ソードアート・オンライン 心優しき阿修羅の男 作:路地裏の作者
本日は事情もありまして、17時にもう一本投稿予定です。…その時に、少し発表もあります。
追記:今回から『チートではない』タグ外して、代わりに『コペル』タグ入れてみました。……作者の中では、地味にレイジのことは『白コペル』と呼んでいます。
SIDE:アスナ
「―――はあ、やっぱりアイツ、他のゲームでもメチャクチャやってたのね…」
それが、今までの話を聞いたシノンの感想だった。まあ、私も聞いたときは、メチャクチャだと思ったけど。
「もしかして…シノンも巻き込まれたクチ?」
「色々とね……」
そう語るシノンの目が、ものすごく遠い目になった。……一体何に巻き込まれたやら。
「それにしても…アンタも大概ね。普通、イベントボスに一人で挑む奴なんていないわよ?」
全くもって、そうだ。一人でボスに挑むなんて無謀もいいところ。
「もうデスゲームじゃないけど……二度としないでよね? キリト君がやられる所なんて、私見たくないな…」
「アスナ……」
お互いに、見つめ合う。程よく雰囲気が、盛り上がってきたところで、
「オホンッ!!」
水を、差された。
「もー、少しだけでも二人の時間作らせてくれてもいいじゃない…」
少しばかり口を尖らせて、シノンに言うと、
「そういうのは、二人きりの時にでもしてちょうだい……ほら、続き、続き」
そう言って、話の続きを促してくる。…やっぱり、彼のことが気になってるんだね。
「次は順番的に、
語り手だったキリト君が、腕を組んで考え込む。…? 何を悩んでるのかな?
「(…なあ、アスナ)」
「(何、キリト君)」
「(次は順番からして、あの教会の話なんだけど――)」
「(…あ。そっか。どこまで話せばいいのかな)」
「(あの教会での出来事は、全部アイツの根幹に関わってるからな。話さないわけにもいかないけど――)」
「何、コソコソ内緒話しているの?」
「「いえ、何でもありません!」」
思わず背筋を正してしまった。……けど、仕方ない。
「(やっぱり、ありのままに話すしかないと思うわよ?)」
「(…そっか。大丈夫かな)」
「(……多分、平気。だって――――)」
そうして、視線を目の前の少女へと移す。氷のような美貌の中に、芯の強い炎のような意志を秘めた少女へと。
「(シノンならレイジ君のこと、どんなことでも受け入れられるわよ)」
こればっかりは、自身の勘だ。不確かだけれど、何よりも信じられる…一人の男性に心を寄せる、恋する乙女の勘。
「……はあ、分かった。それじゃあ、続きだ―――」
昔語りは、まだまだこれからだ。
SIDE OUT
連続投稿一本目終了!
次は本文でも語られたとおり…………
さらにもう一人、再登場するキャラもいます! まあこれについては前に語りましたが…