どうもこんにちは、最近は自分の寿命がどうなってんのか気になっているオレである。
ゼーリエが家に転がり込んでくるようになって早1000年くらい経ってしまった。オレは今年で3500歳となる。
ここまで長く生きてくると自分の寿命が気になる。
原作でも魔族の寿命には言及されていた。確かマハトを結界に閉じ込める期間をフリーレンは1000年という数字を最大数として扱っていた。
他にもアウラを見て500年を魔族の中でも長寿と言っていた。
それが自然死だけでなく、討伐死という寿命の観点も考慮するとしたら、本来の魔族の寿命は長くて300年前後で自然死するものなのだろう。あくまでマハトやアウラが大魔族だから本来の魔族の寿命より長寿なのであって、ここでは例外として考える。
つまりオレは本来の魔族の寿命の10倍以上の年月を生き永らえているということ。
これはオレが転生者という
オレは魔族として長生きし過ぎているから、いつポックリと逝ってしまってもおかしくない。ベッドで心地よく寝て朝に起きたと思ったら
ということなので色々とオレは自分の体を研究した。
まず大前提に魔族は死ぬと魔力の粒子となる。それはつまり魔族とは人類のような炭素原子を主要な構成成分としている生物というわけではなく、魔族の体は人類の炭素原子の部分やその他全ての要素が魔力へと置き換わっているのだ。
だからこそ魔族は人類より魔力に敏感だし、身体強度も反応速度も優れている。
実際に昔、ゼーリエと戦った際に使用した『魔族の肉体を再生させる魔法』も魔族の体が魔力で構成されているとイメージできたからこそ扱えた魔法。
故に、魔族の寿命というのは本来は致命傷クラスのダメージを負わないと離れない体を構成する魔力同士の結合力が弱まり、自然に体を構成する魔力が離散し、魔力の粒子となっていくことを言うのだ。
ここまでが大前提としての知識、ここからが本題……なぜオレはこんなにも長生きなのかである。
そのヒントは原作のとあるセリフと登場した魔族を見れば自ずと分かってきた。
原作に登場する長生きしている魔族と言ったら“黄金卿のマハト“、“断頭台のアウラ“、“ 神技のレヴォルテ“、そして“魔王“など。
今、名前をあげた魔族には共通点がある。それは大魔族ということである……つまり莫大な魔力量を誇っているということ。
そのことには原作でフリーレンが言及していた莫大な魔力を持つ大魔族は例外無く長い年月を生きているという発言がある。
オレはこの莫大な魔力というのに目をつけた結果、分かったのは莫大な魔力を持つことで体を構成する魔力密度が高くなり、結合力が弱まりにくくなるということ。
それ以外にも鍛え上げた莫大な魔力が結果的に外側から魔力の圧を掛けることとなり、結合力の弱まった魔力が離散するのを防ぐことになったのだ。
だが、これらはあくまで延命処置に過ぎない。
どれだけ莫大な魔力量を持っていても、2000歳が限度。ここで他の大魔族たちとオレの違いを見つめ直していたら一つの結論に辿り着くことができた。
それはオレが常時4つの作業を同時並列しているということだ。
オレは常に防御魔法を体を沿うように展開し、その上に重ねるように『
そんな無茶とも思える並列作業によって鍛え上げられた魔力操作の練度は、いつの間にか原子単位での操作が可能となっていた。
それが意味することは、オレが常時行っていた身体強化の副次効果として魔力同士の結合力を強化して維持し、体を構成する魔力の離散を防いでいたのが真実だったわけだ。
これでオレの寿命問題が解決した。
そしてこれからも身体強化を常時行うことにより、オレは魔族としての寿命を大幅に越える時間を生きることが可能ということ。
これが分かったのは嬉しいことだ。なぜならオレは原作本編が始まるまで何の心配もせずに生きられるということなのだから。
オレはこの世界に転生することができて、2度目の機会を与えられた。だったら2度目は後悔がないよう、己の全力をかけて世界を謳歌して自分のやりたいことをやり尽くしていきたい。
その中には当然、原作に登場したキャラクターに出会いたいという思いもある。すでにゼーリエとは戦闘仲間、魔法研究の相棒みたいな立ち位置になっているが、フリーレンとも、フランメとも会ってみたい。
ヒンメルとかアイゼン、ハイターといった人物たちはまだ生まれていないので、まだまだ先の話になりそうだが、前者2人はそろそろ時期的にもうすぐ会えそうな予感がする。
その日までオレは魔法を研究して、ゼーリエと戦って、小町を愛でて、充実した日々を送るのだった。
魔族の寿命に関しては原作でもはっきりとした明言はされていないので、あくまで作者である私の個人的な独自解釈です。
あくまでこんな考えもあるんだな的な感じの温かい目で見てくれたら嬉しいです。