ソードアート・オンライン 心優しき阿修羅の男   作:路地裏の作者

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 少し早いですが、お馴染みの土曜更新投下します。

 本日は事情もありまして、17時にもう一本投稿予定です。…その時に、少し発表もあります。

追記:今回から『チートではない』タグ外して、代わりに『コペル』タグ入れてみました。……作者の中では、地味にレイジのことは『白コペル』と呼んでいます。


幕間2 乙女の勘

SIDE:アスナ

 

「―――はあ、やっぱりアイツ、他のゲームでもメチャクチャやってたのね…」

 

 それが、今までの話を聞いたシノンの感想だった。まあ、私も聞いたときは、メチャクチャだと思ったけど。

 

「もしかして…シノンも巻き込まれたクチ?」

 

「色々とね……」

 

 そう語るシノンの目が、ものすごく遠い目になった。……一体何に巻き込まれたやら。

 

「それにしても…アンタも大概ね。普通、イベントボスに一人で挑む奴なんていないわよ?」

 

 全くもって、そうだ。一人でボスに挑むなんて無謀もいいところ。

 

「もうデスゲームじゃないけど……二度としないでよね? キリト君がやられる所なんて、私見たくないな…」

 

「アスナ……」

 

 お互いに、見つめ合う。程よく雰囲気が、盛り上がってきたところで、

 

 

「オホンッ!!」

 

 

 水を、差された。

 

「もー、少しだけでも二人の時間作らせてくれてもいいじゃない…」

 

 少しばかり口を尖らせて、シノンに言うと、

 

「そういうのは、二人きりの時にでもしてちょうだい……ほら、続き、続き」

 

 そう言って、話の続きを促してくる。…やっぱり、彼のことが気になってるんだね。

 

「次は順番的に、あの(・・)話なんだけど…う~~~ん」

 

 語り手だったキリト君が、腕を組んで考え込む。…? 何を悩んでるのかな?

 

「(…なあ、アスナ)」

 

「(何、キリト君)」

 

「(次は順番からして、あの教会の話なんだけど――)」

 

「(…あ。そっか。どこまで話せばいいのかな)」

 

「(あの教会での出来事は、全部アイツの根幹に関わってるからな。話さないわけにもいかないけど――)」

 

 

「何、コソコソ内緒話しているの?」

 

 

「「いえ、何でもありません!」」

 

 思わず背筋を正してしまった。……けど、仕方ない。

 

「(やっぱり、ありのままに話すしかないと思うわよ?)」

 

「(…そっか。大丈夫かな)」

 

「(……多分、平気。だって――――)」

 

 そうして、視線を目の前の少女へと移す。氷のような美貌の中に、芯の強い炎のような意志を秘めた少女へと。

 

 

「(シノンならレイジ君のこと、どんなことでも受け入れられるわよ)」

 

 

 こればっかりは、自身の勘だ。不確かだけれど、何よりも信じられる…一人の男性に心を寄せる、恋する乙女の勘。

 

 

「……はあ、分かった。それじゃあ、続きだ―――」

 

 

 昔語りは、まだまだこれからだ。

 

SIDE OUT

 




 連続投稿一本目終了!

 次は本文でも語られたとおり…………あの(・・)少女登場です!!
 さらにもう一人、再登場するキャラもいます! まあこれについては前に語りましたが…
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