【完結】とある水神の半身の神話創造 作:ネシエル
イースト・エスス山麓。
そのふもとには広大な花畑が広がり、
パレ・メルモニアからほど近いため。
ポセイドンはフリーナをつれてこの未開の自然の中にやってきた。
「うわ、綺麗。」
『そうだろう。』
道中に出会った魔物を蹴散らし、
日差しと景色がよいところにシートを引き、
フリーナは軽い昼食を始めた。
「もぐもぐ。」
『こら、はしたない。』
いくら、肉体を失ったとはいえ、
外界への干渉力を失ったわけではない。
ポセイドンは分身、もとい、自らの分霊を生み出し、
キッチンで軽い食事を作った。
パンと様々な具材を挟み、手軽かつ美味しい。
大人も子供も人気な庶民的な料理。
サンドイッチを作った。
「ポセイドンって僕よりも女子力あるね。」
『当たり前だろう。おねえちゃんなんだから。』
食事を終え、フリーナは涼しい風に浸りながら景色を見つめる。
「本当にきれいだね。
僕は初めてここにきた。」
生まれたばかりで何もなかった。
それが、フリーナだ。
『そうだな、昔フォカロルスと一緒にここに来たのだ。』
「鏡の僕と?」
『そう、まだ、フォンテーヌもレムリアもない。
遥か昔、俺とフォカロルスはここに来た。
当時のフォカロルスは好奇心旺盛でね、
ポンコツで小物気味だった。
いつも、俺を無理矢理連れまわし迷惑をかけた。』
「へえ、何か意外。」
『そうそう、フリーナによく似ていた。』
「えぇ、僕をそんな目で見ていたわけ。」
『あぁ、そうよ。』
「酷い、ポセイドン。
嫌い。」
『さて、帰ろう。
もう日が暮れる。』
△□△□
「大変です。
フリーナ様」
「どうした。我が信徒よ。
何があった。」
フォンテーヌ廷に戻った直後、
パレ・メルモニアに騒ぎが起きた。
「千年真珠の海駿と鉄甲熔炎帝王がポアソン町の沿岸部で交戦。
ポアソン町と近隣付近の商船に甚大の被害が起こっています。
特巡隊も交戦していますが、依然、歯が立たず」
原海アベラントの頂点に立つ二大覇者。
長い年月をかけて成長した彼らの戦いは戦闘ではなく戦争と例えられるほど激しい。
だが、所詮は水生動物と言われるが先ほどの大戦で
海軍を失ったフォンテーヌでは対処が難しい。
「信徒よ。特巡隊を撤収をさせて周辺住民の避難を優先せよ。」
「え!」
「僕が対処する。
見るがいい、僕が神としての初戦闘を。」
▲□▲□▲□▲
『随分と演技がうまくなったな。』
『え、そ、そうかな』
『ああ、随分と神らしくなっている。』
「フリーナ様、周辺住民の避難完了しました。」
ブロー地区とモルテ地区にまたがるフォンテーヌの山。
ウェスト・オトシヌキにてフリーナが見下ろした。
原海アベラントの頂点に立つ二大覇者。
水生生物として枠組みから完全に外れ、
もはや、生きる災害と呼ぶにふさわしい存在。
雷霆の如く優雅に舞う。
千年真珠の海駿。
破壊と焔の帝王。
鉄甲熔炎帝王。
この覇者たちを前にしても全く動じないことに
特巡隊の面々が神の存在は如何に巨大なものは改めて思い知らされた。
『ねえ、ポセイドン。
本当にできるの』
『ああ、フリーナが体を貸してくれれば、
あんな雑魚直ぐに海鮮丼にしてくれる。』
『本当。もし、失敗したら。
僕死んじゃう』
『安心しろ。
この世の中で一番安全な場所は僕のいるところだ。
行くぞ。』
大気中の水元素が停止した。
それは、水元素の完全な支配を意味する。
フリーナの周りに水が集まり、
圧縮し凝縮する。
鋼を超える強度を持つドレス。
それだけで十分。
槍は要らん。
この程度、拳で十分だ。
水とは不変。
あらゆるものを破壊する。
浸食すれば、鉄を切り、
ダイヤモンドも砕く。
水とは生命。
それを掌握したものがこの世の頂点に立つ。
ここに、大海の支配者が降臨する。
「フリーナ様……」
余りにも、存在感が変わった。
数多な魔物と犯罪者と戦ってきた一騎当千の特巡隊の面々さえも、
まるで、蛇に睨まれた蛙のように動けずにはいられない。
その力は数年前。
フォンテーヌを襲った巨獣エリナスに匹敵するか
あるいは完全に上回っていた。
「直ぐ戻る。」
そういい。
フリーナ、いや、ポセイドンは音を置き去りにするほどの速さでかけぬいた。
▲■▲■▲■▲
音を置き去り、神の速度。
神速でかつて戦場を駆け抜けてた神はここにいる。
余りもの速さと脚力により空中に舞い。
拳を握り、手前の空間を殴った。
刹那。
空間、否、空気が割れた。
大気中に微細なヒビが入り始め、周囲の空気が震えるような音がした。
それはすぐに巨大な衝撃波となり、陸海空も激しく揺れ動いた。
「
ポセイドンの叫び声と共に、
巨大な衝撃波は千年真珠の海駿と鉄甲熔炎帝王に襲いかかった。
「ヒィイイイイ!」
「ギュウアアア」
海の覇者はの敵は力なく地に倒れ、
勝者の神に向かい平伏するかの如く。
これが、ポセイドンの大海と地震の権能。
海と地震を司る神。
数多の国と神を滅ぼし、
天空の主すら一目に置く存在。
彼のものの力を知るものは彼女をこう読んだ
第二の天理と。
設定
名前 ポセイドン
別名・あだ名
大海の支配者(タイラントオブルーラー)。大海と地震の神。海の魔神。
役職 海神
性別 女
年齢 推定2000歳以上
誕生日 10月13日
血液型 不明
身長 フリーナと同じ
体重 水のように軽い
性格
普段は寡黙で無愛想だが、
その性格はフォンテーヌから言動だけは「誰よりも神らしい」と称されるほどに、
聞く人にとっては傲岸不遜で冷酷非情な神と思われる。
「神とは完璧な存在であり絶対的な存在」という考えを持ち、
また、人間を恨み、人間になる元同胞であるフォンテーヌ人を見下している。
だか、あくまでも言動だけで、
素は真面目で面倒見がよく、頑張ったものには褒美を、
過ちを犯した者には天罰を、
また、己の過ちを認め謝罪することもある。
しかし、切れたら手におえず。
その場合、一国が消滅する事態にもなるがそうなることはなかなかない。
故意にやられた場合を除き、国滅ぼしはあくまでも天理から命令。
昔はもっと好戦的でというか、
トラウマとコンプレックスのせいでぐれてしまい、
母と妹に手を出した人間と神を次々と殺した。
他の純水精霊からは純水精霊の中で最も残忍かつ残虐な精霊と言われている。
あくまでも純水精霊の中の枠組みで人間で見たらかなりの真面目な神
すみません。遅れました。
次回投稿5/13日
評価者
モケナ、スパースーパスパピッツァ、daisann、カヴァオ君、Erlösung ミルクカフェ、030、安全神話、月琉
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