ソードアート・オンライン 心優しき阿修羅の男 作:路地裏の作者
…果たして、あの世界での主人公の職業はどうなってしまうのか
SIDE:キリト
「いや、意味分からないわよ」
そう言って、ALOでの俺とアスナのマイホームにいきなり突撃してきて、SAOの時の話を聞かせろと迫ってきた目の前の新たな友人は、アスナに勝るとも劣らない矢のような鋭い視線を投げかけてきた。
「え? 何がだよ?」
心底分からないといった態度で返すと、視線の鋭さが2割増になった。
「あのねえ……私は、
「そう言われてもなあ…」
俺達二人と、
「74層までの攻略は……犠牲者も沢山出たし、思い出したくないことも多いからね……」
そう言って顔を俯けたのは、俺の隣で話を所々補足してくれていた、攻略組の女性指揮官だったアスナ。副団長として作戦立案に関わった彼女はやはり複雑なんだろう。
「…ゴメン、アスナ」
「ううん、いいけどね」
「……まあ、もっと詳しい話は、やっぱりアイツがいた≪風林火山≫のリーダーだったクラインに聞くしかないと思うぞ?」
実際アイツとクラインとの付き合いはデスゲーム開始直後かららしいし、それ以上の適任はいないだろう。
「仕事じゃなければ、聞きに行くわよ。それより続きお願いしていい?」
「すっかりオトメだねえ♪」
「……アスナ?」
「ゴメンゴメン。で、そこからの話なんだけど―――」
そんな風にアイツについて語る俺達に、続きを促す少女。青い髪にヤマネコのような耳をそばだて、話に熱中する少女。
この妖精の国だけでなく、硝煙たなびく荒野の世界においても、トップクラスの狙撃手の少女の名は――――
『シノン』、といった。
SIDE OUT
と言うわけで、ヒロインはシノンでした。作者はヒロインの中では彼女が一番好きです。
この話で投稿が遅れたわけは、実はこの話だけ完全にゼロから書き起こしており、残りの話はにじファン投稿用に書き溜めていたものを改良して投稿しているからです。
本来ヒロインの出番もずっと後なんですが、それじゃ寂しいので、こういう形式を取ってみました。ここからは、こうした幕間も載せていくため、更新が遅くなるかもしれません。