オーバークロスオーバー   作:ぷれろーる1123

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ぷれろーるです!

GW課題が多くて大変であります(切実)

前回の続きになります!
楽しんで!


4話#殲滅、約束

〜ラク視点〜

 

「...?」

 

呼び出した彼女が不思議そうに周りを見渡す。

災厄の魔女、アウロラ。最初の悪魔憑きにして、世界に混乱と破壊を招いた最強の魔女。試練により弱体化していたという状態で、シドと一時互角にやり合う事が出来るバケモン。

 

「女神の試練...ではなさそうね。」『アウロラー。』「?」

『呼び出して直ぐになんだが、周りのこいつら何とかしてくれない?』

「...。ふふっ、なるほどねぇ?状況は理解したわ。任せてちょうだい。」

 

彼女は妖艶に微笑むとその手をかざす。

瞬間。

 

トレント達は大量の血の杭に身を貫かれ、その骸を晒していた。

あまりにも、あまりにもあっけない終わりだ。

見てみろ、エリンが驚き顔のまま気絶してらぁ()

 

『流石、だな。』「ふふふ、簡単な仕事ね。」『!』

 

Bランク中位が簡単ですか、さいですか()

俺が呼んどいてなんだが、やっぱこの界隈の方々、半端ないな(小並感)

 

『'簡単な'仕事は以上だ、世話になったな。『帰還!』「次回も楽しい依頼を期待してるわ。」

 

彼女が帰ったあと、エリンを起こす。

 

『エリンー?おーい?大丈夫かー?』「......ハッ!」

 

良かった、生きてた。

危機は去ったことを説明する。

 

『あのトレント共は何とかなったぞ。』「...マホウッテスゴイナー....」

 

ダメだこりゃ。現実が見えてないな。誰だこんな酷い事したの!()

その後、森の中を歩き回り、目当ての物を見つける。

 

『よし、あったな!』「これが、、マンドラゴラ、、!」

 

んー...相変わらず完全に城○ラのマンドラゴラだな、これ()

まぁええやろ、気にしたら負けだ

クマを再度呼び出しギルドへと転送してもらう。

 

ーギルドー 〜エリン視点〜

 

『すまんなクマ、また世話になった。』「気にするな。いつでも呼んでくれて構わない。」『おう、またな!『帰還!』

 

ラクさんがクマと呼ぶ大男さんを返したあと、唐突に口を開いた。

 

『よし、エリン!』「はい?」『お前ん家行くぞ!』「ええ!?今からですか?」『おう!治すなら早いに越したことはないだろ?』「!....ッ...本当に...母さんは治るんですか?...母は助かるんですか?」

 

実際、未だに信じられない。自分は何もしてはいないのに、母さんが助かるなんて、そんな虫のいい話があるのだろうか、と。

 

『無論!』「!」『まぁ任せておきなって!なんとかしてみせっから!』

 

ニカッと笑うラクさんとは対照的に、僕の顔はそれは涙でぐしゃぐしゃだった。

 

ーエリン宅ー

 

家に着き、ドアを開ける。

 

「母さん!みんな!ただいま!」

 

「「おかえり兄ちゃん!」」

 

兄弟達は今日も元気だ。ベッドの上から母が出迎える。

 

「おかえりなさい、エリン。ところでその方は?」

『こんにちは、ご婦人!』「この人はラクさん。僕を昨日救ってくれた恩人なんだ。」「!それはそれは、ラク様。エリンを救って下さり、本当にありがとうございました。お礼をと申し上げたい所なのですが、病弱の身でして、、、」

 

それを聞いたラクさんが、背負ったバッグから薬瓶を取り出す。

 

『話はエリンから聞かせてもらいました!この歳で親のためにここまで頑張る事が出来るとは、コカラも良い人材を得たものです。つきましては!』コツン「?」

 

薬瓶をベッドの横の机に置く。

 

『先行投資です。飲んでください。』「!?」「怪しいというのなら私が先に1口飲みますし、効果も保証します。」「ラ、ラク様!?さすがにそんな薬を何の対価も無しにというのは『構いません!先程も言いましたがこれは先行投資です。将来有望な冒険者に恩を売っておこうという、私の下心でもあります。お互い様というものです。』「ですが、、!」

 

当然だ。万病に効くなんて代物、タダで貰うなんてありえない。本来は何百万ゼニーでもおかしくはない1品だ。ポンと渡していいものでは無い。

 

『それじゃあエリン、取引といこう。』「!」『将来、きっと俺はお前に頼ることがあるだろう』「?」

 

どういうことだ?あんなに凄いラクさんが僕に頼る?そんな日は来るのだろうか。

 

『その時お前が今みたいに弱気なままじゃあ、きっと俺は安心してお前を頼れねぇ!』「!」『強くなれ!時間はかかってもいい。俺を助けてくれるくらいに、この街を背負う事ができるほどに!』「...!」『約束してくれるな?』

 

この人は...本当にずるい。そんなの、返事は決まっているようなものだ。

 

「約束します!!僕は絶対にもっと立派になってみせます!!」

『よし、いい返事だ。じゃあこの話はこれで終わりだ!さぁ、ご婦人。もう遠慮はありませんぜ。商談成立というやつです。』「...ありがとうございます...!....ありがとうございます...!」

 

 

 

 

男は家を後にする。後ろの家にあるのは、空っぽのベッドと絶え間ない泣き笑いだけであった。




閲覧ありがとうございます!(´▽`)
これからもゆるーく投稿していきますので、リクエスト、感想等募集しております!


ではまた!
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