10年後の俺たちのお仕事   作:CoCoチキ

4 / 7

 


二話 会社を案内しよう

 

 「さ、新人くんたち、会社を案内するよ」

 「え!?支配人自ら案内を!?」

 「あぁ、ここでは効率を重視してるからな。暇な職員が新人の案内をするんだ。今は偶々俺が暇だったから案内するのが俺ってだけ」

 

 今日は新しくやってきた新人の案内だ。今回は二人しか雇用しなかったけど。それには理由がある。

 

 「あぁ、そうだ。書類で確認はしてるんだけど改めて自己紹介してくれるか?」

 「は、はい!僕はトムと言います!」

 「俺はクーパーって言います。ども」

 

 そう!10年経ってから俺の前世の職員がやって来た!記憶は無いみたいだけどな。けどジョシュアたちだって記憶戻ったし、ここで仕事してるうちに戻るだろ。

 

 「まず、ここがコントロールチーム、ここでは主に新人職員が配属される場所だから。まぁ、キミらが最初に仕事をする場所かな」

 「トラリンさん!新人の案内ですか?」

 「そんなとこ、マル先輩は?」

 「休憩です!頑張ってくださいね!」

 

 新人が不思議そうな顔してるな〜まぁ仕方ないか。支配人なのにマル先輩のこと先輩呼びしてるし。

 

 「あの、支配人、今のは?」

 「俺のことはトラベラーで良いよ。それと今のはコントロールチームのリーダー、マルクト、俺が支配人になる前からの先輩なんだ」

 「そうだったんですか」

 

 名探偵マルクトなんてされたのも今では良い思い出。おっと、案内するのを忘れてた。

 

 「ここが情報チーム、簡単に言えばここではアブノーマリティの研究をしてそれをこうしてお世話の方法とかを記載する場所なんだ」

 「…これがアブノーマリティ」

 「そ、これは『妖精の祭典』って言ってとにかく食べるのが大好きな子だ。この子に作業をした時に他のアブノーマリティに作業しにいったらダメだよ」

 

 今では作業云々関係なく施設を飛び回ってるけどな。

 

 「ここが教育チーム、まぁ言葉通りの意味でここでは職員を育成するんだ。アブノーマリティのお世話の方法とかE.G.Oの使い方を教えてくれる」

 「E.G.O?」

 「俺の手に持ってるこの剣みたいな武器の事さ。アブノーマリティが脱走した時に鎮圧するには普通の武器じゃ難しいからな」

 

 10年間ずっと使い続けてたからか、他の職員に貸したとしても俺のところに帰ってくるし実質俺の専用装備になったんだよな。

 

 「E.G.Oは強ければ強いほど精神が侵食されやすくなるから、最初のうちは鍛えるのがメインだなっと、ここが安全チーム、ここではまぁ作戦会議とか医療に関することを仕事にしてる所だ」

 「……安全と言う名前でこんな見た目なのに会議室なんですか?」

 「最初俺もそう思ったよ。考えることは同じなんだな」

 

 最初見た時は完全に医務室だと思ってたし。

 

 「新人たちは最初、この上層部で働く事になっている。だから今日の案内はここまでかな」

 「はい!ありがとうございます!」

 「あざっす!」

 「キミたちは何か得意な武器とかはあるか?業務をするのにあたってエージェントは必ず戦闘出来ないといけないからな」

 

 オフィサーくんたちはエージェントのサポートとその他の作業、エージェントはアブノマのお世話と鎮圧、一応オフィサーくんたちにも銃は持たせてるけど、それはあくまで護身用、アブノマが出た場合は避難が優先だから基本戦闘に参加する事はない。うちではね?

 

 「僕は剣が得意です!剣と言っても、レイピアの様な細い剣ですが」

 「俺はその、鉄パイプっす。元々路地裏出身だったんでまともな武器を買う金も無かったんで使ってたらいつの間にか得意武器に…」

 「オッケー、レイピアと鈍器ね。それで申請しとくから今日はE.G.O無しで訓練しといてくれ。丁度良い武器を探しとくから」

 

 −−−クーパーが路地裏出身なら…ゲプラーの姐御に訓練を任せたら良いかな?多分そっちの方が戦闘スタイル合ってるだろうし

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。