GW課題が多くて大変であります(切実)
前回の続きになります!
楽しんで!
〜ラク視点〜
「...?」
呼び出した彼女が不思議そうに周りを見渡す。
災厄の魔女、アウロラ。最初の悪魔憑きにして、世界に混乱と破壊を招いた最強の魔女。試練により弱体化していたという状態で、シドと一時互角にやり合う事が出来るバケモン。
「女神の試練...ではなさそうね。」『アウロラー。』「?」
『呼び出して直ぐになんだが、周りのこいつら何とかしてくれない?』
「...。ふふっ、なるほどねぇ?状況は理解したわ。任せてちょうだい。」
彼女は妖艶に微笑むとその手をかざす。
瞬間。
トレント達は大量の血の杭に身を貫かれ、その骸を晒していた。
あまりにも、あまりにもあっけない終わりだ。
見てみろ、エリンが驚き顔のまま気絶してらぁ()
『流石、だな。』「ふふふ、簡単な仕事ね。」『!』
Bランク中位が簡単ですか、さいですか()
俺が呼んどいてなんだが、やっぱこの界隈の方々、半端ないな(小並感)
『'簡単な'仕事は以上だ、世話になったな。『帰還!』「次回も楽しい依頼を期待してるわ。」
彼女が帰ったあと、エリンを起こす。
『エリンー?おーい?大丈夫かー?』「......ハッ!」
良かった、生きてた。
危機は去ったことを説明する。
『あのトレント共は何とかなったぞ。』「...マホウッテスゴイナー....」
ダメだこりゃ。現実が見えてないな。誰だこんな酷い事したの!()
その後、森の中を歩き回り、目当ての物を見つける。
『よし、あったな!』「これが、、マンドラゴラ、、!」
んー...相変わらず完全に城○ラのマンドラゴラだな、これ()
まぁええやろ、気にしたら負けだ
クマを再度呼び出しギルドへと転送してもらう。
ーギルドー 〜エリン視点〜
『すまんなクマ、また世話になった。』「気にするな。いつでも呼んでくれて構わない。」『おう、またな!『帰還!』
ラクさんがクマと呼ぶ大男さんを返したあと、唐突に口を開いた。
『よし、エリン!』「はい?」『お前ん家行くぞ!』「ええ!?今からですか?」『おう!治すなら早いに越したことはないだろ?』「!....ッ...本当に...母さんは治るんですか?...母は助かるんですか?」
実際、未だに信じられない。自分は何もしてはいないのに、母さんが助かるなんて、そんな虫のいい話があるのだろうか、と。
『無論!』「!」『まぁ任せておきなって!なんとかしてみせっから!』
ニカッと笑うラクさんとは対照的に、僕の顔はそれは涙でぐしゃぐしゃだった。
ーエリン宅ー
家に着き、ドアを開ける。
「母さん!みんな!ただいま!」
「「おかえり兄ちゃん!」」
兄弟達は今日も元気だ。ベッドの上から母が出迎える。
「おかえりなさい、エリン。ところでその方は?」
『こんにちは、ご婦人!』「この人はラクさん。僕を昨日救ってくれた恩人なんだ。」「!それはそれは、ラク様。エリンを救って下さり、本当にありがとうございました。お礼をと申し上げたい所なのですが、病弱の身でして、、、」
それを聞いたラクさんが、背負ったバッグから薬瓶を取り出す。
『話はエリンから聞かせてもらいました!この歳で親のためにここまで頑張る事が出来るとは、コカラも良い人材を得たものです。つきましては!』コツン「?」
薬瓶をベッドの横の机に置く。
『先行投資です。飲んでください。』「!?」「怪しいというのなら私が先に1口飲みますし、効果も保証します。」「ラ、ラク様!?さすがにそんな薬を何の対価も無しにというのは『構いません!先程も言いましたがこれは先行投資です。将来有望な冒険者に恩を売っておこうという、私の下心でもあります。お互い様というものです。』「ですが、、!」
当然だ。万病に効くなんて代物、タダで貰うなんてありえない。本来は何百万ゼニーでもおかしくはない1品だ。ポンと渡していいものでは無い。
『それじゃあエリン、取引といこう。』「!」『将来、きっと俺はお前に頼ることがあるだろう』「?」
どういうことだ?あんなに凄いラクさんが僕に頼る?そんな日は来るのだろうか。
『その時お前が今みたいに弱気なままじゃあ、きっと俺は安心してお前を頼れねぇ!』「!」『強くなれ!時間はかかってもいい。俺を助けてくれるくらいに、この街を背負う事ができるほどに!』「...!」『約束してくれるな?』
この人は...本当にずるい。そんなの、返事は決まっているようなものだ。
「約束します!!僕は絶対にもっと立派になってみせます!!」
『よし、いい返事だ。じゃあこの話はこれで終わりだ!さぁ、ご婦人。もう遠慮はありませんぜ。商談成立というやつです。』「...ありがとうございます...!....ありがとうございます...!」
男は家を後にする。後ろの家にあるのは、空っぽのベッドと絶え間ない泣き笑いだけであった。
閲覧ありがとうございます!(´▽`)
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ではまた!