キング〇リムゾン!! 全ての戦闘シーンは消し飛ぶっ!!
地面に二人の子供が寝転がっていた。どちらも疲労感を滲ませてはいるが、楽しげな表情をしていた。
「はあ、はあ。お前強いな。」
「貴方こそ。」
厳しい戦いだった。私の攻撃は当たる前に全て止められ、意味をなさなかった。しかし彼の攻撃も私が発動前に察知することで全て避けていたのでお互いに決め手がなく膠着していた。
よって必然的に長期戦、体力勝負になる。呪力で言えば彼の方が上。一方肉体の体力で言えば私が上。勝負はつかなかった。
「引き分けですね。」
「はあ!? お前の攻撃は俺に当たりもしなかっただろうが! だから俺の勝ちだ!」
私にも攻撃は当たらなかったでしょうが。何言ってるのさ。
「まあ、引き分けですがいいですよ。名字知りたいんですよね?」
「あ? 俺が勝ったんだから当たり前だろ。」
こ、こいつ……。私に一撃どころかかすり傷さえも当てていないというのになんでこんなに態度がでかいんだ。
……五条悟だからか。
「別に教えますけど、引き分けですから一つだけ聞かせてください。なぜそこまでして私の名前を知りたがるのですか?」
「……俺が初めて会った花じゃない奴だ。気になるだろうが。」
花? どういうことだろうか。私以外の人間は花のように見えていたということか? つまりは人は脆く儚い生き物だと認識していたとでもいうのか? はあ、これだから最強は。
「毒を持つ花があるのと同じように、力を持たない人でも貴方を殺すことができる人はいますよ。あまり油断はしないようにしてくださいね。」
「ああん? 俺が殺されるわけないだろ。」
考えが浅いなあ。術式を発動していない時に大規模な爆発とかに巻き込まれたりしたらどうするのさ。少なくとも大怪我は負うでしょ。どんな能力、相手だって欠点がないわけがないのだからそこにつけ込まれたら簡単に終わる。だから自分の弱みを誰にも悟らせず、弱みを一つ一つなくしていくことが重要なんだ。
「……ところで貴方は何歳ですか?」
「八歳。」
「私より二つも上じゃないですか。けど、私と引き分けた。その事実は大きいですよ。」
何気に私の年がしっかり判明した。現時点で六歳だということは分かっていたが、基準がいなかったのでどの年代かまでは正確に分からなかった。けれどこれではっきりした。
……ドブカスこと禪院直哉の一つ下じゃん。
「ああーゴチャゴチャうるせえな! さっさと教えろ!」
「……分かりました。」
そういうのを今から気をつけるだけでも将来の為になるんだけどなあ。
「私の名前は禪院絳禰。通称呪いの子です。」
絳禰は無下限を我流簡易領域ではほぼ効果ないレベルでしか弱めることができないから突破出来ないし五条は術の発動前に呪力であっさりバレるから簡単に避けられる。よって勝負がつかない。