をしっかりと躾出来なかった親として責任は果たすつもりです」
「◯◯さん、そんなに気を張らなくても良いですよ。国民のフラストレーションを放出させて支持率をアップできる機会ですし、災い転じて福となすといいいます!」と何処ぞの開運グッズマニアなウマ娘のような口ぶりで励ます。
「そう言ってもらえると、気が楽になります。今は誠心誠意を込めてライブを成功させたいと思います」
「これは私の意見ですが、あまり露出の多い衣装は後半にして最初は王道のライブ衣装にして、最後に水着を着るのが良いと思いますよ」
「◯◯さん、貴方がおっしゃるなら、その案使わせてもらいます」
「私は、GIRLS' LEGEND U、Make debut!、ユメヲカケル!、走れウマ娘、ぴょいっと♪はれるや!、うまぴょい伝説の順でライブの内容を練ってきたので、◯◯さんさえ良ければいかがですか?」
「王道の曲を6曲入れる堅実な構成、◯◯さんらしいですね。これでいかせてもらいます」
そして意を決した◯◯は試着室に向かう事にした。
さて、自分がこの水着を着るとなると羞恥の感情が湧いていると同時に胸の高鳴りを抑えられなくなる。
試着室には大きな鏡があり、そこには豊満な肉体に露出度の高いマルゼンスキーの水着を身に纏い、顔を赤らめ吐息を荒くした美女がいるのだから仕方がない。
思わず自分の姿に興奮してしまった◯◯はこの後、ライブ直前までソロぴょいするのであった…