性癖全力全開ご都合主義コースター   作:よるくろ

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 はい、pixivなどの漫画で性癖が爆発しました。


はじめてのよそおい

 

 

 

 ___女装。

 

 女を装うと書いて、女装。

 

 男が女物の衣装を着用すること、また身に付けること。

 

 ___2023年、5月22日、午後十三時丁度。

 

 約五分前に通販で届いたそれを、俺は心臓をドキドキと鳴らしながら両手で広げる。

 

 買っちまった…俺の金で…!

 

 いや、重要なのはそこじゃない。

 

 問題なのは、男の俺が、()()()()()()()()()()()()ということ…!

 

 淡いピンク色が基調の、全体的にセーラー服タイプのフリフリ少なめなリボンがついているこの服。1,120円。

 

 しわも埃もついていない新品の、俺の、服。

 

 ハッ、待て。これは確かセットの筈だ。確かまだ箱に…、

 

 あった…()()()()ッ!

 

 何処にでも見るようなシンプルなスカート。しかし、それがまた俺の心臓をドキドキとさせる。

 

 一旦両方の服を手に取り、立ち上がって服と同時に購入した姿鏡の前に立つ。そして服を身体の前にやり…

 

 うっわ、顔真っ赤。にやけてるぞ、俺。

 

 自覚しているのに、自覚するほど顔の火照りとにやけが増していく。

 

 今から、着るのか、自分で…。

 

 スカートから一旦手を離して…ズボンに手を掛けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ジン)ー?ちょっとティッ(シュ)ちょーだー」

「うぉっあ°ぁああああーーーッッ!!!???」

 

 ドアの開閉音が聞こえたと同時に手首のスナップを最大限にフル稼働させ衣服を滑らせるようにすっ飛ばすッ!

 

 弾丸と化したピンクの服は無事足高のベッドの下へゴールインッ!スカートは既に俺の後ろの箱の中ッ!セーフッ!

 

「な、なでぃ()よ急に…」

「ハァッ、ハァッ、なんでもねェよ!?なんだ!?」

「いや、ティッシュ貰いに来たんだけど…」

「ほらよォ!」

 

 ティッシュ箱ケースに入ったティッシュ箱を投げて渡す。少し勢い強すぎたか。

 

「ゔっ、あぶなっ。ちょアンタ…」

「スゥー……はァ…ごめん、ちょっとテンパった」

「テンパり過ぎでしょ。…ズビィイ!」

 

 うわきったね。

 

 鼻をかんだ我が姉はそのティッシュを俺の部屋のゴミ箱へと投げ捨てる。自分の部屋でやれだし自分の部屋で捨てれや。

 

「あ“ースッとした。助かったわ」

「どいたま。風邪?」

「いや、花粉。ほら、私ひでぇじゃん?もう私の部屋の使い切っちゃったのよ」

「ほーん…じゃあ俺の予備やるわ。一箱でいい?」

「いや、二箱ちょうだい。いらんくなったら二倍にして返す」

「んないらんし。…ほらよ、次はノックしてくれ」

「なに、やってたん?流石に鏡見ながらはマニアックすぎるわ」

「ちゃうわボケ」

 

 箱ティッシュ二箱抱えた姉を追い出し、ほっと一息。

 

 マジでビビったァ…まだ顔が熱い。さっきの比じゃねぇ…。

 

 顔の火照りを手団扇で扇いで冷ましている間、俺はハッと気がついた。

 

 やべ、服埃だらけになってねぇかな。ちょっとの間ベッドの下掃除してねえし、あの投げ方だと埃ついてそう。

 

 そう思いベッドの下に手を伸ばして服を掴む。

 

 引っ張り出すと、案の定。酷くはないが、ちょっと埃がついてしまった。

 

「やっちまったか…」

 

 まぁ、叩けば着れるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…お、…おぉ…(スースーする…)」

 

 ドアを小物箪笥で施錠した後、満を持して件の服へと着替えた俺。

 

 サイズは意外にもピッタリで、腕を動かしても余裕はある。

 

「(か、下半身のガード緩すぎん…?)」

 

 鏡に映る俺はピンクのセーラー服のような服に身を包んで、顔を赤らめながら身をよじって姿を確認している。緊張感が鏡越しにも心臓越しにも伝わってくる。心臓が痛い。

 

 それにしても、俺の脚…。スカートにした所為か、より俺の白い脚が映えている。なるべく日光に晒さないようにしておいて良かった。それに、何よりあまり毛が生えない体質で良かった。茶色く毛むくじゃらの男が女装していたら首を吊りたくなるレベルで精神が追い込まれる。

 

「…くふふ」

 

 楽しくなって来たかも。クルリとその場でターンを決める。

 

 スカートがふわりと舞い、膝丁度のスカートが舞い上がって太ももまで見える。

 

 すっげぇ楽しい…!

 

「あ、そーだ」

 

 スマホで自撮りでもしてみようか。

 

 キャスター椅子に座って、スマホのカメラを起動する。

 

 内カメラで画面を確認しながら…一応俺の顔は隠しとこう。

 

 パシャリ。よし。

 

 画面を確認してみれば、少し女っぽい顔の男が赤面しながらこちらを向いている姿。うん、ヨシ、恥ずいわ

 

 とりあえず、今日はもうボロが出る前に脱いでおこう。

 

 次は…家族がいない日にでも…。






 はい、深夜テンションから書いて、一度寝て頭がすっきりした状態で書いたせいか、少しパッとしない終わり方になりましたね。我が性癖ながら情けない。

 いやね?私としては“家族という邪魔な存在の目を掻い潜り、自分の部屋という安全かどうかもわからない部屋で初めての女装をする男子中学生”というものを書きたかったんですよ。

 まぁ一応?形には?なってると思いますけど?私としては納得しないんですよ。もうちょっと恥じらいの描写とか、ちょっと楽しくなってきたかも的な描写もこと細やかに書けたと思うんです。

 まず一番最初に感じる足元のスースーする感覚とか、第二に感じる下半身のガードの緩さとか、第三に感じる今女装をしていることの自覚とか、女装したら見慣れている筈の自分のスカートから伸びる脚の雰囲気の近いとか、顔の熱さとか、もっともっと書けたと思うんですよ。

 でも私の脳スペック的にそんなの書いてたら絶対話の構造とかすっ飛ぶんでね、スライムばりに簡潔に書いたわけなんですが。

 しかし、今まで四年余り執筆してきました(?)が、よもや自分の性癖ですら書くのが難しいんですねぇ。よくわからん作品生み出してきた手前、自覚するのが少し遅かったです。

 でも、やっぱ書きたいですね。男の娘、ショタ、女装ショタ少年、まだ見ぬ性癖が私を待っている。

 という訳で、恐らくこっちに集中して他の作品に手をつけられません。むしろ手をつけたくないです。休止です休止。性癖に正直になります。

 では次回もお楽しみに
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