暗く、暗く、どこまでも暗く。
月明かりもない新月の夜、しかしよく目を凝らし見渡せば時折廃墟と化した建物が埋もれている。
明かりも毛布もない今の状態よりは朝になるまで廃墟の中で過ごし寒さを凌ぐべきだと思考し迷わず歩き出す。
辺りを見渡しながらここは何処なのだろうか考える、周りの音を聴こうにも人が居ないのかやけに機械的な音がここではない何処かから聴こえる。
ついでに自分の腹の音も聴こえる、これ以上頭使う前にカロリーの消費を控えようと思い歩幅を増やした。
改めて今の状況を思い出す。
明かりもない状態で廃墟を目指しながら、自分はこのような場所にいるのか、自分が何者なのか、なのに何故先程寒さを凌ぐためだけに廃墟を目指すべきだと考えたのか。
考えれば考えるほど分からない、なのに体は空腹を訴える。
時折黄色いランプのような物が遠いところから光るのが見える、動きは不規則、空中に浮いているのだろうか。
考えれば考えるほどお腹は空腹を訴えてくる、最低でも一夜過ごしてからでないと詳細把握も難しい、食料があるか分からないが目的地に着かなければお腹も膨れない。
たまに進路上からやってくる恐らく警備にあたってる複数の白いオートマタをやり過ごしながら足早に廃墟を目指す。
…………周りが廃墟なのになぜあのオートマタ達は稼働してるのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目的地に辿り着いた自分は食料と毛布が無いか探し始める。
………………少し錆びているロッカーから虫喰の跡があるタオルケットを見つけた、目当ての毛布では無いが無いより全然マシだと思い思い切って利用することにした。
…………どちらにせよダニは住みついてるだろうなぁ。
戸棚の中に錆びていない缶詰を見つけた、これは嬉しい誤算だ。
缶詰は適切な保存さえされていれば期限が切れていても食べられるよう設計されている、錆びていれば穴が開き空気や微生物や水が侵食し腐敗を促してしまうからだ。
黒く変色してるのに無味無臭なパイナップルの缶詰がいい例だろう、賞味期限や消費期限が切れていても錆びていたり穴が空いていなければ3年、いや下手すれば10年以上経っても食すことが可能だと聞いた、……ふと何故この知識を自分は知ってるか疑問に思ったがそんなことよりも空腹なので早速食べることにした。
………………カレーに空腹はスパイスと聞く、質が落ちていようと今の自分には関係ないくらい美味しかった、さすがに魚系は遠慮した。
空腹を満たし寒さを凌ぐ布もある、あの白いオートマタ達の警備ルート的にもここは外れているだろう、不規則に空中で動いていた黄色いランプ……、おそらくドローンの類いかもしれない、自分の今の環境的にドローンが懸念点だが問題無いと判断し眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「………………………………だよ、……生」
"…………………………は………………、………………せて"
………………知らない人の声で目が覚める、…………………………人の声?
「…………、………目が……た……いです」
"………?…………のヘイロー……も……して…………"
「考える…………しよう、今は……」
目が覚めたばかりで視界がぼやけながらも、現状の把握をしようとする思考の中、一瞬だけ明瞭になった景色を見た、思考が急ブレーキをかけるかのように止まった。
知らない部屋、知らない人、そこだけならまだ良かった。
どうしよう、目の前に痴女と2頭身のハゲがいる、なんだこれ。
どうにか急ブレーキをかけた思考をフルに使い自分の現状を把握した結果、私は……。
「おなか…すいた……。」
食欲に身を任せることにした。
見て下さりありがとうございます。
ここおかしくない?ってところあると思いますが初心者なので許してください何でも島風←
基本思い付いた時に更新する予定です、カメもビックリなお寝坊スタイルなのでそれでも良ければまた見てくださいな(´・ω・`)