先生救済委員会編   作:サクリファイス raurua

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「注意」
先生元虐待児概念を含みます。
作者は先生レベル82の新参者です。
最終編までしかストーリーを読んでおりません(続きは追々読んでいきます)。
先生救済委員会のメンバーは作者が勝手に選んでいくのでご容赦を。
(キャラの解像度の関係で作者の推しが多めに出てくるかもです。)
もしかしたらアンケをとるかも。
キャラの解像度が低めではありますがそれでも良い方は読んでいただけると幸いです。


これが「先生」の日常(其の2)

 なんとか何事もなくバス停についたけど、思ったより人が多いな。

若干の暑さを感じるこの季節、人が多いとより暑さを感じる。にしてもこの列じゃあ私が乗れるのはあと一本は言ってからじゃないと厳しいかな。

そう思いながら縁石へと腰を落ち着かせる。

スケバンの抗争か、どうしたら丸く収められるだろう。風紀委員会を指揮して武力で制圧が一番なんだろうけど、武力で解決したことはいずれ再発するというのはよくあること。武力で押さえつけるから、不満が破裂した時の反動も大きい。体罰と似ている。だからと言って私が抗争真っ最中の皆の前で話をした程度で収まる案件でもない。

ああ、そうか。抗争というぐらいだから言い出した者、リーダー的な生徒がいるはずだ。各学園のスケバンのリーダーが誰なのかを調べて、そこで話をすれば望みはある。楽観的かな?

ただ、私一人でするのは相当キツイ。今回こそ正義実現委員会と風紀委員会に助けを求めるべきか。

キヴォトスに来てから、相当大変なことじゃない限り、自分一人で何とかするように努力してきた。別に誰かに強制されたわけでもないのにね。自分で自分のことができないと死ぬような家庭環境で育ってきたから仕方ない。それに唯一の「先生」として誰かに頼るのはダメだと勝手に自分で決めてしまったのだ。当番の制度があったけど、最初に早瀬さん押しかけて来て以降誰も呼んでいない。1人で仕事できないなんて先生失格だし、わざわざ私の手伝いをするのなんて面倒にきまってる。大人は大人のやることをして子供たちは青春を謳歌すべきなんだ。

今回も1人で何とかするか。

はぁ、ため息を吐き気持ちを入れ替える。まずはゲヘナのほうから。

待つこと数分バスがやってきたのでそれで駅まで行った。そういえばICカードの残金いくらだっけ?

...あれ?ない。そういえば前エンジェル24で買い物したとき現金がなくてICカード決済にしたんだっけ。それでシャーレの机の上に置きっぱなし。電車が来るまであと数分、切符なんて久々だなぁ。

切符を買い全力疾走して電車に乗り込む先生。

「先生、駆け込み乗車は危険っすよ?」

「ゼェゼェ、ハァハァ...。ああ、仲正さん。おはよう。」

「おはようっす先生。そんな急いでどうしたんすか?」

目の前にいるのはトリニティの正義実現委員会の生徒、仲正イチカさんだ。ものすごい糸目だけど本当に前見得てるのかなと、しばしば疑問に思うことがある。なんてのはどうでもよくて、ゲヘナ行きの電車にトリニティ生が乗っているのはまずいんじゃないかな。

「仲正さんこそゲヘナになにか用事があるの?」

急に周りの視線が集まる。

「今ゲヘナって言ったよな?」などとコソコソ話してる。あれ?私電車間違えた?よく見たら制服トリニティのだ。

「先生ゲヘナってどういうことすか。この電車はトリニティ行きっすよ。」

「仲正さんごめん、今のは忘れて。私の勘違いだったみたい。」

私の言動がおかしなせいで首をかしげてる。

「最初に戻るんすけど先生は何をそんない急いでたんすか?」

「えーっとね、仲正さんは正義実現委員会だから知っていると思うんだけど、近々ゲヘナとトリニティの不良たちが抗争をするそうなんだよね。それを防ぐもしくは鎮圧するためにティーパーティから呼ばれたんだ。」

納得した様だ。

「なるほどっす。よかったら私手伝うっすけど。」

「それで、ゲヘナに行こうと思ってたんだけど電車間違えちゃったみたいなんだよね。ハハハ...。」

眠い瞳を擦りながら、ついさっき買ったゲヘナ行きの切符を見せる。

「いつにも増して隈ひどいっすよ先生。ちゃんと休めてるんすか?」

「ちゃんと休めているよ。」

「そっすか。ならいいんすけど。」

「心配してくれてありがとう。」

いや、今のはさすがに気持ち悪かったな。言うべきじゃなかった。というか心配をかけさせる時点でアウト。もっと元気に振舞わなければ。

間違えたのは仕方ない。まずはトリニティの方から片づけるとしようか。

 先生は気づいていなかった、仲正イチカという生徒がどれだけ先生のことを心配しているのか、今の自分の見た目がどれだけ疲弊しているように見えているかを。

自分ではうまく笑えているよう見えてるだけでひきつった笑顔。ハイライトの消え失せた瞳、隈のひどい目、気づいてないだけであふれてやまないため息。おまけにずっとフラフラしている。電車が揺れればそのまま倒れてしまうのではないかと思うほどに...。

 電車を降りイチカに手を振った後先生は抗争の首謀者を探しにトリニティ内を駆け巡っていた。

流石に手伝ってもらうまではいかなくても情報を聞くぐらいすればよかったかな。

独り言を零しイチカのことを頭に浮かべる先生。

仲正さんに聞いておくぐらいすればよかった。

人に聞き込みをすること数時間、やっと首謀者の場所とどこで抗争が起こるのか聞くことができた。

とりあえず話をしに行こう。




「先生」は焦ると色々ミスっちゃうタイプの人間ではないんですけど、過労で完全に沼ってます。
短くてすみません。とりあえず投稿したかったんで短いんですけど出させていただきました。
次話はその分長めに書きます。
次話 これが「先生」の日常?(其の1)

ルート分岐どれからいく?(票が多かったものから書いて次話で再アンケします)

  • worst end
  • bad end
  • true end
  • happy end
  • happiest end
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