【完結】とある水神の半身の神話創造 作:ネシエル
屋敷のうちの部屋にて貴族たちが会談をする。
ヌヴィレットを昇進させ、
結果として権力が徐々に弱まり不満を募った
貴族たちが会合を開いた場所だ。
「本当にやるの?
もし、フリーナ様にばれてしまったら、
私たちはもう終わりよ。」
貴族の令嬢、スアヴェゴータは恐る恐る計画の安全性を確かめた。
会合はとっくに終わったが、ばれてしまったら、
貴族であっても有罪で要塞行きだ。
「大丈夫さ、計画さえバレなければ、
我々のやった証拠はけして出てこない。
神と言えど、自らが定まったルールには決して逸脱できないのさ。」
同じく、貴族の伯爵、ティベールは続ける。
「神といえど、何も知らなければ何もしてこない。
あれは、自我や思考を持たない自然災害ではないさ。
びくびくしないで、いっちょうでかいのをかまそう、
殺人事件は既に用意している。」
「そうね、これも、全てフリーナ様のせいよ。
私たち、貴族が先祖代々、フリーナ様に仕えてきたのに、
あんな馬の骨に地位を与えるなんで。」
今まで、溜まってきた鬱憤を晴らすべく言う。
「「奴に目にものを見せて?」やるだったか」
「だ、誰だ。」
この屋敷には並みの純水精霊すら通さない結界を敷いている。
これは、会合を悟らせないための仕組みである。
「ま、まさか」
先ほど聞いた声には聞き覚えがあった。
だか、それは、記憶にあった民衆たちを笑わせたまるで少女のようなやさしい声ではなく、
どこまでも、残酷で冷徹な寒気を与えてくる響。
天井は崩れ、建物全体に罅が入った。
天から降り立った、
そこには……
「フ、フリーナ様」
見知った顔、三度の飯よりも見た顔である。
フォンテーヌの神、フリーナが立っていた。
長い髪を結び、ステージ衣装ではなく。
その姿は巨獣エリナスと二大覇者との戦いで出てきた
神として姿にそっくりであった。
「話し合いはもう済んだがね。
ティーベルくん」
「な、何のことですか!あぁ」
先の感覚はない。
右手は妙に軽く、やがて、温かいものが足にかかるのが伝わった。
恐る恐る見ると、腕は切断していた。
「う、腕があぁあ。」
「い、いやあああ」
余りものの急展開に痛みは感じなかったが、
徐々に伝わり、懇願した。
「お、お許しください。
フリーナ様。」
「何のことかね。」
「メリュジーヌに濡れ衣を着せ、
あわよくば、ヌヴィレット様を落とし、
フリーナ様に泥を塗るところでした。」
「よろしい。満点だ。
連れていけ、」
『はい、フリーナ様。』
純水精霊たちがティベールを連行した。
▲◆▲◆▲◆▲
「どうして、計画に支障はなかったはず。
誰にもばれていないはず」
ティベールは連行され、
一人になったスアヴェゴータ。
「キミのおかげだよ。スアヴェゴータ。」
「~え?」
「キミのおかげで彼らの企みを知ることができた。
感謝する。さあ、キミの罪を償うときだ。」
ポセイドンが水を出してくる。
空中に浮かび、自然水と異なり。紫色に輝き、
銀河を彷彿させるような液体。
美しくも懐かしい。
だか、それに、触れると今までのものが全て失うかのように
「さて、元の姿に戻るのだ。」
「な、なにそれ。」
「何、心配するな故郷の水だ。
生まれた姿に帰るのだ」
その水を浴び、
そのとき……
「あ、ぁあああああ」
皮膚が手が肉が内蔵が骨が頭が脳がとけ、
水となった。
人がただの水によって溶け、恐ろしい場面に起きてもフリーナはいや、
ポセイドンは何も感じなかった。
これは、最初から彼女が望んだことだ。
「起きろ。」
その一言で、溶けた水は動いた。
スライムのように、動き、やがて、止めて。
青く輝く液体の姿を持つようになる。
『フリーナ様。
申し訳ございません。』
「弁解はよせ。君を貴族に転生させて内部を調べろと言ったのは私だ。」
貴族を監視するために送られた使者。
彼女の名はスアヴェゴータ。
またの名はアルケイン。
ポセイドンが浄化したフォンテーヌの水から新たに生まれてきた純水精霊の一体だ。
『いいえ、それでも、神に仇を成すこと言うのは私の罪。
スアヴェゴータを裁いてありがとうございます。』
アルケインを貴族に転生し、
もう1つの人格を形成した。
言うなれば、フリーナとフォカロルスのような関係だ。
「不要な礼だ。
アンケイル、キミには残りの首謀者告げよ。
大演劇はもうすぐ始まる。」
さて、やってみよう。
俺に
次回投稿5/25日 すこし遅れます。
すみません。大学のレポートなどをやっているうちに
遅れてしまいました。
すみません。
いつも、ギリギリかいて
コメントにも口調が変と言われてしまいました。
今後としてはレポート課題を早く終わらせ、早めに執筆したいと思います。、