ハッピーエンドさんが好きです!でも家主さんがもーっと好きです! 作:三山畝傍
スク水に着替えた阿慈谷ヒフミさんとイヴちゃんが先生にお礼を言い、部屋を出た。僕も視界共有を再開。
廊下に写った鏡でちらっと見えたけど、水着のイヴちゃんやっぱりちょーかわいいな。天使かな?天使だったわ……。
スクール水着の阿慈谷ヒフミさんも可愛い。美少女なのに何というか、安心できる健康的な可愛さというか。
「"私も採点と注記終わり次第すぐに行くからね"」
という先生の言葉を背にして廊下に出て、扉を閉めるイヴちゃん。
「というか、プール横の更衣室で着替えても良かったですね」
歩きながら「あはは……」と笑う阿慈谷ヒフミさんに、イヴちゃんは強めに首を横に振る。
「……鍵がないです。それに、あそこは、多分誰も掃除してないので……変な虫とか、いるかも……」
言ってから想像してぶるるっと身を震わせるイヴちゃん。
なるほど、と通りすがりに更衣室を見る2人。埃を被ったままだ。誰も使ってないから、イヴちゃんがドアノブねじ切ったりしてもバレなさそうではあるが。
「う、それは嫌かも……あ、皆さんもう始めてますね」
「来たか、ヒフミ、イヴ」
「もう始めちゃってますよ~。どうぞ♥えい♥」
下手でモップを投げる浦和ハナコさんと、わわっ、と言いながらキャッチする阿慈谷ヒフミさん。
無言でイヴちゃんにモップを投げて寄越す下江コハルさんと、届かなさそうなので数歩走ってキャッチするイヴちゃん。
「先にプールサイドは掃除しておきましたから、プール本体をやってしまいましょう」
仕事人、という感じで真面目に掃除するスクール水着の白洲アズサさん。凜とした美しさと可愛らしさが同居している感じ。
隅っこで小さくなって端を掃除してる下江コハルさん、当然スクール水着。小動物じみて可愛らしい。
2人とも体型的にイヴちゃんと近くて謎の親近感があるな。
「っていうか、何で1人だけ水着違うの?!」
浦和ハナコさんは白ワイシャツにピンクのビキニの水着で、1人だけ露出度がめっちゃ高い。うーんえちち。っていうかデッカだなあ。
「私に合うサイズの水着、先生に渡してしまったので。それとも、脱いだ方がいいですか?」
「な、ななな何でそうなるの?!エッチなのは禁止!駄目!」
うふふ、あはは、死刑!と笑い声が飛び交う穏やかな時間。あっ、浦和ハナコさんがみんなにホースで水かけてる。イヴちゃんもかけられてくすくす笑う。もちろんExスキルとかではないので誰もぶっ倒れたりはしない。
あらかた片付いてピカピカとまでは言えないけれども、綺麗になった。
「"みんな、ごめんね、遅くなった"」
「先生、遅かっ……?」
「あら、先生♥」
「先生、お疲れ様です!」
「お疲れ様、先生」
「……お疲れ様です……」
先生はバスタオルを肩にかけて、腰にもタオルを巻いたフル防御態勢だ。太股から下がちらっと見えてるのが何かえろいな。
「先生、プールで遊ぶのにタオルはマナー違反ですよ♥」
遊ぶって言っちゃった。駆け寄った浦和ハナコさんが見事なワザマエで先生のタオル2枚をスリ取った。え、何?PickpocketのPerk4でも取ってんの?
時が止まったかのように静まり返る一同。白洲アズサさんは先生の方見ながら掃除してるけど。
いやえっろ。成人女性のスクール水着ってキツいんじゃ、って思ったけど先生は美人で童顔だからか全然大丈夫(?)。ハナコの健康的な弾ける色気!!みたいなんと違って、何というか濃厚なお色気って感じ。水着のサイズはちゃんと合ってはずなのに布地が悲鳴を上げてる感じ。脇や太股とか、何かあちこちのお肉がはみ出てる感が凄い。真っ赤な顔でうつむいて、右手で胸元を、左手でお腹から下腹部辺りをガードする先生。白洲アズサさん以外の全員無言で先生を凝視してる。
「"うう……。こっちに赴任してから運動しなくなってお腹出てるから恥ずかしい"」
お腹出てるかなあ。言われてみれば若干、かも?しかし普段露出無い格好の人が急に露出度上がるとインパクト凄いな。
エッチ過ぎるから死刑判定をすべきか、いやでも別に普通に水着着てるだけだし、って感じで先生と虚空と元凶の浦和ハナコさんをチラチラ見る下江コハルさん。判断に迷ったのかイヴちゃんを見るけど、当のイヴちゃんはまだ先生をガン見してる。
(イヴちゃん!)
(……はっ?!……)
「さ、せ、先生!掃除終わったので!確認をしてください!」
「"う、うん"」
どこを隠そうか迷ってるのがありあり判る先生が真っ赤な顔のまま、水を張ってないプールに降りる。むちっ♥むちっ♥って擬音しそう。
先生の後ろに着いていく浦和ハナコさんもえっちなので、えっちな空間が出来上がってしまっている。こんなんレーティング審査通らんやろ。
保護者たる先生が率先して風紀を乱してるな~。って感じ。まあ概ね言いがかりだから言わんけど。
恥ずかしがりながらも、掃除状況もだけど排水そのものの状況だとか足引っかからないようにだとかをちゃんとチェックしていく先生。キヴォトス人、窒息には弱いからな。
一応まだ汚れが気になるかな~っていうところの掃除をしつつ、ちらちら先生を見ている阿慈谷ヒフミさんと下江コハルさんとイヴちゃん。その様子を不審げに見る白洲アズサさん。
堂々と先生の後ろをくっついていって先生の首筋とお尻、ふとももに膝裏をガン見している浦和ハナコさん。全然隠す気無いな。猛者すぎる。
「"大丈夫だと思う。水張ってから、複数人で点検しよう。掃除手伝えなくてごめんね"」
「いえいえ♥さ、イヴちゃん、タイマーで、記念撮影をお願いしますね♥」
「"えっ、撮るのこれ?!"」
めっちゃ嫌そうな先生。意外なところから援護射撃というか、とどめの追撃が入る。
「先生は写真は嫌か?私は、皆でこういう事を初めてしたから撮りたい」
白洲アズサさんが無垢な瞳で先生を見つめる。う、と言葉に詰まった先生が数秒硬直してから、恥ずかしそうに横を向いて頷いた。
猫目でしゃーってなってるけど、言動は何も卑猥じゃないよねっていう事実に硬直してる下江コハルさん。ニコニコと頷く浦和ハナコさん。「あはは……」と乾いた笑い声を漏らす阿慈谷ヒフミさん。飛び込み台近くのスマフォを置きやすい辺りに集まる一同と、スマフォ置いて写真タイマーをセットして戻ってくるイヴちゃん。
左から恥ずかしそうに赤面した笑顔の先生、輝くような笑顔の阿慈谷ヒフミさん、楽しそうな浦和ハナコさん、不思議そうな白洲アズサさん、猫目で真っ赤な下江コハルさん、右端にちらちら先生と浦和ハナコさんを気にしているイヴちゃん。
「……あと5秒、4、3、2……。3枚撮ります……」
写真が撮られて、軽快なシャッター音が鳴る。再カウント2回。
撮った写真を囲んでわいわいする一同。
「"うう、やっぱり濡れて良い服、調達しておくべきだった……"」
「うふふ♥みんな可愛くて素敵ですよ♥」
「おお……」
「……良い感じ……」
「もう、みんな何しに来たの!?くしゅっ」
小さくくしゃみをする下江コハルさんに
「あっ、いけません!皆さん校舎に戻って、順番にシャワーを浴びましょう!」
阿慈谷ヒフミさんの号令で校舎に戻る一同。一番寒そうな下江コハルさんからシャワーという事になった。
「"シャワー室、もっと他の階とかのも使えるようにしてもらった方が良かったかな"」
「詰めれば3人は入れる。大丈夫だろう」
「あら。アズサちゃん、次は誰と洗いっこします?もちろん、皆でしても良いですけど。ね、先生♥」
「"わ、私は駄目じゃ無いかなあ?!"」
くすくすと笑う一同。先生もしょうがないなあ、と苦笑い。
水着回再び。先生の武勇伝(?)の中に「生徒用の水着を着て徘徊」が加わりました。全裸ダッシュも後々入るのでただちに影響はない。
ハナコも勿論めっちゃセクシーなんですが、普段露出度が全然高く無い人が露出度を上げた回では存在感が食われてしまいました
補習授業部のプール掃除する一枚絵、それぞれの性格が出ていてめっちゃ良いですよね。
年末年始の書き溜め分はこれで終わりです。労役と通院で時間と体力が減殺されていて、ちゃんと書けるかどうか。続きのアイデアはちゃんとあるので、平日連載出来れば良いのですが…。
評価、感想、ここすき、お気に入り、しおり有難う御座います。皆様の反応が書き続ける力になります。