Ragnarok Onlineアイテム物語   作:アイテム鑑定士

14 / 17
ネタ武器とされているアイオーンスタッフのお話
クエストで作成&ウェルスシティで大活躍だった記念に
アイオーンスタッフホントウハツヨインダヨ?ホントダヨ?


アイオーンスタッフ

商館”アクアリウム”地下3階

ファフニールの宝物庫と呼ばれる場所の魔法具が安置されている一角で

少女は自らの愛杖となる武器を求めて家探しをしていた。

 

名前はユーノ・E・S・レンバルト

 

ソーサラーとなった姉のフェイトの後を追いかけてセージになろうとしたが、転職場所を

間違ってウィザードになってしまったというアレな経歴をもつ娘である。

しかしながら、類まれなる頭よさと夏に行われた発掘調査サマーキャンプに

参加した結果、瞬く間にウォーロックになってしまった経歴をもつ少女である。

 

最近発見された遺跡発掘の仕事で、強力な守護機械”ガーディアン”との戦いに苦戦を

強いられ、従姉妹のミリアにお願いしてファフニールの倉庫にて武器探しをしている最中である。

 

ふとユーノが埃をかぶった杖を手に取った瞬間、謎の音声が響き少女が光に包まれた。

 

「"stand by ready,setup. Auto recover start・・・succces. AI system start"」

「!!」

 

 

光が収まり手にした杖を見ると、先ほどまでの姿が嘘のように

美しい輝きを放ち、力に満ち溢れているようだった。

 

しばらく杖を観察していると、後ろから声がかかる。

 

「お待ちしておりました、マイロード。」

 

若い男の声だった。

 

声のほうを振り返ると、執事風の格好をした男が臣下の礼をとるように跪いていた。

 

ユーノは宝物庫という辺鄙な場所かつ家の執事でもないことを確認すると、大方曰くつきのものに

触ったのだろうと思い、ため息をつきながら答える。

 

「あ~・・・大体予想はつくけれど・・・あなたは?」

 

「はい。あなた様にお仕えする僕にございます。」

 

「え~と・・・質問を変えるわね?あなたはこの杖に宿る怨霊や悪魔か何かかしら?」

 

「怨霊?悪魔?あのような下賤な輩と一緒にしてもらっては困ります。」

 

「じゃあなんなのよ?」

 

「はい、私は高速詠唱支援型デバイスR.O.Dの管制人格”アイオーン”と申します。」

 

「デバイス?ロッド?管制人格?・・・よくわからないけど名前はアイオーンっていうのね?」

 

「はい、以後アイオーンとお呼びください。」

 

「そう・・・とりあえずアイオーン。私に仕えるということならば、詳しく説明はしてくれるのでしょうね?」

 

「もちろんです。マイロード。」

 

「じゃあまずは・・・・」

 

彼女は男が悪魔である可能性を捨てきれず、このアイオーンと名乗る男の話を聞くことにした。

その結果わかったことは以下のようなことだった。

 

1.少女の先祖の一人がもともとこの地の出身ではなく、約700年前に

  次元を超えて漂流してきたこと。

2.その先祖は魔法と科学が融合した文明からきており、魔法発動の支援媒体として

  少女の持つ杖を所持していたこと。

3.先祖の文明では魔法発動を数式化して発動媒体に肩代わりさせる技術を持っており

  詠唱なしに魔法を発動させる技術が存在していたこと。

4.アイオーン自身が魔法発動媒体の管制システムであり、杖の使用者の

  手助けを担っていること。

5.先祖の血を色濃く受け継いだものがデバイスに触れた場合に、起動するよう

  先祖がプロテクトをかけたこと。

6.少女がその先祖が設定した特徴に完全一致したため、起動したこと。

 

「・・・・次元漂流ねえ・・異世界やらウェルスシティのようなことがあるから

 嘘ではないかもしれないけど・・・・なんであなたは人の姿をしているの?」

 

「以前の主・・・お嬢様の先祖は遺跡調査や発掘を行う仕事を生業としておりまして・・・

 なんというか研究に没頭すると身の回りのことがおろそかになってしまうのです。」

 

「ふむふむ・・・」

 

「昔も私は杖の管制人格としていろいろ注意をしてきたのですが・・一向に直らず・・

 見かねた主の友人が私にこの姿を与えて身の回りの世話をできるようにしてくれたのです。」

 

「・・・・・・あ~・・・・わかるわぁ・・・」

 

研究中の自分の状況を思い出して妙に納得してしまった。

世話焼きの従姉妹がいてくれなかったら、彼女はとうの昔に倒れていただろう。

そのようなことも考えながら、とりあえずまだ怪しいところもあるが

害意は感じないのでこのアイオーンのいうことを信じてみることにした。

 

「じゃあアイオーン・・とりあえずあなたのことを信用しましょう。

 でも少しでも変なことしたら・・・わかってるわね?」

 

「かしこまりました。マイロード・・・ところでお名前をいただいてもよろしいでしょうか?」

 

「名前?それって契約ってことかしら?」

 

「はい。特に拘束事項等はありませんが、杖の使用者登録だと思っていただければ。」

 

「?私にしか使えないんじゃないの?」

 

「起動はあなたにしかできないのですが、使用するためにはもう一段階認証が必要となっております。」

 

「そう・・じゃあユーノで登録して頂戴。」

 

少女はまだ警戒しているのかフルネームではなくファーストネームのみをアイオーンに伝えた。

 

「!!・・・かしこまりました。ユーノお嬢様・・・・認証プロセス開始」

 

アイオーンがそういうと杖から未知の言語が発せられた。

 

”Starting proccess loading backup data ・・・・Warning already exist data'YUNO'

・・・・・・add data success and remove limitter”

 

杖からの謎の言語が収まると少女の手にあった杖から使用方法が伝わってきた

 

「アイオーン!?!??!?」

 

「大丈夫です。ユーノお嬢様、このデバイスの使用方法が流れているだけです。もう収まりますよ。」

 

アイオーンがそういうとユーノの中に流れていた情報が収まり

 

「・・・・アイオーン・・この杖って・・」

 

ユーノがそういうと周りに魔法の詠唱なしに赤・青・緑・黄色の光が出現した。

 

「・・・そうですねこの世界の魔法技術では難しいとされる無詠唱に近い高速詠唱と

 遅延発動魔法の大幅な強化を実現することができます。」

 

「それに、魔法書を読むスピードがあり得ないほど早くなったんですけど!?」

 

「そもそもこの杖は先代が研究用の論文や資料を高速で読むために開発したものです。

 おかげで余人がこの杖を媒体に魔法を使用したとしても対して威力は出ません。」

 

「・・・・でも・・・さっき」

 

「そうですね・・・先代主とその血を引くあなた以外には。」

 

「は?」

 

「先代主はこの魔法文明と接触した時、悪用を恐れてリミッターをかけました。

 この杖を盗んで悪用しようとも扱うことはできませんし、使用できたとしても

 そこら辺のよく切れるナイフ並みの力しか発揮しないため対したことはできません。

 先ほどの認証手続きはそのリミッターを解除するものです。」

 

「リミッターねえ?輝きの割には出力が今でも少ないですけど~?」

 

「ふむ・・・それではいらないガラクタに「リリース」でその光をうちだしてみてください。」

 

ユーノの周りをまわっている光を指さしながらアイオーンが答える。

 

 

「え~?・・・じゃあミリアから頼まれて捨てようと思ってた鎧に・・・「リリース」」

 

すると杖からまたも謎の音声が響く

 

「mode release,boost emulated "Accel shooter" 」

 

その声とともにユーノの周りをまわっていた光が高速で鎧に

さく裂し跡形もなく消滅していた。

 

 

「!!なにこれ・・古くても魔法耐性は高い金属でできていたのに・・」

 

「これがこの杖の真の姿です。先代は発掘現場でこの杖を使用してガーディアンを

 屠っていました。」

 

「うあ~・・・まあ無詠唱でこの威力なら逃げるためには使えそうね。」

 

「ではこれからもよろしくお願いします。ユーノお嬢様」

 

杖から流れ込んできた記録によりアイオーンの存在を理解したユーノが

信頼の笑みとともに答える。

 

「よろしくアイオーン」

 

こうしてウェルスシティ発掘現場に執事を伴って、

発掘に勤しむウォーロックの姿が見かけられるようになったという。

研究資料を読みながら発掘に勤しんでおり、気が付くとガーディアンに囲まれることが

多いが、いつも謎の音声とともに無詠唱でガーディアンを屠っていく姿はある意味名物になっているという。

 

 

 

 

 

 

<目録>

 

 

・アイオーンスタッフ

 

 誰も使えるものがおらず、ファフニールの宝物庫で埃をかぶっていた両手杖

 ご先祖様のメモには高い威力を誇る先祖伝来の杖とあったが誰が使っても

 効果が低い魔法しか発生せず、長らく使用方法が不明であった。

 発掘調査団に参加していたユーノが既存の杖に限界を感じてファフニールの宝物庫を

 訪れた際に発見。以後愛杖として使用されることになる。

 

 管理者:ユーノ・E・S・レンバルト

 

 

<当主ミリア注釈>

 

・・・・埃をかぶっていた杖にあんな性能があったとわ・・

やっぱり侮れないわね・・うちの倉庫!

でも一番いいのはユーノのお世話をしてくれる人が見つかったことじゃないかしらね・・

 




アイオーンスタッフのアイテム説明と最近実装されたウェルスの発掘と
お話の内容から着想を得た話。
若干某魔法少女の設定を借りてきてクロス気味に。
本当はもっとちゃんと書いてアイオーンスタッフの魅力を伝えたかったけど
文章力がなかったのでした。

以下今回のアイテム説明

・アイオーンスタッフ

ビブリオマニアの魔術師が
限られた時間の中で
少しでも多くの本を読む為に
作り出した読書専用の杖。
─────────────
Matk + 24
─────────────
[リーディングスペルブック]
の消費SP - 24
―――――――――――――
[アイオーンスタッフ]の
精錬値が3上がる度に追加で
敵のMdef 8%無視
―――――――――――――
[フリージングスペル]の
習得Lvが1上がる度に追加で
[リーディングスペルブック]
の詠唱時間 - 1秒
―――――――――――――
[リリース]Lv2習得時、
追加で
[サモンファイアーボール]、
[サモンウォーターボール]、
[サモンストーン]、
[サモンボールライトニング]
の詠唱時間 - 1秒
―――――――――――――
[リリース]使用時、
1秒間、
[ラディウス]の
習得Lvが1上がる度に追加で
魔法攻撃で
与えるダメージ + 8%
[魔法力増幅]の
習得Lvが1上がる度に追加で
Matk + 24
─────────────
系列 : 両手杖
攻撃 : 180
重量 : 250
属性 : 念
武器レベル : 4
要求レベル : 110
装備 : ウォーロック
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。