加賀道夫さんじゅうななさい   作:ビーバップ八戒

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色魔

 

 

   キャラクター設定

 

   【ボーナスポイント】

    0

 

   【ステータス】

    腕力上昇 31

    体力上昇 10

    精神上昇 10

 

   【ボーナススキル】

    MP回復速度二十倍

    フォースジョブ

    鑑定

    パーティージョブ設定

    詠唱省略

    キャラクター再設定

 

 

 MPが枯渇すると極度の過労のような状態になる、逆にMPが回復すれば疲労も取れるのではないか? ということで〈MP回復速度二十倍〉だ。

 そして腕力を大幅に上昇させて、ついでに体力と精神も……両方上げれば精力も上がらないだろうか?

 

「一方的に決めつけるな。

 資格がないかどうかは俺が決めることだと思うが?」

 

 強めに肩を引き寄せて、ロクサーヌが「あっ!」とバランスを崩したところで足を持ち上げて抱っこする。

 ちと恥ずかしいが、お姫様抱っこというやつだな。

 このままベッドへ……おっとそうだ。

 

「すまないな、セリーは少し待っていてくれ――おっとと」

 

 ベッドに下ろす直前、ロクサーヌが身を(よじ)って腕から逃れて、シュタッと両手両足で床に着地した。

 ……お前は猫か。

 

「あのなぁ、ロクサーヌ。

 いくらなんでも、いきなりセリーを俺の部屋に置いて行くのは、さすがに無責任だと思うぞ。

 ……俺と寝るのが嫌になったなら仕方がないが」

「そんなことはっ!?」

 

 うん、まあ彼女はそう言うだろう。

 だが、「こうやって一方的に決めつけられるのは嫌なものだろう?」と言うと、今度こそロクサーヌは動きを止めた。

 だが後ろから肩を抱いて顔を見ようとすると……背けられた。

 

「……顔向けできません」

 

 消え入りそうな声がしたが、許さんぞ。

 俺が配慮に欠ける浮気性のロリコン野郎だとしても、寝室に自分の代わりの女を置いていかれるのは寂しい、傷つく。

 

 脇の下から持ち上げてベッドへ寝かせる。

 その勢いのまま、手を突っ込んで寝間着を脱がす。

 ロクサーヌは抵抗するでもなく、さりとて協力するのでもなく……曖昧に腕を動かしたので、強引に引っ剥がしてしまう。

 

「いれるぞ」

 

 クッションに顔を埋めて、うつ伏せになるロクサーヌの腰を掴む。

 当然濡れてないのでこちらも痛いが、今日の俺は暴君だ。

 抵抗感を覚えながら、じりじりと進む。

 

「……まさかとは思うが、本人(母娘)にさっきのようなことを言ってないだろうな?」

「ぃイッ! ――って、ませ、ん!」

 

 腹にロクサーヌのみっしりとした尻がぶつかる。

 ……いつもと奥の感触が違うな。

 じっくり探るように動かす。

 

「勝手な思い込みで、突っ走るな」

「すみ、ま、せんっ!」

 

 徐々に、徐々に滑りが良くなってきた。

 最奥にぶつかる。

 粘性を帯びた音が響く。

 

「……一応怒ってるんだが? なんだこの音は」

「し、知り、ま、せんっ!」

 

 大きくグラインドしてまた奥へ。

 突き入れた時、脇腹をくすぐられた。

 ぞわりと鳥肌が立つ。

 

「くっ! さ、さっきから尻尾が揺れてるじゃないかっ、どういうことだっ!」

「ご主、人、様がッ! 動く、からっ、です!」

 

 さて、本当だろうか。

 フリフリと踊る尻尾を掴んで押さえると、代わりにロクサーヌの尻が円を描くように揺れる。

 ――こ、この動きは、マズい!

 

「ロクサーヌッ!」

 

 動きを止めるために、腰を押さえて引き寄せる。

 だが力が余って、ロクサーヌの上半身まで持ち上げてしまう。

 伸し掛かられるように、かつてなく奥まで到達し――

 

「――――――ッ!!」

 

 ロクサーヌが遠吠えするように果てた。

 その収縮する(うごめ)きに、堪らずこっちも決壊した。

 力が抜けた彼女を抱き留める。

 

「悪いが、お前を逃がす、つもりは、ないぞ、ロクサーヌ」

「……は、い、はいっ! ご主人様」

 

 お互い息を切らしながら、口づけを交わす。

 ロクサーヌが後ろ手に抱き締めてきたので、負けじと腰に回した腕の力を強める。

 彼女のしがみつくような舌の動きに……しまった、今日は2人だけじゃないのだ。

 

 

   キャラクター設定

 

   【ボーナスポイント】

    0

 

   【ステータス】

    腕力上昇 31

    体力上昇 10

    精神上昇 10

    器用上昇 31

 

   【ボーナススキル】

    MP回復速度二十倍

    フォースジョブ

    鑑定

    パーティージョブ設定

    詠唱省略

    キャラクター再設定

 

 

 セリーは初めてなのだから、優しくしなくては。

 ということで腕力ではなく器用上昇にボーナスポイントを割り振る。

 

「次はセリーの番だ」

 

 ベッドサイドに腰掛けて、熱に浮かされたようにロクサーヌを見つめるセリーの横に座って、声を掛けた。

 気づかなかったようなので、肩を抱きながらもう一度呼びかけると、「あ……はい」とやっと気付いた。

 ……ちょっと緊張を解した方が良いかな。

 

「髪がずいぶんまとまったな」

「あ、はい。

 ……シェルパウダー、すごい、(よご)れが、落ちました」

 

 そっと撫でつけると、しっとり吸い付く。

 昼間はパーマ毛を髪飾りで無理やり縛り付けているような印象があったのだが、今は烏の濡羽色というべき直毛だ。

 背中まで垂れるロングストレートヘアだと、まるで印象が違う。

 

「がらっと雰囲気が変わるな、お嬢様みたいだ」

「あ、う……いえ、そんな……」

 

 膝に手を置いてモジモジとするセリーを見ていると……あ、いかん。

 賢者モードになって来てる、浄化される。

 膝の上に乗せたい、このままずっと愛でていたい。

 

「――ぉうふっ!」

「っひ!?」

 

 突然腰が重くなった。

 脇の下を見る。

 ロクサーヌの後頭部が生えていた。

 

「――失礼します。

 セリーは、初めて、ですから、奇麗に、いたしませんと」

 

 腰から下が熱い、彼女の頭が上下する。

 溶けそうなほど熱く滑らかな舌が這い回る。

 それをセリーが、目を見開いて見ている。

 顔を手で覆っているが、全く隠れていない。

 

「も、もう、大丈夫、だから。

 ……ありがとう、ロクサーヌ」

 

 彼女の顎を持ち上げて、額にキスをする。

 ……不意を突かれたからな、危なかった。

 

「……では、セリー」

 

 肩を抱く。

 腕も肩も細いな、ロクサーヌの半分くらいしかないのではないか。

 もっと一杯食べさせよう。

 

「脱がせるぞ」

「え、と、はい」

 

 セリーが身体の力を抜いた。

 脱がせろということか……なかなかやるな。

 脇の下から手を入れて、ゆっくりと脱がせる。

 

「可愛がって……ください」

 

 何ひとつ身につけていないセリーが、仰向けにクッションに頭を埋めて寝そべる。

 やはり均整の取れた身体だと思う。

 触れれば、張りがあって、熱い。

 肉も熱も圧縮してぎっしり詰まっているような感触。

 ひとしきり触れた後、舌で(ねぶ)ろうとして……ふと、セリーと目が合う。

 

「ずっと見てたのか?」

「……はい、どういう、感じに、可愛がって、くださるのか、興味が」

 

 セリーは好奇心旺盛な性格なのかもしれない。

 もうそれほど緊張もしていないようだ。

 ……ロクサーヌに感謝すべきなのか? なんか釈然としないが。

 

「あの、その……すみません」

「いや、構わない」

 

 謝って目を閉じようとするセリーに呼びかける。

 

「……夢中になっているのを見られるのは少し恥ずかしいがな」

「夢中、ですか、私に?」

 

 セリーが微妙に身体を起こした、協力的なのは嬉しい。

 くびれに左手を回して少し持ち上げて、胸に唇を寄せる。

 右手で片方を、舌でもう片方の果実を弄くる。

 

「ふっ……あふっ」

 

 途切れ途切れの嘆息。

 胸の中心がみるみるうちに硬度を増す。

 右手で下腹部に触れる……熱い、これなら。

 

「――すまない、もう我慢できない」

「……大丈夫です、どうぞ」

 

 ゆっくりと扉を押し開く。

 熱くて狭い。

 狭くて熱い。

 

「大丈夫、か?」

「私は、平気、なので……ご主人様の、お好きな、ように」

 

 逸る気持ちを抑えて、ゆっくりと馴染ませる。

 脇腹を撫ぜて、首筋にキスをして、少しでも気が紛れるように。

 

「あひっ!」

 

 くすぐったかっただろうか、セリーの手に腕の動きを止められる。

 ならばと唇にキスをする、彼女の目が硬く閉ざされる。

 一緒に口も閉じてしまった。

 

「あっ……ふっ」

 

 脇腹ではなく胸の果実を摘み取ると、堪らず口が開いた。

 すかさず舌をねじ入れる。

 口の中は、更に熱い。

 

「――んっ! ――ぅん!」

 

 セリーの熱い舌が絡みつく、擦れあう。

 舌の動きと、下の動きがシンクロする。

 まるで、全身がくっついたような――。

 

「――っぷはっ、セリー! 俺が、もう大丈夫じゃ、な……ッ!」

「はいッ! はイッ!! わかりましたっ!!」

 

 溶けそうなほどの熱さを感じながら、出し終わってベッドに崩れ落ちる。

 ……連続で、2回は、しんどい、若さが欲しい。

 

 ロクサーヌが頭を抱き留めてくれる。

 その柔らかさに身を委ねながら、目を閉じた。

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

 今、寝ているのか起きているのか。

 そんな夢うつつの中、少しだけ浮上した意識で確認する。

 

 

   【ジョブ設定】

      探索者:Lv29

       英雄:Lv26

     魔法使い:Lv28

       商人:Lv27

       村人:Lv10

       盗賊:Lv15

       剣士:Lv15

       戦士:Lv15

    薬草採取士:Lv26

       僧侶:Lv20

       農夫:Lv1

       色魔:Lv1

 

 

 そんな予感はしていたが。

 人間の種族固有ジョブ、色魔だ。

 

 

   色魔:Lv1

   効果:精神中上昇

     :MP小上昇

     :知力小上昇

  スキル:精力増強

     :禁欲攻撃

 

 

 中上昇と小上昇2つというのは獣戦士と同じだな。

 ステータスに振っていたボーナスポイントを早速〈フィフスジョブ〉に分配して、色魔を選択する。

 精神は……どういう効果があるのかよくわからんのだよな。

 

 しかし、物を盗んで盗賊に、魔法を使って魔法使いになったのだから、色魔に相応しい行いをすれば色魔になるか。

 あれだけやればこうなるか、という諦念と、あれだけやることができたか、という得意げな気持ちが五分五分くらいある。

 20代の頃くらいまでは、俺は人より性欲が強いんじゃないか、と悩むこともあったが、在宅で引きこもり生活になってからはめっきり萎えていたからなぁ。

 

――ご主人様、おやすみになられたようですね。

――そう、みたいです。

 

 ……おう、7割くらいおやすみしてるわ。

 

 人間って、無いなら無いでそれなりに大丈夫な生き物なんだろうな。

 ちょっと前までは、このまま独りで生きて独りで死ぬんだろうな、と思っていたし、そのことを無念とも思わなかった。

 ただ、なるようになるのだな、と感じていただけだった。

 

 今は違う、ロクサーヌの、彼女達の温もりがない生活なんか考えられない。

 

――今日はその……色々と恥ずかしい真似を……。

――あ、いえ、えーと……終わってみれば、良かった、のではないか、と。

 

 ……そうか良かったのか、それは良かった、知らんけど。

 

 しかし、精力増強か。

 性的な意味が強く聞こえるが、仕事に精を出すとか精力的に活動するとかいうように、活気や元気があるという意味でもある。

 現役期間が長くなるようなら良いのだが……〈MP小上昇〉と〈知力小上昇〉は魔法使いの補助として申し分ない、このままレベルを上げるようにするか。

 

――そうですか? ……でもそうですね、あれだけ可愛がってくれるなら、セリーが来てくれたことは私にとっても良かったですね。

――……私は、大丈夫、でしょうか。

 

 ……変にギスギスしないなら本当に良かった。

 

 それにしても、精力増強が性的な意味だけだったとしても、種族として見たとき非常に強力だな。

 戦略シミュレーションだったら人口増加に大幅に効果がある種族特性だろう、シンプルに強力なやーつ、この国で人間が主導権を握っているのも納得だ。

 この世界の人類は、少子化問題とは無縁だろうな……治安の問題はありそうだが。

 

 女も色魔――色情狂になるというが、条件は同じで3P以上で1回戦以上こなすことなのだろうか。

 ……いやオーガニズムに至ること、かな? そうでないと、色魔の強姦魔を2人以上人里に放流したら、色情狂パンデミックが起きかねない。

 それなんてエロゲ?

 

――大丈夫ですよ、さっきだってセリーに無理をさせていないでしょう? 優しいご主人様ですから。

――無理は……そう、ですね。

 

 ……ロクサーヌに対してはちょっと無理にしたつもりなんだが、敵わんなぁ。

 むしろ、結局搾り取られた気さえする。

 これが若さか……色魔の効果に期待しよう。

 

――これから、よろしくお願い、します。

――こちらこそ、よろしくお願いしますね。

 

 ……俺も……よろしく。

 

   ※   ※   ※

 

 翌朝はえらいことになった。

 まず、折角お淑やかになったセリーの頭髪が爆発した、昭和のコントか、はたまたメドゥーサの頭か。

 ドワーフは大変だ、ロクサーヌも手伝いながら髪留めで厳重に封印した。

 

 次に、俺の暴れん棒が全然治まらなくなった。

 こちらはロクサーヌに手伝ってもらうと悪化するので、心の中でロムヤを思い浮かべて抑え込んだ。

 ……色魔、やばい。

 

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