ソードアート・オンライン 心優しき阿修羅の男   作:路地裏の作者

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GGO編プロローグスタート!

ようやく、ようやくメインヒロインを出せる……!



第三章 ガンゲイルオンライン~冥府の女神と銃使い(ガンスリンガー)
000 硝煙の荒野へ


 

SIDE:シノン

 

「―――それじゃ、結局解らないじゃない」

 

 一連の話を聞いての感想は、ソレだった。彼が元々AIだったという話も驚いたが、それでもSAO・ALOの両方で沢山の人を救った英雄であることも驚きだった。しかし、

 

 

「……何でAIだったはずの彼が、外に出てきてるの?」

 

 

 その疑問は全く解消されなかった。

 

「う……だからその理由は、俺達も知らないんだよ」

 

「はあ…?」

 

 こんな、疑問を丸投げした状態で、終わりだとか言うつもり?

 

「あー、シノン? 仕方ないのよ……私達に解ってることと言えば、コペルでログインしてた彼の肉体は、原因不明のバグで二年間生き残ってた、ってくらいなんだから」

 

「原因不明って……大体推測できるじゃない。大方、彼が行ったコペルの保全措置が、ギリギリ間に合ってたってことでしょ?」

 

「うん、私もそう思う」

 

「で、現実に出てこれてる理由は…?

 

「不明、だな」

 

「はー……」

 

 基本的に人間の思考と、AIなどの人工知能の思考は異なるという話は聞いたことがある。まあ片方は無作為に思考することも可能なのに対し、もう片方は予め組まれた命令に従うものなのだから当たり前だが。

 

 その理論に従えば、そもそもどんな優れたAIも、人間に『入り込む』なんてことが出来るわけがない。

 

「……ん? そう言えば、今日は貴方達の娘さんはいないの? 彼女なら、彼がどうしてこうなったかわかるんじゃない?」

 

「あー、ユイならリーファやシリカと狩りだ」

 

「最近仲が良くて、ずっとパーティー組んでるのよ、あの娘達」

 

 彼と全く同じ出自を持つMHCP-001のユイは、どうもアルヴヘイムでの騒動以降、音楽妖精(プーカ)への変身能力を会得したそうで、小妖精(ピクシー)の姿で彼ら二人に同行していないときは、プレイヤーとしても行動できる。

 

 …………ただ、見た目10歳にも届いてない女の子が、2m超える大剣振り回してるのは、どうなのよ? いくら慣れた武器がいいからって…。

 

「でもユイにも前聞いてみたことはあるけど、解らないらしいぞ?」

 

「じゃ、ダメか……」

 

 これで、手がかりは無くなってしまった。在り得るとすれば、彼がただのAIではなく、人間の『魂』そのものになった(・・・・・・・・)という可能性くらいだろうが、そんな方法――――

 

「ね、シノン。そろそろ私達の話だけじゃなくて、そっちの話も聞きたいんだけど?」

 

「はい?」

 

 考え事の最中に、アスナに変なことを言われた。こっちの話って?

 

「だーかーらー、レイジ君とシノンの、馴・れ・初・め☆」

 

「――ッ、ハアッ?!」

 

 しまった、こう来るとは思っていなかった。見ると完全にアスナはいわゆる女子会のノリで、聞くまで逃がさない、とその瞳が語っていた。

 

「ぐっ……、わかったわよ。話すわよ!」

 

「あ、いや、無理にとは……」

 

「うっさいわね。私だけ聞いたんじゃフェアじゃないもの、それとも何ならアンタだけ帰る?」

 

「聞かせていただきます」

 

 結局、聞くんじゃない。ハア、全く……。

 

 

「それじゃ話すわよ――――――銃使い(ガンスリンガー)零二(レイジ)の話を」

 

 

SIDE OUT

 




はい、というわけでレイジはガンスリンガーへと『転生』いたします。

ROでも微妙な人気しかない職を選ぶ辺り、作者のひねくれ具合が解る・・・。弾丸代は高い、範囲攻撃が近接、防御が紙、装備は一次職用しかつかない、そもそも上位転職できない……あげればキリの無い職業ですが、作者は大好きで、無料サーバーが出来るたび、いくつもキャラを作った経験があります。限定時間で遊ぶと面白いんですよ、あのジョブ。
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