転生したら発明家だったので仮面ライダーを作った件 作:夢野飛羽真
今後は週1ぐらいで更新できればなと思ってるのでよろしくお願いします!
「見つけた!今日のご飯!」
この世界に来てから3ヶ月ぐらい経っただろうか。
僕は今、仮面ライダーベラトールを完成させるための研究生活を満喫していた。
「ようし、早速使ってみよう。」
さて、今はご飯を確保するために山の中で狩りをしている。
僕のラボが生成されたのは森の中にある1つの山の頂上で、その麓まで下りれば食べれるモンスターはいっぱいいる。そんな彼らを僕が開発した銃で撃って狩りをしている。
「早い!」
僕の装備品である拳銃型の武器、クローンガンで猪型のモンスターを撃って狩ろうとしたけど、外してしまった。しかもこの銃声を聞いてそのモンスターは走って逃げてしまう。
「あの猪、栄養価高そうだし逃がしたくないなあ…」
あのモンスターを狩れば軽く1週間は狩りに行かなくて済みそうだ。ここは仕留めて持ち帰りたい。
そんな時こそ、僕の発明品の出番だ。
「頼んだよ。ガタック!」
ここで僕の発明品を1つ紹介しよう。
今僕の右手の中にあるのはクローンカプセルと言い、僕が作ったクローンライダーが中に封じ込められている。見た目はカプセルの中に各ライダーを模したフィギュアがあるって感じ…
『クローンライド!ガタック!』
クローンガンのソケットにクローンカプセルを装填して、引き金を引くと僕の前にクローンライダーガタックが召喚される。クローンライダーと言っても見た目や能力は殆ど本物と同じだ。
『クロックアップ!』
ガタックは早速クロックアップを使って猪のモンスターを追い、そして2本の刃をその背に突き立ててモンスターの動きを止めると、そのまま首を飼って命を奪う。
「流石、クローンライダーだ。このまま帰り道の護衛も任せたよ。」
僕の言葉にガタックが頷く。
さて、猪をラボまで運びながら僕がこのクローンライダーを作った経緯についてお話ししよう。
異世界に来てすぐ、僕はあることに気付いた。
それは"この異世界を1人で生き抜くのは困難である"と言うことだ。大体!数千人入るだだっ広いキャンパスを研究所だと言って僕1人で使ったところで寂しいし、研究に必要な労働力も少ない…
それに何といっても今回のような食事の採集にもやしっ子の僕は苦戦してしまった。体も鍛えないと…と思ったけど流石に狩りのサポート要員は必要だ。確実にご飯を食べることも大事だ。
それにラボを外敵から守る必要もあるし、というところで僕は仮面ライダーリバイスの頃の映画、ビヨンドジェネレーションズを思い出して、そこに出てきたクローンライダーを開発してみた。
「助かるよ。ガタック…」
映画では鎧として使われていたけど、僕はオートマタの様に自律思考を持ち、行動する存在としてアレンジして開発してみた。狩りに関しても効率化できたし、ラボの警備も万全だ。
とりあえず、ガタックと一緒に元々大学の食堂であった場所に猪を運び、早速保存のための処理をしていく。
この辺の食事を誰かが管理してくれたり、クローンライダーの力で自動化できたら便利なんだけどね…
「さて、いただきます。」
とりあえず、今日の分の肉を焼いて食べよう。
さっさと食べて、研究を続けよう。
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ここ数日、少し魔物達の動きが活発になっている気がする。
このラボこそ直接襲撃を受けるようなことはないけれど、狩りの時に狂暴な魔物に遭遇することが増えた。
(なるほど…あのモンスターはBランクってとこか。気を付けないと…)
本来大学の図書館があった場所には、工学系の本だけでなくこの世界の情報が書かれた本が様々おいてある。恐らくこれもスキルの効果だろう。どうやらこの世界に存在する魔族はランク分けされているようで、最近は上のランクの魔物を見かける機会が多くなった。遠出する時は気を付けよう。
(こっちもどんどん強くなっていかないとな…)
今現在、このラボは1号館~10号館まであり、1号館は僕の研究室と実験室があり、大学時代は僕の学科の他の研究室とか大型の組み立て用ラボがある場所だ。基本はここで作業をしている。
そして、その隣の2号館を改装してクローンライダーを作る工場にしている。
「ライオトルーパーの数は…100体を超えて来たね。これは順調そうだ。」
まずは警備用に配備していく予定のライオトルーパーのクローンライダー達は既に量産体制が整っている。
「ジュウガ、ご苦労様。新しいカプセルは出来ているかい?」
このクローンライダー工場の管理を任せているのは、クローンライダージュウガだ。
元々のジュウガの変身者のジョージ・狩崎がクローンライダーの元ネタを作ったわけだし、まあこの場を任せるのには相応しいだろう。さて、僕の記憶や持っているライダーのデータからここでクローンライダーを作っているのだけど、新しいカプセルが完成したと言うことで、ジュウガからそれを渡される。
「仮面ライダーセンチュリー!良いねえ。」
ライダーは軽く300人ぐらいいて、その中の5分の一のクローンライダーも作れていない。けど、ジュウガや今手に入れたセンチュリーの様に強い味方も次々と増えてきている。
「さて、こっちの開発も進めるか…」
と、僕は腰に付いているベラトールドライバーを撫でる。
こちらの開発も順調に進んできている。
魔物の動きが活発化している現状、自衛のためにも早いとこ"仮面ライダーベラトール"を完成させる必要がある。
さて、頑張っていこうか…
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現在、転生してきた颯馬が暮らすのはジュラの大森林という土地にある、とある山の上だ。
その近くには封印の洞窟と呼ばれる場所がありこの世界でも希少且つ強力な龍種の1体、暴風竜ヴェルドラが封印されていたが、ある日彼の反応が消失した。
「に、逃げろ!」
膨大な魔力を持つ存在の消失によって、森の魔物達の行動は活発化してしまっていた。
弱い魔物は、強いものから襲撃されることが増えてしまっていた。
「なんだ…?あれは…」
食料採集のために山を下りて森に来ていた颯馬も、その光景を目撃していた。
複数体のゴブリンをジャガーの様な姿の魔物が追っていた。
とは言ってもかつて颯馬が暮らしていた世界に居るようなジャガー達よりも遥かに大きく、1歩進むだけでゴブリンとの距離がさらに近付く。このジャガーの魔物を便宜上大ジャガーと呼ぶこととする。
「危ない!」
逃げ惑うゴブリンたちの姿に、咄嗟に颯馬はクローンガンを取り出して大ジャガーを撃つ。
「あ!ありがとうございます!」
銃による1発は大ジャガーの足元に当たり、大ジャガーの動きが止まる。
助けてくれたことに逃げていた5体のゴブリンが颯馬にお礼を言う。
「おっと…」
だが、そのお礼に対して言葉を返す暇はなさそうだ。
大ジャガーの標的が颯馬に移ってしまい、ゆっくりと距離を詰めてきている。
「まあいいや、このまま実験といこう。」
颯馬が自身の腰に手を翳すと、ベラトールドライバーが現れる。
だがそれは、当初の物とは違いクローンガンにあるようなソケットが2つ追加されている。
『1号!』
『センチュリー!』
颯馬はそのソケットに2つのクローンカプセルを装填していく。
すると彼の両隣にそれぞれ1号とセンチュリーの姿が現れる。
「変身!」
そして、ベラトールドライバーの左側にあるバイクのハンドルの様な棒のベラトールスロットルを捻る。
『ライドクロス!1号!センチュリー!オールジェネレーションクロス!』
すると、1号の姿とセンチュリーの姿が颯馬自身と重なり合い、新たな装甲を形成する。
クローンライダーの開発は、当初はライダーシステムの開発に対して遠回りになるかと思われたが、結果的に完成を速めることとなった。
嘗ての颯馬の研究では、仮面ライダーの装甲を生成する技術の面で苦労をしたが、クローンライダーを作る際に疑似的に装甲や肉体を生成する技術を確立していた。
「変身の方は…問題なし!」
クローンライダーの技術によって仮面ライダーベラトールの足りない部分が埋められただけでなく、システムがさらに強化された。1人の仮面ライダーの力を組み合わせて更なる力として身に纏う。
1号とセンチュリーを合わせたその姿は、白銀のスーツの上に青いクリスタルのアーマーが装着されていく。その鎧の姿はバッタを模していると言える。
1号とセンチュリー、2人の戦士の力を組み合わせたその戦士こそ仮面ライダーベラトール・オールジェネレーションだ。
「さあ、いくぞ!」
大ジャガーがベラトールに飛び掛かっていくのに対し、ベラトールは地面に足を踏み込んでから飛び上がる。体内で生成される赤い粒子状のエネルギーであるサイクロニウムをその身に纏えば、身体能力が強化される。筋力が強化されたベラトールは少し飛び上がるだけで大ジャガーの頭部の高さまで達する。そこでパンチを撃ち出すと、サイクロニウムによって強化された拳で顔面部を殴りつけてしまえば大ジャガーの身体は大きく吹き飛んで森の木々に当たって倒してしまう。
「ハアッ…!」
倒れた大ジャガーの元まで一気に距離を詰めて、パンチを連続で撃ち出していく。
ボディに拳を撃ち込まれていく大ジャガーの身体に、ダメージが蓄積されていく。
「さて、これで終わりだ!」
そして、大ジャガーにトドメを刺して絞めるべく、脳天目掛けてパンチを撃ち出して脳を揺らす。
頭部へのダメージで気を失った大ジャガーの首筋にナイフを突き立てて簡易的な血抜きをしていく。
「身体が大きくて運ぶのは…いや、これでいけるか。」
仮面ライダーに変身してしまえば、颯馬の体力や筋力も大幅に上昇する。
「さて、君達も来る?」
「は、はい!」
数カ月の研究生活において、遂に自身最高の発明品であり、ユニークスキルともなった"仮面ライダーベラトール"を完成させて満足気な颯馬は意気揚々とラボに戻りつつ、助けたゴブリンたちも自身の住処に来るか誘うのであった。
ステータス
名前:朝倉颯馬
種族:人間?
称号:なし
魔法:なし
技能:『仮面ライダーベラトール』
『発明家』
『ラボ』
『視覚強化』
『収集者』
『不死身』
耐性:『耐熱耐性』
用語解説
仮面ライダーベラトール
颯馬がベラトールドライバーを使って変身する仮面ライダー。ベラトールはラテン語で「戦士」という意味。クローンカプセルとベラトールドライバーを用いて2つの仮面ライダーの力を組み合わせて変身する仮面ライダー。相性の良い2つのカプセルの組み合わせによってライドクロス(フォームチェンジ)をする。
ライドクロスは2本のカプセルのライダーを組み合わせたような姿になる。
アイテム
クローンカプセル
デザインは透明なカプセルで、その中に対応する仮面ライダーの姿を象ったフィギュアが立っている。
カプセルの中にはクローンライダーが封じられており、使用者に仮面ライダーの力を与える。
クローンライダー
並行世界の仮面ライダーのデータや、力、アイテムなどから作り出された仮面ライダーのクローン。
ベラトールドライバー
クローンライダーシステムの根幹を担うベルト。
大雅が個性によって開発したもので、左右それぞれにクローンカプセルを挿入するためのライドスロットがある。また、ベルトの右側にはハンドル状のベラトールスロットルが付いており、これを捻ることでクローンカプセルの力をさらに活性化させることができる。
フォームチェンジ
基本フォーム
仮面ライダーベラトール・オールジェネレーション
1号×センチュリー
白銀のスーツの上に青いクリスタルのアーマーが装着されており、その鎧はバッタを模している。
徒手空拳での戦闘を得意とし、赤色の粒子型エネルギーであるサイクロニウムを体内で生成し、サイクロニウムによる加速や身体能力の強化が可能
必殺技
サイクロニウムフィニッシュ
サイクロニウムを大量に纏った状態でライダーキックを放つ。