Ragnarok Onlineアイテム物語   作:アイテム鑑定士

6 / 17
ランドグリスに変身できるアイテム
ヴァルキリーサークレットと天使の羽耳にまつわるお話




ヴァルキリーサークレットと天使の羽耳

アルベルタ 商館アクアリウム 地下3階

 

ファフニールの宝物庫

 

ミリアは久方ぶりに”倉庫”の整理と目録作成に勤しんでいた。

また今日は、商館の仕事が忙しく滞っていた未整理品の分を片付けてしまおうと思い、普段は立ち入らない倉庫の奥の区画まで足を運んでみることにした。

 

剣や鎧といった無骨な物品が並んでいる一角に、なぜか似つかわしくないきれいな衣装ケースが置かれていた。気になって衣装ケースを開けてみると、美しいサークレットと”天使の羽耳”と呼ばれる白い羽でできている耳飾りが入っていた。

ミリアの母の文字で書かれたメッセージカードも添付されており、次のようにあった。

 

 

”親愛なる戦友であり我半身との思い出。いつか生まれ来るあの子のために”

 

 

「これは・・・母さんの戦友の形見・・・なのかしらね?」

 

他に何かないかと衣装ケースの中を探した時、少しサークレットに手が触れてしまった。

 

すると強い光を放ち、光が収まると目の前に純白の羽をもつ鎧を着た女騎士

戦乙女”ヴァルキリー”が出現した。

 

「あれ?ここはどこ? あ!フェリスちゃんだ!久しぶりだね~?・・・でもちょっとちがうような~?」

 

突然現れた人物の声は耳に入らず、あまりの事態にミリアは自分の世界に入ってしまったようで

 

「ヴァルキリー!?なんでヴァルハラの戦乙女がこんなところに出るわけ?なんで!?!?

 これだからうちの倉庫は・・ぶつぶつ」

 

と言って頭を抱えてミリアはしばらく床にうずくまってしまった。

 

「もしも~し!フェリスちゃんっぽいこ~!きいてる~?お~い!」

ヴァルキリーの呼びかけにも答えず、しばらくして頭の整理がようやくついたようで

突然頭を上げて正気に戻るミリア。

「はっ!」

 

「お!気が付いたね?フェリスちゃんぽい子。」

 

「え~とたしか私は倉庫でヴァルキリーの幻影を見て…ってまだいるし!」

 

「まだいるよ~」

と気の抜ける声が目の前のヴァルキリーから聞こえる。

 

「はぁ・・幻じゃなかったか・・・よし諦めよう。 え~とヴァルキリー様」

 

「なあに?」

 

「どうしてこんなところに顕現されたのでしょうか?」

 

「え~?あなたが召喚したんだよ~?」

 

「はいぃ!?え~と私は聖職者でも魔導士でもなくてしがない錬金術師なんですが・・」

 

「うーんおかしいなあ・・確かに喚ばれたんだけどな~・・

 何か変わったこととかしなかった?」

 

「しいて言うならそのサークレットにさわったくらいです。」といって

母の戦友の形見と思われるサークレットを指さす。

 

「ああ~!!なつかしいな~これのせいか~!うん!なるほど。」

 

といって目の前のヴァルキリーが勝手に納得してしまう。

 

「え~とそれは母さんの戦友の形見・・・だと思われるものですがそれはいったい?」

 

「ああ~これはねー一時的にヴァルキリーの魂を召喚して代行者としての力をふるうこと

 ができるものなの。よくフェリスちゃんと一緒に戦ったな~。」

 

「え?これ母さんのものなの?・・・母さん・・・紛らわしいメモを・・」

 

突然パン!と手をたたき声を上げるヴァルキリー

「そっかー!フェリスちゃんポイと思ったけどどうも違うと思ったら、

 フェリスちゃんの娘なのかな?」

 

「あ!ハイそうです。」

 

「お名前はなんていうの?」

 

「ミリア・エリス・ゼファーシルト・シルフェニアといいます。」

 

「!!・・・・じゃあミリアちゃんでいい? ミリアちゃんそのサークレットに

 まつわるお話って興味ある?」

 

「ありますあります!いまこの品の目録を作ろうとしてたので!」

といって目の前のヴァルキリーに事情を説明する。

 

「なるほどーここがあの宝物庫なのかぁ・・・じゃあミリアちゃんと

 もっとお話ししたいし、いっぱい聞かせてあげるね~」

 

といって目の前のヴァルキリーがこのサークレットについて語りだす。

 

 

 

 

 

 

 

20年ほど前

 

プロンテラ騎士団 訓練場

 

 

「1・2・3・4・5・6・7・8・9」

月明かりのもと素振りをする若い女性騎士が一人

 

彼女の名前はフェリス・E・ゼファーシルト

 

若手で一番の実力をもち100年に一人と言われる才能の持ち主。

近々”ヴァルハラに到達”<転生>するのではないか言われている。

 

素早い身のこなしと鋭い斬撃で多くの魔物を屠ってきた。

訓練や戦場での激しい性格と裏腹に平常時の彼女は、騎士団みんなの癒しとなるくらい

穏やかな性格をしており、騎士団の男性から人気が高い。

 

共に戦場に立った者たちからするとあまりのギャップに”2重人格では”と

ささやかれているほどである。

 

実のところ、その意見はある意味では的を射ていたりする。

 

(”ねぇ~フェリスちゃんそろそろ休もうよ~明日も朝から任務でしょ~?”)

「それもそうだなフィー、そろそろ切り上げるとしよう。」

フェリスの頭に別な女性の声が響く。

 

彼女には生まれたときからもうひとりの人格・・・正確には魂が宿っているのだ。

彼女の家系は古の時代に神と交わり、その影響で何代かに一人の割合で魂を複数宿して

生まれてくるものがいる。中にはそのストレスに耐えられず精神崩壊してしまうものいるという。

 

フェリスも魂を2つ宿して生まれてきたが、特にストレスに感じることなく

自分の姉妹という感覚で過ごしていたため、とくに精神崩壊を起こすようなことはなかった。

 

ある意味役割分担のようなものがうまくできていたのかもしれない。

女らしい性格や気遣いはフィーが、戦闘や荒事をフェリスがになうことで

フェリスの世界はうまく回っていた。

 

フェリスは自室に戻り、明日の任務のことを考えていた。

(”眠れないの?フェリスちゃん”)

「ああ。明日の討伐対象はドッペルゲンガーと呼ばれる通常の魔物と比べものにならない

 強さの魔物が相手だ…どうにも緊張してしまってな」

(”しょうがないな~フェリスちゃんは・・・私と変わって?代わりにぐっすり寝てあげるから”)

「ふふ・・・そうだなそのほうがいいかもしれない。ただ寝坊はしてくれるなよ?」

(”大丈夫だよ~フィーちゃんに任せなさい!それに任務に支障があっても困るからね~”)

「じゃあ頼む」

(”はいは~い”)

 

フェリスが目を閉じる。

「さてと~ゆっくりねて明日の任務に備えますか~」

(”ありがとう。フィー”)

 

 

 

 

翌日

 

ゲフェンタワー 地下5階

 

魔法都市ゲフェンに立つゲフェンタワーの地下に存在する古代遺跡。

膨大な魔力と瘴気に満ちており、どこからか悪魔系の魔物が召喚されているらしく、多くの魔物が闊歩している場所である。

 

最近人の姿を模して相手を惑わす悪魔”ドッペルゲンガー”が、出現するようになったとしてプロンテラ騎士団に討伐命令が下った。

 

そして実力者の騎士と聖職者で構成されたドッペルゲンガー討伐隊が結成され、ゲフェンタワーに突入していった。

 

問題なく各階層を突破し、ドッペルゲンガーの出没するという領域に踏み入れたとき、前方の部隊から悲鳴が上がった。

 

「ぐああ!!」「きゃあああ!!」

 

 

「!!」

 

フェリスは急いで前線に駆け付けると、幽霊馬「ナイトメア」を引き連れた一人の剣士が仲間を襲っているのを確認した。

 

それはある部隊に従軍していた剣士のすがたをしていたが、よく見ると様子が違う。

体には思念のようなものが渦巻いており、実体がよく見えない。

反撃する騎士の剣もすり抜けてしまいダメージを全く与えられていないようだった。

 

隊長格の聖職者が叫ぶ。

 

「やつは念体だ!通常武器での攻撃は効かない!アスペルシオ<聖属性付与>

 で援護しろ!マグヌスを使えるものは詠唱に入れ!ナイトメアを駆逐しろ!!」

 

その声にアスペルシオが騎士たちにかかり、ドッペルゲンガーに傷が入り始める。

マグヌスエクソシズムの詠唱が完成し、ナイトメアを駆逐していく。

一気にたたみかけるためにドッペルゲンガーに仲間が肉薄する

とその時ドッペルゲンガーが不気味な笑みを浮かべた。

 

フェリスはその瞬間一気に飛び退くが、多くの騎士たち間に合わず

 

 

ドッペルゲンガーの放つ桁違いの威力のマグナムブレイクに巻き込まれてしまっていた。

今の一撃にほとんどのものが倒れ伏し、ほぼ壊滅状態となってしまった。

 

「撤退!退却しろ!」

 

状況判断し、隊長から撤退命令が下る。

フェリスは倒れ伏した仲間を一瞥するとせめて仲間が逃げる時間を稼ぐために

ドッペルゲンガーと切り結ぶ。

 

するとドッペルゲンガーの姿が変わり、フェリスとうり二つになる。

不気味な笑みをたたえてドッペルゲンガーがフェリスに迫る。

 

距離があり、仲間の聖職者も見分けがつかず満足な支援もできないでいた。

 

何合かのやり取りのうち、ついにアスペルシオの効果が切れて

ドッペルゲンガーにダメージ通らなくなってしまった。

 

ドッペルゲンガーはこれを待っていたかのように先ほどのマグナムブレイク

をはなった。今度はドッペルゲンガーに近づきすぎてよけることができずに

大きく後方に吹き飛ばされる。

 

なんとか致命傷を避けることはできたが、動くことができない。

ドッペルゲンガーがニヤ付いた顔でフェリスに迫る。

 

このまま死ぬのかとおもったとき、体が光に包まれフィーから声がかかる

(”大丈夫。フェリスちゃんは私が守るから”)

 

瞬間フェリスとフィーの意識が変わる。

 

さらに強い光に包まれる。

 

フェリスの姿が戦乙女に変わっていた。

(”フィー!これはどういうことだ!?”)

「フェリスちゃん・・・詳しいことはあれやっつけてから!」

 

光に包まれた戦乙女がドッペルゲンガーに迫る。

これをみて周囲にいた聖職者がフェリスにアスペルシオをかける。

 

「ありがと~!!」お礼を言いながらドッペルゲンガーを切り刻む

 

先ほどのダメージの蓄積とさらなる攻撃にドッペルゲンガーはたまらず

ナイトメアを召喚した。

 

しかしながら「甘い!あまいよ~!偽物さん!」とフィーがいうと

嵐のような斬撃を繰り出して、

ドッペルゲンガーを周囲にいるナイトメアごと切り刻み消滅させてしまった。

 

周囲の仲間たちから歓声が上がる

 

「さよなら・・フェリスちゃん」

その声を聴きながらフェリスは意識手放していた。

 

 

 

3日後 プロンテラ騎士団本部

 

医務室

 

「ここは・・」「医務室だよ。」

 

騎士団長がフェリスの言葉に答える。

 

「団長!あの後どうなったんですか!?」

 

「何だ覚えちゃねーのか。お前さんがドッペルゲンガーを討滅したあと、討伐隊を立て直して無事帰還した。けが人多数だが奇跡的に死者はゼロだ。」

 

「よかった・・・」

 

「ところで・・・報告にお前さんがヴァルキリーになってドッペルゲンガーを倒したとあるんだが・・・本当か?」

 

「それは・・・フィーが」

「フィー?お前さんのもう一つの魂か」

 

「はい・・・もうだめだと思った時フィーが出てきて・・気が付いたらヴァルキリーに

 なって、ドッペルゲンガーを倒したところまでは覚えているんですが・・・」

 

「わかった。とりあえずは体をいやせ。

 それと1週間後にお前のロードナイト叙勲が決まった。

 意外と・・・あわてんぼうのヴァルキリーがお前さんに力を貸してくれたのかもな?」

 

「はぁ・・・・・」

 

団長が医務室を出ていく。

 

一人になり、はたと思い出してフィーに話しかける

「あれはなんだったんだ?フィー!」

 

(”・・・・・・”)

「おい!返事しろ!フィー」

(”・・・・・”)

 

繰り返し問いかけるがフィーからの返答はない。

この世に生まれてからフィーがいないなんてことはなく、こんなに呼びかけて

返事がないことはなかった。

フェリスの中に最悪の結末がよぎる。

思い出すのは最後にきこえたあの言葉・・・

 

「フィー・・・」

 

 

2日後

フェリスはロードナイトの叙勲の準備のため、ジュノーに来ていた。

ヴァルハラに到達<転生>するためである。

 

ジュノーのセージキャッスルにはヴァルキリーが座す神殿へとつながる道があり、

<転生>するものはそこでヴァルキリーの祝福を受ける必要がある。

 

長い回廊を進み、フェリスは神殿に到達した。

 

奥にいるヴァルキリーがフェリスに声をかける

「よくぞヴァルハラに到達しました。勇敢なる戦士よ!あなたに新たなる道を

 開く力を授けましょう!」

 

「・・・・・ヴァルキリー様。祝福をいただく前にお聞きしたいことがある。」

 

「なんでしょう?勇敢なる戦士よ」

 

「私の中にいたもう一つの魂がどうなったのか教えていただくことは可能だろうか?」

 

「もう一つの魂…?・・・!!これは・・・!」

 

「ヴァルキリー様?」

 

「・・・不思議なことがあるものです。大丈夫。

 力を使いすぎてあなたの中にいるもう一つの魂はただ眠っているだけ」

 

「眠っている?」

 

「そう。だから心配はありません。あなたが祝福を受けた後に十分に腕を磨いたら

 もう一度ここにおいでなさい。その時にきっとわかるわ。」

 

「そうですか。フィーの奴・・・まったく寝坊助なのは相変わらずだ。

 ヴァルキリー様!祝福を!」

 

「わかりました。こちらにおいでなさい勇敢なる戦士よ」

 

こうしてフェリスはヴァルキリーの祝福を受け、5日後ロードナイトに任命された。

 

 

 

数年後

 

フェリスはヴァルキリーの言葉を信じ、ひたすら鍛錬に打ち込み

他に並ぶもののない実力を身に着けた。

 

実力は文句ないが性格が依然と大きく変わってしまったためまわりは戸惑ったが、

彼女の美貌と真摯な態度にクールビューティ系の美女として以前とは違う人気を

集めている。

 

かねがねフェリスも周囲も扱い方が定まってきたころ、

フェリスの夢にあのヴァルキリーが現れて、ヴァルハラに呼ばれた。

 

目の前には祝福をくれたヴァルキリーがいる。

「時は満ちました。勇敢なる戦士よ、あなたの中のもう一人の魂が覚醒します。」

 

と自分のすぐ横に光の柱が立ち、純白の翼をもつヴァルキリーが現れる。

フェリスのほうに顔を向け

 

「おはよう~久しぶりだね?フェリスちゃん」

 

はにかみながら、フィーの声であいさつをする。

 

「その声・・フィー!?、フィーなのか!?」

 

「そうだよーフェリスちゃん。私の声忘れちゃった?」

 

「確かにフィーの声だけど・・・どういうこと?」

 

「え~とね・・・フェリスちゃんには秘密にしてたんだけどね・・

 なんと私はヴァルキリーでした~~テヘ」

 

「てへって…フィー・・それじゃあよくわからないよ・・」

 

「そうですシルフェニア・ヴァルキリー。きちんと説明なさい」

 

と二人の眼前に立つヴァルキリーが、フィー?を注意する。

 

「は~い・・レナス様。じゃあねえ・・・」

 

フィーが経緯を説明していく。

もとはフェリスの一族が神と交わったのが原因で彼女の一族にはヴァルキリーの見習いの魂が宿り、地上で一族のものを導いて人生を全うさせ、寿命が尽きると

一人前のヴァルキリーとなるそうだ。

 

それが今回フェリスに宿り、人生を共に歩んでいたがあのドッペルゲンガーとの戦いで

力を覚醒させてしまい、フェリスのキャパシティを超える力を持ってしまったため

フェリスの体が耐えられるようになるまで休眠せねばならなかったと。

 

「ということはまたフィーと一緒にいられるということ?」

 

「それがね・・・・・フェリスちゃん・・・」

 

「それは私から説明しましょう。」

 

祝福をくれたヴァルキリーが告げる。

 

フェリスががむしゃらに鍛錬を続けた結果、今度はフェリス自身の力が強くなり

強大な魂を2つ内包することができなくなってしまったようだった。

 

「そんな・・・やっとフィーと一緒に・・・」

 

「安心しなさい、あなたにこれを授けます」

 

2つ光が刺し。 羽飾りとサークレットが出現する。

 

「これは?」

 

「これはヴァルキリーの代行者の証 ”ヴァルキリーサークレット”と”天使の羽耳”です。

 この2つのアイテムにシルフェニア・ヴァルキリーの魂の一部を封印することであなたの中に

 シルフェニア・ヴァルキリーの魂を戻すことができます。」

 

「じゃあ「まってフェリスちゃん」え?」

 

「フェリスちゃん最近すごく疲れるとか力が抜けることはない?」

 

フィーの言葉を聞いて、フェリスは訓練中に急に襲う疲労感を思い出していた。

フェリスの表情の変化を察知して、フィーが目の前のヴァルキリーに向かい声をあげる

 

「やっぱり・・・レナス様!」

 

「いいのですか?」「はい!」

 

「どういうこと?フィー?」

 

「フェリスちゃんの力が強くなりすぎて、休眠状態の私の魂でも限界を

 超えそうになってるんだよ。だから一部だけ封印しただけじゃ無理みたい。」

 

「じゃあ・・?」

 

「私の魂はこのサークレットに封印して欠片だけフェリスちゃんのところに戻ると思う。

 だからもうおしゃべりはできないかな~」

 

「そんな・・・フィー・・・」

 

「でも心配しないで?きっとフェリスちゃんの子供になってまた会えるから

 その時にいっぱいお話ししよう?」

 

「フィー・・・・」

 

「それじゃあお願いします!レナス様。」

 

「・・・わかりました。」

 

レナスが詠唱を開始するとフィーが光に包まれていく。

 

「それじゃあね、フェリスちゃんまたいつか逢おうね!」

 

完全にフィーが光の粒となり、フェリスとサークレットに吸い込まれていく。

 

「勇敢なる戦士・・・いえフェリスさん。あの子をよろしくお願いします。」

 

レナスがヴァルキリーサークレットと天使の羽耳をフェリスに渡す。

 

「フィー・・・まったく。お前というやつはこんな時まで・・・

 ヴァルキリー様、フィーのことは任せてください。ただ・・・

 いつかまた会った時には説教してやりますが。」

 

「ふふふ・・そのほうがあの子にはちょうどいいかもしれませんね」

 

その日以来、フェリスが現役を退くまで、たびたび戦場に正体不明のヴァルキリーの姿が目撃されるようになったという。

 

 

 

 

現代 

 

商館アクアリウム 倉庫内

 

「とまあこんなことがあったのよ~ミリアちゃん」

 

「へ~このサークレットにそんな話が・・・ということは

 あなたがフィーさんなの?」

 

「せいか~い!よくわかったわねミリアちゃん」

 

「いやあれだけヒントが出てれば誰でも…?ということは

 フィーさんは私のもう一人のお母さん?それとも叔母さん?」

 

「ん~どうかしらねーどっちでもいいかもね~?」

 

「ははは・・軽いなあ・・」

 

「さてと~そろそろ時間ね~」とフィーがつぶやく

 

「え?」

 

フィーが光に包まれて消えていく瞬間

 

「楽しかったよ!もう一人の私!」

 

「え?何言って・・・」

 

後には光をたたえるヴァルキリーサークレットとミリアが残された。

 

 

 

<目録>

 

・ヴァルキリーサークレットと天使の羽耳

 

 

 フィーさんの魂が封印されたヴァルキリー代行者の証

 母さんとフィーさんの絆の証。

 フィーさんいわく両方つけると一時的にヴァルキリーに変身できるそうだ。

 

 管理者:フェリス・E・ゼファーシルト

 

<感想>

母さんにまさかあんな過去があったとは・・・・それよりも私の親戚?にヴァルキリーがいたのはもっとびっくりよ!・・でもなんで触っただけで反応したんだろう?




ネタ装備と化しているヴァルキリーサークレットに物語をどうしても
つけたかったんじゃあ・・・・
ヴァルキリーサークレットの原文

不正な者に天罰を下す
ヴァルキリーの代行者で
あることを証明する
サークレット。

[天使の羽耳]と
共に装備時、
物理攻撃命中時、一定確率で
5秒間、モンスター
「ランドグリス」に変身

2019/05/26 誤字等修正
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。