転生したら発明家だったので仮面ライダーを作った件   作:夢野飛羽真

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初めまして!ハージェネ所属の夢野飛翔真と言います!
普段からオリライの小説を書いていて、ふとアイデアが浮かんだので書いてみました!読んでいただけると嬉しいです!


第1話 転生

僕の名前は朝倉颯馬。

僕の人生は結構充実している方だろう。

幼い時から仮面ライダーをいっぱい見て楽しんで、グッズもいっぱい買って自宅には多量のコレクションがある。

それに仮面ライダー好きが高じて、自分でライダー作りたいとか考えて必死に勉強して国内有数の名門大学入りして今では理系大学院生だ。

 

「さーて、今日も研究頑張るかあ!」

 

もうすぐGWだ!大学には数日間は入れないのでGW前までに少しでも研究を進めておきたい。

それに僕は今大学院1年生、就活も控えているししっかりと頑張らないと…

バイク関連の会社とかライダー関連の玩具会社を目指そうかな。

 

「いや、諦めたらダメだ!僕は仮面ライダーを作る!」

 

なんて思ってた時期があったけど、やっぱり僕がやりたいのは昔からの夢の仮面ライダーを作ることだ。

それを実現するまで僕は諦めない!

 

「そうと決まれば早速…」

 

僕の所属している研究室の隣の部屋にある実験室に入っていく。

この部屋は研究室のメンバーが色々と作ったりする工場的な場所ではあるけど、その1部のスペースを僕は占有してしまっている。そこにあるのは僕専用のパソコンや様々な研究資材。そして僕の発明品のライダーベルトだ。

 

「さて、今日はこのアルゴリズムを導入してみよう。」

 

研究室配属後、僕はパワードスーツの研究と称して仮面ライダーを作るのに奔走していた。

卒論もそれに関連したパワードスーツ関連の理論的なのを提出し、今はそれを発展させてそろそろ研究も大詰めだ。

いっそのこと、このまま博士課程までいってしまってずっと研究しようかな。そしたら就活のことも考えなくていいし…

 

「ぷ、プログラムが動いた!」

 

だが、その必要もなさそうだ。

先程考えたアルゴリズムを導入してみたところ、遂にベルトに導入する予定のプログラムが動き出した!今まで全然動かなかったのに!

一先ずこれでプログラムは完成だ。

 

「これはいける!いけるぞ!」

 

研究が一気に進展した!こういう時は勢いも大事だ。

ベルトとパソコンを繋いで、完成したプログラムをベルト内のコンピュータに書き込んでいく。

僕の計算では、このベルトとプログラムが完璧であれば僕は仮面ライダーに変身できるはずだ。

 

「よろしくね。ベラトール。」

 

プログラムを読み込んだベルトを手に取り、腰に付ける。

発明した仮面ライダーの名前は決めてある。ラテン語で戦士という意味のベラトールだ。

 

「さあ、いくぜ。変身!」

 

ベルトを付けると僕は早速、その上部のスイッチを押した。

だけど、その時だった。

 

「ぐわあああああああ!こ、これは!!」

 

体が熱くて痛い!

多分だけどベルトがどこか壊れてしまっている!電気とかのエネルギーが一気に僕の身体に流れ出してくる。

 

「熱い!熱い!」

 

ベルトからの大電流が僕の身体を襲い、身体がバタンと倒れる。雷に打たれたみたいに体が熱くて痛い!

クッソ…こんなところで死ぬのか…!研究は!発明はどうなるんだッ…!

 

『確認しました。耐熱耐性獲得…成功しました。続けてエクストラスキル『発明家』を獲得…成功しました。』

 

何なんだこの声は!クソ!もっと仮面ライダーを見たかった!それに僕のアイテムコレクションはどうなるんだ!

 

『確認しました。視覚強化獲得…成功しました。続けてユニークスキル『収集者(コレクター)』を獲得…成功しました。』

 

もう訳わかんないけど、このまま死んじゃうのかな…

実験失敗で死ぬとか、大学に迷惑かけちゃうな…

 

『確認しました。ユニークスキル『アカデミア』を獲得…成功しました。』

 

とりあえず、誰だかわからないけど家族とか研究室の友達に僕のスマホとかパソコンとか私物を整理しといて…

 

『確認しました。私物の処分…実行不能。失敗しました。代替措置としてオブジェクト『コンピューター』を獲得。成功しました。オブジェクトスキル『コンピューター』をユニークスキル『アカデミア』と統合…オブジェクトスキル『ラボ』を獲得しました。』

 

ああ…本当に僕、死んじゃうのかな…?

こんなところで死ぬのか…?死にたくない!

 

『確認しました。特性不死身を獲得しました。』

 

死ぬ前に…作り上げたかったな、僕だけの仮面ライダーベラトール…

そしてなりたかった!僕の夢、叶えたかった…!仮面ライダーに!

 

『確認しました。ユニークスキル『仮面ライダー』を…成功しました。続けてユニークスキル『戦士』を獲得…成功しました。ユニークスキル『戦士』とユニークスキル『仮面ライダー』を統合しユニークスキル『仮面ライダーベラトール』に進化させます…成功しました。』

 

エクストラスキル『仮面ライダーベラトール』?研究しすぎで死ぬ間際にも頭がおかしくなっちゃったのかな…

父さん、母さん、ゴメンね…

 

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「あれ?ここは…?」

 

と、実験失敗で意識を飛ばしてしまった僕は再び目を覚ました。

なんだろう、生還して今は病院…という訳ではなさそうだ。腰にはベルトが付いたままだし、それに今いるのは病院のベッドの上ではなさそうだ。

 

「ていうか、ここ実験室?」

 

というよりここは僕がさっきベルトの実験をした部屋そのものだった。

 

「あれ?さっきので死ななかったのかな?ていうか…無傷?」

 

大電流が流れて感電し、大火傷を負っているはずの僕の身体は特に痛みもない状態でパッと見怪我もない。うーん、これはなんだろう?電流は流れたけど大した量じゃなかったのか?まあいいや、とりあえず色々と片付けして本日のまとめでも作ろう。一応部屋の換気しとこうかな…

 

「…って、ええ!?なんじゃこりゃ!?」

 

換気をしようと窓に向かうと、そこには想像を絶する景色が広がっていた。

都会の中にある大学の研究室の窓からは、周囲の住宅街や近くの駅、ビル街とかが目に入ってくるはずなんだけど…目の前に広がっているのは大!森!林!

何があった?僕が眠ってる間に急に森が侵食して都会が消えたとか?いや、それは考えにくい。

ならUFOかなんかが大学をどこかに転移させたのか…?それか最近ネットのマンガ広告で見かける異世界転移かな?建物ごと移動するタイプの…現実的じゃないけど、その可能性が1番高い。

 

「とりあえず、人を探そう。」

 

こうなればやることは1つ。

他に人がいないか探しつつ、今自分がいる環境を把握しないと…

僕が生きているのか、死んでいるのか、身体の状態がどうなっているかは分からないけど、今は状況把握に努めよう。

 

「こっちには…誰もいない?」

 

まずは実験室の隣にある研究室に来てみたけど、そこには大学院の先輩や学科の後輩の姿はない。

それに先輩や後輩の私物もなく、残っているのは研究室の設備のパソコンとかだけだ。教授室も覗いてみたけど、ここに至っては机も椅子も残っていなかった。教授お気に入りのコーヒーマシンもなくなってしまっている。

他の人どころか他の人の物まで無くなってる…他の研究室も散策したがどこも同じ状態だった。

 

「ここにあるのは…建物と、機械と、コンピューターぐらいか…」

 

ざっと数時間ほど散策してみたけど、ここにある建物は確かに僕の大学だ。キャンパスとかもほぼ網羅されている。ただ建物の中にあるのは工作機械や実験装置、後たまに材料類があるのとパソコンがいっぱいある。はっきり言って僕1人に対してこの量のPCは多すぎる!結局これは何なんだろう…?

 

『解。これらの構造物はオブジェクトスキル『ラボ』によって生成されたものです。』

 

あ?出た謎の声。

僕が死んだ時にも聞こえた謎の男の人の声。

某アイアンマンのジャービスみたいな感じの機械的な男の人の声で、まるでサポートAIみたいなんだよね。

とこで、オブジェクトスキル『ラボ』って何だろう?

 

『解。オブジェクトスキル『ラボ』はスキル使用者専用の研究施設を生成する効果があります。他にも

 

図書:図書館に必要な情報をまとめた書籍などを生成。

 

解析:手に入れたものを解析・研究する。

 

PC:電力を不要とするパソコンをラボ内各地に生成。

 

工作:魔素や魔鋼を材料とし、ラボ内部の設備で機械の設計・制作が可能。

 

以上の3つの能力が使用可能で、さらにあなたのエクストラスキル『発明家』のサポートが可能です。』

 

なるほど、中々凄そうだね。僕にそんなスキルが宿るとはね…

ところで、この声は?

 

『解。ユニークスキル『発明家』の効果です。』

 

なるほど、さっきから出てくるエクストラスキル『発明家』って言うのも僕が持っているスキルなのかな?それより、これはどういう効果なんだろう?

 

『解。ユニークスキル『発明家』の効果…

 

思考加速:通常の1000倍に知覚速度を上昇させる。

 

解析鑑定:対象の解析及び、鑑定を行う。

 

並列演算:解析したい事象を思考と切り離して演算を行う。

 

森羅万象:この世界の、隠蔽されていない事象の全てを網羅する。

 

超越開発:これまでに持っている記憶を使い、現代の技術力を超えるものを開発する。

 

以上の5つが主な能力です。』

 

なるほど…これは中々いい能力だ。

さて、1つ仮説を立てるとしよう。ネット小説や漫画で見かけるような異世界転生が実際にあり、ベルトの実験に失敗して死んだ僕は異世界転生をしてしまったと…

そして、いくつかのスキルを持ってこの世界に転生してきたと…

 

「僕が今持っている能力を教えてくれないか?」

 

『解。現在取得しているスキルは『耐熱耐性』『視覚強化』『収集者』『ラボ』『不死身』『発明家』そして、『仮面ライダーベラトール』です。』

 

中々強そうな能力が揃っているけど、仮面ライダーベラトール?まさかその名前までスキルになっているなんて…けど、どういう能力何だろう?僕が研究、設計していたあのベラトール通りの能力なのかな?

 

『解。ユニークスキル『仮面ライダーベラトール』の能力は不明。未だ未完成の能力であるため、今後の研究と強化が必要です。』

 

なるほど、未完成の仮面ライダーの能力に、研究・開発に特化した僕のスキル。

それに研究設備が揃った状態での異世界転移…

 

「なら、やることは1つだ!僕のスキルを使って研究を進めて仮面ライダーベラトールを完成させる!そしてこの世界を生き抜くんだ!」

 

 

 

 

 

ステータス

名前:朝倉颯馬

種族:人間?

称号:なし

魔法:なし

技能:『仮面ライダーベラトール』

『発明家』

『ラボ』

『視覚強化』

『収集者』

『不死身』

耐性:『耐熱耐性』




※スキル名を一部変更しました。
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